のんべんだらりら


2004年03月12日(金)  マスター・アンド・コマンダー

あー、あれ、見てきました。マスター・アンド・コマンダー

オフ友Jと、「なにか映画を見よう」という話を前々からしていて、で、そんときは〜メキシコを観に行く気まんまんだったのですが。
実はあいつが三部作の完結篇だったということをつい昨日知り(エセ映画通コンビぶりを大いに発揮)、ええ、なんか観る気そがれたわ…ちゅうことで、とりあえずじゃあ別の何かを見ようか、…マスター〜でも行く?という経過。
ちなみにふたりしてラッ○ル・クロウきらいなのに。


まぁ、まず真っ先に言いたい感想としては、
第76回ア○デミー賞・ツッコミどころ満載de賞をなぜ獲得していないのかが不思議でたまりません。※そんな賞がありません

あのね…ウーン…。
あ、ちなみにMつぉに朗報。ピピンがいた。
いや、ビリー・ボイド出演ってのは知ってるだろうけど、あれは間違いなく脱色をしたピピンです。身長なんか、みんながホビットだと信じればこわくはありません(???)。

葉巻(たぶん)をくわえる彼に向かって、「プリーズ、パイププリーズ!!」と心の中で叫んでいたことは、内緒。

結構画面には登場するからお楽しみに。

で、以下感想。
前半一時間はとにかく辛い。
まずしょっぱな、敵船アケロン号が霧の中から現れ、ジャック艦長率いるサプライズ号は奇襲を受ける。
そこで負傷したヤツの手当てシーンが…ヒー!!
ブレイクニーとゆー少年の腕を切断し、なんとかさん(名前忘れた)の頭部の手術。ピピンをはじめ水兵たちが見守る中、船医・スティーブンは頭部を切開し、脳みそとかヒギャーーーー!(パニック)まじで映画館を抜け出そうとまで思った。
別にそのシーン見えてるわけじゃないんだけどさ、しし、しんどぉい…。

あ、そういえばなんか軽くビリー…と言うかピピン似のヤツがいて紛らわしい(ていうかおまへのメインはそこかと)。

で、ここでやっと舞台の説明。なんかどうやらナポレオン云々…と言ってるから、つまりはフランスに対抗してるんだな?と判明。なんか戦争が起こるとか起こらないとか。
結局アケロン号の奇襲で大いに痛手を受けたサプライズ号。アケロン号ってのはすごい速い船なんですって。だから追いつけない…ってみんな言うのに、どうやら凄腕艦長らしいラッセル・クロウが、「追うぞ」などとおっしゃる。
あれまぁ勝手ね…と思っていると、なんか浅瀬に船をつけて、そこで船の修理をしたり、補給をしたり…(どっか島に近かったのかな?)
で、補給船とともに現れた島の女(あれは娼婦なのか?)のひとりと、艦長は目が合う。
…これからなにかあるのかと思いきや、まったくのスルー。
いや別にさ、その女を船に上げろとは言わない。じゃなくてせめて、そいつが妻に似ていて…とか言う展開はあってもいいじゃんか…とか(あれ?妻ソフィアへ宛てた手紙ってどうなった?もしかして繋がってたのか?だとしたらごめん)。

まぁそれでまた航海をはじめると、またしてもアケロン号(たぶん)(だっていちいち説明がないんだもん)からの奇襲!!どうやら待ち伏せをしていたらしい。
ジャックは闘わずやりすごす決断を下す。囮が見事に決まって、夜の闇に逃れることに成功。
そういえばビリー(役名わかんね)がやけにスローに、告げられた進路を言うシーンがあるんだけど、あの効果って何…?

で、今度は逆にアケロン号の背後にまわることに成功!今までは風下で戦闘も不利だったけれど、今度は風上!
しかしひどい嵐によりマストが折れてしまう。マストにのぼっていたウォーリーは海へ投げ出される。
マストを切り離さないと船ごと転覆する―――必死に泳ぐウォーリーが目に入り躊躇うが、ロープを切り離すジャック。ここらへんから船内がギクシャクしだす。

どうやらジャック艦長と先生は親友らしい(唐突)。
船を助けるためとはいえ、仲間を見殺しにしたことで船員たちから批判を受けるだろう…的な相談?を先生にする船長。何か聞いていないか?と問うと、ジャックは凄腕なだけに、負けることに慣れていないと指摘される。引き返すべきだと。で、けんか。

なんかこのとき、海軍のしたのほうのヤツがいろいろ責められたりすんだけど、唐突になんたらの呪いだとか言い出すもーろくジジイ。あああれか、頭部の手術していかれちったのか。と呑気に思っていたけど、結局そのなんとかってヤツは最後までネタとして引っ張られてました。…ウーン。

なんか色々あって(もう話ちっとも覚えてないよ)ガラパゴスに補給に向かうことにケテーイ。生物学者?でもある先生は大喜び。なんか珍しい生き物がいっぱいいるんだって。が!!いざ島へ上陸しようとすると、なんと元捕鯨船の乗組員がいて、曰く、「自分らの船長は殺され、船は焼かれた」らしい。…どうやらその相手はアケロン号らしいのだけど(…説明あった?)、それを聞いた艦長は顔色を変えて上陸を取りやめ、先へ進むことを決意。

そこで黙っちゃられないのが先生。ガラパゴス上陸ルックのまま(ちょっとかわいい)、「約束したじゃないか!!」と艦長に詰め寄る
が、「任務最優先だ」「つまらない道楽には付き合ってられん」と一蹴され、ひどく落ち込む。

ていうか。子供かーーーーーー!!!!

すっかり先生に感情移入していたあたし。悲しそうな目をする先生に騙されかけていたけれど、どう考えても先生のそれは子供のわがままで。
いや、学者として譲れないと言うことは、あのときの先生のはしゃぎっぷりからよおくわかるよ。だけどさ、おみゃー、戦争はじまっちまったら研究だってできねえんだぞと。
そこが船上である以上は艦長に従うべきではないのでしょうかと。

まぁ先生も先生で、ブレイクニーから虫もらったりしてなんとか元気になったりもしてんだけど。

で、まぁとりあえず先へ進む。アケロン号に追いつこう!!と必死。
で、なんやかんやで、船を追ってくる珍しい鳥みたいのを見つけ、先生ははしゃいじゃって船中を走り回って鳥を見つめる。
一方、鳥を撃ち落してやろうと銃を構えるヤシがいる。
マストの影から出てきた鳥を狙って銃弾を放ったとき、なんとマストから出てきた先生のわき腹にちょっくげーき!!!
戦いでもないのに負傷カー!!

ああもうどないすんねん!と。アケロン号をツブすために戦闘態勢に入るかと船員に問われてもムシ。「ああああどうしようスティーブンがスティーブンが」と病んじゃうジャック(妄想です)。
先生の助手?みたいのが、弾と服の切れ端を摘出しようとすんだけど、もうガクブルだしDOしようと。なんかそいつ腕はそれほどよくないみたい。「陸ならいいけど、ふふ、船は揺れるから…」などとぬかしやがる。

なんかね、結局ガラパゴス諸島へ引き返すのさ。
なんだよ猛反対だったくせに、死ぬかも知れねえとおもったらアッサリ引き返しやがってとつっこみたい気持ちはまずおさえて。
最初そこが陸上だかわかんなくて、ああ、生きてるのにそのまま海へ投げ捨てるのかしら…!と思って、よりいっそうラッセル・クロウに激しい嫌悪を抱いたと言うことは内緒だ。いいんだ、誤解だったわけだし。

さてここで、352さんの試練のときがやってきます。
そうです尿意がやってきました!!!!(またかと。
いや、ていうかもうずいぶん前からやってきていたのだけど、もうピンチだピンチだと。

船員たちは上陸し、先生は手術をすべくテント入り。
頼りない助手が手を出そうとすると「いい、俺がやる」と、自らメスをとる先生。まあそうだよな。あんなヤツに任せたらまじで死ぬかもしんねえ。

額には脂汗。あたしの顔にも脂汗。
思わず顔をそむける、手術の立会人。あたしも映像の辛さに思わず顔をそむけ、ついでに映画館からも出て行ってしまおうかという葛藤。
とりあえず手術は成功。なんとかなる。

で、なんかもーどーせ急いだってアケロン号には追いつけないし、一週間くらいここに滞在したら祖国に帰ろう、とジャック。
この言葉に、「よっしゃあこれで映画は終わりか!!ここで終わればただのクソ映画に違いねえがでも今日ばかりは許ーす!」と言わんばかりに、コートを着る準備をはじめようとする…も、むなしく。まだまだ続くんですねえ(´ー`)

念願かなってガラパゴスの島中を散策する先生。「島の反対側へ行こう」「15キロあります」「じゃあ急がなくては」おいおい元気だな先生。ついさっきまで横になってたってのに。
しかし島の裏側まで来て、飛べない鵜を探していると、遠方に船が見える。船に翻るのはフランス国旗!!
どうやらアケロン号らしい(…説明なかったけどたぶんそう)。
ていうか、アケロン号ってフランス船だったのな。知らなかったっつの。
ちなみにあたしの尿意もなんとか波を越えた。フゥー(でも相変わらずピンチ)。

で、たぶんこの前後で(もちっと前かな?)、サプライズ号が英国の船だということも知る。…あのさぁ…。
予備知識ないヤツにはほんとやさしくないのな。

で、手負いの先生は当然は当然急げず。今まで捕獲した生物たちを逃がし、同行した船員におぶってもらう。
が、名残惜しげに逃がした生物や植物を振り返る先生。め、女々しい…!!

で、まぁなんとかピンチに間に合う。
サプライズ号は捕鯨船に「擬態」してアケロン号を引き付け、見事奇襲に成功して、敵船に乗り出してやれ戦闘…ってシーンがあるのだけど、そこで例のピピン似が撃たれてしまって、ビリーがヤられたと思い込んでいたあたしは「NOーーーー!!ピピィーーーン!!」と内心絶叫していたのだけれど、最後、死んでしまった仲間たちを海へ葬るシーンで、死体をドボンする役目をしていた彼。し、しぶてえ!!
まぁ実際にはその前に。見事?な剣術を披露していてくれたのだけどね。
ほんとに出番は多い。ストーリーには絡まないけど。何気に艦長のそばに立ってることが多いからね。ピピンが操縦してると妄想するとMOEるし。

そしてここでも、見事な剣術を披露してくださる先生。回復早ッ!!

まぁそれでなんとかやりすごし、降伏をさせる。
アケロン号の船長を探すジャック。医務室にいると聞かされ向かうが、そこにいたのは数人の船員と船医と、息絶えた船長。
「船長が、これを」と、船医とおぼしきヤシは一本の剣をジャックに手渡す。
まぁなにはともあれ戦いは終わった。
んだけど。

アケロン号の捕虜をどっかの島に下ろすべく、サプライズ号副長ブリングスが、アケロン号の艦長に命ぜられる。そこで2船は別離。サプライズ号は、再びガラパゴスへ進路をとる。
嬉しそうにガラパゴス諸島の地図を眺める先生(MOE)。「ああ、あれだけの負傷者、あいつ(助手)だけでは心配だな」「むこうの船の船医もいる」「船医は死んだよ」「…確実か?」

NOーーーーーー!!!ブリングス、艦長就任早々きっと死んでラー…。
ジャックはアケロン号を追うよう進路を変更。またガラパゴスへ行けない…と凹む先生。だから、子供か!!

実は死んでいたのは船医で、船長は船医のふりをしていたんだぁーね…。先生がなんで死んでいるのが船医だと気付いたのかはしらないけれども、まぁそれはとりあえずいいや。もはやつっこむ気力も…。

で、アケロン号を追いつつ、いつものように船室でバイオリンと…ビオラ?ごめん楽器に疎くてわかんないんだけどでかいバイオリンみたいの)を奏でる艦長と先生。
なんじゃそら。ちゃんちゃん。おっしまーい。

ちなみにあたしの鑑賞後第一声は、「さあてトイレ行こうか」で、し、た☆

なんかね、前半1時間はほんと目を背けたくなるシーンが多いけど、もう先生のわがままっぷりとジャックのNO PLANっぷりにだんだん笑えてきます。あきれて。
しょうじきそれで(いろんな意味で)笑えたからよかったものの、そうじゃなかったらただしんどい映画だわ。
あとはブレイクニーに救われた。彼がいたからよかったって部分も大いにあるし。

まぁ時代背景がわからないぶん、なんでこんなガキが海軍だったり、バリバリ戦闘の指揮とってたり、しかも水兵もそれに柔順に従ってたり…っていうのがいまいち理解し得なかったけど。
でもまぁ、先生と艦長のアレっぷりに比べたら、まぁ別に、気になりません。


ていうか、今はじめて公式サイト見たんだけど、「1805年―――強大なナポレオン軍に立ち向かうため、戦火の大海原にまだ幼い少年たちはいた。伝説の艦長を信じて・・・」と言うコピーはいかがなものか。
あたしは本当にまったく前知識ナシで向かったのだけど、中途半端にこのコピーを観ていたJは、まったく別のストーリーを想像していた模様。

あと、スタッフロールに、やたら「ラッセル・クロウズ トレーナー」とゆー肩書きの人がいてなんか笑った。かなりいたと思う。全部は読めなかったんだけど、バイオリンやら剣術やらだと思うんだけどさ。


つうか、ある程度時代背景とか船のこととか知ってないと…ってくらい、不親切だと思ったのはあたしだけでしょうか。
とりあえず艦長×先生に見えなくもないかなとか。…でもラッセル・クロウが好みではないからいっさい燃えないのだけど。

あ、ていうかビューティフル・マインドあたし観てないけど、あれでもクロウと先生は共演してたんだね…。

うわ、あらすじ書きまくったせいで指輪感想並に長いな…。
まぁ果たして、3番手とか4番手にビリー・ボイドがくる理由があるのかとゆー。…ねえ。
確かにけっこう出るけど、とくに話の本筋とは関係ないし…。
人寄せとしか思えない…。


あ!ヒダルゴの予告も見たよ!!ヴィゴ、ヴィゴ〜!!(ミーハー)
なんか思ったよりおもしろそうかも。しかし、彼がオーリより馬を好きになりやしないかと不安(おっと

ああ、あとアーサー王って映画化すんだね!全然知らなかったよ…。
映画場面はいっさい映像流れなかったけど、一番最初に「エクスカリバー」って文字が出た時点で「見よう」と思った(単純…)。

ああ、トロイもどうしようかな…見ようかな…。どーせオーリ死ぬだろうけど。
あたしあっちのはなしより、もっとその後、アキレスがアポロに殺されるおはなしも見たいんですけど。


結局今日は遅めの時間で見たから、Jの帰りのバスがなくなるかも…ってことを考えて、先に地元へ帰って、地元でばんめし。またてごねってきますたー。
ああ、もう食った食った。腹いっぱい…。



最後にクソ長くなりましたのでひとことでマスター〜まとめ(反転で)。
これ、おもしろ…い?

さよーならー!!(言い逃げかよ


 <<<  INDEX  >>>


352
[MAIL] [HOME]