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2005年02月19日(土) ■ |
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受験戦記Mononobe・1 |
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高知大学学生自治会 第42回新入生歓迎運動実行委員会 情報宣伝部
それが私の所属する部署だ。 高知大学はなんでも新入生に対する活動が盛んな学校らしく、センター試験、前期試験にきた受験生の案内をしたり、四月に入ってきた新入生のためのイベントを開いたりと色々している。(まあ、他の大学の状況を知らないのだから相対的なことは言えない) そしてそれらの活動を仕切り運営しているのが、我々新入生歓迎運動実行委員会、通称新実(しんじつ)なのだ。最初のクラス会で割り振られた一回生と、去年からの残留メンバーの二回生の先輩で構成される自治会。 そして私はここにいる。
『受験道中』という企画がある。 高知大学に前期日程試験を受けにきた受験生達をサポートすることを目的に、新実のメンバーと学生自治会や一般学生から募ったお手伝いとで行う運動で、 高知竜馬空港で大学までの道順を説明する『エアーズ』 高知駅周辺の宿泊先を説明する『旅館案内』 高知大学内に着いた受験生に教室を案内し質問に答える『ガイドin朝倉』
この三箇所で受験生を迎えうつ企画。 いくら新実レギュラーメンバーでも、何のとりえもない普通のヒラだった私は最初、どの企画でもいいと思っていた。希望表にも適当に番号を打っていた。 いままで通りに進めると思っていた。
でも、ある日の会議終了後、入魂部(受験道中の指揮を執る部署)の先輩に呼び止められた。 「実は、物部くんに『旅館案内』の班長をして欲しいんだけど」
少し悩んで、承諾した。 本当は、拒否するべきだった。
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