独り言
i| p| f
容疑者は居ない 捕われるべきはいつだって君で 夜汽車は来ない 代わりに来た電車に揺られた
流れゆく景色は季節さえ判らない位に爛々 彩れば彩る程 色褪せて 見えたのは…
君だけなんだろう
被疑者は居ない 責められるべきはいつだって僕で 荷馬車は来ない 代わりにあのバス停で待っていた
目に入る全ては素顔さえ判らない位に散々 華やげば華やぐ程 離されて しまったのは…
僕だけなんだろう
世界は今日も
色彩を増し
この目の色は
消える
消える
消える
消えていく
彩れば彩る程色褪せて見えたのさ
華やげば華やぐ程離されてしまったのさ
生まれた事それさえも罪だとしても仕様が無い位に暗い
枯れゆけば枯れゆく程
輝いて
見えたのは…
僕等だけなんだろう
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