独り言
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2005年09月13日(火) 落城

時は戦国
ある国のある武将
彼は世界の全てを手に入れたと確信し
まさに人生の絶頂に立っていた
しかしある夜
思いもよらぬ敵の奇襲を受け
彼の持つものは全て一夜にして灰に変わった

―詩はそこから始まる―

あの日の口笛吹きゆけど
カラスが鳴いて掻き消した

確かにあった昨日までの現実も
今では焼け落ちた跡
煙り舞う礎に縛り付けるだけか

この目が見ていた物が全てでは無かった
この手が掴んだ物が全てでは無かった
風は何処へ向かって流れて行くのだろうか
この想いは何処へ向かって流れて行くのだろうか

あと352夜


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