夫と一緒に買い物に行ったときレジを済ませ店を出るとたいして重くもない買い物袋を夫は黙って私の手から取り上げる。スタスタとちょっと先を歩く夫を斜め後ろから見つめながら私はあとを付いていく。ほんとに何気ないことだけれど嬉しくて誇らしくてくすぐったい気持ちになる。女としてされて当然と思ってしまいたくない。気遣ってくれて、ありがとう。いつまでも気遣ってもらえる女でいよう。