2002年11月29日(金) |
「在宅」でも外に出よう |
訪問看護を受けてるのは、持病のある人、障害を持つ人である。 うち多くは急性期症状が出ていたり、病状が安定していなかったりするが、 中には、比較的安定した状態で家で過ごしている人もいる。
そうした人に対して、ワタクシたちは、 外出もどんどんすすめたりします。
言わなくても自ら積極的に外出して、少々無理をしすぎる傾向の方には 「気をつけて」と声をかけます。 が、制止はしません。
だって家にいるんですもの。
家にいるということは、まちの中にいる、 コミュニティの中にいるということです。 社会の中にいるということです。
世界とつながっているということです。
外出するのだってその人の自由です。 外出許可なんて要りません。
多少はお金がかかったり、人手がかかったりしますけど、 ちょっと本人も疲れたりしますけど、 「外に出たい!」と思う気持ちが叶えられると、 それに代えられない幸せが手に入るんです。
同じ障害でも外出に積極的な人のホームページを見て、 「この人は元々頭がいいから・・・」 「自分と違って若いから・・・」 なんて決め付けないで。
呼吸器つけてたって、体に麻痺があったって、 みなさん、外に出ましょうよー。ワタクシは年をとっても、体が 悪くなってもできるだけお買い物にも、旅行にも出たい。 だから、利用者さんにもそうしてもらいたいんです。
ひと季節に1回くらいは表に出て、季節の風を感じましょうよ。
そうでないと、もっともっと、からだだけじゃなくて、 こころまでなんだか弱くなっちゃいますよ。
今また、イルミネーション観覧に誘おうと思ってる 利用者さんがいます。どうかな?
いい成果をここに書けたらいいな。
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