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2002年11月08日(金) 職業と患者役割

病棟の場合、産科で助産師・看護師に嫌われる
妊産婦さんの職業ベストは、「教師」「看護職」
・・・と昔学生の頃は言われたものです。

(正常な)お産の場合、病気の治療とは異なり、その方法や
管理については産む本人の育児観や妊娠出産観(?)の
範囲で幅を持たせることができる。

お産は病気ではないからであり、実に人文的な、
社会的な、文化的な出来事であるからですね。
また医学的な面についても、一般の人も経験や本・雑誌などで
かなり知識を得ている場合も多く、病院・産院側は、
出産や管理の方法について、妊産婦さんとよく、
場面場面で話し合わなければいけない。

(ところで妊産婦さんの「婦」はいつまでもこのまま?
今、公共の施設や農協などは、 「婦人」という名称→「女性」
に変わってきてるじゃないですか。
・・・そう言えば「婦人科」という診療科名も
昨今はどうなんでしょうねえ。詳しい方に教えて欲しいですね。)

しかし、日々医学は進歩する。育児や妊娠・出産管理にまつわる
医学的な常識ですら数年で変わってしまう。
まつわる法律ですら変わってしまう。

昔、流行ったでしょ、うつ伏せ寝。

でも、今どうですか?

乳幼児突然死症候群の中の一部のケースの一因とも
考えられており、勧めないでしょ?病院でも保健センターでも。

あと日光浴はどうだとか、外出は何ヶ月からいいのかとか、
離乳食は何からだとか、まあ、その辺は
医学的・社会的なものもひっくるめて、常に移り変わる!
流行があるものなのですよね。

お母ちゃんの育児方法が今、正しいとは限らないのであります。

 そこで嫌われるのが上記の職業の方々。
(・・・失礼。皆がそうではないと、ワタクシは思いますよ)
声高に
「この方法が正しいからこれにするザマス!!」
と言い張り、聞く耳を持たない。
知識欲があり、その方なりに情報収集やお勉強をされているんだが、
問題は2つ。

 1. 所詮自己流のため、本人が最新と思ってるその知識が既に古い。
 (餅は餅屋です。ひごろ、とみにそう思いますです)
 2. 確かにその知識は最新だが、その方法をやっているような
   病院・産院を選んでいない。
  (インテリを自負するなら、そこまで調べてから
   かかりつけ病院を選べばいいのに…)

言わば、中途半端なインテリ具合によって、
プロの方々と軋轢を生む訳ですね。
前に書いたかも知れないが、本当に力のある人は
ヘンに威張ったり、滑稽なプライドを立てて
周りと衝突なんてしない。


 これから産む人、特に高学歴の方は、気をつけた方がいいですよ。
つまり、やるなら、徹底的にやれ。出産に凝るならお金に糸目をつけず、
隅々まであなたの考えに協力してくれる施設、スタッフで固めなされ。

何しろ中途半端はいけない。

あ、本当は在宅の話をしたかった。何で産科の話で終わってしまったんだろ。
もう晩御飯なんでここまで。

たぶん続きは明日ですっ。


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