関西に出張があった。伊丹発羽田行きの最終は20時20分。 仕事の終了が遅いのがわかっていたのでタクシーをお願いした。 タクシーに乗車したのが19時40分。内心ハラハラし、すぐに運転手さんに「最終の飛行機に乗りたいので、急いでお願いします。」と伝えると 「あ〜そんなん大丈夫。10分くらいでつきます。ピャーッと飛ばしますさかい。摑まっといてや」 一瞬、「ピャーッと? 摑まる?」それって、どんだけ〜!と思いながらも朝かかった時間を考えると・・・? そこで、「10分?行きは20分だったけど?」と運転手さんに伝えると、 「この時間は大丈夫、どんなに遅くても15分以内で行きます」と 頼もしい言葉! 全面的に信頼することに。
車を飛ばしながら「帰りでっか?行きでっか?」「日がえり?大変でんな。 女性は早起きせな、支度でけへんからなぁ〜」などとテンポのいい関西弁が耳に気持ち良く入ってくる。 そしてついに到着!!所要時間11分。 「いや〜助かりました」と私が言うと「その言葉聞けただけで、ホンマ、幸せです〜。うれしいなぁ〜気いつけて帰ってや」 この幸せです。と言われたとき、こちらも心がじーんと暖かくなったのでした。 「運転手さんも元気でね」と車を後にしたのですが、耳に小気味いい関西弁とともに、暖かさの余韻も残ったのでした。
|