いいこと見聞録

2004年09月13日(月) 心を工夫する日本人

9月11日。あれから3年。
NYでは、遺族が亡くなった人全員の名前を読み上げて追悼を行った。
依然としてテロはなくならず不安が世界中を支配している。
地球という宇宙のなかでも恵まれた星のすべてを共有しているはずの人間がこんなにも敵対しなければならないのか、ほとんどの人が感じている疑問。
しかし解決の糸口がつかめない難問。
ひとりひとりのちょっとした行動、活動が世界に広がっていくことしか解決はないのかもしれない。
そう思うと呆然となるが、それでも前に進むしかない。

NYマンハッタンの向かいにある島で行われた追悼式はこじんまりしていたのだが、
そこにある慰霊碑はとても心に残るものだった。
亡くなったかたの横顔をデザインしたものを名前代わりにしたポストボックスである。
まるで天国にいる人たちへの手紙を投函する場所。
残された人たちの思いがそこにはあふれている。
心を思いを形にすることで、みんなの力が伝わっていく。正直ジーンときた。
それを創ったのが日本人。別にどこの国の人でもいいのだが、
そこに日本人の心を大事にする気持ちが見えたのである。
もともと日本人は心をとても大事にする人たちだったはず。
それが忘れられたのか、どうしていいのかわからないのか、他人の心を感じようとしない。心をちょっとだけ工夫するともっと伝わるかもしれない。
そうだ、それだ。そんな風に感じていた。


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