映画鑑賞日記
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タイムマシン 2002年12月28日(土)

◆STORY
 1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは、ある日、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。現実をどうしても受け入れられないアレクサンダーは過去に遡ってエマを救い出したいとの一念で、ついにタイムマシンを発明してしまうのだった。しかし、エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーはそこで、エマの運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。諦めきれないアレクサンダーはその理由を解き明かすため、今度は一転、未来へ向け時間移動し2030年の世界へと降り立つのだったが……。

◇感想
タイムトラベルもの映画は、基本的に僕の大好きな分野である。タイムトラベルものでなくても、その物語に描かれている過去・現在・未来がしっかり設定、もしくは想像できる作品が好きである。
 今までみた映画のなかで、一番好きなのは「バック・トゥ・ザ・フィーチャー機Ν供Ν掘廚任△襪海箸蓮△海10数年間変わっていない。ちなみに、これほど、よくタイムトラベルの面白さを描けている作品はないと思う。

 さて、というわけで、今回の「タイムマシン」というこの映画もかなりの期待をもって見たわけ。でも、それほど、タイムトラベル的要素は強くなかった。。。そこは少し残念。どっちかっていうと、タイムトラベルを通じての哲学というかなんというか、不可能のなかにあるジレンマをうまく描けている作品だったと思う。
 
 誰しも、「もし…」「あのときああしていれば…」などと思うことはあると思う。そして、幸か不幸か、現代のゲームの普及した世界では、それが「リセット」というスイッチを押すことでかなってしまう。その時点に立ち返るということは、PCのバックアップなどもそうだが、ある種簡単になってきているのかもしれない。

 でも、その戻りたいと思った気持ちが発生したからこそ、次につながる場合が往々にしてある。過去の失敗も現在、未来への重要な通過点である。
 そんなことをあらためて、考えさせてくれた作品だったと思う。だから、楽しむ映画というよりは、一種の重大なメッセージを伝える作品だと思った。
 
 最近、とにかく、映像的にリアルなものを、迫力あるアクションを、感動を与える音楽をと、競って争われる時代になった。たしかに、それはとても必要なことだと思うし、それによって、なにより自分自身とても楽しませてもらっている。
 でも、元来、なにか物語には、読者や、観客など、自分以外の誰かに伝えたいメッセージをもっているはずである。それがない映画は良くない、とかそういう評価はしたくないが、この作品のように、そういうメッセージが明確に伝わってくる作品もいいなと思った。

総評 ★★★★★
内容 ★★★★★★
音楽 ★★★★☆
映像 ★★★★☆


上映時間:96分
製作年:2002
製作国:アメリカ
監督:サイモン・ウェルズ
製作:ウォルター・F・パークス/デヴィッド・ヴァルデス
製作総指揮:アーノルド・レイボヴィット/ローリー・マクドナルド/ジョーグ・サラレグイ
原作:H・G・ウェルズ
脚本:ジョン・ローガン
音楽:クラウス・バデルト
出演:ガイ・ピアース/サマンサ・ムンバ/ジェレミー・アイアンズ/オーランド・ジョーンズ/シエンナ・ギロリー/マーク・アディ/フィリーダ・ロウ/オメロ・ムンバ/ローラ・カーク/ヤンシー・アリアス/アラン・ヤング/フィリップ・ボスコ

レンタルビデオにて鑑賞

公式HP:http://www.countingdown.com/timemachine/


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