吟遊詩人の小話
さとし



 人生のスパイスは・・

ただ生きていくというだけの言葉
人生

それを色鮮やかに彩るのは、恋人、家族、愛なのだろう

色鮮やかだが、いつしか色あせていくもの

それとは別に、人生に飽きない味を常にもたらしてくれるスパイスがあるとすればそれは 親しき隣人、友人であろう

ただ、一人、人生を生きるのであれば
それは味のない食事をあきもせず繰り返すことであり
人生の楽しみを捨てているものである

一人で過ごす

感情は希薄になり

情熱は裏に隠れてしまう

そして 想いがあふれた瞬間

それは蓋という無表情に邪魔をされ

思わぬ方向に暴発してしまう

拳銃の先は

ふさいでは駄目なんだ

錆付かないためにも

人生にスパイスを

2008年05月03日(土)
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