けんたのプロレス&演芸論
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2004年11月23日(火) テツトモ、いいじゃん。

 テツ&トモが最近いい。

 相変わらずの若手お笑いブームで、各局でネタ見せ的な番組が作られているけど、そういう場に出てくるテツトモはいい。何がいいって、ちゃんとやっている。見る側が期待しているものをちゃんとわきまえていて、それにちゃんと応える。
 何だかんだ言って、「なんでだろう」のギター出だしがかかるとみんな反応する。「待ってました」となる。爆笑は望めないかもしれないが、安心して見れる。いい意味でのマンネリに近づいてきているのかもしれない。
 大事なことは、マンネリってのは一生懸命やらないと嫌われるってことだ。テツトモは一生懸命だから、マンネリでも許せる、いやマンネリが心地いい。
 それはかつて、染乃助・染太郎が歩いた道だ。どんな場でも、彼らが出てきて「おめでとうございまーす」とやればみんな嬉しくなる。「いつもより余計にまわしておりまーす」とやればやっぱ楽しいのだ。テツトモはお染ブラザーズの道を進んでもらいたい。それができると思うし、それが向いていると思う。
 なんて思っていたら、この前笑点でテツがトモの周りをぐるぐるぐるぐる走り回り、トモが「いつもより余計にまわっておりまーす」とやって笑いを取っていた。なんだ、当人もその気なのか。


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