更新履歴 キキ [home]

2004年08月15日(日) ベンズ


■timetrain3の宣伝に行ってきました。
よろしくー、よろしくー。

今日のベンズは人数が少なめで、とても静かな感じでした。9時半頃にはもう終わってしまいました。今回はマイクの入りがとてもよくて、いつもより読みやすかったです。朗読者の声量によって、音量をときどき調節してくださっているみたいですね。

最近朝吹亮二氏の詩がとても読みたくて仕方がなかったので、今日こそは読んでみました。やっぱり好きだー。もう一篇は「あめふり、 部屋で」をはじめて読んでみました。練習をあまりしなかったから、やっぱりかみました。なぜかあおばさんが録音をしてくださって、わたしの声はCDになって戻ってくるらしいです(笑)


2004年08月16日(月)


■『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき
昨日冷えたのか、今日はたいへん具合が悪くて、胃薬飲んで、ドリンク剤も飲んでみたのですが、あまりよくならなかったので、一日中眠ってました。合間にようやく「ブレイブ・ストーリー」を読了。波に乗るまでが長かった…。なんだか親切すぎというか、現実でもこういうことがあるとか、ゲームではこうだよな…とか余計な解説がいっぱいあって、途中まではカチンカチンときながら読んでました。でも最終的にはしごくまっとうな結末に落ち着いて、とても気持ちのよい物語でした。やっぱり誰かのせいだと思ううちは、何も変わらないのでしょうね。よくわかる。それぞれに葛藤があって、問答などもたくさんあるのだけど、主人公ワタルの「行ってきます」というシンプルなセリフがとてもいいなと思いました。


2004年08月17日(火) ■ブラティスラヴァ絵本展


体操を見て、家を出て、家に帰ってきて、愛ちゃんの卓球を見て、お風呂に入ったらまた眠ってしまった…。まだ寝ぼけている。

■絵本展
今日はひさしぶりに絵を見に行く。行く前にtt3のちらし置きをしてくる。ぴあとアニメイトとタワーレコード。なんだか大人になった気分になる。

恒例となりつつあるうらわ美術館でのブラティスラヴァ絵本展だが、今年は立体的な展示コーナーもあり、工夫されていて嬉しい。絵本には怖い物がときどき含まれていて、子どもの世界にも怖いことは存在するのだしな、と思ったけれど、単に絵本自身がトラウマの原因だったりして。なまはげみたいなもの。

以前カルマで気に入ってもらってきた絵葉書の作者菅野由貴子さんの展示もあり、ひとりで盛り上がる。客はわたしの他にはひとりしかいない。熊だと思っていたものは猫だったらしい。

この展覧会は非常に好きなのだけど、見本を置くだけじゃなくて、販売もしてくれたらいいのになあ。28日まで。
ちらし
アクセス


2004年08月19日(木)


■現実逃避
寝てばかりいるせいか、肌がつやつやしてきたような気がする(笑)。あとオリンピック。そんなに盛り上がってはいないのですけど、卓球と体操と柔道をちらちら見てました。柔道の日本人選手は試合マナーがよくて立派ですねえ。あと体操のハム兄弟のおでこにくぎ付け。前髪で見分けられるそうな。

昨日は打ち合わせ。tt3のパンフレット制作はずいぶん進んだ(と思う)のですが、なにぶん自分の本ではないので緊張します。絵はぜんぶ漫画家の西島大介さんが描いていて、本文組みは前島さんで、いったいわたしは何を作っているのかと(笑)。

間接的にだけど、色々なひとと仕事をしているんだなあと思うと不思議な気分です。鍛えられるなー。

■前売りはチケットぴあで扱っています。もしくは、わたしか他のスタッフにご連絡いただければ、チケットが安くなります。ぜひご活用くださいませ。


2004年08月21日(土) 映画レビュー更新



ボーリング・フォー・コロンバイン/トーク・トゥ・ハー/悪い男/初恋のきた道/二重スパイ
オススメは「トーク・トゥ・ハー」かな。悪い男も面白かったです。もうビデオが出ていますね。

■「その名にちなんで」ジュンパ・ラヒリ
読了。短編がそのままそのまま長編になったのだなという印象。ラヒリらしい。国境を越えて来た両親の人生と、アメリカで生まれ育った主人公と、価値観や生活様式や、もろもろの違いが対立したり寄り添ったり、鮮やかに描かれていて感心しました。彼女の描く家族の風景がたまらなく好きで、それは長編になっても本当によいのでした。ただし、ラヒリの書く恋愛ストーリーにはまるで心惹かれないのでした(笑)。

物語はゴーゴリという変わった名前を持つことになった男の子の半生を描きつつ、それはつまり彼の両親の物語でもあったことに最後にようやく気づく。前作「停電の夜に」の最後の短編が、より広がって鮮やかになったようだ。全体としては長くなった分、少し散漫になった気もするけれど。


2004年08月22日(日)



ふたたびtimetrain3の打ち合わせ。最終的な全体打ち合わせということで、出演者スタッフ、ほぼ勢ぞろい。早く終わったらチケットを売りに(笑)ベンズに行こうと思っていたのですが、わたしの担当のところが少し長引いてしまったので断念。コトバコの打ち合わせも今週あったりして、今月はスケジュール帳が真っ黒です。

忙しすぎたせいで、いろいろ迷いが吹っ切れてきました。今まで流されてばかりで、それでいいのかとかなり真剣に思い悩んでいたのですけど(笑)。ポエフリとかコトバコとかよく考えずに参加してしまったり(笑)、でもそういうのがちゃんと自分の経験値になっているのがよくわかるので、わたしは他人に生かされるような、ある意味幸せな星の元に生まれて来たんだなーと最近よく思います。


泣きそうになる。また同じ本を買ってしまう。専門書で結構高かったのも痛いが、ちゃんと読まないでしまいこんでいた自分がなさけない。とほほとほほ。


2004年08月25日(水)


■というわけで、まだある。
某少年漫画の17・18巻を2冊ずつ買ってしまった経験もあるのですが、そのときは読み終わってなお気づかずにいたという。しばらくして大掃除をしてふたつ出てくるまで本当に気づかなかったのです。続きものは、表紙や巻数を覚えているのがたいへんで、間違えて買ってしまうことはあると思うのですが(ていうかあった)、このシーン知ってる!とか露ほどにも思わなかった自分て。

■今日は地面にものすごく大きな芋虫が落ちていたので、思わず激写。UPしようと思ったけれど、芋虫なのでやめておきます。10センチはあったね。芋虫というといくつか思い出があって、コトバコの打ち合わせに向かう電車に乗りながらいろいろ浮かんできました。何もかも忘れるわけじゃあないのだ。

どんな蝶になるんだろうと思って調べてみました。大きいのでアゲハ系かと期待したら、スズメ系の蛾でした。アゲハの幼虫は緑らしいです。…少し賢くなった。でも、ちょっと気持ち悪くもなった。昔、学校で蚕を飼っていて、むしゃむしゃ葉を食べるのを見てかわいーとかいって撫でまわしていたのですけど、今思い出してもあれは餌を与える→保護者(ママ)になる→情が生まれる、というマジックだったと思う。生まれ変わった蚕はもうご飯を食べなくて、かわいくなくて涙が出そうだった。