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年末の騒ぎは何処へやら、一夜明けると2003年、静かな新春である。 昨年は、後半、あまり愉快でないことがあって、つらい時期があった。 人の集まるところには、多少なりとも、行き違いや、誤解は付き物だが、そのときばかりは、ちょっとこたえた。 人の気持ちというのは、一様ではない。 私には、私の考え方、言い分があると同様に、相手にも、なにかしらの考えがあるはずだ。 正しいことだから何処でも通用するわけではないし、人は感情の動物だから、どれほど理屈を付けてみても、最終的には、好き嫌いが、決定要因であることが多いのである。 それを、けしからんと言ってみたところで、始まらない。 何も、拒否される理由がないのに、それをされたときは、相手が、自分をお嫌いだからだと思えば、すべて納得がいく。 そして、それ以上近づかなければいいのである。 そのことに気づいて、私は、どうやら、その問題から吹っ切れたのであった。 新しい年がめぐってきた。 人は誰でも平等に年を摂る。 でも、日々の流れの中身は、人によってすべて違う。 時間がどんな風に過ぎていき、日々の流れがどんな色に染まるのか、それはただ自分自身の存在のあり方に依るのである。 人生も、後半を過ぎた。 今日の日は二度と還らないと言うことを思いながら、これからの日を過ごしていきたい。
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