ガトーショコラは苦いくらいが丁度いい?
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2006年11月24日(金) できれば泣き続けたい、
体調最悪。
ストレス過多。
発散方法なんて知ったこっちゃない。
貯蓄バンザイ。
じゃ、ばいばい。
アイラビューエブリタイム♡
プリーズリメンバーミー!
ドントフォーゲットミー!
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2006年11月12日(日) カウンター越しの、コイ。
あたしがあなたについて知っていることと言えば。
このお店の店長だってことと。
名前と。
バーテンなのにお酒が飲めないことだけだ。
あなたはいつもあたしの話を聞いてくれる。
メガネの奥のその目を細めながら。
高いスツール。
足をぶらぶらさせる。
頬杖をついて、あなたと笑っておしゃべりをする。
初めてこの店に来たとき、作ってくれたカクテルが美味しくて。
いつもあたしはそれを注文する。
なんでこれを作ってくれたの?とあたしが聞くと。
甘さと爽やかさを持っているあなたにぴったりだと思ったんです。
とあなたはやさしく返した。
初めて飲むショートカクテルはとても美味しくて。
グラスホッパーという名前を何度も口の中で転がした。
カウンター越しに眺めるあなたがとても素敵だ。
器用な手つき。あたしはそれを眺めてるだけで満足だ。
2006年11月05日(日) 君のいない朝。
目が覚めても世界は変わっていなかった。
当たり前のことだけど、あたしは溜め息をついて少し悲しくなった。
横に誰もいないからそっと起き上がらなくても良くて。
その事実にも泣きそうなほど切なくなった。
喉がカラカラなことに気付いたので冷蔵庫まで歩く。
ペットボトルを口につけてそのまま飲み込む。
喉を伝う冷たい水がとても気持ちよかった。
「行儀が悪いからコップについで飲みなさい」という君の言葉を思い出した。
思い出さなかったフリをしてあたしはそのまま水を飲んだ。
とりあえず音楽を聴こうとコンポの電源を入れる。
流れてきた曲は君が大好きな曲だった。
コンポの上には君のお気に入りのCD。
もう1度、電源ボタンを押した。
とりあえずシャワーを浴びたかった。
タオルを持ってバスルームに向かう。
中には君が買ってきてくれたシャンプーやボディソープが並んでいた。
横目で見ながら、少し温めのシャワーを頭からかぶった。
君はいつも左側で寝ていたこととか。
君が好きだった音楽だとか。
君が育てていた観葉植物だとか。
君がいつも羽織っていたパーカーだとか。
君の好きだった飲み物がいつも冷蔵庫にあることだとか。
あたしを抱きしめる君の腕だとか。
頭を預ける君の広い胸だとか。
やさしく頭を撫でてくれる君の掌だとか。
愛してると囁く君の唇だとか。
この家には君がつまりすぎている。
居るはずの場所に君がいない。
あたしははじめて、君を思って泣いた。
2006年11月03日(金) 泣きだしたいくらいに。
なにもかもめんどうになった。
いなければよかったと思う。
どうして生まれてきたのか。
なぜあたしはここにいるのか。
目覚めればそこは別世界で。
あたしがあたしじゃなくて。
あたしがいないきみの世界はきっと美しい。
きみのいないあたしの世界は意味がない。
寒くても一人で凍えていて。
寂しくてもあたしを抱き締めるきみはいない?
涙がこぼれる。
拭うこともできずに。
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