イレコミ音楽
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2002年03月31日(日) 「傷心」大友裕子

「傷心」大友裕子 1980年

 唯一の同じ高校出身で歌手であった大友裕子さんへの個人的イレコミです。80年頃、彼女がラジオのパーソナリティーをしていた「あたし...大友裕子」というローカルな番組(東北地方?仙台だけ?)をたまたま聞いてて、すっかりハマリました! ボソボソっと話す声がちょっとなまってて、不思議にかわいくて、たまらなかったんです。推測ですが、ある種なまりも重要な言霊のひとつかも、独特の声に独特な音が乗っかると、それが魅力に変わるのかもしれません。とにかく話す声も歌う歌も好きでした。

 さて、この「傷心」という曲、ポプコンのグランプリになった曲でした。でも、受賞当時には全く知らなくて、ラジオを聞くようになったある日、学校で彼女の話題になり、我が母校出身だったことが判明して驚きました。女子高だったんですが(余談)彼女が音楽部の出身できれいいなソプラノの声だったのに、「傷心」の練習で歌い過ぎて声がハスキーになったという話も聞いたことも・・・。

 さて、またもや今回も私はアルバムを所持してないのです(恥)ただラジオから流れてきた曲を録音したテープと、ノートへ書写した歌詞だけが残っていました。なんともいえないけど、当時バイト代のほとんどをギターに費やしてたから(笑)LPまでは買えなかったんですね。

 大友裕子さんの歌の中のほとんどが、失恋した女性の心境を歌うものでした。「傷心」もしかり、去って行く男性への思いがストレートで、最後にあなたとなら死んでもいいと思った〜♪と真実の一語でしめくくられ、歌い上げられているのが、実にすかっとするのでした。

 「傷心」以外にも、「ライムライト」もえらく好きで、ふわっと喫茶店の情景が浮かんできてかわいい曲で好きでした。「侍」「火の鳥」「浮気のへたな男」「静物」「旅先」「愚か者」それぞれの曲に思入れがあって、記憶も一緒に蘇るのでした。「歩けないの」ク〜、たまりませんね(涙目)

 どこぞの空の下で暮らしてらっしゃる先輩大友裕子さん!
あなたの唄が好きでした、またじっくり聞きたくなりそうです。


2002年03月26日(火) 「地球はひとつ」フォーリーブス

「地球はひとつ」フォーリーブス 1971年

 1970年、万国博覧会が大阪で開かれ、時代は一気に華やいでいました。そんな万博の余韻がまだ残る翌年、4人組のカッコイイお兄様達が楽しそうに踊りながら「地球はひとつ」を歌っていました。この曲だけは、今でも忘れらなれない曲になっているのです〜。

 とにかく明るくて、楽しい歌。「僕から逃げよぅたって、だめだよ・・・だって地球はまるいんだもん♪」なんてトシ坊のセリフからはじまるんですが、これだけでたまら〜ん!この曲を聞いてると元気になりますね〜。

 「地球はひとつ」のダンスステップは、ジャクソン5、テンプテーションズなどモータウンの影響を受けたそうです。手をクルクルっと回しながら
踊どり、マイクスタンドで4人が歌ってる姿が蘇りますネ。こ、これはダンス系ミュージックなのかもしれませんぞ(笑)踊れそう♪

 先日、フォーリーブスのベスト盤を見かけ、すかさず買ってきました。覚えている曲がいくつも入ってて、懐かしく聞き入りましたよ。G.Sの影響の残る「オリビアの調べ」とか、「あしたが生まれる」く〜〜〜!「新しい冒険」は好きだ〜「あなたの前に僕がいた」はシュールでね。「愛と死」はカッコよくて、「見上げてごらん夜の星を」なつかしぃ。「急げ!若者」たまらんです〜。

 昨日、ものまね番組のゲストで24年ぶりに再結成されたフォーリーブスが出演していました!あの「ブルドック」を踊りながら歌ってて、感動の嵐でした!久々に胸が高鳴りました(笑)半年だけの再結成だそうで、53才になった公ちゃんがバク転したのには驚きました。いやぁ〜さすが元・ジャニーズ!若いわ〜。

 小5の頃に『フォーリーブスとジュニアたち』なるライブへも出向きました。豊川誕、井上純一、殿ゆたか、リトル・ギャングと一緒に踊ったり歌ったり・・・楽しい世界でした。小学生で卒業したジャニーズですが、フォーリーブスは私にとって、記憶に残る最初の美しくもやさしい歌のお兄様達でした。


2002年03月25日(月) 「カミング・バック・トゥ・ユー」ファーストクラス

「カミング・バック・トゥ・ユー」ファーストクラス
「Coming Back To You」First Class 1977

 〈スウィート・ソウル〉の世界って、たまらんものあります。日本での〈スウィート・ソウル〉を歌う人は・・・見かけないですね。無理やりコジつけて、辺見マリさんの「やめへァ〜♪」とか、故・松尾和子さんの「だれより〜もだれ〜よりも〜♪」とか、そーいうイメージになるのかな・・・むりくりですね(笑)現代的にいうと、ケミストリーを、もっともっと甘くセクシーにした感じかな〜。(余談でした)

 と、いうわけで〈スウィート・ソウル〉の世界は黒人独特の文化とも言えるかもしれません、甘いサウンドは何処の国にも存在しないかも、でもこれ、た〜まに、そして無性に聞きたくなるんです。そして、この“ファーストクラス”は特に好きなんですよね。〈スウィート・ソウル〉で、有名なオール・プラチナム・スタングのレーベルのフォルセットのコーラスグループ“ファーストクラス”彼等のアルバムを聞いてると眠りに誘われるよな、しあわせ感を感じられます。

 この曲は、今では懐かしい公衆電話のコインを入れて、ダイアルを回す効果音からはじまるのでした。ベルの音、男性の声、交換手の声などの巧みな演出も曲をひきたててます。フォルセットで甘くやさしく「君のもとへ帰るよ〜♪」と歌われているのに・・・!無情にも最後はいきなり電話を切られてしまうんです。曲もプチっと切れてしまいます。うーん、切ない恋ですね。(涙目)

 彼等の曲の中で、他に、しあわせ気分になれる「LUCKY ME」とか、極・甘菓子系「Hypnotize」も最高にいけますよ。

 “ファーストクラス”だけでなくて、その他にもセクシーで甘い〈スウィート・ソウル〉を歌っているグループが沢山存在してますので、また、後日〈スウィート・ソウル〉の話を・・・。


2002年03月24日(日) 「ESCAPE」Moon Child

「エスケープ」ムーン・チャイルド
「ESCAPE」Moon Child 1997

 “Moon Child”の「ESCAPE」好きな一曲です。なぜ好きなのか?自分でも聞いたとたん好みと思ったのでした。ほぼヒトメ惚れの曲です(笑)ドラマ「FIVE」主題歌でもあり、御存じの方も多いのではないかな・・・。

 「ESCAPE」イントロのギターはスパイ系「007」のムード!?そんな感じがしてならないのですが、不可解な謎解きのドラマの主題歌で若さゆえの無謀さ、危なっかしさや、まっすぐさを感じさせてくれます。それと、佐々木収さんのボーカルも素直で曲を引きたててました。歌詞も魅力あって興味深いですし・・・。間奏部分でベンチャーズ式「テロテロテロテロ・・・♪」なんて〜遊んでる部分もあって(笑)個人的には非常に好みでした。

 「ESCAPE」がきっかけとなり、彼等のシングルCDを集めだし、アルバム2枚『タンバリン』と『MY LITTLE RED BOOK』を聞いてました。アルバムはさらさらと聞ける〜♪RockからPopと幅が広くて、それもまた楽しめました。

 しかし残念なことに、1999年“Moon Child”は解散へ。現在、佐々木収さんと渡邊崇尉さんは“SCRIPT”を結成して活動されています。また、ドキっとするいい曲を作ってほしいものです。


2002年03月21日(木) 「ミー・アンド・ボビー・マギー」中川五郎

「ミー・アンド・ボビー・マギー」中川五郎

 音楽を聞くと片っ端から録音して、ノートに歌詞を書き写し、コードを見つけ、ギターを弾きながら歌う・・今となってはとてもはずかしく思うのですが、こんな行為が当たり前だった小中高生の頃、中川五郎さんの「ミー・アンド・ボビー・マギー」に出会いました。

 兄の友人が我家に持ち込んだ『また、恋をしてしまったぼく』のアルバムの中に収録されていたのです。このアルバムの曲によっては歌詞の内容が小中学生にはちょっと色っぽ過ぎる内容のものもあったのですが、今、当時の彼の年令を越えると、逆に共感できたりするんです(笑)人生経験を積み重ね30過ぎても、大人になりきれてない私自身をも顧みてしまう・・非常に面白い感覚になるのでした。

 このアルバムの中でも「ミー・アンド・ボビー・マギー」は、特に好きな曲でした。友情の歌、あたたかい気持ちになる歌♪歌詞が心にささり、すんごくいいんですよぅ〜。中川五郎さんのそぼくな歌が心に染入りました。(^−^)

 高校時代に音楽の師匠、憧れの先輩が仙台におりまして、この曲をよく知っていて、たぶん原曲?を聞かせてもらったんですが、どなただったっけ、ジャニス・ジョップリンではなかったような?いやぁ、素朴なカントリージャグ系だったような・・・もぅ、すっかり忘れてしまいましたが(汗)

 それにしてもレコードがなくてもこれだけ書けるとは、少しはノートに歌詞書き写す癖も役に立ったのかな(笑)今ではそんな情熱がひどくうらやましく感じるのでした。

 再びこのアルバムの「ミー・アンド・ボビー・マギー」聞きたいな。
きっと・・・ ♪おれたちゃご機嫌〜♪ になるはず!


2002年03月16日(土) 「ジョーンズvsジョーンズ」ク−ル&ザ・ギャング

「ジョーンズvsジョーンズ」ク−ル&ザ・ギャング
「Jones vs. Jones」Kool & The Gang 1981

 ク−ル&ザ・ギャングといえば・・・ピーという笛の音から始まる重めのファンキーダンス曲「ファンキー・スタッフ」も大好きですし、最近ダンス☆マンが日本語でも歌ってる「勝利V絶対つかもう!」こと「セレブレーション」も洗練されたノリノリ感で好みです。一方、スローでセンチな「チェリッシュ」はもちろんのこと、その中間乗りの「ジョアンナ」もいいですよね〜♪

 そーなんですが、もうひとつ中間乗りの「ジョーンズvsジョーンズ」が個人的にはかなり好きなんです。スローで、メローで、やさしく歌われてるこの曲。精神的バランスのいい曲というのかな〜安定感のメローさです。

 聞いてるとどーも、「ミスター&ミセスジョーンズ」と歌われてて、もしかして「Me & Mrs Jones」と関係あるのかな?と思えてしまう。え、これも不倫の曲かしら!?・・・ちょっと歌詞がないので不明ですが。誰か歌詞の内容教えて下さい!最近気になってて眠れない(笑)

 ク−ル&ザ・ギャングのベスト盤、これをウォークマンで聞いて歩くと、
丁度歩調と合うのです、出歩く時のお伴には最適の一枚。

 さりげなく吹く風の如く、いいね〜ク−ル&ザ・ギャング♪。


2002年03月15日(金) 「ひまわり」山本剛

「ひまわり」山本剛(ピアニスト)

 14〜5年前のこと、ジャズ好きの友人に連れられ、はじめてジャズを聞きに
行きました。六本木の“BODY & SOUL”(当時はまだ六本木にお店があり、現在は青山です)壁には様々なミュージシャンのサインが書かれてました。

 友人のお目当てはピアニスト山本剛さんでした。彼の弾くピアノが好きで、特に同名の映画のサントラにもなった「ひまわり」がたまらなくいいんだ〜と常々聞かされていたので、ならばゴー!と聞きに行ったのでした。演奏がはじまり、お酒を飲みながら・・・が、とても楽しくて、はじめて足を踏み入れたジャズの世界は大人のムードが満載でした。

 休憩時間に山本剛さんに直接「ひまわり」をリクエストしたことだけは、
今でもはっきり記憶しています、コソコソっと(^−^)

 山本剛さんが弾いてくれた「ひまわり」これは・・・もう!絶句状態。ものすごく感動しました!もちろん、思春期の頃映画を見て号泣していたことも手伝ってたかもしれませんが、山本剛さんのピアノにすっかり魅了されてしまいました。せつなくて、あまくて、人間が抱える孤独という闇の部分をも表現している・・・そんな感じがしてました。

 山本剛さんといえばこの時代、村上龍さんの対談番組「RYU'S BAR」のテーマソングも弾かれていてましたよね、この曲も好みですが、再びライブヘ行って、再び「ひまわり」リクエストしたいな。

 月日が流れて、その友人と現在は音信不通になってしまいましたが、どこぞの空の下で、今日もジャズを聞きながらチビチビやってると、密かに想像しています・・・♪


2002年03月14日(木) 2曲の「ユア・エブリシング」

2曲の「ユア・エブリシング」
スタイリステックス VS マービン・ゲイ&ダイアナ・ロス

 You Are Everything/The Stylistics 1971 VS
 You Are Everything/Marvin Gaye & Diana Ross 1974

これを聞き比べてみよう!とても無理やりな企画です。(笑)

 まずね、どちらもキーは一緒でした!ってことは、スタイリステックスの男性ファルセットの声と女性ダイアナ・ロスの声のキーどちらも一緒なのですね、興味深いわ。
 曲の長さは14秒程、マービン&ダイアナが多いのですが(こまかぃ余談)
この14秒はイントロの「ブーんブーん」って音と台詞の時間(笑)あとはほぼ同じリズムで曲は進行しているってことなんです。うーん、こちらも非常に興味深いわ。

 元の歌はスタイリステックスで、彼等の「ユア・エブリシング」はギターの神秘的ムードからはじまるのでした。そして、グループならではの繊細なハーモニーは美しく、フォルセットのボーカルのまっすぐさがやさしく響きます。繊細でクラシカルな雰囲気が漂い、サビの盛り上がりもしっとりと・・・まるで、酒より珈琲が似合うような・・・正統派ソウルミュージックです、正座して聞きたくなります(笑)

 片や、スタイリステックスの3年後、マービン・ゲイ&ダイアナ・ロスの魅惑のデュエットである「ユア・エブリシング」は、神秘的でかつ、セクシーな2人の台詞「oh!ダーリンほにゃほにゃ」からはじまるのでした。こちらはドラムがもっとしっかりと刻まれ、小気味よいのよね。そしてダイアナ・ロスのしなやかな女性ボーカルから曲が広がってゆき、サビでは、マービンがダイアナの歌とからんでハモリ合います。次のソロはマービンが激しく男性っぽくを歌い上げてて、サビではダイアナのコーラスが入って、更にマービンをもり立てておりまして、2人のハーモニーの掛け合いは次第に盛り上がってゆくです。もうこれは絶品!いやぁ、マービンの歌い上げは実に気持ちいい。

 どちらをきいても名曲は名曲です!甲乙つけられませんね(笑)


2002年03月13日(水) 「私は風」カルメン・マキ&OZ

「私は風」カルメン・マキ&OZ 1975

 昔のCMソングだったこの曲がラジオから流れてきた時、カッコイイ!と思いました。迫力があって激しく〜歌いきっている女性ボーカルの
印象が強く残っています。「私は風〜♪」と歌うと、コーラスが「チュチュチュチュゥチュ〜♪」このイメージが頭を埋めつくしてしまう曲です。

 20年たって、初めてカルメン・マキ&OZのファースト・アルバムを手に入れ、じっくり聞いてみることにしました。とにかく11分の長い曲にはびっくり、こんな長かったっけ?そのことには全く記憶がなく、サビの部分だけがぽっかり浮かぶのでした。この曲ってまるで「歌曲」のような物語だったんだ〜と、あらためて気が付きました!

 迫力の激しい演奏から、突如ピアノだけのスロー演奏へ変わり、長いイントロの末、静かなボーカルが入ってきます。そのボーカルは淡々と情景を歌い、しみじみしてしまうほど・・・、ところが、再びバックバンドが炸裂!今度はマキさんのボーカルも激しく高揚してゆきます♪例の「私は風♪チュチュチュチュゥチュ〜♪」が始まるです。その後演奏は続き、今度は無我の境地か!?心機一転のミディアムなリズムへ変化して行って、ボーカルは高い声でゆらゆらと・・・。薄紫のベール・ホワホワバージョンへ突入!
再び、高揚の演奏でフェイドアウト!

 言葉で説明するには大変無理がある〜(笑)

 これは或種の解放ソングではないのかな〜と曲を聞きながら思いました。70年代、自由や女性解放が叫ばれた時代背景も浮かび、この曲は女性パワーの一曲であり、非常に勇気づけられるのでした。


2002年03月12日(火) 「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ

「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ
「Comment Te Dire Adieu」Francoise Hardy 1973


 フレンチ・ポップスの代表曲、1973年と1990年に日本でもヒットしているので、ご存知の方も多いかもしれません。この曲の魅力は・・・フランス語の持つ独特の雰囲気と、語りが入る部分です。1990年ドラマの挿入歌として流れてきた時、えらく感動し、思わずテレビ局に問い合わせをしてCDを探し歩いたものでした。アルディのアルバムは3枚程持っているのですが、彼女の持つ、神秘的で、アンニュイな雰囲気はとっても魅力的です。

 ドラマ“恋のパラダイス”の中で、浅野ゆう子さんが、モックン扮するところの妹の恋人と恋に落ちるというイケナイ恋のストーリーで、そんなとき流れてくるアルディの曲が、ドキドキとせつなさを尚一層、引き立てておりました〜思い出すだけでブルブルきちゃいます。

 さよならの言い方を教えて・・・ってうニュアンスの詞なんですが、
それにしても、フランス語のささやきって、たまらないのです。


2002年03月11日(月) 「ミー&ミセス・ジョーンズ」ビリー・ポール

「ミー&ミセス・ジョーンズ」ビリー・ポール
Me & Mrs Jones / Billy Paul 1972

 なにげなく聞いていたこの曲、スローでボーカルもセクシーで、だけど内容をよく理解してなかったのです。よくよく聞いてみると、あれ?これって・・・?・・・そーなんです“不倫の名曲”!

 最近よく見ている海外ドラマ「アリー・myラブ3」の中でもこの曲が流れていました。しかもファラ・フォーセット・メジャーがミセス・ジョーンズ役で出演してて、セクシー年上女性を演じてたのです。

 ファラ・フォーセット・メジャーといえば、元祖チャ−リーズ・エンジェル!30代以上の皆さんには忘れられない女優さんのひとり。歳をとられていましたが、相変わらず美しかったです(かなりの余談)

 さて、この「ミー&ミセス・ジョーンズ」先日のミュージックフェアで若いソウルミュージシャン中川晃教くんと鈴木雅之さんも歌ってたほど、ソウルの定番、名曲のひとつです。ギターのフレーズも色っぽく、スローにはじまって♪ 僕とジョーンズ夫人〜2人は秘密を持っている〜毎日カフェで6時半〜♪サビにはミセス・ジョーンズ、ミセス・ジョーンズと繰り返し歌われていて・・・感情の盛り上がりが、曲の盛り上がりになっています。

 こんなきれいな曲になるのなら、不倫もいいかもって思えてきますが(笑)如何せん不倫はタブー(笑)不倫の世界は曲に留めておきたいですね。叶わないものや、手の届かないものへの愛は、自然と哀愁が漂っくるのかもしれません。


2002年03月10日(日) 「君の音が聴こえる場所へ」bird

「君の音が聴こえる場所へ」bird 1999

 ソウルっぽい歌手は、日本でも何人も出てきているのですが、その中でも音楽性が好きなのが『bird』です。2、3年前クルマのCMで流れていた「空の瞳」を聞いて、あ〜この曲いいな〜って思っておりました。でも歌手名すら覚えてないという有り様で・・・(笑)

 ところが、夜中の番組で誰かのライブ風景の映像が流れてきまして、あれなんかくるな〜♪って感じ、この音楽好き!って思ったのが、はじめてみた“bird”のライブ姿でした。

 その後同年代の友人と話をしている時、彼女も密かに興味を持っていたことを聞いて、増々やっぱ、私の感性に触れる音楽なのだと実感。70年代ソウルを思い出させる雰囲気、ジャズっぽさ、それに新しいものも感じるし・・・、知れば知るほどとりこになっていったのです。

 “bird”の曲の中で1曲を選ぶとしたら・・・かなり悩むんですが、この曲かなぁ・・・「君の音が聴こえる場所へ」心に染入る感じする。このマキシシングルの中の2曲目に入っている、Space.Time&Life Mixもなかなかいいアレンジで好みなのです。

 もちろん「BEATS」「Souls」もいいし、「マインドトラベル」はプロモーションビデオでみんな踊ってて面白かったよね。アルバム『Mind Travel』の中の「4 PM」はいいわ〜グッとくる。最近のアルバムやシングルはご無沙汰しているので、ちょっと変わった最近の彼女の音楽も、ちゃんと聞いてみようかな♪


2002年03月08日(金) 『シェイク』サム・クック

『シェイク』サム・クック
Shake / SAM COCKE RCA-6275

 学生時代、日曜の朝などよくFENを掛けっぱなしにして、知らない間に、ロックンロール・リメンバーなる番組を聞いてました。すると、流れてくるのは懐かしい50〜70年代のサウンド♪次第にアメリカの音楽に触れていったのでした。

 そんな頃、代々木公園のフリーマーケットが盛んになりはじめ、散歩がてらに毎月ウロウロしていたのです。見て歩くだけでも楽しいけど、お目当ては、SPやLPレコード!その中で、サムクックのLPに出会いました。まさに当時聞いていたFENでも流れていたサウンドだったのです。

 サム・クックは、私が生まれた1964年に29才の若さで亡くなってます。
ゴスペル出身で、R&B、ソウル・ミュージックの中にゴスペルを取り入れた“アーリー・ソウル”のスタンダードと言うのかな?壮大で、とても聞きやすく、まっすぐで・・・いいんですよ♪

 最近ではウルフルズが「ワンダフル・ワールド」を、ちょっと昔では柳ジョージさんが「A CHANGE IS GONNA COME」を、もっと昔には、オーティス・レディングが彼の曲を歌っており、多くの人々に彼の音楽は愛され続けているんだな〜と思われました。

 『シェイク』のアルバムの中には、「シェイク」「ユー・センド・ミー」
「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」「恋の気分に」などなど、もうぅ〜たまらない曲が盛沢山に入っております。

 ひさしぶりにプレイヤーのフタをあけ、このレコードに針を落とすと、
何とも言えない郷愁と共に、感動の嵐がやってきましたよ(涙目)


2002年03月07日(木) 「イッツ・ア・シェイム」スピーナーズ

「イッツ・ア・シェイム」スピーナーズ
It's A Shame / The Spinners 1976

 この曲を聞くと、震えます(笑)
ま、そのくらい感動を覚えるのですが、そうそう♪この曲も、ソウル・バーのジュークボックスから流れてたものなのでありました。まさか、プロデュースをスティービー・ワンダーがしていたとは!今日まで知りませんでした。これでまた発見がありました。

 軽いギターソロからはじまって・・・ドラムの音が心臓の鼓動の如く胸打つ感じ・・・それで「イッツ・ア・シェ〜〜〜〜ゥム♪」とGC.キャメロンのボーカルが入ってきます。これがまたいいんだな〜。聞いてると高揚してきます、サビのフォルセットは特にキマすよ〜。

 スピーナーズはベスト盤を買ってよく聞いていました。好きな曲が多くて、この曲とはまた別に、「Games People Play」「I'll Be Around」「Mighty Love」「Ghetto Child」「Then Came You [With Dionne Warwick]」「Could It Be I'm Falling In Love」 フィラデルフィアより愛をこめてなどなど、落ち着いたムードがあったり♪洗練されてて、グー!
スタンダードのようで、聞いててここちよいのです。

 それにしても「イッツ・ア・シェイム」直訳すると“それははすかし
い〜♪”だとばかり思ってましたが、どうやら“それは残念〜♪”という意味で歌ってるようです(^−^)英語って奥深いのね。

〈参考アルバム〉
The Spinners「THE BEST OF THE SPINNERS」MCD09008MD(1973~)
The Spinners「The Best of Spinners」ATLANTIC19179-2(1973~78)


2002年03月06日(水) 「横浜ホンキートンク・ブルース」エディ藩

「横浜ホンキートンク・ブルース」エディ藩

 グループサウンドというのはどんなのなの?と興味を持った時、たまたま「ゴールデン・カップス」のアルバムに出会って、そくイカレました!もっと早くに生まれてたら・・・(この話はまた後日!)

 そして「ゴールデン・カップス」のメンバーの中に、エディ藩さんがいることを知りました。そーいえば、横浜在住のイトコの姉さんが、遊びに行く度、エディ藩さんがかっこいい!とか、店が中華街にあるから〜とか、聞かされて潜在意識に組み込まれてしまった!?のか(笑)エディさんがどんな音楽やるのかな?とアルバムを見つけた時、何の気無しに買ってみたのでした。

エディ藩「BLUE JADE/Neon City」1982 東芝EMI


 確かに!彼のソフトな声には魅了されます、それにブルースがいいですね。アルバムに写る横顔も素敵だし(^−^)イトコが夢中になるのもわかる。アルバムの中で「MISSY BLUES」や「YOKOHAMA」もよくて、聞くと横浜へ行きたくなる〜感じがしてきます。でもでも、やっぱこの曲!

 「横浜ホンキートンク・ブルース」は特にもぅ〜たまりません!歌詞を書いてるのが、俳優の藤竜也さんというのは驚きでした。作曲はエディ藩さんで、もちろん藤竜也さんもこの曲を歌っていますし、その他、原田芳雄さんや、故・松田優作さんなどもこの曲を歌っています。

 エディさんのやさしくて、ソフトな声で歌われる「横浜ホンキートンク・ブルース」は、いいですよ〜!歌詞もすごいいいし、聞いててぐっときます。これは・・・・哀愁のナンバーです。

 そりゃぁ、ひとり飲む酒はわびしくて〜♪ ですよね。


2002年03月05日(火) 「アイ・サンキュー」サム&デイヴ

「アイ・サンキュー」サム&デイヴ
I Thank You / SAM & DAVE 1967

 サム&デイヴといえば「ホールド・オン」や「ソウル・マン」「ソウル・シスター、ブラウン・シュガー」様々なノリノリ〜の名曲があるのですが、私はこの“ちょいのり”感覚も好きなんです。サム&デイヴの「アイ・サンキュー」はそんな曲。

 歌に入る前に「えぶりばでぃ〜ほにゃほにゃ〜」とリズムに乗って語ってるあたりは・・・皆!立ち上がって手拍手よろしく〜!って感じのこと言ってるらしく・・・(笑)なんかうれしくなります。

 それに、この曲は語呂がとてもよくて、リズムに刻まれ繰り返される
You didという言葉という感じもおもしろいんです。そしてとにかく「アイ・サンキュー」っていうのは気持ちいいですよね!この曲を聞いていると、拍手しながらと軽く踊りたくなる♪しかもアイ・サンキューの時には両手ぶりをつけたくなるんです(^−^)

 R&Bを語りだしたらきりがないんですが、サム&デイヴはかっこいい!
聞いていると、どーしても踊りたくなるよな力強さのあるサウンドです。
 この時代もR&Bは好きなんだなぁ〜。


2002年03月04日(月) 「霧の浅瀬」カール・ジェンキンズ

「霧の浅瀬」カール・ジェンキンズ
Palus Nebularum / Karl Jenkins
『イマージュ』emotional & relaxing 2000 より

 リラックスしてみたくなったので、この1曲を・・・。今日は難問がひも解けて、急にポカン♪となったの夜なのでした。今までずっと気が張り詰めていたこともあり、今夜はどーも癒されたいモードのようです。このような時に求めるのは、違う世界へ入っていく感じのこの曲。

 この曲を聞くと脳がぐわぁ〜っと上がって行く感じになってきて、特にコーラスの部分の繰り返しは違った意味で頭が高揚してきて、でも精神的には落ち着いてくる・・・とても奇妙な感覚に陥ります。

 この癒し系、こういう音楽には何か潜んでいるような気がしてならないのです。でもそれが何?なのかは不明なのですが、目に見えないけど存在している息吹きのようなものがあるように思えてきます。

 私のiMac+ハ−マン・カードンスピーカーでこの曲を流しながら、画面上にビジュアル(音楽に反応して様々な色や模様になるもの)を出していると、もっと更に楽しさ倍増します♪

 目をつぶって聞き入ったとしても、更にリラックスできそう♪です。


2002年03月03日(日) 「裏切り者のテーマ」オージェイズ

「裏切り者のテーマ」オージェイズ
Back Stabbers / The O'Jays 1972

 この曲で思い出すことは、六本木の防衛庁の一角にある「Geoge's」というソウル・バーのこと。古いセガ製のジュークボックスからは、いつもソウルミュージックが流れてました。インテリアは1950年代あたりの雰囲気、カウンター席しかないのに、週末となると満員電車の如く、人であふれてしまう、それでも、皆 踊ったりしながらお酒を戴く。私にソウルミュージックの師匠がいるとしたら、あのジュークボックスなのかもしれないです。相当100円玉をつぎ込みましたんで・・・(笑)

 その店で覚えたのがこの曲、ピアノの振動音から始る・・・リズムの感じといいグ〜〜なんです!力強い二人の掛け合いボーカルもいいし、ぐっとくるようなファンキーさがお気に入りです。聞いているだけで高揚しそう♪ この曲が流行った当時、ステップを踏む踊り方も同様に流行ったそうで、その世代の方々の踊りはカッコイイんですよね、私もその世代の方々からちょっとだけ、教わって踊ったことがありました、(拍手と手振り付きでね)でも、ステップは意外に難しかしく足がこんがらがりそうにまりましたよ(笑)

 昨年10月、友人から店のママが突然亡くなったと連絡が入りました。
この店には歴史があるので多くの著名人や有名人も訪れていたらしいです。
ネットで調べていると細野晴臣さんや松本隆さんも行かれてた時期あったとか、なんと奇遇!うれしいかぎり、皆、ハマってたのかな!?謎ですが。

 遠い空からシルビア似のママのご冥福をお祈りして、今でも、店のジュークボックスからは変わらずこの曲が流れていることを、望んでいたいものであります。


2002年03月02日(土) 「天気雨」荒井由実

「天気雨」荒井由実 1976
アルバム『14番目の月』より

 思入れのあるアルバム、その中の1曲です。

 小学生の頃、兄にユーミンを勧められました。
「これからはニューミュージックがいいらしい!お前はユーミンを聞いとけ!」
と言った兄は中学生だったんですけど(笑)
どーいう兄妹なんだろ、自分でも解釈不明です(くっくっく)

 というわけで、ユーミンのLPを借りてきては聞くようになりました。
ほぼ大体聞いていると思われます。なので曲をあげれば切りがなく、アルバムに関しても様々思入れがたっぷり、想い出もたっぷり、嫌になるくらいあるんですよ(笑)おいおいまた話題に出しますね。

 特に今日の一曲にはね。明るくて健康的!開放的!リフレッシュ!きれいにはじまってくる感じいいですよね〜(^ー^)いい時代だったわ〜(しばし物思いにふける・・・)ユーミンの声もかわいいし、若さがはじけてる感じです。軽快なリズムは、思わず一緒に歌いたくなりますね♪

 この曲は当時よくラジオからも流れてきていて、そのことがとても印象残っています。楽にきけて今でも色あせないなぁ〜♪


2002年03月01日(金) 「ララは愛の言葉」デルフォニックス 

「ララは愛の言葉」デルフォニックス
La-La Means I Love You / THE DELFONICS 1968

 この曲を聞くと、文句なしにいかれてしまう・・・、マジにね。
本当に言葉は無用だな〜、スローでやさしく吹いてくる感じです。

 この曲を聴いたのは1990年のリバイバルヒットしたあたりでした。
そうそう、例のジュークボックスのお店でよく掛かってたんです。
そのうち曲名を覚えて自分でもよくリクエストして掛けてました。

 フォルセット(男性の高めの声)のコーラスグループは数々あれど、
この曲は渋い。これより甘めになると、それこそ聞いてて辛くなる(笑)
フォルセット・ボーカルの甘い声で囁かれながらも、どこか神秘的で、
シンプルでピュアなムードが漂ってきます。なんだろぅな〜、とにかくたまらなく好きなんですよ、この曲。フィラデルフィア・サウンドはかなりの好みなのです。

 この曲をカバーしているミュージシャンも多いようで、レゲエ風になってたり、また、スイング・アウト・シスターも都会風に歌っています。

 でも、やっぱ原曲のデルフォニックスにはかなわないのねん!
あの甘いハモリは何とも言えないかも・・・。


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