a Day in Our Life
2001年09月22日(土) |
タカツカポエム。(タカオカ編) |
仕事の合間にかけた電話に、受話器から届く高史の声が遠いと思った。 なに、元気ない?聞くと別に、と素っ気ない返事。 他愛のない話をしながら、高史が俺の名前を呼ばないことに気付いていた。そこでピンと思い当たる。 「高史」 昨日のラジオ聞いた? 「…聞いた」 ぽつりと小さく、高史の声。叱られた子供みたいだ、と思った。受話器の向こうの高史の様子は分からなかったけど、きっと俯いてしまっているんだろうと思う。思い当たることはあって、どう答えようか、と考えていると高史の声がまたした。 「蒼佑って綺麗なお前の名前を。そうやって呼ぶのは俺の特権なんだと思ってた。だから、ちょっとショックだった」 ぽつぽつとそれだけ言って、むっつりと黙り込んだ。 「………」 ああ、俺のコイビトは。 我が強くてやきもち妬きで。その気持ちが嬉しくてしょうがない。 受話器の向こうの高史を無性に抱きしめたくなって、それが出来ない事実がもどかしいと思った。 「知ってた、高史?」 そうお前を呼ぶ俺の声が、どの言葉を発音するより綺麗であればいいと思う。
「お前が呼ぶときが一番、俺の名前は綺麗なんだよ」
■■■ラヴタカツカ。(バカップル)
私はとうとう聞いていないのですが、ふかきん監督ジュニアである健太さんのラジオにタカオカと神谷さんが出たと聞きまして。私は知らなかったんですけど、ふたりは同じ高校らしかったのですね。卒業式に遅刻した神谷さんがタカオカに電話を掛けて、「今から行くから待っててー」と泣きついたなんてエピソードを聞くに、ああ仲良しなんだなあなんてホンワカしたものですが、しかしそれを聞いていたとしたらツカモトはきっと寂しい気分になっただろうと(笑)。そんな妄想で御座いました。捏造ではありません(微妙)。
そんな神谷さんが「蒼佑」と呼んだという事実に誰よりもヤキモチを妬いたのは誰あろう、この私だったので御座いました(ガフガフ)。
2001年09月21日(金) |
タカツカポエム。(ツカモト編) |
何気なくラジオをつけたら、聞きなれた声が耳に届いた。そういえば健太さんのラジオに出ることになったって言ってたっけ。あれ、今日だったんだ。 穏やかな健太さんの声が、話を進めて崩して、流していく。 掛けられた言葉に丁寧に、たまに詰まりながら蒼佑が答えていく。 電波を通して聞く蒼佑の声はなんだか少しよそいきっぽくて、ちょっと笑ってしまった。たぶん緊張してるんだろう。ラジオとかテレビとか、いつまで経っても慣れないって言ってたっけ。相変わらず緊張しいなんだ。 口元を緩めたところで、別の誰かの声が被った。聞き覚えがあった。これは確か、野田聡美役の。 綺麗に澄んだ声が優しく蒼佑、と呼んだ。 呼ばれたのは俺じゃないのになぜかひどく体が熱くなった。思わず右手を握り込む。 交わされた軽口と、彼女の笑い声。 それに答えて笑う蒼佑の声が遠く感じる。 それは電波のあちら側とこちら側ってだけじゃなくて。
なんとなく息苦しくなって、手を伸ばしてラジオの電源を落とした。
■→ネクスト0922。
ここはいち腐女子の捏造した異世界の部屋です。 実在する個人・団体に限りなく似ていますが完全なるフィクションです。(当たり前だ) 妄想の産物ですのでナニコレ!と思っても、あまり怒らないで下さると嬉しいです。
・・・気が小さいので。(since 20020205)
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