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背中にソルトとビートの怒声を聞きながら、話し出すジョレル。
話してお聞かせしたいことはたくさんあるんですが今日は端折っちまいますね。
実は最近まで私は自分がどこの誰か皆目わからなかったんですよ。ところがある日アーク様が新聞社においでになり私をよおく知っているとおっしゃった。 何年か前にいなくなった兄弟子だと言うんです。
たしかに私は地方のいろいろなことに詳しいことから新聞社では重宝されていました。ですが私にはそんな旅に出た記憶などなく自分の父親に教えてもらったことだと思っていました。そう、母親も言っていましたので。それから毎日アーク様はいらっしゃった。薬、まじない、語部の館での私がやっていた仕事内容などで私の記憶の底を探っていらっしゃた。
ところが、それは不意にやってきた語部継承式の我が師の声が私の記憶を揺さぶり起こしました。それはとても哀しい記憶でした。 私はあなたのように師のために旅に出、各地の伝承を集めているうちに師が書き綴ったものの間違いを見つけた。そして最も敬愛していた師によって記憶を封じられた。もっとも冷酷な形で。
それを思い出した私は即アーク様と連絡をとりあなたとの同行を願い出たというわけです。
いやぁ、、、ひさびさです。 急に話を思いつき書き始めました。これっていつまで湧き出るのか・・・ そんな風におもってしまいます。ちゃんと、彼らを町から出せるのやら・・・
ε-(´・`) フー
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