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2004年07月27日(火) |
第十四話 『一輪の花』 |
たまごはクジラのおなかに入り中に待ち受けていた小人から受け取りクジラが説明したようにクジラの潮吹きで崖にのぼり花のところまで楽にたどり着きました。 「これで終ね」 「ああ、でも、花の願いは2個までは俺たちがかなえてもらえるんだよな。」 「クジラのおじいさんの話だとそういう話だったわね。」 ・・・・・・・・・・ 「それを考えるまえに箱舟探しに行かない?」 「ああ、そうだなここから帰るには箱舟を探さないといけないって言ってたしな。」
「願いか…もう花の配達人の願いは叶った・・。村の繁栄?いやそれなりに栄えていると思うし、俺自身の願いでいいのか・・?誰かの幸せ願わないといけないのか?俺がひとつ、ドロシーがひとつ。最後のひとつはだれに?・・・」 そんな考えをめぐらせていると 「ねぇ。だれに渡すかきめた?」 「いや、今考えてたとこだ。」 「悩むわよねぇ。特にあなたのは願い事だし。」 「うん」 ・・・・・・・・・・・・・ 「これっていつまでに渡すか期限があったっけ?」 「聞いてないわよ」 「肝心なときに猫も小人もいないからな」 「そうねぇ」笑いながらも二人は本当に悩んでおりました。 「「こんなに簡単に手に入るなんて」」 「ん?」「え?」「あはは」「アハハ」なんだか力なく笑いあう二人でした・・
『童話で15題』でお題をお借りしてきました
01:配達人 02:烏と案山子 03:王様 04:盗まれた人 05:屋根裏 06:三匹の猫 07:カード 08:小人 09:箱舟 10:三つの願い 11:クジラ 12:一輪の花 13:贈り物 14:人魚の唄 15:たまご Copyright (C) 2002-2004 Milk Mutuki. All rights reserved
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