ねこや  ネコヤシキ日

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2003年03月31日(月) いちねん

一年に20日、有給休暇がとれる。
きょう、残りの1日を使い切って、ぴったり20日めの休みをとった。
今年は、年度末に〆切に追われるような仕事がなくて、よかった。

例年は、年に1、2度、週単位で休みをとって、旅に出ることが多かった。
今年は、旅に使うのではなしに、疲れたときにふいに1日休んだりしたのが多かったかな。

きょうは夕方まで家でゆっくり。
家から桜を見下ろすぜいたくな時間。

ともあれ、いちねん、無事に勤めることができましたなあ。ほっ。


2003年03月29日(土) まゆげ/おどり

顔型に合った眉のかたちというのがあるそうで、聴くと、なるほど合理的なものだと思う。

眉の描き方をおしえてもらった。まず右側の眉尻の下がっていたのをカットされた。左をじぶんでやってみて、というので、ちくちくカットしていたら、切りすぎて、うすくなってしまった。左右そろっていないんだ。へんなの。髪で左側を隠して街に出た。

それでも、眉毛が下向きでなくなっただけで、すこし元気な顔になったようでうれしいな。

    ◆

ともだちが、おすすめのジャズダンスの先生のクラスがあるから、と、連れていってくれる。

ダンス競技を目指すひとたちのクラス。ダンスそのものの前に、たくさんの基礎練習を真摯にやっているのをみて、不覚にも泣けてしまう。


2003年03月26日(水) 数少なく

隔月の勉強の機会が、今年限りとなる。今日、連絡を受けた。
このまちで10年続いてきた。あと、4回だけの機会だ。

だれかとそんな話をしたい夜。けれど、こんな深夜(0時ごろ)、電話をかけても迷惑でないと思われる仲間は思いつかない。

   ◆

ホームページを検索して知った某塾に見学に出かけた。
わるくはないし、それなりに得るものはあると思ったが、私の居場所ではないような気がした。すぐにも申し込もうと思って勇んで出かけたのだが、思いとどまって帰ってきた。直感を信じよう。

週に3〜4日、予定が入っている。
そのほかに、通信教育も入る。
やってみたいことはあと少しあるのだけれど、もう、手一杯かな。
たくさんのことに手を出すよりも、ひとつひとつ丁寧にやりたい気がする。

本も、一冊をじっくり読みたい。朝、夜、ひとふしずつ。
じっくり読みたい本が、たまっている。


2003年03月25日(火) 後ろ髪

決めかねて、迷っていて、えいやっ!と決めたときには、時すでに遅しで、残ったチョイスでもって、これはこれでよかったのだ、と思ってみる。でも、それよりも、「決めかねて、迷って」の段階で、打つ手はあったんじゃないのかな。

繰り返しているパターンで、繰り返し別のことができないかな、と思っているのだから、今までにやったことのないことをやってみたらいいのに、と思うよ。

とにかく私にとって挑戦であるほうをいつも選んでみるとか、「迷ってるんだけど…」とすぐに誰かに相談してみるとか。他にもあるのかな?

惜しかった。ふえーん。
悔やんでいるこの数日。
チャンスに後ろ髪はないんだ。
いまからできることを精一杯考えよう。

   ◆

また新しいことをひとつ、始めることにした。
夏までには、ある程度の結果を出すつもりだ。
自己流では及ばないので、プロの力をかりられるところはかりる。
やり方のわかったことは、練習をする。
まず、3ヶ月ほど、がんばってみる。

   ◆

社会人入試で入ってくることになった大学院生さんが、実験の相談に。
私自身の無知、怠慢がみずからわかる。
後世畏るべし。

ブツクサいっている間に、とにかくやってみなくては。
忙しくなる。いっこいっこ。

   ◆

退職し、結婚し、遠く富山に転居と転職をする若い人が、お世話になりました、と挨拶に来た。泣いていた。送別会の挨拶でも泣いていた人。トップアスリートで、競技にも仕事にも一所懸命だった人。

研究室の雑用をスマートにこなしてくれていた院生さんも、故郷に帰ることが決まった。

震災を契機に、生きる道を方向転換して社会人入試で入って4年を過ごした学生さんも、関西の大学院に進むために荷造り。

空いた机。居なくなったひとの名前。会えなくなる若い人たち。
黙々と次の実験の備えにかかっているドクターコースの人たち。


2003年03月24日(月) それでも英語、なのかな

少し前のこと、英語が母国語である知人がカナダでひらかれる学会に行くという話をしたとき、私は「いいなあ、英語がわかると」と言ったことがあった。彼女は「なにいってんのー」のように返してきた。あなたもわりと英語がわかるじゃないの、という意味だったようだ。「ううん、私は、インドのようなところでならば英語でなんとかなるけれど、ネイティブスピーカー同士が話す会議では英語はよく聞き取れないよ。そういう体験がある。(その程度なのは)受け入れているかなー」のように私は答えた。

会議の英語もいくらかは把握できる。しごとで必要な論文を読むのはまあまあできる。必要も望みもあって、英語習得のための努力は結構してきたと思う。けれど、情緒的な文章はほとんど読めないし、議論する力もない。けれど今は、それ以上になろうとする努力は、やめている。

英語、というか、アメリカ語を使わなければ何かと利のない今。
むかしのあるとき、アジアの別の国々で、日本のことばがその位置にあったわけだ。ある国々ではフランスの、スペインのことばがその位置にあったわけだ。「力」のある国のことばがハバをきかせる。有力なことばのウラに国の権力がある。(と思う)

こんなことを思ったりしている間に、とにかく英語習得にエネルギーを注ぐほうが現世利益はたしかにあるのだ。必要も便利もあるから、英語なんて一切やりませんとは言わないのだ。

だけど、なしくずしにアメリカ語一辺倒ってのは、ちょっと待ってよ。
と、せめてこんなところに書いてみる。


2003年03月23日(日) 母娘でお買い物

起きたときには父と妹はもう出かけた後だった。
父は趣味の行事へ、妹は休日なのに仕事へ。

母が、花見がどこでどうとか、荷物がどうがいいとかわるいとか、デパートの友の会がどうとか、来てゆく服があれだとかどうだとか言いながら、結局、ひるちかくから二人で街まで出かけることになった。

母は、キャッシュカードでお金を引き出す、ということにも慣れていない人で、まずびっくりする。それから、おひるの美味しいおしゃれな和食の店を知っていて、それもびっくりする。それよりも前に、なんだかんだといいながら、結構おしゃれな服を何着も持っているのにも、びっくりした。それから、話のわかりにくさが私以上だなあと感心したのだが、そのわりに買う物を決めるのは私よりもずいぶんすっきりしているので、それも興味深かった。

ずいぶん待ってもらって、私のものの買い物をした。
お城の堀端の道でわずかに花見。そしてバスセンターでお別れ。


2003年03月22日(土) かおり

昨晩からの雨はあがっていた。
妹と山の温泉地まででかけることになった。
クルマで途中まではしると、雪が積もっている。
ノーマルタイヤなので、先にゆくのをあきらめて、別の温泉へゆくことになった。妹のお薦めのそこは、古い湯治宿で、おふろも今風のおしゃれな露天などではなくて、粗末な脱衣所、湯船ひとつ。そして独特の湯ノ花臭がした。

その温泉のかおりをみにつけたまま、次に、これも妹のお薦めの炉端田楽屋さんで昼食。広間にたくさんの炉を切ったところで、炭をおこし、豆腐や野菜や魚をあぶって、味噌をつけて食べる。こんどはその煙たいかおりがたきこめられる。

そんなかおりたちを身につけて、帰宅。夜まで過ごす。

途中、歩いて買い物へ、2回。
夜、妹とつれづれ話。



2003年03月21日(金) 更新が停滞してる時ってさ

宇多田ヒカルの日記に、「たいてい更新が停滞してる時ってさ...」という日記(2月13日)を見つけた。

(引用したいけど、無断引用できないそうなので、省略)

いざ書こうとすると、なかなか手が出せないようなことになっている、
そんなこのごろ。

ぽっかり空いた休日。洗濯もの。片づけもの。
さて、これから帰省する。


2003年03月20日(木) 送別会

大学院生さんたちの修了式の日。
それから、職員が流れ作業で、卒業式で渡すものの袋詰め。
夜は、研究室の送別会。

食べ放題・飲み放題のコースで、M1のふたりが幹事を務めていた。
このごろしっかりしてきたね、といわれているひとりと、
たくましい長距離ランナーなのだけれどかわいらしいひとり。

そして、あたらしい場所にはばたくひとたち。


2003年03月05日(水) 世界に一つだけの花

職場には、ダンスの演奏練習をするためのピアノの置かれた部屋がある。その部屋から、どこかで聞いた曲が、ちょっとたどたどしく流れてきた。

部屋をのぞくと、ジャージ姿の女子学生さんが弾いていた。「この曲、好きなんですけど、なんていう曲ですか?」と訊くと、楽譜を見せて、読んでくれた。それから「だれの曲ですか?」と訊いた。"SMAP"の"世界に一つだけの花"、という曲なんだそうだ。知らなかった。テレビをよく見るひとたちからすると、すごく遅れてるのかもしれない。弾いていた学生さんと、寝ころんでいた学生さんとがふたりで、にこにこと微笑んだ。


2003年03月04日(火) 送別会

職場の送別会。

停年退職する方と、若い方々と。
若い方たちは、次の進路のことなどを短いことばで述べて挨拶する。
率直で、すてきな人たちだ。

長く同じ職場に勤めているのに、ほとんど話をしたことのなかった人と、すこし話をした。気配り・八方美人・人脈、そんなこと。

海辺のリゾートホテルの会員制宴会場。料理もよかった。


2003年03月02日(日) 海と

4日間の講座、最終日。いいお天気。あたたかい風。春めく。

講座の会場は、人工海浜のそば。おひるは、カレーやサラダをテイクアウトにして、海辺で食べる。子どもたちがはしゃぎ、若い人たちがあそび、カップルが散歩している。船や島が見える。青空。人工の砂浜ではあるが、そのぶん歩きやすい。ひとりでしばらく楽しんだ。

講座が終わって、数人でお茶をした。
こぎれいなチェーン店だが、音が反響するつくり。話をするにはちょっと不向き。意見を言う場面で感情的になって失敗した。

友人と遅くまで相談。さらに遠くの友人と電話。
話のできる人がいてくれることが、なによりありがたい。


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