ネコヤシキ日笑
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午後、会合を終えたあとに、つきあいで新年会。
そこまではまあいいのだが、つきあいで二次会にまで行ったのが間違いだった。ただただ疲れた。こういうところは無理しないで不愛想を決め込んでもいいのではないか。これからはそうしよう。そのことが学べたのだけは、よかった。
あまりに疲れたので、雨のなか、スーパー銭湯へ。
新幹線に乗って出かける。話を聴き、友と会う。
「聖人もいつも困るが、小人は迷う」のだと。
迷っている、というのは、世にも非生産的な仕事だと。
ほんとうにねえ。
別れ際に、友だちが、にこにこと笑いかけながら何度も手を振ってくれた。
それに応えて、私も何度も手を振った。
それがほんとうに、うれしかった。
卒業生さんで、だれも整理する人のなかった古いデータを拾い集めて解析するような面倒なしごとにコツコツととりくんでくれている人に向かって、某有力な方が通りがけに、「勝手にデータを持ち出して返さないろくでなし」のような罵詈雑言を浴びせて出てゆかれた。その場に居合わせて、何てことを、と思ったのだが、言ってもしようのない相手なので(と思うので)、黙ってやり過ごした。
「そんな方ですから」という人があった。その人はそうやって、「そんな方」との仕事を続けていることができるのだろうな。私もまた、私の仕事をするしかない。辞めないかぎりは。
さらに困惑する内容のメイル。困ったな。
落ち着いて、考えよう。
別の友人に電話。
深夜に、2時間ばかりもつきあってくれて、「共感」だとか「なぐさめ」だとか「はげまし」だとかではなくて、勇気づけられる。
まず、ひとつ行動。
勇気づけられるメイルと、くじけるメイルと。
振幅が大きくて、動揺する。
泣きたいきもち。バスに乗りながら泣けてしまう。
そのまま筋トレに。
きょうは、よく持ち上がるよ。
日付も変わろうかというころに、年の離れた友人に電話をかける。
こんな時刻にかけてくるのは私だろうと、ベルが鳴ったときに予想した通りだと、電話に出られた途端から笑い出される。いっしょに笑う。
冷静に話そうとしてまた泣いてしまう。
泣いたり、笑ったり。
暮れに、高橋全氏のCDを求めて検索していて、及川恒平という人の『しずかなまつり』というCDにゆきあたった。なんとなくひかれるものがあって、オンラインで注文したのが、休みの間に届いていた。
この世 花の日
いのちかえす日
など、まじめでうつくしく、佳作。
ピアノと声だけの、シンプルな曲たち。
ぐるぐる聴いている。
雪模様。
JRで帰ることに。
ホームページでチェックしていると、刻々と指定が埋まってゆくのがわかるが、予約センターにはつながらない。
少し町はずれの駅に行くと、そこも混乱中、それにしても市内とはいえ、対応ののんびりした田舎びた駅。グリーン車の指定がとれた。車内は指定席の通路までぎっしり立って激しい混雑、トイレに立つこともできない。グリーン車に乗る人はどんな人かとさりげに観察してみると、子ども連れ2家族くらいと、あとは私よりも若いくらいの単身の人たちが多い。1500円ほどのプラスをどう考えるか。
夕方早めに着く。冷たい部屋に帰ってひとりで何かを食べるのがさみしい気がして、かなり早い夕ご飯を食堂街で。お菓子やパンをゆっくり選んで暗くなるまで駅で過ごす。
たくさんの年賀状が届いていた。
儀礼的ととらえるむきもあるが、そういう対象もあるが、
年に一度だけ旧友とつながるかんじは、かなり好きだ。
ひとつひとつ眺める。
無事出産のたより。
今年の目標は…というたより。私の目標は…。
帰省先の家には、暖房の入る部屋が3つあって、そのそれぞれにテレビがずっとついていて、私はそのどれかの部屋に居るしかない。たくさんの本やMDを持って来たけれど、だれかがいて何かの番組がかかっている場所ではできることが限られる。
途中でムカっとしたりイラだったりし。それでもまあ平和のうちに暮らすことを思い出し決心しなおして、この環境で時間を過ごす。テープはずいぶん聴き進んだ。
雪。高速道路は通行止めに。高速バスは動かなかった模様。
明日の帰宅手段を調べる。
某百貨店のバーゲンへ、妹と。
冬物の衣類、くつしたなどまで、かなり買い込む。
店内喫茶で昼食と、また別の喫茶でお茶。
じぶんのアンテナも働かせているけれど、判断停止して妹の一声に頼っている部分大。これはこれで私にとって平和でありがたいこと。
お決まりの雑煮、屠蘇、おせち、年賀状、初詣。
お決まりが無事、何気なく済ませられることの幸い。
私から出す年賀状はたいてい元旦になってから作り始めるこのごろ。
今年は図案集をつかったが、収録されているそのままではなくて、3つの画像を組み合わせて手を入れている、しかしそんなの、もらってくれる人にはわからないだろうな。まあこうやってあれこれするのも楽しみ。
夜、近くの温泉へ。