おちょこの日記
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ズルズルと関係は続く。 離れているから終わりだと思うのは容易かった。 このまま電話にも出ないでいれば終われる。
あの人からアタシへと繋がる現実離れした真夜中の電話。 非通知と書かれたディスプレイ。 拒まない弱さ、拒めない惨めさ、ここから一歩も踏み出せない。 泣く事よりも笑う事で自分を保つ事に精一杯だった。
疲れた、と言うのが正解。
もともと中心ではなかったけど感情においては占めている部分は大きかった。 疲れは徐々に心に影を落とし気持ちは離れていった。
逢っている時も抱きしめられている時も違う事を考えたりした(笑) あれほど好きだった人がゴム人形レベル。← 最低かしら?
回収する事はないんじゃない? あげっぱなしでもいいんじゃない? という答えに辿り着く(笑) この答えを出すまで6年もかかってしまった(苦笑)
さあ!新しい恋愛をするぞ!
と意気込んだけど………
がっちりと染付いていたこの体質、そう 【 ヘタレ好きの放し飼い 】
まともな恋愛出来やしねぇ……。
いや、こんな自分も好きだけども。 もう少し可愛げあったらいいのにとも思うけど。 そうそう、変われないさ? ← 変わる気もない
でも、好きになった事、あの人とアタシの間に起こった全ては鮮やかに今でも残ってる。 逢えて良かった。好きで良かった。そう思う。
で、徐々に離れようと思った。 人のもの(妻有り)は要らない。だって怖いから、いろんな意味で。
甘かった……。
もともとズレた付き合いかたをしていたアタシ達にとってそんな事関係無いのね? 待ってはいなかったし、逢ってもいなかったけれど確実に繋がっていた。 時間の流れなんて無視。半年も音沙汰無くても電話は昨日も逢ったかのような会話。 そんな調子で出産の経緯を聞き(苦笑)子供の成長を報告されても逢っている時はもとの二人。 気持ちがこっちに向いてしまった時もあったけどやんわりと遠ざけた。← それはマズイ 奪おうなんて思わなかった。このままずっと続く気さえした。
感覚の麻痺。そして価値観のズレ。慣れきってしまった事さえ気付かなかった。
きっと、目を瞑っていたかったんだろう。 別れはいつでも簡単に訪れるから、いい女でいたかった。 寂しくても、それを見せる事は嫌だった。 いつも帰ると言って笑顔で手を振ってドアが閉まる。 その一秒後に嫌というほどここにはもういないと知る。 毎回、すんなりとこっちの日常に入ってくるくせに余韻も残さず、見事に自分の日常に戻っていく。
家ではいいパパなんだろうね?いい夫なんだろうね? 気が付いていたさ、日常に慣れることに飽きた頃こっちに来るという事も。
口では何とでも言えた。 平気、嫌い、そろそろ終わりなんだと思う。 でも、その恋愛の仕方に慣れてしまっていた。
それに……
― 持っていかれた心の半分の回収の仕方をアタシは知らない。
続く
自分の日記を見返して見た。 色々あったなぁ〜と思いつつ、感傷めいた気分を味わう事しばし(笑) 決して強くはないくせに、頑張っていたんだなと他人事の様に思う。 男にして見たら(偏見)可愛げのない女だなぁ、こいつとかね?
でも、全力だった。いつだって。 必死だった、どんな時だって。 アタシはそれまでの自分を愛しく思った(笑)
どこかしら狂っているアタシの恋愛価値観すら誇らしい ← 自分大好き
それでも、もっと昔はこんなに強がりな恋愛はしていなかったなと苦笑。 なので今日はアタシの過去をちょっと暴露する事に☆
したがって自分のことを少々。 今でこそ飲んだくれの毒舌だけど、女の子らしい時は確かにあった(笑) (計算して動かないようなそんな時ね?)← 最悪
そんなアタシが19歳の時、ひとつの出逢いがアタシを変える。
好きになったのはアタシより遥か年上の人。 子供だったアタシは、その人の持つ光や、地位や名声に憧れたわけ。ありがちだけどね(笑) けれど運命は面白いほどに巡ってアタシはその人を引き寄せる事に成功☆ ← ガッツポーズ その事実はアタシに無敵だと思わせるほどの錯覚をもたらしましたとも(笑) そして其処から時間をかけて徐々に狂っていった価値観…。おっと、うっかりってな具合。 そんな彼は私の心の半分以上を見事なまでにかっさらって行きました。
が!ひとつ問題が。 ← 当時そんなに問題にしていなかったけど
結婚しやがったのよ!あの野郎! (爆笑)
『 君が結婚してもずっと逢いたい・・・ 』
どの口でその台詞を言いやがったのでしょうか? お前が先に結婚してどうするよ? ア痛ッ!て感じよ?マジで(笑)
まぁね〜、離れてたし(東京⇔札幌) 他に彼女がいる事も(こちらも彼がいる事も)知ってたけど ← ここからもうオカシイ 放し飼いは昔からなんだけどね……。 やっぱりショックでしょ?
続く
お久しぶり。 おちょこは色々頑張っていました。 ついに壁を乗り越えました。 簡単ではなかったけれど、向き合う事も大切。 想いが強かった分こんな事にも気付くのにも時間がかかった。
半年近く経過したけれど彼に逢いました。 久しぶりに逢った彼は相変わらずで、気持ちの違いはあるけれど やはり一緒にいる時間は楽しかった。
彼氏、出来た? うん。 そう、幸せ? うん。
それを言えた事がアタシは誇らしかった。 彼の事は今でも好きな気持ちはあったけど愛ではなかった。 愛はママのほう。 過去(むかし)になってしまった好きと現在(いま)の好きがはっきりあった。
嘘か本当かは解らないけど、今も一人だという彼は本当に好きな人が出来ないとぼやいていた。 問題はあんたにもあるし、ましてやアタシのせいなんかじゃないので無視(笑) ご愁傷さまでやんす ← 絶対的な他人事
確実に時間は流れていて、その流れに乗ったアタシは前に。 彼とアタシの道は一つじゃなかったし、この先に交わる事も無い。 この半年、振りかえりながらゆっくり歩いてきたけどもういい。 これからは大股でドンドン歩く(笑)たまにスキップまじりで(笑) 見かけたら手ぐらいは振ってあげるよ。
楽しかった、今でも貴方を好き。
ありがとう 今度こそホントにさようなら。
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