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■想い人
君はとても強くて、いつでも凛としている。 清々しい。
僕のそんな錯覚が、 君をますます閉じ込めさせていたのかな。 君の内奥のソレは何だろう。 陽気で繊細で聡明で、触れると幽かな鈍痛。
妙に気の合う友達が、 こっそり君を目で追っている。 いちいち調子良い彼も 君との会話では慎重だ。
優しく差し伸べられた手もかわす。 本当は狡猾そうな部分や 時折見せる寂しさや。 そんな部分がとても素敵だけれど。
最後には、悉く全員振ってしまって なんてことない凡庸で誠実な誰かと さらっと消えてしまいなね。
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