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2005年09月27日(火) |
『GODSPELL』 |
前回めちゃくちゃハマった舞台なので、 エリザとSMAPでいっぱいいっぱいのモードの最中で、 自分の感覚に多少不安がありながらも行ってきました。 とにかく新納ジーザスを見逃すわけにはいかないし。
『GODSPELL』
<場所>東京芸術劇場L列10番 <時間>1幕19:00〜20:20、2幕20:40〜21:40 <出演>新納慎也、大沢樹生、堀内敬子、 真織由季、仲代奈緒、林田和久、真矢武、宮川浩 秋山エリサ、飯野めぐみ、satsuki、綾野はる、 野島直人、中塚皓平、川原一馬、海老澤健次、岡田亮輔
でも何だろう、やっぱりシンプルで自然体なジーザスは とても好きなんだけど、ちょっと何か違う気がする。 前回もちろん新納ジーザスが好きだったんだけれど、 彼を中心とした「人々」の雰囲気が好きだったのかも。 今回何となく、あまりまとまりが感じられなくて残念。
特に大沢ユダが、新納君との雰囲気は悪くないけど、 あまりにも「樹生」のままなのが辛かったです。 確かに自分たちの名前役で出演しているけれど、 「大沢樹生」を演じて欲しかったんだけどな。 意味のないアドリブを噛みまくりながら繰り返し、 挙句の果てに嗄れ嗄れの声で叫んでるなんて最低。
そんな中、ものすごーく救いなのが宮川さんでした。 実は前回出演の『星の王子さま』でも思ったけれど、 こんなに宮川さんってすごかったっけという感じで。 堀内さんともども、全然、自然さの格が違っていた。 朗らかさや熱情に変な演技が感じられないから、 新納ジーザスの世界との溶け合い方が見事でした。
可能性としては、30日に追加もできたのですが、 今回は・・・いいかな・・・。楽日は取ってあるし。 また再演もあるらしいし、そちらを待ってみます。
2005年09月26日(月) |
更新(+深夜に「死の島」関係追加) |
9/23のところに、24日のフランツ感想(苦笑)があげてあります。 本当は今、一緒に、月ミスの感想もあげたかったのですが、 ちょっとタイムリミットなので諦めます。 でも、岡田浩暉@田中義和検察官は、落ち着いた印象があって、 温和なエリートってすてき♪と、スーツフェチは思いました。
以下、夜に追加。
少しメールいただいたのですが、 昨日付のエリザ感想文の中で触れた絵の作者は、 ×「ベックリーン」→○「ベックリン」が一般的表記のようです。 ちなみに「Arnold Bocklin」で、タイトルは「Die Toteninsel」。 これで検索すると、いろいろと出てくるのですが、 実は作者は同じタイトルで5枚の絵を描いている上、 構図はほぼ同じでも、印象が非常に違う絵であるようです。
検索で回っていて面白かったのが以下のページ。 <ドイツ音楽紀行>http://hamburg.exblog.jp/684330 ヒットラーが持っていたという絵も見られます。 うーんでも、改めて見てみると違うといえば違うかも。 引っかかる私の方が悪いってことになるのかなぁ・・?
2005年09月25日(日) |
エリザベート簡単感想 |
連日、帝劇に行ってきました。 そうなると、語りたいところありまくりなのですが、 まずは一番気になった部分だけでも。
『エリザベート』
<場所>帝国劇場I-28番 <時間>13時〜
今度は、山口・綜馬・井上バージョン。 昨日の禅フランツもすごく丁寧に演じられていて、 ガンガン感情に引きずり込まれてしまったけれど、 やっぱり私の基本は綜馬陛下だなぁと感じる。特に、 禅フランツを観た直後だと歌詞が聞き取れるので(笑)、 共感しづらい役が、その位置できちんと存在して、 ドラマを理解しやすくしてくれる。
禅フランツって、ちゃんと心を開いて話し合えば 理解してくれそうに感じるだけに、どうかすると、 逆にシシィの方が、勝手に自分の殻に閉じこもった ヒステリックな悪役に見えてしまうんですよね。 家族を壊したのはお前だろうがーっ!て感じで。 やっぱり、私にとって『エリザベート』のフランツは、 皇帝としては立派で有能だったかもしれないけれど、 どうしようもなくシシィを理解できず、 彼女を閉じ込めた、ある意味、悪役でなくっちゃ。
対ルドルフでも、皇帝陛下が理解ありそうに見えると、 何かなぁ、このガキは・・って思っちゃいがちだけど、 今日はきちんと、反感持たずに見せてもらいました。 とにかくまず言わなくちゃならないのは「♪闇が広がる」。 泣きたくなるような切実さを、こんっなに完璧に気持ちいい 音にされると、息を止めて苦しくなりながら見守ってしまった。 別に井上君って歌がいいとはあんまり思わないのですが、 歌への緊張感の載せ方は、すばらしい成長ぶりだと思う。 実は全体観た感じとしては、シシィよりフランツに近い 男性的な雰囲気が、ちょっと違和感はあったのですが、 とにかくこの歌1つだけでも十分満足しました。
・・・ということで、とにかく気になったフランツ部分と、 ルドルフの、これだけは言わなきゃ部分でした。 後は、書けたら続きまた書きます。
あ、そういえば1つ、前回も気になったのに書き忘れたこと。 コルフ島の場面の背景が、ヒットラーが愛し、執務室に 飾っていたベックリーンの『死の島』なのが気になります。 確かにモデルはコルフ島だとも言われているし、そっくりの 風景らしいですが、作者自身は違う場所がモデルと言ってるし、 何もドイツ民族主義者たちが持ち上げた画家の絵を、 あんな場面で使わなくてもいいじゃないかと思うのですが。 コルフ島の絵を使うにしても、構図を変えたり船はやめたり、 彼の絵を想起させないようにはできると思うんだけどなぁ。
『エリザベート』観てきました。 3日前に、行かれなくなった人がいるからと 連絡いただいて急遽決まった、貴重なチケット。 で、1つ、とにかく今ものすごーく書きたいのは、 「禅フランツがすごかった!」ということですが。 好みのタイプじゃないけど、ものすごく人間を感じた。 これって、演技としては、とても私の好みということ。 でも引きずられすぎて、井上ルドを観られなかった(^^; 感想はちっともまとまらないので、先に写真を2つアップ。
<『ベガーズ・オペラ』セットのミニチュア>
今、帝劇に入って少しのテレビ脇に展示してあります。 こういうのって写真撮っていいのかなぁと思ったけど、 禁止の紙もないし、皆バシバシ係員の前で撮ってるし、 宣伝になるんだからいいってことなのかな? 分かりにくいと思いますが、T字型の舞台で、 出っ張りの両脇には出っ張り側を向いて座席があり、 その後ろ(舞台袖の手前側)にボックス席があります。 セットだけ見る分にはお洒落っぽくて楽しいですが、 何だか、席によってはものすごーーく見切れそうな。 チケット取れているけど、席番不明だし、不安だなぁ。
<岡田浩暉さんライブ看板>
結局、さすがにチケットは手に入りませんでした。 1回につき20人しか当たってないし仕方ないか。 でもせっかく見知った場所なんだしと会場に行って、 ビルの階段下にあった看板だけ撮ってきました。 会場は、そのビルの3階にあったのですが、 同じ3階の、階段脇にある蛍光灯の点いた部屋で、 頻繁に髪をなでつけたりしていたピンクのシャツに 生成りっぽいジャケットの男性は、岡田さんかなぁ? ブラインドの向こうでは顔までは分かりませんが、 まさか、階段脇の部屋を楽屋にはしないかな(^^;
2005年09月23日(金) |
『エリザベート』(9/24マチネ、山口・石川・井上) |
急に譲っていただいたチケットです。 行かれなくなった方の理由が『椅子の上の猫』の プレイベントに行くからということだそうで、 調べてみたら、私の家から20分ほどの場所で開催。 つい、そっちにもふら〜っと興味がわいたりしたのですが、 今期観られないはずだった唯一の石川フランツですし、 しっかり、観にいってきました。
『エリザベート』
<時間>1幕12:00〜13:20、2幕13:50〜15:10 <場所>帝国劇場U列53番 <主な出演> 一路真輝、山口祐一郎、高嶋政宏、フランツ:石川禅 ゾフィー:寿ひずる、マックス:村井国夫、ルドルフ:井上芳雄 ルドヴィカ:春風ひとみ、マダム・ヴォルフ:伊東弘美 シュヴァルツェンブルク公爵:塚田三喜夫、グリュンネ伯爵:治田敦 エルマー:藤本隆宏、シュテファン他:縄田晋、ジュラ他:野沢聡 ツェップス他:大谷美智浩、リヒテシュタイン伯爵夫人:小笠原みち子 少年ルドルフ:苫篠和馬
来てよかったぁぁ!って感じ。 禅フランツって、最後はもちろん演技全体を通して 濃すぎたり前に出すぎる感じが前回辛かったのですが、 今回、非常に意識的に抑えているのが見えてきた。 それは演技だけでなく、フランツの人生自体も、そう。 江戸時代の外様大名が遺言で「賢しくなくてよい、 ただ永らえよ」と残したという漫画があったけれど、 ゾフィーの「何も決める必要はない」にかぶさって聞こえた。 時代と周囲の流れをきちんと読んで、それに逆らわず 維持していくこそが大国の皇帝の務めであるのだと理解して、 自覚的にゾフィーと同じ形の為政者であろうとしている印象。
禅フランツには、シシィを理解する力もあったと思う。 だから史実のエリザベートが「彼が皇帝でさえなかったら」 一緒に幸せになれただろうと語った通りなのかもしれない。 「意識して」皇帝であっただけで、本来もう少しは、自由に 生きることの大切さを感じていそうな印象であったし。 けれど彼は、自分がちらりとでも「行動を起こす」ことが、 どれほど巨大帝国にとってマイナスになるか理解していた。 だから動けず、結果、帝国も愛する女性も失ってしまった。
だからもう私にとって今回の舞台は、 「傾城の美女に出会ってしまった最後の皇帝の物語」でした。 これほどの賢帝(少なくとも民族主義の台頭までは)が、 唯一、自分のために動いたことが、最悪の結果を招いた。 人生で望んだことは「エリザベートと共に」だけだったのに。
バートイシュルではまだ、「妻を選ぶ『ぐらい』なら、唯一 自由に任されてもいいだろう」と思っていたかもしれない。 ただ、自分にとっても相当の努力を強いられる作業である 皇帝の務めが、彼女にとっては不可能だったと気づく頃には、 それでも、彼女を自分のそばから解き放ってやれないくらい、 彼女を切実に求めてしまっていた。
だから、ゾフィーとの決別辺りから私に感じられていたのは、 ただひたすら、フランツの後悔でした。帝国を選ぶことも 彼女を選ぶこともできずに、動けないまま双方を苦しめる自分。 それでも、「我が妻」であることだけが救いであったのかと思うと、 抑制し動かないことに全ての力を注いでいたはずの彼が、 初めて自らの体で闘い抗う「♪悪夢」が辛かったです。
しかし、そうやって『エリザベート』を観てしまうと、 シシィの死から後、いきなり違和感があったのも確かで。 Un Grande Amoreのことなんか、すーっかり忘れていたし。 そこで助かったのが、ルキーニが最後に現れたことでした。 そういえばこれって、ルキーニの言い訳だったんだなと思ったら、 「・・・というお話でした。ちゃんちゃん」で落ち着いてしまいました。 シシィ、ごめんよぉ。でも、君の美しさは全編通して愛していたよ。 そんなわけで、劇場を後にしつつ何か違うようなと思ったけれど、 フランツの生涯に非常に引き込まれ、満足した観劇でした。 ・・・で、目的の一つ、井上ルドルフもほぼ見そびれたよ(^^;
2005年09月21日(水) |
『月光少年』予告編〜きょう月の下で〜 |
<場所>東京ドームシティLaQuaガーデンステージ <時間>19:00〜19:30(抽選会19:30〜20:00)
9/30〜10/10に博品館で行われる 音楽幻想活劇『月光少年〜あした月の上で〜』の 番外予告編なるものに行ってきました。この舞台、 『マウストラップ』で戸井さんと共演されていた 岩田翼さんも出るので気になってはいるけれど、 全席¥8,000という高めの値段設定に対して、 絶対に行くぞとまで惹かれる宣伝じゃなくって。
それが、無料で予告イベントをやってくれる、 しかも会場が東京ドーム脇のラクーアなら、 来週のコンサートの下見もできるかもなんて、 不純な動機まであって、ふらっと行ってみました。 そんな理由のせいか、30分のイベントに5分遅刻、 整理券をもらって座る席は既に囲われていたため、 少し離れた植え込みから観ていたので、 周囲を囲むジェットコースターや回転木馬の音声で トークは3分の1くらい、かき消されてしまう状態で。
でも結論から言えば、それでも既に30分で、 「ごめんなさい、もうお腹いっぱい」になったかも。 司会は美声のシャンソン歌手、嶋本秀朗さんで、 (今までミュージカル俳優さんだと思っていました(^^;) 主役は歌舞伎(嘉島典俊さん)と元宝塚(星奈優里さん)、 阿部裕さんが舞台でも使われる♪It's Only a Papermoonを 歌う隣では、現役OSKの男役(男装)&娘役さんが、 OSKままの真っ白なきらびやかな衣装で歌い踊る。 蓉崇さんは中国武術を披露し、アクションする集団も。 そういえば、嘉島さんの歌はイマイチだったかな。
わあ〜、ホントに異業種対決だ〜と感じはしたものの、 話がロミジュリの割に、それぞれの種族間での まとまった印象とか感じられなくって、どうも散漫。 それぞれの技が見事ならストーリーは気にしなくて、 一度で多くの種類が観られてラッキー♪と考えられる 人には向くだろうけど、私には苦手な舞台っぽいかも。 技よりドラマ好みの私には、30分で十二分くらい満足。
そんなわけで、せっかくですがこの舞台は、 予告編だけは無料で観たくせに、本編は観ないかも。 一緒に踊った小野妃香里さんや佐野圭亮さんに比べて 岩田翼さん@無月(むつき)の振りが遅れがちに見えたのは、 狭い舞台の隅っこだったからなのか確認できないのは 残念ですが、また機会があると信じることにします。 ストレート出演が多いので「特技:ジャズダンス」を 拝見する機会は、なかなかないんですけどね・・・。
2005年09月17日(土) |
ミニミニミュージカル「隣人」など |
東京會舘ミュージカルサロンvol.5に行ってきました。 出演は、高汐巴&戸井勝海。17:00〜18:20お食事、 18:30〜19:30ミニミニミュージカルコメディ「隣人」、 バイオリンによる♪I Got Rhythmの演奏があって、 それぞれにソロ1曲、デュエット1曲で20時頃まで。 お料理は、以下の感じで。 ・海の幸のカクテル ・コンソメデンマーク風 ・ローストビーフ洋わさび添え温野菜とともに ・季節のサラダ ・桃のムース ・コーヒー
ミュージカルは、コメディだけに、 相手とのテンポ合わせ他、手間隙かかってるんだろうなと 感じられたのですが、練り込みが足りない印象。 話はチラシにあったとおりで、隣に越してきた女性 三条ゆかりに、真面目なサラリーマン田中はじめが 引っかき回されるという話でした。実は彼女は 私立探偵で、このアパートに住む田中さんに 一目惚れした某専務令嬢の依頼で素行調査のため 越してきたと、歌い踊って話してくれるのですが、 個人的には、こんなへっぽこに依頼しているようじゃ、 そのお嬢様の父上の会社も大したことないなと思ったり。
そんなこんなで、話は高汐さんがメイン。 歌も高汐さんメインで、デュエットするにしても 戸井さんはキーが低すぎて声が出難い印象があって。 だから戸井ファン的には、本当に非常識な彼女に 文句言いまくりながらも何かと関わってしまい、 気がついたら何となく惹かれてきているという演技が 見せ場だったかな・・。最後近く、隣から聞こえてきた 馬鹿でかいボリュームのジュリーの歌に、ふっと、 「仕方ないなぁ」というように見せた笑顔が優しげで、 いいなぁと彼女が羨ましくなってしまったし。
まあ、ある意味、一番の見所は衣装だったかも。 淡い色のサラリーマンスーツに「眼鏡」という、 Myつぼな服装から始まって、パジャマもあり、 シャツもあり、Vネックセーターもありとお着替え多々。 最後に着ていた少し蛍光っぽい黄緑のセーターは 今ひとつ似合っていなかったけれど、その前の、 少しくすんだ緑のカジュアルなシャツは○!(*^^*) 普段モノトーンの服が多いけれど、こんなに似合うなら 色みのある服も、着てほしいなぁと思ってました。
というか、1つ、多大な疑問。 普通のアパートでは、ベランダの隣の家との境って、 またいで越せるようなものなんですか?当たり前の ように行き来していて境界線が不明でしたけど。 隣の家との敷居って、災害時にはぶち破れるような、 でも普段は見えないし行き来できないような薄い板で 仕切られているのが普通だと思っていたのですが、 あんなに出入り自由だったら怖くないのかなぁ? まあそうでもなきゃ、隣との親睦なんて深まらないけど。
をいをい(^^;というキャラに惚れてしまった上に、 全然気づいてもらえなかった田中君のミュージカル後。 戸井さんのソロは、1月のBDPartyで聞きそびれ、 ゲスト出演したコンサートでも歌ったと聞かされて 悔しがり・・を繰り返した末、ようやく出会えた 「♪Why God Why」でした。正直、よかったです。 まずはとにかく、今日1曲だけでも、遠慮のない歌が 聞けたことが嬉しかったことはありますし。
結局この舞台に結論が出ていない私には、クリスが どうあってほしいのかも分かっていないのですが、 少なくとも私にとっては温かみが強いと感じられる声で 歌われると、やりきれない話でも「それでも、自分だけが 大切だった人は多分一人もいなかったのだ」という エンディングメッセージが聞こえるような気がしました。 (これ、何の話のセリフでしたっけ?思い出せない・・・) 後日注:なるしまゆりさんの『レプリカ・マスター』でした。 「それでも努力にはきっと意味がある」と思えれば、 そう希望が持てる話に感じられるのかなぁと、 聞きながら思っていました。ああでもこれって、 キムに感情移入する人から見れば論外の感想なのかな?
2005年09月14日(水) |
井上芳雄コンサート『星に願いを』初日 |
<場所>アートスフィアI−27番 <時間>1部19:00〜20:00、2部20:15〜21:15
井上君のソロコンサートに行ってきました。 あ、今回は、玲奈ちゃんがゲスト参加していますが。
全体的には、来てよかったな〜って満足。 いや、大満足って感じじゃないんですよ。全然。 マイクボリュームは最初から最後まで相当でかくて、 慣れるまで最初のうちは耳に響きすぎて辛かったし、 1部はね(井上君自身がトークの最中に「1幕」って 言ったのをわざわざ「1部」と言い直したので従います)、 確かに、ちょっとスローテンポの曲が多くて飽きかけたし、 今回は自分の好きな曲だけ並べるんじゃなくて、 テーマ(「星に願いを」)に沿って選曲したという割りに、 逆に統一が取りにくくなったのかなという印象もあったけど。
でもね、やっぱり、音大出身の歌い方は好みじゃなくても、 すごく丁寧にあらゆる人と目を合わせながら話す感じや (私自身も見えてる?と思わされる時が何度もあったけど、 他の時は、あの辺りの人を見ているなと分かる気がする) そうでありながら、翔び立てそうな広がりを感じさせるなど、 いい成長してるな〜!と惚れ惚れさせられた印象の方が強い。 簡単感想としては、英語の曲に好きなものが多かったかな。 基本として外国語の曲は意味が分からないから嫌いな私が、 そんなふうに感じるのは、単に井上君の英語が 聞き取りやすかったからだけじゃないと絶対に思います。
まとめて「これ」という感想を書きづらいので、 パンフレットに書かれた曲順に思い出すままに感想を。 一番下には、パンフに書かれていないアンコールの曲も 感想書いてあるので、ネタバレ嫌な人はパスしてください。 トークは・・・、多分ネタとして決まっていて毎回同じことを 話す部分は上手ってことなのかな。いまいちな部分との 差が大きいのは、そういうことだろうと理解しました。 初日ってこともあるかもだけど、あまり上手じゃないかも(^^;
・オープニング 「♪星に願いを」のインストが流れ、 吊られた丸い2つのスクリーンに地球と木星が映り、回る。 客席を柔らかいライトが包み込むように照らし回っていく。 ・Written In The Stars(『AIDA』より) 黒い長いジャケットに幅広の銀のネクタイを締めた井上君、 登場するなりトークなしで歌いだしました。雰囲気はいい。 でも私、知らない舞台の歌は苦手なんです。外国語だとなおさら。 ただ、井上君の英語って分かりやすいかもと思いました。 もとはデュエット曲だそうですが、知らないので違和感なし。 ・Stars(『レ・ミゼラブル』より) 「真っ直ぐな正義の人が星に誓う歌」みたいな感じの 始まる前の説明は、なかなかに嬉しかったのです。 でも優しく柔らかく甘く歌われて、ちょっと違うかなぁと。 ・星から降る金(『モーツァルト!』より) ここで「おっ」と思った。私もノってきはじめた感じ。 自分でも言っていたけれど、毎日 言われる側でいると、 反対側に立った時、すごく気持ちが分かる気がするものだと。 そうなんだろうなと思わせる広がりのある歌でした。 この時のトークで、石井ジョンに至ってはクリスの気持ちが 分かりすぎて、クリスより先に泣いたりしてたとの話も(苦笑) ・空に星があるように(by荒木一郎) とっても声楽で、割と苦手な歌い方でした。 多分、この曲の前だったかな?ジャケットを脱いで、 ハンドマイクからヘッドマイク(って言うの?)に切り替えて。 下手の椅子で歌っていたのですが、途中で上手から 玲奈ちゃんが出て来たので、ついそちらを見ちゃって、 すっきり細くなってきれいになったなぁとか思いつつ。 ・Tonight(『West Side Story』より。デュエット) 上手側に、一目で分かるWSSのバルコニーという感じの、 井上君曰く「鉄柱」が造られていました。そこで、 ポニーテールにひざ下フレアという玲奈ちゃんとデュエット。 サイゴンの時より更に、歌い方が合わなくなってきた感じかも。 トニーもマリアも、個々では役に似合っているんですが・・・。 ・お着替えタイム オープニングで地球と木星が映ったスクリーンが降りてきて、 今度はくつろいだ感じでポツポツと歌う井上君を映し出して。 「♪空に星があるように」再び(だったと思う)。格子のある 大きな窓の手前に置かれたソファベッドの上でアカペラ。 何となく、こっちの歌い方のほうが好きでした。 ・真夏のシリウス(新曲・デュエット) ごめんなさい、玲奈ちゃんの歌が外れ気味だったことしか 覚えていないです。これもスローテンポの曲でした。 ・見上げてごらん夜の星を 星金でも思ったけれど、井上君の手を広げるしぐさが好き。 肩から開くせいかな、すごく全体が大きく頼もしく見える。 時に優しく、大きく、強く、雄弁な手だなぁと見とれます。 ウルルンでウズベキスタンに行った時の話を少ししてくれて、 あの広い空の下で歌って似合っていたなぁと思い出しながら。 ・わたしは青空(byクミコ) タイトルの「わたし」は、亡くなった人。 「わたしは青空になって、いつもあなたのそばにいるから」と、 早世してしまった立場から歌う歌。知り合いが事故で 亡くなられた直後ぐらいに出会った曲だという話でしたが、 何がどうじゃなく、涙がじわじわ止まらなくなって困りました。 歌う前の説明では、『星の王子さま』を思い出しちゃったし。
<2部> ・This is Not Over Yet(『PARADE』より) 多分、このコンサートで一番ぐらい好きだった曲。 M!で井上君に落ちた私は、こういう曲が好きなんだと思う。 全然知らない外国語の歌だけど、力強く勢いがあって、 聴いていて血が燃える感じが伝わってくる。 ・Steam Heat(『The PAJAMA GAME』より。デュエット) 続けてダンス。ハットにステッキで。 一緒に踊ると明らかに玲奈ちゃんの方に目が行ってしまうなぁ。 単体で観る分には、井上君の踊りも伸びやかで好きなんだけど。 2人の舞台的相性には更に不安が広がったけれど、それでも、 ミーマイ観るぞ!と思わせる明るさ楽しさを感じさせられて。 ・玲奈ちゃんのお着替えタイム 垂れてくる汗を拭きながら、長めのトークタイム。 1部ではタオルが緑(←私の好きな色)で勝手に嬉しかったんだけど、 2部では濃い灰色だったかな?オペラ使ってないので黒だったかも。 「なんでこんなに間を持たせてるかというと、彼女が着替えてるから」 と言いつつ、なんと!稽古中のルドルフを踊ってくれました! マイヤーリンクかな?「手拍子の用意はいいですか?あ、本番は 手拍子しちゃダメですよ」と前振って、ほんのちょっとでしたが。 井上ルド観たいぞ熱がガンガン上がりましたわ。 ・Journey To The Past(『アナスタシア』より) 赤いドレスで現れた玲奈ちゃんのソロ。 でも、井上君の歌を続けて聴いてきた後だとどうしても、 彼女の歌の荒さが目立ってしまった感じでした。スローな曲でなく、 力技で歌える曲にすれば、もっといいのに勿体ない選曲するなぁ。 確かこの後でやっと、玲奈ちゃん@ゲストの正式紹介でした。 この2人の会話って姉弟に見える時と兄妹に見える時があるかも。 ・The Phantom Of The Opera(『オペラ座の怪人』より) 彼らには、1部の曲よりこっちの方が似合っていた気がしました。 明るく愛し合っている曲では、噛み合わない印象が目立ったけど、 井上君、伏せ目がちに相手をねめつける表情が意外にいいし、 声は文句なく圧倒的な広がりを感じさせるし、惹かれる感じ。 最後のクリスの音に重ねてきた声にぞくぞくしました〜。 ・小さな空(by武満徹) 佳品という感じの小さな可愛らしい曲。 1部にあったら飽きてたかもだけど、ここにあったのは嬉しかった。 ・雪の華(by中島美嘉) 良かったいう記憶しかないんだけど、どんな曲だっけ(^^; ・If We Hold On Together(byダイアナ・ロス) 優しい歌だなぁと思う。歌詞なんて分からないけれど何か元気が出る。 最後のハイトーンがきれいだったなぁ。 ・ビリーブ 長崎の牧師さんが作った曲だとか。 某紀行番組の主題歌としてしか知らなかったから少し驚き。 子供たちの合唱で聴き慣れていたので違和感のまま終了でした。 ・You Raise Me Up(byジョシュ・グローバン) 好き。・・っていうか、これ、9割方、歌詞理解できたかも(@_@;) 「君は僕を、僕ができるより高みに行かせてくれるんだ」って、 締めに、思わず井上君が歩いて来た道を思い返してしまったり。
<アンコール> ・世界が終わる夜のように(『ミス・サイゴン』より。デュエット) この2人のデュエットは・・・以下略。 「♪Why God Why」の方が好きだったし、聴きたかったなー。 ・伝えたい・・・ありがとう(井上芳雄2ndアルバムより) これの直前でバンドメンバーの紹介って、普通なのかな? 1部からずっと「彼女は後で紹介しますね」と言い続けて、 ゲスト紹介が2幕半ばって構成も、ちょっと不思議だったんだけど。 曲自体は、やっぱり苦手な歌い方。でも「♪You Raise Me Up」の 後で聴くと、素直に彼の気持ちが感じられたかも。
<Wアンコール> ・星に願いを 幕が上がると、スタンドマイクの前に立つ井上君。 「拍手有難うございます。それじゃアンコールをもう1曲。 ・・・って、やる気満々のスタイルですよね。これでアンコール かからなかったらどうしようって、ドキドキしてました」と始めて、 おもむろにマイクの前に上げた手の中には小さなオルゴール。 「♪星に願いを」を鳴らし終わってからアカペラ。静かに幕。 しまった、好きだーっ!って感じだったかも(苦笑)
2005年09月12日(月) |
松雪さん&おひょいさんinビストロ |
とにかく東京ドームに行く前に、 拓哉&吾郎のパラパラを覚えなくちゃなので、久々に スマスマ見たら、ゲストが『吉原御免状』コンビでした。 何か話すかなーと思ったけど、ほとんどなかったですね。
一度、剛が『恋に落ちたら』で一緒した話を始めて、 中居が「堤さんと今、舞台されているんですよね?」と振り、 やった、来たーーっ!と思った瞬間があったんだけど、 その瞬間に、慎吾&吾郎が「できたー!」って。 おかげで話が終わっちゃったよ。あほーっ。
その2人の出したものは、 岩ガキの冷製スープ+酸味の強いジュレ(和風だし)と、 慎吾が得意の、見た目も楽しい感じで、飴のボールの中に、 桜のチップを燃やした香りがを閉じ込めたフォアグラのテリーヌ。 そして、フォアグラのソテーを乗せた、コヒーバでスモークした 和牛ロースト。確かに葉巻で焚いてたよね。驚いたけど。 松雪さん、「脳みそにくる味」と素敵な表現。
対する剛&拓哉チームは和食風味で、 フォアグラの茶碗蒸し+マグロのだしのシャーベット、 フォアグラの西京焼き+カキの香草パン粉焼きという感じで。 それを食べている最中に、中居が「松雪さんはあぶらとり紙の 表紙に似てますね」とすっとんきょうな表現をしたら、 「花魁姿もいいですよ」と、おひょいが再び振ってくれたけど、 それだけで終わってしまって。完売舞台じゃないのに、 ちゃんと宣伝しなくちゃダメじゃんよー。
ステーキに惹かれた2人が慎吾チームを選んで、 もらったものは、6時におひょいさんのシルエット、 2時に「おひょい」と書かれた、彼特製の懐中時計。 懐中時計(^^;吾郎ちゃんはともかく、慎吾似合わねー。 まあでも、「ヒョイっていなくなるから『おひょい』」と、 名前の由来を聞けたのは収穫だったかな。
そして・・・、肝心のパラパラは今週はなしでした(^^;
2005年09月09日(金) |
『吉原御免状』2日目 |
<場所>青山劇場H−35番 <時間>1幕18:00〜19:15、2幕19:35〜20:55
とにかく、きれいだった〜。 紅く塗られた格子や壁が回り舞台に乗っていて、 転換のたびに、光と影を色濃く映し出す中に 色が映えて、回り灯篭や万華鏡を思い出させる。 きついライトで照らしているのに、どうして、 色街のろうそく揺らめく印象になっているのかなあ。
普通の場面の途中でも、格子や建物と建物の間を 通り過ぎていく人のざわめきが、雰囲気を出す。 その中で、堤@誠一郎と松雪@勝山太夫という 画に描かれたような美男美女の織り成す悲恋。 色っぽいし、ちょっと、うわ〜って嬉しくなっちゃう。 ちょうど観たばかりの『エリザベート』に対する不満、 初演にはあった、色気と雰囲気が、ここにはある感じ。 いや勿論、東欧の陰鬱な色気とは全く違うんだけど。
本当に、誰が何といっても、まずはセットと、 それから、堤さん&特に、松雪さんブラボー! 仇っぽさというのかな、とても おいらんっぽい。 古田さんとの絡みで、ちょっと目をそむけたくなるような 場面もあるけれど、おいしい役を見事にこなしている。 対する堤@誠一郎も、人を惹きつけまくる魅力があるのに、 無自覚な辺りがまた魅力という、迷惑だけど惹かれてしまう、 染まっていない感じが意外に似合っていて。ちょっと、 おばば様のように、手を出してみたくなったかも(笑)
うわ〜、すてき(*^^*)とうっとりしている中で、 どうにも不満だったのは、まずは京野ことみ@高尾太夫。 太夫として、この街のトップに立っている存在感や色気、 最後に誠一郎を包み込むような大きさが、ないんだもん。 幕間に友人が「鈴木京香で観たかった」と言ったけど、 めっちゃくちゃ同意。ただし、彼女本人なら勝山の方を やりたがるだろうというのも同意。脚本からして、高尾は、 いなくても大して関係ないような役になっている印象だし。 それでも存在感を出せる役者はいると思うけれどね。
もう1人不満なのは、おひょいさん。 雰囲気にうっとり〜するだけなら、彼の台詞が 分からなくても、そんなに問題ないといえばそうだけど、 この吉原が実は、女にとっての天国であるという話は、 幻斎が中心になって進んでいくというのに、肝心の人が 台詞を忘れたり、人の名前を間違えたりするのって論外。 相手もフォローしようがない場面で完全に台詞忘れて、 話が止まった沈黙の中に、プロンプの声が響くって・・・。 でもまあ、雰囲気はあるんですが、私の感じたストーリーだと、 話にちゃんと交じって演じてくれても、イメージ少し違うかも。 堤さん演じる若い頃の幻斎にある、トップに立つ力が、 年取って消えちゃってるような印象すらあるし。
古田@義仙は、今回は純粋に悪役。 文句ってほどじゃないけれど、もう一声足りない感じ。 じゅんさんが演るような役だと聞いていたけれど、古田さんの かわいげや愛嬌がない演技が、今回の舞台に合ってるかも。 裏表のない「これぞ悪役」になっていて方向性は好きだけど、 でも、それならそれで、凄みみたいのは欲しいかなあ。 台本でやってることはすごい割に、迫力は少な目だし。 誠一郎との殺陣なんて、もーーっとドキドキしたいよお。 何だか中途半端に、応援したくなる種のかっこ良さがあって、 素直に誠一郎のかっこ良さにドキドキ見惚れられない。 悪役のかっこ良さには、ゾクゾクしたいんですけど。
役者がフォローできない分、高尾太夫は、もう少し 脚本で書き込んであげたいなという気がしたけれど、 全体的に、劇団員の出番はいい感じのバランスだったかも。 劇団員で、目的の1人である橋本じゅんさんは、 動かない宗冬役が、意外に存在感あって嬉しかった。 愛嬌を抑え込んで、真正面から苦悩する役って、 初めて観たかもしれないけれど、男らしくて好きかも。 でもつい、殺陣を期待してしまうのは・・・ごめんなさい。
あと、堤さんたち以外の大きな殺陣の見せ場が、 梶原善さんvs粟根さんという、ミニコンビだったのは、 ただ観ていて絵的にも うっとりできちゃう舞台の中で、 ちょっとだけ、残念だったかも。ごめんなさい。 その横で目立っていた(もちろん殺陣でも)川原さん、 ちょうどこの日は誕生日だったらしく(SMAPと一緒だ(^^;)、 カーテンコールで堤さんの紹介とともにケーキが出てきて、 9月生まれ全員と一緒に、お祝いしてもらっていました。 ものすごく関係ないけれど私も9月生まれなので、微妙に お祝いしてもらった気分で、二重に嬉しかったです。
2005年09月06日(火) |
『エリザベート』(山口・綜馬・浦井) |
そんなに思い入れのある演目じゃないんです。 エリザベートもトートも、私には理解不能の人たちだし。 でも、綜馬陛下は好きだから、やっているなら観たい。 だからチケ争奪戦時、「良席で観たいわけじゃなし、 そこまで頑張って参戦しなくても大丈夫だろう」と、 甘く考えたら、1枚も手に入らなかったという演目です。 いや、ものすごく甘く考えて、どうせ1回なら誕生日にと、 井上ルドの25日単取りで狙っていたせいもあるのですが。
さすがに、そのたった1枚が手に入らなかった時点で、 「とにかく、綜馬陛下だけでも見せてくれ」に変更、 ようやく、開演20分前に取り引き成立というかたちで、 譲っていただくことができました。ありがとぉぉ〜(泣) 随分断られたけど、ギリギリまで諦めないでよかった。 ホント、努力っていうのは、してみるもんだなあと実感。
この際だから、ついでに言ってみよう。え〜っと、今、私、 岡田浩暉さんのミニライブ(24日or25日夜)を探しています。 友人にも頼んで2口申し込んだのですが、きっぱり外れ、 今のところ、当たった人を見たこともないくらいなので、 もし行かれる人いたら、「行くよ」報告だけでも求めています。 誰か、本当にやるんだということだけでも確信させて下さい(^^;
『エリザベート』
<時間>1幕18:30〜19:50、2幕20:20〜21:40 <場所>帝国劇場N列46番 <主な出演> 一路真輝、山口祐一郎、高嶋政宏、鈴木綜馬 ゾフィー:寿ひずる、マックス:村井国夫、ルドルフ:浦井健治 ルドヴィカ:春風ひとみ、マダム・ヴォルフ:伊東弘美 シュヴァルツェンブルク公爵:塚田三喜夫、グリュンネ伯爵:治田敦 エルマー:藤本隆宏、シュテファン他:縄田晋、ジュラ他:野沢聡 ツェップス他:大谷美智浩、リヒテシュタイン伯爵夫人:小笠原みち子 少年ルドルフ:塩野魁土
そんな訳で、やっぱりこの話、よく分からないのですが。 開演時、指揮者さんが挨拶したところで期待したのは、 初演時のように、風の音の中にトートダンサーズが 左右から現れてくることだったりするくらいだから、 あんまりしっかり覚えているわけでもないようですし。 でもトート閣下は相変わらず、動けば随所で笑わせてくれ、 立っていれば(特に後ろ姿)すばらしく雰囲気きれいで満足。 分からないなりの拘りは、この演目での「死」は、美しく あってほしいことなので、少し痩せたっぽい山口トート○。 歌はエコーかけすぎで、彼が歌っている意味ない感じだけど。 そして今回エリザベートが、前半、若返っていた印象も好き。
以前から彼女に対しては「何だかんだ言ったって、 自分で選んで皇室に入っておきながら、文句言うなよなー」と 感じてしまいがちだったのですが、バートイシュルまでの彼女が 本当に小学生か せいぜい中学生ぐらいの子供子供だったので、 「うっそ〜、皇帝陛下になんて求婚されちゃった!」ぐらいで、 何も考えず舞い上がってOKしたんだろうと、思えました。 おかげで、結婚式翌日の♪「私だけに」では、まさに、 「エリザベートは自我に目覚めた」という印象でしたし。 今回、ほんの少しだけ、彼女に同情的になれたかな? でもそれで不機嫌になるトート閣下は、やはり分からん。
彼女に多少なりと共感する余地を得られたのは、 ゾフィー皇太后のキャスト変更によるところもあるかも。 前回までの初風ゾフィーだと、母として息子を守り導かねばと、 果敢に政治を行っている女性という印象があったけれど、 寿ゾフィーはまさに「宮廷でただ一人の男」という感じ。 鉄壁の鎧を身にまとい、ガスガスと遠慮会釈なく歩き回る。 可愛さ・優しさ・柔らかさどころか、人間味より効率だろうなと 思われて、個人的に反感を感じた分、エリザベートに 同情的になれた部分もあるかなという気がします。ただ、 この作品のゾフィーは、この方が正しいのかもしれないけど、 どうにも がさつで品がなく感じられる部分も含めて、 前回の方が個人としては好きだったかなという印象。
ゾフィーといえば、その死の場面、 大不評だった電飾で唯一好きだった、ハプスブルクの象徴、 双頭の鷲が徐々に消えていく映像がなくなっていました。 プロジェクターの映像、キメは細かくなって有難いけれど、 妙に馬鹿でかくて目立つ♪「夜のボート」での三日月とか、 やっぱり滞空時間の長いシシイ落下シーンとか、 どちらにしても文句言いたいところは多々。 あ、でも、落下シーンでシシイの中に開いたドアに 全員が消えていくのだけは、なくなってとても嬉しいです。
後は、前回、ヒョロヒョロしたか弱い坊やだった 浦井ルドが、少し成長してしっかりしていたのが嬉しかった。 ♪「ミルク」では、踊りは まだまだだなぁと思ったけれど、 歌い始めたら驚くほど声に艶が出ていて、努力を感じさせたし。 逆に藤本エルマーは、前回より評価低かったかなぁ。 台詞のテンポがずっと同じで、強いところだけ聞こえて、 弱いところは全く聞こえなくなってしまうのが辛い。 縄田さんの方がずっとよく聞こえるよ(^^;と思ったり。 塩野君のますます安定した歌いっぷりに感心したりしつつ、 今日の一番の収穫はルドルフsだったかもしれません。
2005年09月05日(月) |
TVネタ(『ネタ元』など) |
今日は岡田君出演の月ミス。 通常はニュースぐらいしかTVを見ないので、 また忘れないよう、携帯に入力しておきました。 まず朝出かける前にアラーム。今日は予定がないから ビデオのタイマーは不要だなと最初のチェック。 夕方には残業も寄り道もせず帰れアラームを鳴らし、 20:50に、そろそろだよアラーム、20:59に、 いいかげんTVつけろよアラームまで入力。
おかげで無事に見始めて、2時間。 主演の沢口靖子には共感できないドラマだったかな。 男社会に対して「女は損だ!」なんて、肩肘張って 戦ってるというのは、私より一世代上、今なら 40代半ば〜50代ぐらいの人たちのイメージだし。 可愛い人や美人の方が自分が「女」扱いされることに 敏感になるのかもだけど、隣にいられるとキツい感じ。 でも岡田君的には、ただの「いい人」じゃなくて、 二股三股かけてヘッドハンティングしてくれるとか、 裏で話が書けそうなキャラでよかったかも。
ショックだったのは、 「あー、結構おもしろかったかな」と見終えて、 ハッと気づいたら、スマスマを見逃していたこと。 普段からそんなに見てないけど、スマスマ内コントの 拓哉&吾郎ホストクラブ物がコンサートで使われていて、 皆が踊ってるのに私だけ分からないのが悔しいんで、 録画して、ドームでは踊ってやるー!って思ってたのに。 世の中に「裏番組」なんてものが存在することを、 すーっかり忘れていたよ。来週もホストコント、 やってくれるかなぁ・・・やってくれるよねぇ・・・。
そういえばもう1つTVネタ。 戸井さんの後輩に当たる匠馬くん、 『探偵バイユアサイド』HPに登場しました。 クランクアップまで後10日とか書かれてたし、 何となく、もう登場しないのかと思っていましたが。 デビュー前から見ていくことなんて滅多にないし、 これも忘れないように放送日アラームかけておくかな。
2005年09月03日(土) |
とりあえず更新連絡。 |
えっと、まずは連絡事項。 『プロデューサーズ』感想、8/24に上げました。 大して書くことなんかないし「楽しかった」だけで いいやと思っていたはずが、記録的長文になりました。 でも、岡さんのことは数行しか書いてないかも。
本来の幸せ〜(はぁと)だった今日のことは、 今から頑張って書きまする〜♪ いや、SMAP話ですが。 そうそう、山本副長、また来てました。 博多でも見に来てたって話なのに、さすがマメ。 C8ブロックになるのかな?出べそ真正面席。 松岡修造も来ていて、誰の関係者?と思ったら、 今日のスマステのゲストだったんですね〜。
もう全っ然、感想が追いついてないです。すみません。 たかが一日武道館にこもっていた程度の疲れが抜けなくて、 毎日、倒れるように早寝しています。昨日なんて9時前。 今日は防災の日で、会社の緊急連絡網のテストがあるらしく、 なるべく早く帰って自宅にいるようにとか言われたので、 コンサート前に美容院行こうかと思っていたのを諦めて、 サクッと帰ってきて待っているのに電話が来ません。 ここまで待ったなら、お風呂入っていたり寝てたりで 「いませんでした」扱いになるのも悔しいしと、 必死で起きているのに、いつになったら電話来るんだー。
そんなわけで、待っている時間に、 何とか1つだけ、感想をアップしました。けれど、 眠いせいかいつにも増してフォローの言葉が出なくて、 文句垂れ垂れ感想なんで、受け付ける方だけどうぞ。 ものは『夏の夜のロミオとジュリエット』でした。 とりあえずもう1時間ぐらいは頑張って起きていて、 その間に書き終えたら『プロデューサーズ』も上げます。 つか、いいかげん電話かけてこいよー。11時になるぞ。 いくらうちのチームは人数が多いといっても、 そこまで時間かからないと思うんだけどなぁ・・・。
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