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2004年10月31日(日) サイゴン10月楽

ものすんご久しぶりに観劇してきました。
・・・って事も、実はないんですが、気分的に。
だって、9/18に連日お仕事2週間に入ってから、
そのまま引っ越し月間に突入したもんだから、
観劇日はといえば、9/16轟天、10/2サイゴン、
10/14キャバレー、10/20アオドクロ、そして今日。
毎月10本超の数年だったのがいきなりこれじゃ、
ものすごーーーく久しぶり気分なのも当然かと。
それがいきなり楽日、お祭り日ってのも
どうかと思いますが、まあ成り行き上ってことで。

『ミス・サイゴン』17:15〜
(別所・知念・高橋・泉見・石井ジョン楽)
別所・知念・井上・石井・高橋・泉見・平澤・畠山
<座席>F-29

感想は個々に。まずはキム。良かった。
今日初めて♪「命をあげよう」が最後まで聴けた。
やはり全く共感はないけれど強い意志に説得力を感じて。
意味を考えながら聴くうちに途中でついていけなくなり
「なんでいきなりそうなるの?」と思っているうちに
歌が終わってしまって何が何やら分からないうちに
1幕も終わってしまって取り残されることはなくって。
家や喫茶店で歌詞カードを前に解釈していた言葉群が、
キムの行動が、今日やっと、腑に落ちたかもしれない。

友人の言う「知念キムは怒りのキム」が分かったからかな。
エレンじゃないけど、「私、闘うわ」が現実であるキム。
芯の強さでは多分、4キムで一番なんじゃないのかな。
それをベースに考えていくと、タムへの思いの強さが
♪命をあげよう に変換される過程が理解できたような。
全く同意はしないけれど理解はできた。すごい進歩だ。

別所エンジニアも、すごく成長していた。
でも相変わらず良くはなかった。巧いね、というだけ。
どうも芯が定まらなくて、大きいのに存在感が希薄。
別の友人の感想を借りれば、つまりは「大味」。
アメリカへ行きたい思いも真剣みが感じられないから
♪「アメリカンドリーム」なんて、早々に飽きるもん。
ただ、女の子たちを「物」扱いするのは、とても好き。
要は作りたい方向性は嫌いじゃないんだよ、多分。
あと、歌詞の聞き取りやすさは素晴らしいと思う。

井上クリスは、やっぱり好きだな〜。青くさくって。
本気で、若き日の過ちを何とかしたいと思ってるもんね。
ここまで徹底してバカでひどい男だと、もういいや。
何か子供の可愛げがあって許せてしまうというか。
ただ少し、熱くなる時の動きの単調さが目立ってきた。
♪「Why God Why」なんて大好きなのに、勿体ないかも。

石井ジョン、玲奈キムとの方が相性良かったかも。
知念キム相手だと、その熱さ親切さが有難迷惑気味。
でも、井上クリスとの仲の良い先輩ぶりは好きだし、
♪「ブイドイ」での熱血弁論ぶりは、近づいてきた
大統領選挙を思い出させたりして、アメリカっぽく。

高橋エレン。この人は本当に安定している。
声は回によって出来不出来が大きいけれど、演技は○。
私はただでさえ♪「今、彼女に会った」には弱いけれど、
彼女のエレンは特に、キムに対して親切であると同時に、
公平・対等であろうとする努力と葛藤が強いだけに、
最後の「私、闘うわ」が真実味を帯びていて泣ける。
(この場面での握りこぶしはやりすぎと思うけれど)
♪「エレンとクリス」でも、信じたいんだなという
気持ちがすごく感じられるから、強引で勝手な
クリスの告白も、何か納得してしまう感じがいい。

泉見トゥイ。この人も安定してたね〜。
正直、泉見洋平という人が、こんなにできるとは
思わなかった。というか、今でも思ってないかも。
でも、このトゥイだけは本当に切なくて良かった。
いや思い込みだけで独善的に相手に対してる男なんて
現実なら すげー勝手で面倒な男なんだけど、
舞台上なら、その一生懸命さが切なさをかもし出すから。
ただ、今日のは少々やりすぎ感があったのは確かだけど。
3年後にキムを訪ねて来た時の愛しそうな笑顔などが、
私的にはほんの少しだけ、好みより派手すぎたようで。
今日は楽なのに、ほんのわずか不満だったのが残念。
でも、総合的に非常〜に好きでした。

ジジは、区別がついてません。すみません。
どの方も歌詞が聞き取りにくくて割と苦手系かも。
タム坊やも区別ついてないけれど、今日の子は、
お別れの前にキムがギュッと抱きしめていた時に、
微妙に腰が引けていたのが何だかな〜って感じでした。

いろいろ書いたけれど全体的には満足。
キムが良かったというのが、何よりの収穫かな。
『ミス・サイゴン』という作品を好きにはならないけど、
でも、理解不能な作品ではなくなったから、まだ助かる。
別所さんは8/14、知念ちゃんは8/22以来だったのですが、
やっぱり本当は舞台って、これくらい出来上がってから
観た方がいいんだろうなぁと、しみじみ思ったりも。
8月に通って4回観た坂健ジョンは、今でも私の
ベストジョンだから、後悔は全くしていませんが。
よし、なかなか納得する楽日だった。これで心置きなく、
戸井初日と久々の愛する筧エンジニアを観られるぞ〜!


最後になりましたが。
山本耕史さん、中村勘太郎さん、岩田元さん、
お誕生日おめでとうございます〜(*^^*)

毎年10/31といえば、『RENT』を懐かしみ、
山本マーク復活を乞い願う日と決まっていますが、
今年は、『新選組!』で勘太郎さんが殺されてしまう日。
山本@土方ともども、帰宅後に見るのを楽しみにしてたのに、
なんと、今更、ビデオ録りに失敗しました・・・。
でも何とか明日には、手に入りそう、かな?頑張るぞー!


2004年10月25日(月) 新居で初病気

カイロって、通年で置いてるものだと思ってました。
それとも、この近所のコンビニだけが冬季のみなの?

今日、前の家の引き渡しをやっと終えてホッとして、
なじみの店で食事、店を出て少しでガクッときた。
胃がキリキリ痛んで下腹も痛くて背中に強烈な寒気。
鳥肌立って冷や汗流れて、その場で座り込みたく。
ちょうど来たタクシーでターミナル駅まで3駅座り、
少し楽になってから新居最寄駅まで約30分の電車。
途中で電車降りて休みつつ、1時間近くかけて戻り、
あと5分歩けば自宅と頑張って、必死の思いで
マンション目前のコンビニに寄ったのに。

「まだ出してませんね」と言われちゃいました。
電車で席を譲ってもらえた顔色の私に対して、
そんなに簡単にあっけらかんと言わないでよ(泣)
でも他のコンビニやスーパーまで戻るのは不安で、
結局そのままヨロヨロと部屋に上がってきて。
寒がりな上に腹痛抱えた私には、まだ慣れてない
全面フローリングの底冷えは、あまりにキツイけど、
強い味方は全自動風呂&浴室暖房。ボタン1つ押して
着替えて、布団に包まって湯冷ましを飲むうちに
「お風呂が沸きました」と機械の女声で案内が。

空気まで暖かいお風呂で、しみじみ温まって、
パジャマの上からフリース着て毛布に包まり、
ホットカーペットの上でTV見ながらこれ書いて、
書き終わったら、スマスマ終わらなくても寝ます。
そんな状態なので、今日こそ書いてしまいたかった
『アオドクロ』の感想も、ごくごく簡単にだけ。
個人的にはアカの方が新感線らしいカタルシスに
あふれていて絶対に好きだけど、アオも割と面白い。
でも、面白いと思った最大の理由が、最も大根の
初舞台君だって辺りが、不思議な舞台だったかも。
とり急ぎそれだけ。後は、書けたら明日にでも。


2004年10月24日(日) ただいまです〜。

何とか引越しはしてまいりました。
MyPCを手に入れて8年目にして初めて、
自分で接続してネットにつながるようになりました。
感動〜。<アホ。

いや、今回は新しく購入したわけでもないし、
引越し屋さんが引っこ抜いてまとめたコードを
1本ずつはがして挿すだけのド簡単なものですが、
一度もつないだことがない身には、それでも
思い切りドキドキもので、立ち上がっただけで感動。
それから、ケーブルの入っているマンションなので、
今までのNifty接続をやめて、常時接続の設定。
できた〜。・・・って、これも挿しただけ。

しかし、PCの設定は楽勝だったのですが、
ビデオの設定が、どうにもうまくいきません。
「3桁のチャンネルは録画できない」って
説明書に書いてあるから、今夜のF1最終戦は
地上波で録画するかリアルタイムで見るしか
ないんだなと思いつつ仕事してたんだけど、
地上波すら、映像が見えない!音は聞こえる。

3時間格闘して諦めてカスタマーセンターに
電話しようとしたら、受付時間が過ぎてるし、
今日の『新選組!』は録画できないこと決定。
しかもBSの時間帯には家にいられないので、
地上波1回限りがチャンス(見られるよね?(^^;)
ちゃんとしっかり、目に焼き付けておかなきゃ。
で、土曜日の再放送までには問題を解決する。
でもこのビデオ、大概古いしなぁ、対応してない
って可能性もゼロじゃないのが怖いところで・・・。


2004年10月19日(火) ガーン・・・。

四季の村田恵理子さん、退団されたってホント?
ガーン。本当なら、ものすご〜いショック。
四季には本当に貴重な、演技できる方だったのに。
彼女のクリスティーヌなら、声のでかさだけが取柄の
ド大根ファントムが相手でも世界に入り込めたのに。
来年1月にやっと『オペラ座の怪人』が東京に
戻ってくるってのに、何を楽しみにしたらいいの?
レミゼの次に愛してるミュージカル五指の中には
確実に入る作品が東京で上演されているのに、
観ないのも観るのも地獄になるのかなぁ。悲しすぎ。
映画が結構よさげだから、そっちには期待できるけど。

しかしホントに四季って、できる人からいなくなる(泣)
最近は歌手ばっかり入団しては、すぐに主役はるから、
演技をきちんと勉強した人が どんどん減ってきてる。
あ、でも、きれいなソプラノが出て演技できて
大人の女性の雰囲気が出せる人が東宝に来るのは、
それはそれとして、大歓迎します。
やってほしい役、結構たくさんあるわ。


舞台関係はそれだけ。
でも、最後に一言だけ叫ばせてくださいませ。
「慎吾、かっこかわいい〜っっ!!」
大河がクランクアップしたんで、早速 髪型変更。
今、大量のエクステつけて頭でかくなってます。
金茶っぽくてライン入った汚め系の超ロン毛。
ひげも生やして、ちょっとワイルドに男っぽく。
80〜90年代くらいに よく見かけた感じかな?
ものすごい似合ってて、見る度ドキドキしちゃいます。
・・・って、実は会社では思い切り評判悪いですけど、
いいんだ。本人が気に入ってて私もいいと思うんだから。
もう一度叫んどこう。「慎吾、かっこかわいすぎ〜!」


2004年10月15日(金) 訂正と後日談。

先ほど、『クリスマス・ボックス』感想で、
出演者のお名前の間違いに気づき、訂正しました。
レミゼでもおなじみ、珠希亜矢さんですが、
実に3年もの間、間違って書いていました。
長い間、大変 失礼いたしました。そして、
指摘してくださった方、有り難うございました。

もう1個。
一昨日の日記で書いていたYahooの記事、
「近藤勇の法要記録を発見 介錯人が資金提供」
の「介錯人」という表現についての話ですが、
原文である日経の切抜きを友人がくれたので
読んでみたところ、非常に納得の文章。

歴史上は切腹ではなく斬首とされているけれど、
その「斬首」を行った横倉喜三次さんの子孫は、
近藤勇と横倉さんの名誉を重んじて、横倉さんは
「介錯役」だったとの見解を取っているとのこと。
そういった内容の文章の見出しとして日経は、
「近藤勇『介錯役』から敬意」と、かぎ括弧付きで
「介錯」という言葉を使っているんだということ。

それなら、ものすごーく分かるのよ。
要はYahooの要約の仕方がまずいって事じゃんよ。
しかし、新聞を取っていなくてYahoo頼りの私は、
記事をくれた友人に「Yahooって結構しょっちゅう、
変な略し方してるよね」と言われても「え?」状態。
やっぱり、新聞取らないと まずいかなぁ・・・。
でも、取っても読まなきゃ同じなんだよなぁ・・・。


2004年10月14日(木) 『キャバレー』

<時間>19時開演、1幕80分(休憩20分)2幕50分
<場所>東京グローブ座 I-25番
<出演>
エムシー:錦織一清、サリー・ボウルズ:真矢みき
クリフ・ブラッドショー:岡本健一
フロイライン・シュナイダー:今陽子
ヘル・シュルツ:上條恒彦
フロイライン・コスト:星奈優里
エルンスト・ルードヴィッヒ:新納慎也
キットカットボーイズ&ガールズ
 天野裕子、堂ノ脇恭子、中村紗耶、初音ひかり、
 華宮あいり、林希、長田典之、佐々木しんじゅ、西原純


手っ取り早く、一言で感想を書こうと思うと、
「つまんなかった」になっちゃうのかな?
全幕終わったらそこまでは思わなくなったけど、
とにかく、1幕の辛かった記憶が長すぎたから。
劇場に入った時の飾り付けられた雰囲気は良くて
期待してしまっただけに、最初のだれだれ感が辛い。
1幕はホント長かったなぁ。ストーリー知ってるだけに、
その内容と、舞台からかもし出されてくる、やたらと
健康的な雰囲気とが かみ合わなくて、観てて困ったし。
サービス精神旺盛に客を楽しませようとしてくれるMCに、
男っぽく かっこよくて、惚れちゃいそうなサリー。
う〜ん、なんか、ものすごく違う。

開演前にキットカットガールズ&ボーイズが客席を回り、
お酒のサービスとか、いろいろしてくれるんだけれど、
その時に「どこから来たの〜?」「渋谷」「え〜、ここ、
ベルリンだけど」って会話があったことを思い出しては、
どーこーがーベルリンだって?!と思う事、しばしば。
戦争の影もキャバレーっぽさも、どこにあるのやら。
新納くんの演技がダメダメだったのも大きいかも。
記憶の中では もうちょっとできる人なんだけどなぁ。
岡健との演技の相性が悪すぎってのがあるにしても
ここまで本格的に大根と感じるのは、演出も悪いのか?

そんな感じなので、ナチスの怖さもどこへやら。
♪菩提樹も、以前観ていなければ、きれいな曲だな〜と、
特に何も考えず流して聞いてしまっていただけだと思う。
実際、歌い終わった時も、いっぱいの拍手だったし。
演技がストーリーとかみ合わずに上っ面流れてるせいか
私も実感がわかなくて、つい、一緒に拍手しそうになった。
来日版での、あのゾッとする感覚を、一生懸命記憶から
引きずり出して、本来の「キャバレー」を考えるうちに、幕。

でも2幕になったら、割と楽しめました。幕開き、
愛想振りまいて踊るMCには再びガックリ来たけれど、
ゴリラとの曲での可愛さは、結構はまっていたし、
サリーが踊り歌う♪キャバレーに合わせて、
高いセリの上で小さく口ずさむ(口パクだけ?)姿は
その たるんだ体型とあいまって、崩れ落ちる寸前の
世界を感じさせて、なかなか良い感じになっていたし、
最後にピンスポの中に残った時の哀しさもいい感じ。
幕間に連れと強く語ってしまったんだけど、ニッキMC、
踊ったり歌ったりせず、居るだけなら◎だったと思う。

結局のところ この演目に関しては、MCさえ良ければ
他はどうでも割と諦めがついてしまうところがあるので、
2幕まで観終えた時点では確かに、金返せではなかった。
クリフも、真矢サリーや新納エルンストと組み合わせると
恐ろしい違和感だったけど、単体では随分良かったし。

シュナイダー&シュルツは、この舞台ならこんな感じかな
という感じの あっさりかげんだけど、きっちり演技。
コストも、あっさりめだなと感じたけれど、観終えてから
星奈さんと知って驚いた分、評価が上がってしまったかも。
ああいう役ができる人とは思わなかったな〜。
あとは、キットカットガールズに、すごい可愛い子がいて、
開演前に思わずチェックしてしまったのに、しゃべったら
声のイメージが違って思い切りショックを受けたとか、
そんな感じの舞台。こう並べると、そこまで悪くないかな。
でも、連れがいて、幕間にも終演後にも文句が言えて
良かったなぁと心から思ったのも本当です(苦笑)


2004年10月13日(水) レミゼ再演発表!

来年の3〜5月。帝劇。
噂は相当前から聞いていたけれど、ようやく発表。
しか〜し、公式では「詳細は11/1に」なんだそうな。
何だ、その中途半端な発表はよぉ〜?と、思わず
ガッデムポーズ取ろうとしてしまっていましたが、
某カード会社ページを確認して、喜びの声に。

綜馬ジャベ復活じゃありませんか!!!!

いや〜ん、嬉しいですぅぅ〜。
兄ジャベの存在感、岡ジャベの生き方の美しさ、
新ジャベーズにも それぞれ好きな点はあったけれど、
全員、ジャベールとしては弱いと感じてしまっていた。
対して綜馬ジャベは、何より一神教の世界に生きて見えて、
聞き惚れられればいいかと諦めかけてた♪スターズに、
BWで観た時と同じ意味を感じさせてくれた記憶がある。
問題はといえば、現時点での私の一押しバルジャン、
山口さんと合わないと感じるってことかなぁ・・・。
やっぱりMy正統派の滝パパと好相性だったんだけど。
一孝さん、別所さん、今井さん・・・。しばらく悩もう。


Yahooで、こんなニュース発見。
近藤勇の法要記録を発見 介錯人が資金提供
近藤勇を処刑した横倉喜三次という人が、その仕事の
賞金全額をつぎ込んで僧侶を呼んだりしてくれたらしい。
そのことを書いた手紙が見つかったというニュースだけど、
なんか・・・、嬉しいやね。愛されてたんだなぁと思うと。
だけど、「処刑人」だよね?「介錯人」なの?

というわけで。サッカーも終わったし寝ようっと。
日本代表、W杯1次予選突破おめでとう〜!
・・・と思ったら、いきなりテレビに歌穂さんが。
芸能生活30周年記念コンサートの宣伝とかしてるよ〜。
ミュージカルのタイトルが次々出てくるよ〜。
明日も仕事なのに寝られないよ〜(^^;


2004年10月11日(月) ここ数日。

えっと。ご無沙汰しております。
今月頭までのお仕事ラッシュが終わったと思ったら、
そのまま引っ越し準備に突入しております。
引っ越しといっても、まだその前段階だったり。

たぶん荷物を梱包している余裕はないと思うので、
お任せパックでお願いしようと覚悟は決めたのですが、
例えばMDが、あっちに中身が1枚、こっちにケースが
2個という状態じゃ、お任せも受け付けてもらえないかと
まずは昨日の見積もりまで、必死で部屋を整理してました。
が、それが半分も終わらない状態で迎えた引越し屋さん、
「こんなの全然きれいな方ですよ、大丈夫」と。
ホントか?!本当にそうなのか?!苦労するのは
君たちなんだぞ?!と言いたかったけれど こらえ、
とりあえず梱包のみお任せパック、お願いしました。
開梱や掃除まで加えると20万近く違うって言うんだもん。

で、昨日からは掃除よりもゴミ捨てモード。
広さが今の半分くらいの部屋になるんだから、
現時点で部屋から あふれ出しているものはもちろん、
その倍ぐらいの量は捨てていかなきゃ引っ越せない。
何を捨てるかは、さすがに自分で決めなきゃいけない。
それがもう、ものすごーーーく大変で。
衣類10袋とか、雑誌9束とか、簡単なものから
捨てているので、これからが大変。頑張りますが。

あと、とりあえず書き留めておきたいことをいくつか。
舞台とは、あまり関係ないことが多いかな。

1:慎吾!大河クランクアップおめでとー!(10日)
  何人も駆け付けて、くす玉も割れて撮影終わり。
  「すべてやめれば、この役もやめられる」とまで
  あの慎吾に思わせた大河も、涙涙で終わりました。
  嬉しかったのは、副長:山本耕史くんのコメントかな。
  「慎吾と会えて良かった」なんて言ってくれたらしい。
  前々回、前回とボロ泣きさせられ、今週はちょっと
  中休みしたけど、どんどん期待度上がってきてる大河、
  今の時点で振り返っても、いい仕事だったと思うから、
  全て終わった慎吾からすれば、どれほど感慨深いだろう。
  人とのつながりも経験も、しっかり自分の身にして欲しい。
  あ、でも、実際の身についた肉は、そろそろ落とそうね。
  開放感や達成感から しばらくはガンガン飲むだろうけど、
  今日のスマスマで見た水着姿は、さすがにヤバすぎた。
  ピタ水着の上から はみ出す肉にはクラッときたよ。
  ダイエット慎吾再び。一緒に頑張ろー。

2:映画「笑の大学」面白かった!(9日)
  パルコの試写会で見てきた。すごい良かった。
  「この時勢に、笑うことを目的とする舞台なんて論外!」
  という、大戦前日本の検閲官と、喜劇作家の1週間の話。
  舞台版は観てないけど、観劇オタには こたえられない話かも。
  最初のうち、ちょっとたるいと思ったけど、途中から
  脚本家と演出家というか、作家と編集、みたいな感じの2人の
  掛け合いが面白くてハメられて、ガンガン盛り上がってきた
  6日目で、ガーンとショックを受けさせる辺り、うまい。
  三谷さんの私情が入って書き込みすぎ?と感じる部分もあり
  少し最後の方は長いかなと感じもしたけれど、また見たい。
  始まったら、ちゃんとお金も払って見よう。

3:台風当たり年。(9日)
  「笑の大学」見終えたら、家に帰れなくなっていた。
  山手線から ほんの数駅なのに、帰る手段が全くないなんて。
  まあ私の路線は20分ほど待ったら回復したし、連れは旦那が
  車で途中まで迎えに来てくれたから良かったけれど、驚いた。
  もっと驚いたのは、今朝 職場に、自宅で仕事してる人から
  電話で「停電が復旧しないから、そちらで仕事したい」と。
  彼は伊豆在住。一昨日の22号通過から、ずっと停電中らしい。
  朝電話してきて、午後になってやっと来て、私が帰るとき
  まだやっていた。彼は帰れるんだろうか・・・不安。

4:ホンダ、鈴鹿3-4位おめでとー!(10日)
  つか、全然 見てないんですが、とりあえず。
  台風で予選を決勝日の午前にという、初めて聞く事態に
  なっていることは聞いていたけれど、見る余裕もなくて、
  今朝トーチュウを買って広げて、ビックリ喜んでました。
  バトン君が3位、琢磨が4位。やっぱり少し悔しいかな。
  最終戦は生放送だし、久々に見ようか気分になりかけ。


2004年10月02日(土) 『ミス・サイゴン』(ソワレ)

まずは、イチローおめでとう!
年間259安打が、どれくらいすごいかは実感ないけれど、
「84年間破られなかった記録」と言われると、にわかに感動。
そりゃ本当に、「ものすごーーい」記録だわ。
だって、今の平均寿命を生きてたって、既に生まれる前から
記録があって、死ぬまで破られない人がいるくらいよね?
本当に、歴史を作る人っているんだなぁ・・・。


そんな訳で。
今日も今日とて相変わらず仕事している かずきですが、
久方ぶりに劇場にも行ってまいりました。なんとか遅れずに。
明日も仕事なので、なるべくサクッと感想書いておきます。
多分 推敲している余裕はないので、その点ご容赦下さい。


『ミス・サイゴン』(ソワレ)

<出演>市村正親、笹本玲奈、井上芳雄、石井一孝、
   高橋由美子、泉見洋平、杵鞭麻衣、足立和優(タム)
<指揮>若林裕治、<アンサンブル>つ組
<座席>帝国劇場、E-34番

一番の感想は、「さすが市村正親!」。
実はサイゴン6回目にして市村エンジニア3回目なのですが、
観るたび役が染み込んでエンジニア度が上がっていく気がする。
「どんなエンジニアか」とか、頭で考えようとしても無理で、
これが市村エンジニアなんだと納得してしまう感じ。
こういう感想は、読み返した時に記憶を取り戻す材料として
何の役にも立たないので本当は書きたくないのですが、
見ている時点で既に、言語化を放棄していたから仕方がない。
ただ、ものすごい存在感でした。特に♪「アメリカンドリーム」では、
彼しか感じられないほど全身で感覚が同化しているところに、
あまりに縦横無尽に動き回るので、酔いそうだったくらい(苦笑)

笹本キムと井上クリス。この2人は個々では気に入っていて
組み合わせるとどうかなぁと疑問を感じていたところ、見事に
すれ違って、一度も幸せな恋愛カップルにならないのが良かった。
「この娘を守れば、アメリカンとしての正義は守れる」と思い込んだ
クリスと、「私のために命懸けてくれる王子だ」と思い込んだキム。
最初から最後まで救いのない話になるけれど、私にとっては
好きじゃなくても理解しやすい作りの『ミス・サイゴン』。

だけど、作りが良くたって役者がなぁ・・・。
今日は2人とも、慣れで流してしまっている印象を受けました。
動きも歌も荒い。なんか、段取りを踏んでいるだけのような。
特に笹本キムは、短い台詞や歌詞を流して言うから聞き取り難い。
ソロを聴いた感じでは声をつぶしているわけではないでしょうに、
言葉を大切にしないで投げ出す感じに聞こえるのは、何故?
♪「世界が終わる夜のように」も、こんなに長く感じたのは初めて。
この場面、勘違いであっても互いは幸せなはずじゃないの?
なんだかなぁ。

泉見トゥイにも2人に近い荒さを感じたので、正直1幕は、
ドリームランド以降は♪「生き延びたけりゃ」まで辛かったです。
石井ジョンもドリームランドでは派手な遊びっぷりに驚いたけど
♪「電話」では緊張感がいまひとつで上官らしくなかったし、
観る側は、ひたすらエンジニアの登場ばかりを待つ状態。
トゥイが殺される場面ですら、「今日はアンサンブルの
ユニゾンがいいなぁ」なんて方に意識を割かれてたくらいで。

それが、2幕になって面白くなったのは石井ジョン。
「3年の間に何があった、お前?!」ってほど、人格変化。
あの女好きの遊び人が、できることならベトナム中の
ブイドイを自分の養子にしかねないくらいの人物に変身。
ただ一孝さんの強いところは、そこまで変化しておきながら
「きっとジョンにも3年で いろいろあったんだろう」と、妙に
納得させてしまうところ。別人に見えないのは何でだろう?

このジョンと高橋エレン、井上クリスの組み合わせは○かも。
いや、高橋エレンはもともと好きで♪「今 彼女に会った」は
毎回ぼろ泣きしているのですが、特に今日は良かったと思う。
エレンが「本気で」、クリスがキムを愛していたんじゃないかと
疑っているから、クリスも思い出したくない過去を彼女に告げる。
その「今とは違うんだ」を理解したからこそ、エレンは許す。
クリスは今のキムと会っていないから、その結論が
うまくいくことを信じられる。エレンは信じたいから信じられる。
ジョンだけは、それが「馬鹿げたこと」なことが分かっている。

最初から恋すらしていない、 うまくいくはずのないキムとクリスと、
振り回されたエンジニア、トゥイ、エレンの話。このエレンだと多分、
キムを自殺に追いやった自分を責めて責めて、でも「タムを
連れて行って」と言われて流されるがままにOKしたクリスに
もう一度信頼を持つことはできず、タムを連れて離婚するだろう。
そんな、誰にとっても救いのない話の最後に、それでも、
ジョンが相談相手になってくれるだろうから、エレンとタムは
それなりに幸せに暮らせるかもしれないと思えたのが救いだった。
「自分にたまたま子供がいなかったから言えるだけでしょ?」
と思わず言いたくなるような偽善さが全く感じられないのは、
本当に稀有なジョンだと思う。でも、どうしても後味の悪い、
舞台の最後に彼がいたことで、少なくとも私は少し救われた。
それが『ミス・サイゴン』として正しいのかは分からないけれど。



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