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今日の私
BNリスト昨日明日


2003年12月31日(水) 今年最後のご挨拶。

実家に帰ってきてます。
昨夜は結局、お飾りと年賀状と買って帰ってきて、
会社関係だけ年賀状書き終えたところで睡魔に負けて。
「起きたら投函しよう」なんて思いながら倒れ込んで、
目が覚めて投函したのは11時頃でした。あ〜よく寝た。
こんな時間に投函して元旦に届くのかなぁ?不安。

そんなこんなで、やっぱりルーズな私ですが、
来年こそは!もうちょい真面目に暮らすつもりです。
起きる時間とか寝る時間とか決めるだけでも、
少しは人間らしい生活になってきますもんね。
毎日ほぼ同じ時間に更新している日記作家さんとか、
尊敬してるだけでなく、少しは見習ってみます。

多分、次の更新は3日に帰京後になると思います。
今年の最終観劇『リチャード3世』の感想とか、
書きたいですし。・・一応、最初に書くつもりです。
今は、慎吾が輪唱やってるので気もそぞろだし、
正月3日はネット落ちになる可能性大なので(^^;

ではでは。今年も残り数時間ですが、
良いお年をお迎え下さいませ。
04年もよろしくお願い申し上げます。


2003年12月29日(月) 今日も深夜に更新(『12人の怒れる男』)

昨日の更新時間は、午前3時半。
ここしばらく会社で更新するのに慣れていたので(秘密)、
そんなことする時間など どこにもない年末進行となると、
自然と最近、意味もなく日記が滞りがちになっていて。
こりゃいかんと、とにかく頑張ってみた結果が3時半。
おかげで今日は仕事中眠くて眠くて眠くて・・・。
今日こそは絶対に早く更新してさっさと寝るぞ!と思ったのに。

『12人の怒れる男』最後まで見てしまいました。
今さら何だってぐらい知ってる話なのに、やめられない。
情と理論が絡み合い使い分ける法廷ものというのは
もともと大好きだけど、こんなにキャラクターが
浮き上がってくる作品も珍しいと思う。やっぱり一級品。

ただ実は、主役でもある8番は、今まで割と苦手でした。
少数の側から反駁していくためには仕方ないのかもだけど、
どうも理が強すぎるように感じて意地でも反論したくなるから。
その意味で私は相当、3番に近い人間なのかもしれないし、
陪審なんかには非常に向いていない人間なのでしょうが。
(いや、一番近いのは優柔不断な12番なのは確定済(苦笑)
それが、今回8番役のジャック・レモンは柔らかめで、
それほど腹が立たなかったのが、見ていて嬉しかったです。
今まで見てた映画版の人は、誰だったんだろう?
この忙しいのに、続けてそっちも見たくなってくる。

帰宅が遅くなって帰るなりスマスマ見始めちゃって、
そのまま『12人の〜』に なだれ込んで見てたから、
風呂も入ってないのに、もう3時近く。眠いよぉ。
意地でも明日にはお飾りを買って、クリスマスを片付け、
お正月飾りに変えないと、一夜飾りになってしまうよぉ。
とりあえず明日は帰りに年賀状とお飾り。美容院は無理かな。
大晦日朝、帰省前に美容院に寄るなんて、不可能だよなぁ。
あと、部屋の掃除は無理でも、せめて晴れた日には
青い空が見える窓にしてから帰省したいと思います。
(今は、晴れた日にも灰色の空が見える曇った窓(^^;)

P.S.
あと、今日のスマスマ最後の曲の慎吾はツボ!!
モー娘。と一緒のSMAPたちは大概おっさんだったけど、
中でも慎吾の楽しげな胡散臭さが素晴らしかったです。
たまにはビデオ録っておけばよかった・・・。


2003年12月28日(日) 5年半ぶりに参加。

「コミケ」に行ってきました。
平たく言えば、30数万人が参加して
通常年2回開催される、自費出版物の巨大即売会。
その「自費出版物」というものの7〜8割が
漫画やアニメ、ゲーム、小説などのパロディであるため、
「おたくの祭典」とも呼ばれるものなのですが。

11/25の日記から しばらく騒いでいた原稿があがり、
友人の原稿もあがって無事入稿、本が出来ていて。
印刷所から直接イベント会場に配送してくれるので、
自分は、釣銭の用意ぐらいだけして出かければOK。
入場時間は9時まで。1分でも遅刻したら入場できないので、
混雑も考えると帝劇の一般発売より早起きかと思ったら、
意外なほどに近くて余裕で出かけられる。駅からも近い。

大きな荷物抱えて酷暑や寒風の中歩き回った、
かつての体力はないからコミケなんて今更 無理と
思っていたのに、この楽さは何?という状態。
期待していた新刊は、6年間印刷所にしまわれている間に
表紙の原稿自体が変色してしまったのか地味で残念でしたが、
以前 出していた本の在庫も そこそこは売れたし、
久々の友人とも随分おしゃべりできたしで、幸せ。

問題はといえば、ボケ〜ッと歩き回っているうちに、
好きな作家さんたちがまだ同人も出しているのを見つけ、
ここ数年分の新刊ほとんど、買い込んでしまったこと。
箱の中から在庫ひっぱりだしてもらってまで、
過去5年分買い込んでしまった。¥7,000なり(^^;
自分たちの本が1人頭そんなに売れるわけでもなし、
売れたとしたって、既に払った印刷代だと思うと、
こんなに買ってしまうのはもう純粋に出費なのですが、
それでも幸せなのは、・・・やっぱり祭だからなのかなぁ。


2003年12月27日(土) 萌えポイント

友人連中と忘年会でした。
といっても仕事がやたらと延びて私の到着は22時過ぎ。
幹事さんにメールしたら「もう出るから外で待ってて」
と言われてしまう状況で、結局 私は飲みは無し。
もうお腹はいっぱいだと言いながらも、その後に
食事に付き合ってくれた人々にひたすら感謝ですが。

でね。そこで某友人が、役者さんの写真の
コピーをもらって顔がにやけまくっていたんですよ。
確かに彼女にとってはもう10年以上最愛の人だけど、
「泣くほど役者さんを好きになれるって純粋で羨ましいね
私らなんて、もう無理で」なんて話をしてた直後だけに、
そうは言っても態度可愛いくなるね、なんて話しつつ。
そして私も、今日のにやけの品を取り出して見せたり。
届いたばかりの「綜馬さんからのDSお礼状」。
そうしたら彼女は再び豹変、「これで幸せになれるって、
やっぱり あなたってジャニーズファンなんだねぇ」って。
おいちょっと待て!なんだ、その発言は?

いやまぁ確かに、封筒の表も裏もカードの中身も
全部きっぱりモノクロの印刷だけですが。
でも一応、印刷だけどサインは入ってるし、
外からは普通の無地のベージュなのに、開けると
内側に同系色で地模様だけ入ってる封筒とか、
(ただしこれは多分、会場であるホテルのもの)
表と裏と中身で、全部 フォントが違う辺りとか、
文面の漢字変換の多さとかが何かすごく綜馬さんで、
見てるだけで うわ〜い(*^^*)とか喜んでたんですけど。

翻ってみれば、私は写真では あまりにやけない。
他人が撮った写真1枚見ながら にやけられるのって、
多分、うんと良く撮れた駒田さんぐらいじゃないかな。
綜馬さんの今回のDSチラシの写真なんかは
一時 携帯の壁紙にしてたくらい好きだったけれど、
赤黒白のみの全体のデザインが気に入ってたんだし。

結局、ジャニーズがどうこうじゃなくって、
どこに好きになるポイントがあるのかってことなのかと。
写真だらけのSMAP会報なんて封を開けてもないのが多いし。
そんな簡単な事が、その瞬間に思いつかなかった自分って
いったい何なんだろうという気はするけれど。
しかしこの頃は完全に小説よりマンガ読みなのに、
それでも、二次元よりフォントの違いや言葉が好きってのは、
これもある意味「雀百まで」の類なんだろうかと少し不思議。


2003年12月25日(木) 『DIAMONS DOGS』

出演:東山義久、島地保武、辻本知彦、大坂俊介、森新吾、
   MITSU&KYOHEI

おっかしいなぁ・・・。
東山さんしか知らなくて、彼を目当てに観に行ったのに。
オープニング辺りでは、東山さんがいなくなってしまうと、
なんか退屈・・・とか思いながら見ていたはずなのに。
なのに、帰りには全員すっかり区別がついていて、
しかもお気に入りさんまで出来てしまっているこの不思議。
やっぱり、ジャニーズ風の作りにはめられているのか?
しょせん自分、死ぬまでジャニーズ好きなのか?

最後に全員が色タオルかけて出てきた時、
何だか気に入ってた赤毛の子(森新吾くんらしい)が
緑色タオルで、あ〜やられた、と思った。
今までジャニーズで気に入って見てた人たちって
みんな緑。慎吾も当然、SMAPにおける緑担当だし。
これ以上 深入りしちゃいけないと思いつつハマった瞬間。
彼の踊り方も、何だかジャニのコンサートっぽかったし。

ただ、そういうノリを抜かして観ても、とても素敵。
東山さんの踊りはやっぱり、総毛立つほど語る。雄弁。
それこそ「どうだ!」と言わんばかりの強引さや
プライドが感じられるタイプは本来私は苦手なはずが、
ひたすら拒否反応が出てしまうはずが、惹かれる。
多分、島地さんだと思うんだけど、長身黒髪の人も、
人と少しテンポの違う優雅な踊りで魅力的。
全員があまりに違うタイプの踊りなので、分かり出すと
飽きている暇もないし、MITSU&KYOHEIさんの歌や、
演技系担当?(あまりうまくないけど)の大坂さんが
進める話も、あっさりちょっと不思議で面白い。

それぞれに1芸ずつ持ってて見せてくれるから、
2幕に来る、少々ベタすぎる会話の部分とかも
それぞれに惚れちゃった後なので気にならない。
結局は「わ〜い かっこいい(*^^*)」なのかもだけど、
これだけすごいもの見せてもらってるなら、いいや。
また観たい!と思えたのがうれしかったです。
でも、こういう人たちって、普通のアンサンブルとか
難しそうだし、どういうところで仕事してるんだろ・・?


2003年12月24日(水) クリスマスイブ(&更新報告)

とりあえず、昨日の綜馬さんDS感想をアップしました。
・・・と言っても、どうにもまとまらなくて ひどい文ですが。
なんというか、批評精神とかが全部とけちゃった感じで。
私は、子供時代は結構まじめに教会行ったりして、
カトリックな雰囲気の中に育ったのですが、その頃の
懐かしさで全身緩んじゃったという感じなのかな・・?
綜馬さん、とにかく、無条件で暖かくて幸せでした。
いや、幸せというのとも違うんだけど、う〜ん、何だろう?
感想は、長くなるばかりで まとまってません。すみません。

そしてイブの日、せっかく前日に
クリスマス気分にしていただいたので、ミサに行きました。
教会行くのなんて、もしかすると3〜4年ぶりぐらいかも。
クリスマスというと何かしら舞台系のイベントがあって、
そちらに遊びに行ってしまう例年だったのですが、
友人にも誘われたので、会社帰りにまっすぐ教会。

行ったら結構 好きなんですよね、この雰囲気。
そして何より、もうちょっと真面目に来ようと思ったのは、
声を張り上げて歌を歌っても構わない場所だから(笑)
久々にまともに歌ったら、息は切れるはお腹は痛いわで、
肺活量も腹筋も おそろしく足りないと実感したので、
できることなら通おうかなと。少なくとも運動するよりは
私の好みに合っていることは確かなので、頑張ろうかな。
すっごい不信心な理由ですけど、一応、ありでしょう。

まっすぐ帰らず、最寄駅手前で電車を下りたら、
駅の裏手から お気に入りの歌声が聞こえてきました。
行ってみれば、時々この駅に寄ると見かけることがある
「Jolly Jelly Fish」という男性のグループ。
普段は3人いるのに今日は2人?と不思議に思ったので、
近くにいた人に話し掛けてみたら、知らなかったらしく、
ボーカルさんに聞いてくれて、直接 話してしまったよ(^^;
大阪出身だという関西弁の彼は話し声も好きな感じ。
本来は4人のグループで、ライブは全員でやるけれど、
ストリートには、来られる人だけ来ているらしい。

先にケーキを購入してしまっていて、
帰宅まで30分といってドライアイス入れてもらったのに
既に、本屋に寄ったりいろいろしてしまっていた状態で、
あまり長居できなかったのが すごい残念だけれど、
彼らの今年最後のストリートライブだという日に、
好きな曲を聴かせてもらったりして、ラッキー気分。
ライブも行ってみたいと前々から思ってはいるのですが、
でも、若い子ばっかりなんだろうな・・・う〜ん・・・。


2003年12月23日(火) 鈴木綜馬クリスマスDS

独りで行ってきちゃいました。
¥26,000というお値段に乗ってくれる友人がいなくて、
どうしようかと、それなりの時間悩んではみたのですが、
役者さんのDSって結構独りでも大丈夫だと聞いたし。
クリスマスだし綜馬さんだしと、普段より背伸びして、
披露宴で着たドレスにフルメイクでディナーへ向かい。

そうしたら。綜馬さんのファンってば確かに大人でした。
私のテーブルはカップルか家族かご夫婦ばっかり(^^;
そうよね、クリスマスに家族とかの大切な人といないで、
独りで遊びに出るような子供文化は綜馬さんとは関係ない。
近くにいる人と話ができるかな〜と思っていたけれど、
これじゃあ、さすがの私も話し掛けられなくって。

食事は、ソースで描いたツリー型に星型のにんじんなどを
オーナメントに見立てたクリスマスらしい前菜、
かぼちゃ主体の有機野菜の濃い目の冷製スープ。おいしい。
でも、それらに続いて出たのは冷めてしまったステーキ。
肉は軟らかくておいしいけれど、冷えてるのが悲しい。
時間制限があるから、壁際に置いてあるものを次々に
持ってくる形なので仕方ないけれど、なかなか寂しい。
独りで食べてる寂しさが増してしまう感じ。

でも、食事を終えてショーの前に化粧室に行ったら、
そこの列で、やはり独りでいらしたという方とも話せたし、
ちょっと浮上したところで席に戻ればショーの始まり。
ラベルのボレロが演奏される中、後ろから登場された綜馬さん、
各テーブルを回ってキャンドルを1つずつ置いていかれる。
これ、綜馬さんがこだわって夏頃に選んだものなんだけれど、
数が足りなくて輸入してもらって届いたばかりのものらしい。
実は、私の周りでいちばん綜馬さんファン気味なのは、
禅さんファン友達なんだけど、細かい演出に こだわる辺りが
かぶってるんだろうかなと、ちらりと思い出してしまったり。

歌の最初は♪来たれ友よ。続けて♪きよしこの夜。
基本で嬉しい。5月の『テノールな男たち』に行って以来、
綜馬さんとキリスト教系のイベントを!と願っていたので、
普通のDSでなくクリスマスにしてくれたのが本当にツボ。
綜馬さん退出後なんて、メサイヤ流れちゃいますし。
思わずお隣の方と一緒に♪ハレルヤコーラス歌っちゃって、
なんてクリスマスなのかしら(^^)と幸せになって。
♪きよしこの夜の方は、ゲストの女性とのデュエットで。

綜馬さんの声でしか聴いたことない♪On A Clear Day、
ご自分で訳されたという♪Cinema Paradiseや、
もとはジャズなのかな?の♪Mona Lisaなどなど、
ミュージカル以外の曲はほとんど聴かない私には
何だろう?という曲も合間に挟みながら、ミュージカルも。
♪Beauty and The Beastと♪Music Of The Night。
「美女と野獣」に関しては、私が綜馬さんを認識した原点で、
野獣には見えないけれど、すごい素敵なBeastに惚れた記憶が、
真央さんとのワルツ話と一緒に蘇ってきたり。

寂しい印象の強いファントムは初めて聴いたけれど、面白い。
歌い始めから既に、なぜかエンディングを感じてしまう。
いちばん最近観たファントムは市村さんのだけれど、
彼の異形に対して、孤独を強く感じるファントムという感じ。
祐一郎さんなら音楽の天使としての至高性、沢木さんなら屈折、
BWで観た人には、育たなかった幼児のままの残虐性を感じた。
なのに、こんなに いろいろなものを感じさせる作品なのに、
あ〜もう!どうして日本では演技力のあるファントムが
いなくなってしまったの?!本当に悔しくなります。

・・・おっと、話がそれた。
でも、ちょっと悲しかったのは、私にとって
綜馬さんのお話は、あまりに難易度高すぎるってこと。
曲の合間で とてもたくさん話してくださるんですけど、
話があっちこっち、ご自分の興味の方向に飛んじゃうんですね。
先日の あっきーの話よりは、まだ可能性があるのですが、
シナプスのつながり具合が綜馬さんと違うらしい私にとっては
その思考についていくのは、楽しいけれど ちょっと難しすぎ。
話の関連性がつかめないので、覚えにくいんですよぉ(泣)
大量に話してくださったのに記憶が遠くて悲しい。

あと、わたし的に今回目玉商品は♪私だけに。
綜馬ファンなら知らないはずはない、エリザベートの曲。
前半はピアノで思いっきりアレンジ違いの弾き語り。
後半は舞台のセンターに出てきてソロで歌って。
歌詞はまんま「嫌よ、大人しい・・・」だったはずだし、
エリザベートの歌だと考えれば、全く違ったと思うのですが、
何だろう?違和感がなかった。やっぱりソフトな歌い方でも、
強い意志を感じた。きっと綜馬さん、頑固者なのかも。
うまく言葉にならないけれど、もう一度聴きたい曲です。

その後、再び♪Have Yourself A Merry Little Christmasや
♪The Prayerと、クリスマス(系)ムードに戻って終わり。
何というか、私が教会を好きな理由に似ている歌たち。
ゆったり満足。楽しくて幸せ。そして、見事に美しい。
アンコールはサザンのTSUNAMIの菅原洋一さんバージョンで
しっとりとまとめて、テーブルを回りながら退場。
後には♪ハレルヤコーラスがフルに演奏されて。
まさに私にはクリスマス!な満足いっぱいのDSでした。
・・・でも、次は誰かと一緒に行こうと思いましたけど。


2003年12月18日(木) 阿佐スパ『ともだちが来た』

今日の劇場はザ・スズナリ。自由席で整理番号2番。
開場前から1番の人と何となく話をしていたら、
珍しいことに、帝劇や四季も結構観ている人らしい。
そして、なぜか桟敷席で祐一郎話で盛り上がる2人。
レミゼがエリザが、立ち見席がどうしたとか。
よりにもよって阿佐スパの前に、祐一郎話かい(^^;

「今度は帝劇で会いましょうね」って、名前も聞かずに
別れたけど、帝劇で会うのは相当ムチャな気が。
ま、入場前から開演まで40〜50分、退屈しなかったし
楽しかったからいいのですが。いつかまた会えるかな?


<幕>全1幕:約90分
<作>鈴江俊郎
<演出>中山祐一朗
<出演>長塚圭史、伊達暁

作・演出:長塚圭史でない阿佐スパを観るのは初めて。
今回は演出をしている中山さんが、以前に演った舞台だと
いうことだけは、昔シアガで読んだから知ってたけれど、
特にそれ以上は どんな話なのかも全く知らず。
伊達さんが、いつもの中山さんの演技とかぶって見える
時があったけど、そちらが中山さんだったのかな?

セットは、入った瞬間に『テキサス』を思い出す感じ。
上手に出入り口、奥に窓、下手に押し入れ。
畳が真新しい匂いがするのは開幕2日目だから?(苦笑)
演出は、特に何というイメージもなく あっさりめ。
ちょっと屈折どころが足りなくて、阿佐スパを
観に来たのにと思うと、食い足りない気分もあるけど
これくらいの短い脚本でなら、個人的には嫌いじゃない。

で、内容については。時々思うんですけど、
私、何が楽しくて阿佐スパ観続けてるのかなって。
だって本当にここの劇団って、すっきりしない。
観終えて「あ〜、楽しかった!」なんてことは勿論、
「そうか、こんな考え方もあるのか・・・」すらない。
ポ〜ンと何かを投げ出されて、後はどうとでもしてと
言われているような感じで、混乱しながら帰ってくる。
まあ要は、それがクセになってるのでしょうが。

今回は長塚圭史作品でもなかったというのに、
それでもやっぱり、何か気持ち悪い。すっきりしない。
大学1回生の「僕」の夏休み。下宿で畳の埃を見たり
アリを見つめたりしていると、訪ねてきた人がいる。
ボロボロの服。汚いスニーカーを履いたまま、
自転車と一緒にあがりこんでくる。「脱げよ」と言うと
「どっちだっていいんだけどな」と応える。

どうやら2人は幼なじみの剣道仲間だったらしく。
「19年生きてきて、友達はできなかった」と言う彼。
大学に入ってから彼女を作って部室でHしようとした僕を
見てしまったとかの思い出話も間にはさんで会話は続く。
「食べたり飲んだりが気持ち悪い」と言う彼。
「僕」を触ってみて「気持ちいい?」と聞く彼。
自分は感じない、ぺったんこだと言う彼。

彼が誰なのかは割とすぐに分かるんだけれど、
だからと言って話が何か進展すると言うわけでもなく。
合間合間で僕が繰り返す「お前が来てくれて嬉しいよ」が
どれくらい、どういう意味を持っているのか、
タイトルが『ともだちが来た』であることは何なのか、
やっぱり よく分からないままに帰ってくる。

ただ、そういえば「友達」ってあまり言わないなと。
「観劇仲間」「職場の同僚」「大学の同級生」。
「友達」と言われて思い浮かべるような相手であっても。
別に、「あなたには本当の友達はいますか?」みたいな
こっ恥ずかしいことを問いかける芝居じゃないんだけど。
阿佐スパは私にとって、自分の感情を理解するために
もしかしたら少し役立ってるのかなと思ったりしてみた。


2003年12月17日(水) ただいまです。(『ア・ラ・カルト』簡単感想つき)

ごぶさたしています、かずきです。
え〜と、体調不良からも復活し、原稿も終わりました。
胃の次は腸をこわして、結局1週間家に閉じこもっていたら、
7kg減ったのに、ウエストは1cmも減りませんでした。
胸が縮んだ気がするのは、気のせいのままにしておこう。

そして、『リチャード3世』と『止まれない12人』を
無駄にしてしまいました(泣)
リチャードの方は もう1回取ってあるからともかく、
『止まれない〜』は行かれないような気がする・・・。
圭哉さんの舞台って、いっつもトラブルばっかり。
当日券、あるのかなぁ。どうしよう・・・?

逆に行ったのは『法王庁の避妊法』と『ア・ラ・カルト』。
特に『ア・ラ・カルト』の方は絶対に外したくなくて
無理に行ったら、やっぱりクリスマス幸せ気分にさせてもらえ、
帰りに連れとコースディナーなんて食べたりしてしまって。
3日ほどロクに食べてなかった後だけに胃が小さくなってて、
途中で絶対に無理だと思ったのに店長の好意が断れず完食、
その夜からまた、お腹が痛てて・・・になったバカです。
でもどうしてもあの舞台観ると、帰りに誰かと一緒に
ワインにディナーしたくなっちゃうんですよね。
特に今年は、ゲストの羽場さんの食べっぷりがもう、
垂れた目がますます垂れて幸せそうで、食欲増大。
食事も おいしかったし、後悔はしてないぞ!・・・多分。

そんな感じで。
次は阿佐ヶ谷スパイダースを観に行く予定。
『法王庁の避妊法』は意外と泣けました。結構良かった。
詳しい感想は書けそうなら後日に。


2003年12月11日(木) 落ちてます。

1週間遅れで予告どおりネット落ちしているのですが、
その理由というのが実は風邪だったりしています。
またかいなという感じですが。

ちょっと不思議なこと。
寒いときに温かいものを飲むと、
のどを通って胃まで温かくなったと感じますよね?
でも今、起き上がると気持ち悪くてくらくらするので、
ものを飲むために起き上がって、飲むとすぐ吐いて。
だから今 飲んだものは出て行ってしまったはずなのに、
でも何故か、胃が温かいのだけは残るんです。
これってすごく不思議。本当に有難いんだけど。

戸井さんの新年ドラマ放映時間が分かったので、
それだけ速攻でアップして、また寝ます。今日は
『リチャード3世』のはずだったんだけどな・・・。
明日の『法王庁の避妊法』行かれるかな・・・。
というか、原稿はどうするんだよ・・・。


2003年12月04日(木) 布教活動。

Look at Star!とTop Stageの新しい号を今更見つけて
購入、職場の休憩室に置いておきました。前号は回収。
シアターガイドや月刊ミュージカルでは無理があるけれど、
この2誌やレプリークは、作りが より一般向けのせいか、
置いておくと意外に、手にとって眺めてくれる人がいる。
最近一気に創刊された雑誌群、あまりにミーハーな作りや、
ほとんど毎号 ジャニーズが表紙という状況に、ちょっと
うんざりもしたけれど、普通に近づきやすいのは有難いかも。

おかげで、少しずつ舞台に行きはじめる人たちが数人。
『そして誰もいなくなった』『ウーマン・イン・ブラック』
『リバーダンス』『幕末純情伝』『止まれない12人』
『リチャード3世』『ア・ラ・カルト』『SHOES ON!』
『レッツゴー!忍法帖』『カメレオンズ・リップ』など。
まだ取ってないけど、『ファウスト』も希望者有り。

やっぱり、激戦と言われるものや芸能人系主体だけれど、
舞台関係の話を近くでしていることも多いせいか、だんだん
状況が分かってきたらしく、私が休出している日だと
電話をかけてくれたり、同じ日でもバラ席OKだったり。
家の近くに ぴあがある人に、引取りを数回お願いしてたら、
ある日いきなり、会員になったと報告されて嬉しかったり。
『ウーマン・イン・ブラック』の当券に負けてる私を尻目に、
自力で別の日に行ってきたのは、生涯観劇3度目のお嬢さん。
みんな、覚えが早すぎます〜!

でもやっぱり、ミュージカルは敷居が高いなと思ってしまう。
自分から、これが観たいんだけどといってくる人は皆無だし、
ちょっと興味を持って「何か面白いの教えて〜」と言われた時、
東宝ミュージカルは高額すぎて、まず選択肢から外してしまう。
そして、こけたら奈落行きのオリジナルミュージカルも外す。
音楽が好きでコンサートに行き慣れている人などはともかく、
舞台芸術自体になじみがない相手となると、有名人が出るもの、
明るく笑えて とっつきやすいもの、安いもの・・と考えてしまう。
コスプレ衣装にド暗い舞台、見知らぬ歴史上の人物たちが蠢き
最初から最後まで歌いっぱなしの『エリザベート』とかを
いきなり見せられそうな相手って、ちょっと思いつかない。

でも、私が初めて自分でお金を払って観た舞台は、
半ば強引に引っ張っていかれたオリジナルミュージカル。
知らない長編ファンタジーが原作で、当然、コスプレもの。
今から思えば出来のいい舞台だったとは思えないけれど、
1人、やたらと気に入った役者さんがいたのと、友人連中が
盛り上がって話しているのを見てるだけでも楽しかった記憶。
それを思えば、いいと思ったら気にせず引きずっていけば、
気に入ってくれる人もいるのかもしれないとも思う。

要は、私の自信のなさが問題なのかなぁ?
それが、ミュージカルを勧められなくしているだけ?
この機会に、年に数度でも観劇する人口を増やしたいと、
それなりには努力しているつもりだけれど、どうにも、
「絶対、この人ならこれは楽しんでもらえる!」という、
舞台を観る目や人を見る目に裏打ちされた自信がないようです。
バカ高いミュージカルや歌舞伎、特殊なイメージの宝塚とかこそ、
合う合わないが大きいんだから、最初は会社の観劇会とかで、
無料で見せて判断してもらえたらなと思うんだけれど、
今年も うちの観劇会は無難に四季。『ソング&ダンス』。
うまくいかないなぁ・・・。


2003年12月03日(水) 『イーストウィックの魔女たち』初日

月曜の夜、帰宅してPCを立ち上げました。
早速ネットにつないでみたら、ぶちぶち切れる。
何だか嫌〜な予感がしつつも立ち上げなおしたら、
またしても つながらなくなりました・・・。

結局、バタバタして再び睡眠は2時間強。
起きて仕事して舞台観て帰ってきて復旧作業続行、
終了した時点では見事に風邪ひいてました。
無理がきかない年なのに無茶するから・・・。

そんな訳で、本格的に〆切間に合わなそうな私。
一応ダッシュで昨夜の感想書いておきます。
実は一番印象に残っているのは、舞台よりも
幕間にロビーで見かけた、作曲家の方と
すばらしく耳に心地よい英語で話してらした
綜馬さんだなんてことは、とりあえず横に置いて。
耳に残る声をもう少し聞いていたい思いにかられて
思わず『十二夜』CD買っちゃいましたよ・・・。


<幕>1幕80分、休憩30分、2幕65分
<演出>山田和也
<出演>陣内孝則(ダリル)、一路真輝、涼風真世、森公美子、
  大浦みずき(町の代表?)、安原義人(夫)、笹本玲奈(娘)、
  新納慎也(その彼)、及川健、小此木麻里(不思議な少女) 他

カーテンコールの挨拶で陣内さんが、
「博品館劇場公演に・・・」と間違えてました。
(彼の前回舞台は、自身プロデュースの博品館公演)
でも帝劇より、その方がはるかに納得する内容の舞台。
『リトルショップ・オブ・ホラーズ』をアートスフィアで
観た時に、もうちょっと小さくてゴチャッとした劇場で
観たいと思ったけれど、この舞台も完全にそのタイプ。
B級臭さが どうにも帝劇に似合わなくって、何だか変。

私は、「帝劇に」ミュージカルを観に行ったつもりなので、
一路・涼風・森公美の次から次へと変わるお衣装や、
上品なキュートさ、歌声もきれいな響き具合で幸せに。
涼風さんのコケティッシュさに森公美さんの明るさ、
一路さんの『蜘蛛の巣』での久世さんを思い出させる
ような 茶目っ気あふれる可愛らしさも好き。
玲奈ちゃんのリーズル@『サウンド・オブ・ミュージック』
みたいな素直さから、真っ赤なボディコンまでも堪能。

大浦さんのハイテンションなキレっぷりに、
安原@旦那の温かい情けなさもお気に入り。
アンサンブルもハーモニーのきれいな曲が多くていい。
それらは「個々としては」とても豪華で楽しめて満足。
小此木麻里ちゃんの歌の上手さと落ち着きにも感動。
新納君も、ストレートな歌い方がこちらの住人。

でもそれらは、ストーリーの馬鹿馬鹿しさに似合わない。
陣内さんは、歌のダメさが私にとってすら論外だけど、
あまりにもベタな演技と笑いのとり方は、多分これが
博品館での上演であれば役に似合っていたと思う。
博品館の前方で観ているなら、自分が盛り上がるためにも
積極的にガンガン笑っていくだろうにと思っても、
私がいるのは帝劇2階。笑っても舞台までは届かない。
1度しっかり笑いが起きれば、盛り上がるんだろうけど、
客席に降りても前方席が一瞬喜ぶだけで雰囲気は変わらず。

そんな訳で、素材には予想どおり満足できたけど、
全体としては どうにもチグハグで辛い・・って感想かな。
東宝もなー、やるならこっちをシアターアプルでやれば
もうちょっと違和感がなかっただろうにと思う。
どうしても大劇場でやりたいなら、せめて土地を選ぶ。
『ロッキーホラーショー』at新宿厚生年金会館は、
大きなハコで2階から観てても割と楽しめたもん。

ついでに、すごく品良く可愛くて個人的には好きだけど、
3人娘は総入れ替え。この舞台には合わない雰囲気で
完成しちゃってるだけに、もったいないし逆効果。
もっと町のはみ出し者っぽい強いキャラと色気の人・・・
北村岳子、麻生かほ里、シルビア・グラブ辺りを希望。
これじゃあ、ほとんど別の舞台になっちゃうか(苦笑)

大浦夫妻や玲奈ちゃん、小此木さんに関しては、
多分、舞台が変わっても溶け込むと思うので、今後、
3人娘が品の良さをかなぐり捨ててくれるかどうかが、
まとまりが出来るか否かの分かれ目だと思います。
次に観る予定は楽日。さて、どうなるんだろうなぁ。
そういえば、及川君は何のために出てるんですか?



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