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2003年09月29日(月) 3か月のまとめ。

なーんか、ほけ〜っとしています。
いつも、レミ後には力尽きるのですが、それとも違って、
中途半端に疲れてて、パッタリ寝ることもできない感じ。
山口前楽・石井楽・山口楽と、きっちり参加したのになぁ。
珍しく楽日がマチネだったせいか、その後しゃべりまくって、
家に帰る頃には、感想言いたいぞ熱も愚痴も解消済だったせい?
関係ないけど、打ち上げでフリで入ったドイツ料理、旨かった!
会計してみたら¥6,500以上かかってビックリしたけど、
6時間近く居座ってワイン1人1本以上空けてたもんね(^^;

何となく、気になる組み合わせを数えてみた。

  山口 別所 石井 今井
高嶋 3  0  2  0 =5
内野 3  0  2  0 =5
岡  2  3  0  0 =5
今  4  0  0  1 =5
  12 3  4  1

開幕前の時点では、バルジャンが誰も気に入らなくて、
出来の想像がつく山口さん中心に買っていたんですよね。
開幕前に持っていたのが14枚で、そのうち8枚が山口バル。
でも、2枚売って8枚買い足したのに こんなに山口率高いのは、
「レミ観よう」気分が盛り上がったのが ようやく8/25マチネで、
今回の私の一押しバルジャン・別所氏は、既にそれ以降は
ほとんど無かったからという悲しい事実が存在するんですけど。
何しろ、買い足した8枚中6枚が9月。あなたはいない(悲)
9/25の石井バルにも感動したので、もう少しそれが早ければ、
そして、別所バルが9月もいれば、バルジャンズも、
もう少しバランス良く観られたかもしれないのですが。

ジャベールがオール5回というのは、苦悩の跡かも。
岡ジャベ、本当にきれいで真っ直ぐで「嘘をつかないと
信じているシスターにつかれた嘘は、疑いもしなかった」という
原作のエピソードが しみじみと理解される姿だったのですが、
あまりに美しすぎて、舞台に感情移入したい私の好みに
完璧に合うというわけにはいかなかったようで。

8月中は、もうすぐ終わってしまうという気持ちもあって
岡ジャベを求めたけれど、終わると何か違った感が強くなり。
作りは正統派だけれど♪Starsは聞けたものじゃない内野ジャベと
何度観てもどう作りたいのか理解できないままだった今ジャベの
間を揺れ動いた末、ジャベールではないことは明らかなんだけれど、
それでも、今回の4人の中で唯一最大に、一貫した役作りを行い、
それを毎回きっちりと演じ抜いて1個の人生を見せてくれた
高嶋ジャベへの思いが強くなり、最終的には一押しジャベ。
こんなに役者としての力があるなら、正統派の作りをしてくれれば、
何の疑問も感じず彼のジャベについていけたのに・・・悔しい。

  山本 岡田 泉見
剱持 3  5  1 =9
河野 2  5  4 =11
   5 10 5

山本マリウスも、良さに気づいたのが終わり間近で、
追加する余地も無く終わってしまったのが、とにかく残念。
終わってみれば、今回 唯一、マリウスらしさを感じた人なのに。
9月頭は、泉見マリが全然ダメで避けようかと思ったのですが、
避ける余地もないままに岡田・泉見とも観ていった結果、
どっちもどっちかなという印象で終わった気がします。
幸せな お馬鹿マリ好きなので、微妙に岡田マリに軍配ぐらい。

コゼットに関しては、最初は河野コゼットの愛らしさが
嬉しかったのですが、山本マリウス以外と組み合わせると、
あまりに普通の子でしかないのが私には非常に苦手で。
選ぶ余地もなかったので、嫌いだなぁと思いつつ観てました。
勿論それは、彼女だけが責めを負うべきことではないし、
バルジャンと表裏にならないジャベを一押しとか言う私に
レミゼらしさを語る権利はないとも言えるのですが(苦笑)

駒田×新妻4、笹本4、ANZA4、坂本3=15
亜郎×新妻3、笹本0、ANZA1、坂本1=5

テナ妻は、私には選びようがなかったです(森11、峰5、瀬戸内4)
辛うじて峰さんが少し頭出ているくらいで、他2人は完全に苦手。
駒田-森だと、駒田さんまで舞台と関係なく遊んでしまうのが嫌だし、
駒田-瀬戸内で、互いに何の関わりもない演技観るのも嫌だったし。
だから敢えてエポとの組み合わせを見てみたのですが、
まあ、こんなもんかな・・・とそれなりに納得。
可愛すぎて苦手だったANZAが多いのは、ちょっと不思議ですが。
とにかく、駒田×笹本の遠慮のない家族らしさが好きでした。
あー、この2人って親子なんだなと思えたのは今回初めてかも。

ちなみにファンテは開幕前からの増減含めて こんな感じ。
高橋9→11、マルシア0→4、井料4→5。
マルシアは絶対ダメだと思ってたけど、1度は観ようと
取ったら意外にいけたので、以後は避けずに追加。
井料さんは後半、非常ぉぉぉに辛いと感じた時には、
減らしたくても追加公演とか前楽で、既に外せず。

こう思い返していると、やっぱり、どうして私、
こんなに何度も通ったんだろうとため息ついちゃう感じ。
そんなに好きじゃなかったよね?今回のレミ。
なのに通った一番の理由は、つい、理想を追ってしまったこと。
今回は○が良かったけど×が悪かった→×は良かったけど△はダメ
→△はいいけど、○が気に入らない・・・の延々ループ。
気に入らないなら文句言ってないでスパッと切ればいいのに、
○1つがいいだけでも幸せだったりするんですよね・・・はあ。

P.S.
あと、最後にこっそり小さな小さな声で言ってしまうこと。
「駒田さんが出てなければ こんなに観なかったのに!」ってこと。
こんなに自分が駒田一を盲目的に好きだとは思わなかったと、
しみじみ感じた3か月でした。どんなにダメダメな日であっても、
駒田が出てきた瞬間、幸せになってましたから、私。悔しい。


2003年09月25日(木) 誕生日マチソワ。(レミゼ&PURE LOVE)

誕生日だったので会社を休んで、マチソワ観劇してました。
ここ数年、月曜日だったり、祝日の月曜の後の火曜だったり、
公演と公演の谷間だったりして、これという舞台に当たれず、
ちょっと寂しい思いをしたりしていたのですが、
今年はレミゼがある!しかも、駒田さんが出てる!!
好きな演目に好きな人が出てて、満足いく舞台を見せてくれて、
誕生日にそれを観られる自由とお金があるのって、素敵すぎ(*^^*)
これで、病院薬頼りの体調でなければ、もっと最高なのですが。


マチネ:「レ・ミゼラブル」G-32
(石井・高嶋・ANZA・泉見・河野・マルシア・駒田・森・坂元)

今日の一孝バル、すごい!♪独白 から泣き入りました、私。
せっかく鼻水止めの薬使ってるのに、これじゃ意味ないよぉ。
「恐ろしい闇に響く、この胸の叫び声!また過ちを犯すつもりか〜」
辺りから既に、怒りと熱さが叩きつけられてくるみたいで。
人間が生き方を変えようとする決意とは、これほどのものか!と。
その思いは♪裁きでの、自身への怒りと新たな決意にもつながって、
1幕でこんなに泣かされて、どうなることかと思ってしまいました。
幸か不幸か2幕は少し落ち着いたけれど、とにかく良かった!

そして、対するジャベール。兄。
普通にやればいいのに、何故か無闇に声が震えたり、
疲れきって年老いた演技でバリケードにやってきたりして、
何かと笑いを誘ってしまう けったいなジャベなのですが、
なぜか私、♪自殺で、いきなり惚れてしまったかもという気が(^^;
何か分かりそうな・・・と思いつつ観ていたところでぶつかった
「疑いを知らぬ〜俺がなぜ迷う〜」の部分。ここで私はいきなり、
あらん限りの力を使って必死で、疑いを知らぬ自分であろうとした
ジャベール像を健気に感じてしまって。ひたすら努力の彼に共感。
本当に、「あの おまわりはいつでもドジ」なんだろうなぁ。
「高嶋兄の」奇妙な努力に見えていたものが、その瞬間、
ジャベールの生涯をかけた抵抗に見えたら、好きになってました。
「あがく」「人間らしい」。このフレーズに弱いんですよね(^^;
次の兄ジャベは大楽だけど、このまま はまっちゃうのかな?

ANZA&泉見。どこかでそんな感想を読んだ気もするけれど、
この2人が揃うと、ちっともレミゼじゃない。その辺の普通の子たち。
ついでに河野コゼットも、愛らしさ一直線だけれど、あまり
コゼットっぽい古風さなどは持っていないので、ますます普通。
バリケードに向かう世情なんざ感じさせない現代日本のような
平和な恋愛を感じてしまうのは、いいんだか悪いんだか。

マルシア、見るたび日本語が自然になっていく気がする。
(まさか、井料さんの直後だからそう感じるのではあるまいが(笑))
華奢さや はかなさも増して、すっかり今回一押しファンテーヌ。
森テナ妻、瀬戸内さんの後に観ると大人しく感じるから不思議。
テナルディエとの息も合うし、意外に好き合ってそうなのがいい。
駒テナって何やかや言いながら身内には甘そうで、その雰囲気が
楽しげに尻に敷く森テナ妻と合うのかなという印象も。
実は、峰テナ妻相手の恐妻家っぷりがすごく好きだったのですが。

この回は石井-駒田楽でもあったんで、2人でギュ〜ッと
抱き合ったりしてて、カーテンコールも楽しかったかも。
すごく大量にあった石井-高嶋も楽日。なかなか仲良さげ。
ボロボロ泣いて気持ち良く観た後、派手な遊びはないけれど、
幸せで温かくなるような〆めまで、素敵な舞台でした。


ソワレ:「PURE LOVE」楽日 J-22

レミゼで存分に満足、体調もあるし帰りたい気分になりつつも、
浜松町経由、天王洲アイルに移動。同じ誕生日の友人と一緒に、
彼女が現在イチオシあっきー主演「PURE LOVE」東京楽。
内容的には、前回観劇で書いたように不満いっぱいの作品ですが、
禅さん出てるし、あっきーの声は とにかく気持ちいいしで、
半分ぐらい とろんと瞼が落ちかかりながらも、とにかく観劇。
本当は寝てしまおうかなと思った瞬間もあったのですが、
アートスフィアの椅子って、真っ直ぐ座ってる分にはともかく、
ちょっと体をずらして休もうとすると、やたら辛いんですよね。

おかげで何とか最後まで、全部観られたと思いますが(苦笑)、
これ、5回観た友人が「2回目が一番辛かった」と言ってた、
その2回目で楽を迎えてしまった私って、最悪なんだろうか?
でも、飲んで帰って一夜明けて頭の中に流れているのが、
禅さんの かっこいい低音での♪All or Nothingというのは、
それなりに嬉しい状況かなと思うので、まあいいか。
舞台は、脚本が「宝塚バウホール公演仕様」なので。
友人に言われて、非常に強く納得しましたわ。
かっこいい人に見せ場を、最後はとにかく悲劇かHappyEnd。
話の流れより、全員にそれなりの見せ場を作ることを重視。
最初からそう思えば、怒りも半分位だったかもなのになぁ。
終わったことだし、それなりに楽しんだからいいのですが。


2003年09月24日(水) 邪道観劇偏り感想。>レミゼ追加公演

<出演>
山口・今・剱持・泉見・新妻・井料・駒田・瀬戸内・坂元
局田奈津子・平塚あみ・藤井ゆりあ
阿部(裕)・横田・岡田・角川・中右・高野・阿部(よ)
鈴木・蔓谷・KAZZ・清水・杵鞭・石川・高橋(真)・宮
荒木・澤田・高山・亜久里
<座席>L-33(前列は小さくて静かな女の子♪)

記念の挨拶がカーテンコールでありました。
「追加公演記念」と書かれたバリケードの写真を貰いました。
挨拶では祐一郎さん、今日の写真だと言ってたけれど、
どうやらアンサンブルとかをよく見ると、違うっぽい。
何ってったって、今日は私、非常に邪道な観劇で、
目的は帰ってきた角川コンブフェールだったりしたもので、
写真が違〜う!ってのは、さすがに分かりました。
でも、日付違ってもいいから、駒田さんのいる場面の
写真が欲しかったな。バリケードじゃ探すだけ無駄だもん。
いや勿論、頂けて嬉しいんです。わがまま言っちゃいけません。

角川コンブ、評判良かったのに出会えなくって、
追加公演で再来と聞いて、楽しみに行ってきました。
確かに。好きなタイプのコンブフェールかも。
突っ走るアンジョに惚れこんでよく見てるのが嬉しい。
相手が彼でなければ、自分がリーダーだったんだろうな。
必要なところをこまめに補佐してる感じのコンブ。
「その男は貴方に任せましょう〜」で周りを抑えたり、
自分では指揮も執らず銃も構えずにいる辺りも。
まあ、クラクスが撃たれた時、敵のいる位置が見つけられず、
どこだ?どこだ?どこだ?ってあらゆる方向に向かって
銃を構えてるのはご愛嬌(^^;バルのお役立ち度が目立ったかも。
マリウスが撃たれた後、駆け上がるアンジョを見送る姿で
いきなり土方歳三モード入った私。<ちょい間違い(^^;

久々に全編通して観た今ジャベ。
「私にとっては」9割♪Stars。残りは他の人の方が完璧好き。
ずっと内野ジャベだったせいもあってか、♪Starsと♪自殺の
安定した声はすごく嬉しかったし良かったと思うけれど、
やっぱり何だか品が良くて大人しい印象ばかりが強くって。
内野さん系の演技(オペラで覗くと分かる(笑)なのかな?と、
オペラ覗くと、メイクの濃さばかりが目立ってしまうし。
歌対決と言われても、山口さんとの声質は合わないよね?
♪対決も、盛り上がらないまま終わってしまいましたし。

その山口バルジャン。今日は抑えめかなと思っていたら、
エピローグ2フレーズ目「神よ〜」が、泣きポイントでした。
実は♪独白の「生まれ変わるのが」で、一瞬吸い込まれそうに
なったんだけれど、ファンテの場面続きでやる気失せてて、
ラスト。一緒にだんだん息をするのを忘れていきそうになった。
自慢じゃないが今日の目的は1に角川コンブ、2に今ジャベ、
3にアンサンブル駒田だったりするので、バルジャンの
ストーリーなんてお留守だったはずなのに、いきなり泣けた。
私が祐一郎さんに対して久しぶりすぎるほど、人間を感じた。
良かったです。ちゃんと最初から観ておけば良かったと思うけど、
そうしたら、最後まで自分、ちょっと もたなかったかもってほど。

あと、気になるポイント。今日で3回目の井料ファンテ。
利かせ過ぎのビブラートや、それと共にずれてくる音程に
ついては、もう皆が語り過ぎてるくらいなのでスルーする。
でも、ファンテの死の場面での足についても気になりません?
転ぶ時、片足がストーンってギャグみたいに跳ね上がるのとか、
ベッドでシーツかけてもらってからも、落ち着きが悪いのか、
始終もそもそ動く上、死んでから横にされる時も跳ね上がる。
まあ死んでからに関しては、腹筋なんか使わせるバルジャンが
いけないのかもしれないけれど、3度観て3度ともそうだよ!
井料さんが上手くないのかと疑っちゃいますよね?

泉見マリウス、格段に安定性が増したと思う。
プリュメ街のコーラスは、今日の3人(泉見、剱持、新妻)が
今までで一番気持ちよく聞けた。♪エブリデイもすごくきれい。
ただ、このメンバーは演技力の方はイマイチ、ニさんたちで、
♪恵みの雨 でエポが「もう倒れそうだわ」と言った瞬間、
いきなりクルンと回転して仰向けになったのには笑いました。
なんか、マリウスが体落としか何か、技でもかけたみたいで。
この場面はその後も、情感を求めて目が彷徨ってしまいました。
アンジョも、こういう面では期待しても報いてくれなかったし、
角川コンブがいてくれて助かったなぁ(苦笑)

あと、やっぱり軟派方向で固まってしまったようで、どうにも
マリウスらしくない気が。友人いわく「すかした」マリウス。
そして頭の大きさもあって、やっぱり見た目が おチビさん。
アンサンブル時やバリケード上で、アンジョ・マリウス・
クール(横田)が並ぶと、隣との違和感がありましたが。

その「隣」の片割れ、プルベール(蔓谷)。
今日も♪10年後パリ の娼婦がお気に入りの高橋さんだったので
観ていて、ヒモかっこいい!と思いまして。声が伸びる〜。
でもプルベールに関しては今回、初見でグランとちゃんばら
する姿を見てからというもの、意識から除外する癖がついていて、
今日もいまひとつ、人格を理解するに至りませんでした。
ヒモとしては、長い手足を生かして素敵だと思うんですけど。

最後に、瀬戸内テナ妻さんは演技が煩くて苦手です。
自分がセンターでない場面で音を立てて客の目を引いたり、
笑いを取ろうとするのは森公美さんも同じで苦手だけど、
瀬戸内さんはそれに輪をかけてという印象ばかりが強くて。
ちっともテナルディエのこと見てくれなくて夫婦に見えないし。
一緒に9月からの泉見マリは格段に良くなったのに、
彼女は未だに独りで演じているように見える。泉見くんは
アンサンブルで参加していたから違うのかもだけど、
もうすぐ楽日だというのにこれは、ちょっと辛いなぁ。

以上。つっこみどころ満載だったけど、
結構いい舞台だったんじゃないかなという印象。
何より主役が乗ってるし、耳に心地よいメンバーだし。
鼻の調子が良くないせいで目にも辛さが来ているので、
目をつぶって聞く場面も結構あったけど、聞き応えある舞台。
でも、舞台に興奮して咳が ひどくなったりするのではなく、
最後の方は特に、息を詰めて静かに静かに・・って感じ。
変な観方してきちゃったけれど、結構、満足しています。


2003年09月23日(火) 更新しました。

や・・・休みをくれ・・・(泣)
土曜に体調崩して以来、どうも落ち着かず暮らしています。
先月の再来だけは嫌なので、ちゃっちゃと病院に行って、
お薬もらって早寝しているのですが、まだ甘いらしい。
今回は熱はそれほどでもないのですが洟がつらくて、
そのせいで目と頭がボウッとしているから、観劇には辛い。
日曜も今日も仕事だったんだよぉ。しかも今日は残業つき。
明日から5日間で6回舞台観るんだけどなー、私(^^;
そのうち5回がレミって辺り、ちょっと終わってますが(笑)
感想書く暇はなく、観流してしまいそうなのが勿体ないかも。

20日に観てきた舞台の感想を追加しました。
ブロードバンドシアターVol2『Mask of Love』です。
なかなか気持ちよくサクッと観られた芝居で面白かった。
主役が情けない子で頑張っていて、そばに味のある先輩がいて、
ヒロインが華奢できれいで、でも芯がしっかりしていて、
悪役が悪役らしくカッコ良くて、押さえる所を押さえた舞台。
設定は、多分、近未来辺り。正直、日本でこういう系統のものを
ちゃちくなくは できないだろうと思っていた部分があったので、
意外な拾い物という感じで、嬉しかったかも。

今日は、それだけ。


2003年09月20日(土) ブロードバンドシアターVol2『MASK of LOVE』

いきなり寒くなったあおりをくらって、
またしても風邪っぴき、水っ洟ずるずる状態で観た舞台。
でも、途中で市長選挙中の樹生が隣席だった母に握手を求めて、
思わずビックリと羨ましさで鼻水が止まってしまいました(笑)
普段は彼に対してそんなこと思わないけど、この舞台の幹生は、
思わず握手したいと思う かっこ良さいっぱいだったんだもん。
いいなー、羨ましいなー。席、交換しておけば良かった。
以下、一応まともな感想です。


<脚本・演出>山浦哲也
<出演>
村田真、伊藤裕子、日向薫、大沢樹生、大島蓉子、石原慎一
鈴木結加里、宮崎真由美、山崎華奈、福井小百合、稲垣麻衣子、野口亜紀子
伊勢田隆弘、河岡裕門、藤原麻由、岩田元、石元康朗、安田栄徳、横沢健司


普通なら、私の情報や意識には あまり引っかかってこない系統の
舞台ですが、岩田元さん出演ということで観ないかと誘われて。
主演は知らないものの、脇には石原慎一&日向薫と知った名前。
『GODSPELL』で観そびれて以来 悔しくてならない大沢幹生の名も。
第1弾に山本耕史が出ていて、行こうかと思ったものの見逃した
「ブロードバンドシアター」とやらの第2弾でもあるらしい。
ふ〜ん、じゃあ、どんなものか観てみようじゃないかって感じで。
ちなみに、リアル公演もまだ続いていますが、ネット配信も
来月まで続くらしいので、興味がある方は、こちらをどうぞ。
ちなみに私は、まだまだISDNでとろくさくやっているので、
観てみたいとは思っても、夢のまた夢って感じです・・・。

会場は、東京流通センター内にあるアールンホール。
ファッションショーのように、正面に四角い舞台と、
前中央に突き出した花道があって、その左右に指定席。
花道が終わった所から階段の通路が始まり、左右が自由席。
指定席の周りはすべて舞台といった感じの使い方で、
自由席の後ろから階段と花道を使って出入りしたり、
指定と自由の間にある通路で会話したり、自在な舞台。
おかげで、指定席最前列にいた私は、声の発生源を探して、
しょっちゅう、首をグルグル回しながら観る状態でした。
楽しいっちゃ楽しいかな。でも自由席で観た方が観やすいし、
普通の舞台を観てるような印象はあったと思う。好みかも。

席については、面白いなぁと好意的に感じたけれど、
放映に使うためのカメラは、正直、ちょっとうざいかもと。
舞台中央で愛を語っている2人とかに、天井から半円の輪っかに
つけられた数台のカメラが動作音を立てて降りてきたりするし。
遠い席なら気にならないのかな?私には結構、うるさかった。
ただ、その映像が、セットに多用されたTV画面にも映る時があり、
自分の席からは後姿になってしまう人の顔が見えたりすると、
ちょっとラッキー♪と思ったりもしたから、これも良し悪し?

舞台そのものは、すごーく単純な先が読めるストーリーを
納得のいくメンバーを集めて明るく作っていて、楽しめたかも。
マフィアのトップ、フェリペ(日向薫)が牛耳る街、Mシティ。
警察も彼女の言うがままで、ゴンザレス(石原慎一)などは、
「明日、西で騒ぎを起こす」と言われれば、「それなら、
明日の警備の巡回は東にしましょう」と答えるような状況。

その街で下っ端警察官をする、ディエゴ(村田真)。
昔の岡本健一とか、大野智を思い出させるような、
すねた子供みたいな口元を持つジャニーズ顔。背も低め。
憧れのモデル・ロリータ(伊藤裕子)が襲われている場面に出くわし、
マフィアから顔を隠すため、マスクをつけて彼女を助けてしまう。
しかし彼女はトップモデルであり、ファッションデザイナーで
市長の息子でもあるラモン(大沢幹生)の恋人でもあるという、
まさに雲の上の人間。ディエゴなどには手の届かない存在。
ただ、ロリータは、彼女を救ったマスクの男に、
伝説のヒーロー・ルプを重ねて好きになってしまったという。
ディエゴは彼女に会うために、マスクをつけて人助けを繰り返し、
ルプとして彼女と愛を語り合うようになるが・・・というあらすじ。

このロリータ役の彼女、元モデルだそうだけど、本当にきれい!
「僕の着せ替え人形であればいいんだよ」と言われて納得できるほど、
そんなこと言っちゃうような奴が手元に置いてもいいと思えるほど
華奢でドレスも似合って可愛くて、見てるだけでも嬉しくなるくらい。
でも、ちゃんと歌も上手くて、最初 実は歌手さんかと思ったくらい。
そんなのに間違って惚れてしまっては、自分の立場を忘れてしまう、
僕ちゃんな警察官に、苛めたくなるような雰囲気の村田さんも似合う。
彼は北島三郎音楽事務所の新人俳優発掘プロジェクト出身だそうで、
すご〜く上手ってわけじゃないけれど、なかなか聞かせてくれる歌。
彼の上司かつ友人で、彼をからかいつつ温かく見守ってくれる石原慎一。
ハイソで厭味な野心家の大沢幹生。2人とも言うまでもなく似合う(笑)

周りも、踊りは そこそこだったけど、
歌を重視したらしいメンバーで、端で聞いてても良かった。
中でもソロを丸々1曲もらってしまった岩田元さん!目立ってた〜。
踊りになると そっとハケていくのは ご愛嬌なんだけれど、
オープニングでは真横で素晴らしい生声きかせてもらえたし、
歌となると正面で前に出て行って歌ってて、彼を観に行った
人間としては、ちょっと誇らしい気分になっていました。

そんな感じで、
何がどうというものではないけれど、ちょっと満足(^^)でした。
映像などで新しいことを試す分、内容は単純に古典的に。
でも、明るさや素直さ、若さが感じられて全く古臭くなかった。
云々考える必要のない気持ちいい舞台でなかなか拾い物だったかも。


2003年09月19日(金) 『PURE LOVE』2日目

トップが70000hitsを超えました。
いつも大体、半年で10000hitsだったのですが、
今回は5か月。これもレミ効果かと思うと感慨深かったり。
最近、とみにサボりがちで申し訳ないのですが、
これからも感謝を忘れず、かつ自分のペースで
書き続けていきたいと思います。有難う♪


<脚本・演出>小池修一郎
<音楽>島健
<出演>
中川晃教、大和田美帆、NIRO、石川禅、旺なつき、
曾我泰久、伊東弘美、tekkan、朝比奈慶
斉藤直樹、田中宗一、宮本武弥、野口征吾、まろ、岡田亮輔
後藤健流、辻本知彦、森新吾、黒瀬義明、輝信
吉田恵、小川亜美、宇野まり絵、安藤聖


いや、本当につまらなかったんですけどね。
なんとも唐突な伏線のない愛情や、ストーリーに絡まない
話を長くするばかりのカップリングがあって理解しづらかったし。
主役2人の「Pure Love」との対比という意図は理解できますが、
大人たちの恋愛も書き込むなら、もっと整理しないと。

つまんない話と切って捨てればいいだけの舞台なのですが、
手元のチケット売りに出すのも面倒なので、もう一度行きそうだし、
考えてみるのもいいかなぁ・・・と、あらすじ書き出してみたら、
意外にも ちゃちなだけの普通な話で、こりゃどうしようもない(^^;は、
最後の数シーンだけでした。それが恐ろしく凶悪なのは確かですが。
じゃあ何が悪いのかと思い返せば、多分、言葉の使い方。
今っぽくしようという努力が空回りしている印象。
何がとは例をすぐに思いつかないのが辛いけれど、
全編通して、こんな言い方しねーよ!が多すぎて。

(思いっきりエンディングまでネタバレのあらすじはこちら
やたらと長くなってしまったので、別ファイルです。
ちなみに役名は、¥2,000と高いパンフレットを購入せず、
おぼろげな記憶とネット調査だけによるものなので、
分からない人は「」付けて役者名で書いてあります)

踊りも、よく分からないけれど つまんないなーって感じ。
振り付けが悪いのか演者が下手なのか私には分からないけれど。
何となく先日の『サタデーナイトフィーバー』思い出しながら、
あのバラバラだけど力のある踊りが欲しいのに、とか思ってた。
どちらかというならまだ、スコルピオよりはマーキュリーズ組の方が
表情のいい人がいたような気がするかな。個々のキャラも立ってたし。
女の子たちの中にも1人割と表情のいい子がいたけど、名前不明。
ただ、どセンターで観ていたけど、ジョーの踊りは辛かったなぁ。
あと、海外を回っている敏腕プロデューサー(笑)が認めるくらいの
純のVJとしての腕ってのも、作品を見る限り?ってものだし、
どうもリアリティがないんですよね。

変なリアリティというなら、小物にも。
覚えているのが、旺なつきが買ってきた差し入れの袋が
渋谷駅地下のFOOD SHOWだったなとか、有希が純の出所祝いにと
「デパ地下で買ってきた」惣菜の袋が、DALLOYAUだったなとか。
20歳にもならない渋谷のストリートで遊んでるような子が、
どこの三越まで行って買い物してきたんだろうなんて思ったり。
大体、クラブで遊んでるような子たち あんな服装してる?
私、何やかやで ほぼ毎日 渋谷歩き回ってるけど、
今時みんな、すごいおしゃれだと思うんだけどねぇ。

曲は、割といいものがあったと思うんだけど、
いかんせん歌詞が・・・歌詞が・・・・もう失笑もの。
セリフも「どうしたらいいんだろう(^^;」って逃げ出したくなる
ようなものが多いんだけど、歌詞はそれの上を行くというか。
旺さんが1幕で歌う曲を2幕で朝比奈さんに歌わせるとか、
主役2人が結ばれた時の曲を最後にも流すとか、
こだわりは見えるんですけどね、それ以前に問題が。

役者も、このセリフ群じゃキャラを立たせるのも
難しかったのかなという感じで、ペラッペラに存在感なし。
旺さんとか禅さんとか、まともにやろうとすればするほど
可哀相な印象もあり、出番が少ないのがいっそ救いなほど。
少しは まともに見えたのが、不思議に面白いことにNIRO君。
何というか、演技のベタさが脚本にマッチしていたので(苦笑)
他の舞台にいたら、あまりの下手さにキレてたかもの演技が、
この、安っぽいジュブナイルのような脚本に不思議にも似合って。
一応は最大の敵キャラという おいしい位置にあったし、
彼はもしかして今回、唯一 得したんじゃないかなと思ったり。
tekkanも、他にどうしようもないキャラクターを
開き直って演じていて、本人に割りと好感があったかも。

肝心の あっきー。
ごめん、感想は「演技しなくていいから歌ってようね」。
セリフを言う時は、無闇やたらに身振り手振り振り回しまくり、
そうでない時は、結構ぼーーっと立ち尽くしているだけ。
会話になってないよー。受け応えって言葉知ってるかい?って感じ。
ただし歌い始めれば、曲がいいのもあって とにかく うっとり。
♪君は〜ピュアラ〜ブとか、覚えてるものも いくつかあるし。
演技は精一杯やってることは伝わってきたさ。でも、それだけ。

ヒロイン、初舞台の大和田美帆ちゃん。
実は、あっきーの次の舞台が『ロミオとジュリエット』と聞いた時、
演目自体が悪い!と思った。なぜって、誰がジュリエットを
やったとしたって、デュエットに満足できるわけがないから。
彼の歌には、あらゆる意味で あまりにも力がありすぎるから、
釣り合う相手なんて探し出せるわけがないと最初から思っていた。
だからいっそ初舞台で歌は苦手という彼女で良かったかもしれない。
ひどい言い方をすれば、最初から、あっきーの邪魔にならないよう、
音を外して悪目立ちさえしないでくれればいいという気分だったし。

そんな気持ちで行っただけに、意外に不満は少なかったかも。
ソロでも か細い声では、まともにデュエットした1幕は論外だけど、
囁くように歌った2幕では、意外に声の相性は悪くないと思ったし。
歌手によくある(もちろん、あっきーにも多大に)、しゃべったり
歌ったりの時に体全体でやってしまう不自然な動きはないし、
あまりスレてない感じの素直な可愛さが似合っていたし。
2幕頭、面会に来た有希と純の、2人とも上半身しか
見えない場面での会話では、結構 上手じゃん!と思ったくらい。

とにかく、何も期待しないで行くのが吉。
期待していないつもりだったけれど、1幕90分は相当つらくて、
後半になるにしたがって、自分の目の焦点が合わずに、
うつろな表情になっていってることが感じられていましたから。
曲が終わると、せめても盛り上げるために拍手しなきゃと、
頭のどこかで声がするけれど、手を動かすまでに至らないって感じ。
2幕になると、脚本書いてる本人もヤケクソだったんじゃないかと
思うほど どうしようもなさがパワーアップ、NIROの出番も増えるので
逆に開き直って観ていられたかもしれません。
久々の生あっきーの歌声は良かった。感想はそれだけ(苦笑)


2003年09月18日(木) 長期休暇してすみません。〜今日のレミゼ(ソワレ)

えっと・・・、ごぶさたしております。m(_ _)m
先週半ば辺りから、珍しく 人と喧嘩をしていました。
私は随分と鈍く、人に言われたことにムッとするのは大抵、
全てが終わった後なので、あまり喧嘩はできません。
ただ今回は 間遠に連絡を取っている人からのメールで、
約10日前にもらったメールで喧嘩売られた気がしたことを
思い出してしまったため、つい過剰反応してしまって。

最初から読み返すと、今回に限っては私の被害妄想気味で、
相手も、さぞ腹が立ったろうなという気がするのですが、
とにかく慣れないことで、カーッとなってしまっていて、
そればかりで頭をいっぱいにしてやり取りしているうち、
気がつけば、日記も書かないまま日数が経ったようです。

心配のメールなど何通か頂いてやっと目が覚めましたが、
その後いきなり、トラ優勝騒ぎのあおりを喰らった
仕事がアップアップとなり、残業休出の波に飲まれ、
結果、9日も間が開いてしまいました。すみません。
多分明日辺りには、トップも60000Hitsですね。
放り出してある間も来て下さり、本当に有難うございます。

その間に観たもの(○)、観られなかったもの(×)です。
(○)9/12ソワレ『ビーシャ・ビーシャ』
(○)9/13ソワレ『レ・ミゼラブル』(石井・内野)
(×)9/14マチネ『I Love You 愛の果ては?』
(×)9/17夜の部『西へゆく女』(本多劇場)
観られた2本については、近日中に簡略版でも感想書きます。


さて。以下は今日観たものの感想です。
レミゼですから、例によって長いです(笑)

『レ・ミゼラブル』18:15〜 G-26
<出演>
山口・内野・新妻・井料・河野・岡田・駒田・瀬戸内・坂元
局田ガブ、国分ちびコゼ、永嶌ちびエポ
伊藤グラン・横田クール・坂口ジョリ・上條コンブ
中右フイイ・小林レーグル・村田バベ・鈴木ブリジョン
蔓谷プルベール・KNETAROパルナス・清水クラクスー
浜崎 買い入れ屋・高島マテロット
高橋ファクトリーガール・史桜ジベロット・荒木マダム
楠見 少年1・高山 少年2、亜久里カツラ屋
<指揮>井村誠貴

内野ジャベ連続3回目。
初回F列センターから観て、ダメすぎ!と切って捨て、
2回目は、2階最前列からオペラで追った時だけ、
あら、時々いけるじゃない?と思って見直してみたり。
3回目。楽以外で観られる最後の内野ジャベなので、
彼を観に(正確には別所-内野を観に)博多まで行く価値が
私にとってあるかどうか見極めるのが最大の目的の今日。
意識して相当の時間、内野さんを観ていたという条件で、
ようやく作りを理解し、嫌いじゃないなと思ったり。
ここまでしなきゃ分かりづらい良さというのは
舞台としてどうかというのは横に置いて、一応 感想。

謹厳な警部という顔の下に、バルジャンに負けぬ熱さがある。
砦から逃がされる寸前の、もの問いたげな表情や、
自分の力では下水道を追えない時の、激しい怒り。
岡ジャベが、バルを逃がした後に自分の道を貫く方法は
どこにもないと冷静に判断して死んでいくのに対して、
内野ジャベの自殺は、バルジャンに引きずられるのに
強く強く抗った末の最後の手段と感じられて納得。
あくまでも身じまい美しい岡ジャベの姿に対して、
非常に人間的で、共感の余地があるのが嬉しいかも。

理解してみれば、好みとしては絶対にこちらだけれど、
別所バルと組み合わせると「曲を聴いただけで泣けるぜ」
というレミゼの壮大さはどこかに消えうせそうな予感。
お2人の歌がどうこうというのは、横に置いたとしても。
少し文句はあっても「皆救われて良かったねー!」という、
強引さがレミには欲しくて、鹿賀バルか祐一郎バルか選ぶなら
絶対に祐一郎派だった私が、別所-内野に満足できるかなぁ?
私の好み的には、別所は岡、内野は山口と組み合わせるから
いいんだという気がしてならない。山口-岡もイマイチだし。
じゃあ、博多はどの組でいつ観ろというのか(泣)

閑話休題。
今日の泣きポイントは、2度とも伊藤グラン。
小さなこと1つ1つが切なくて、いちいちズキズキ。
♪グランテール 酒を置け!で、あんな表情するか?(ToT)
坂元アンジョというのがまた、「光」らしく冷たいものだから、
グランなんぞの名前を呼ぶことは ほとんどないんだろうと
実感できちゃうので、その口から自分の名前が出ただけで、
信じ難く幸福なグランの思いが、あまりに強く感じられて。
最後は、最良の友としてきた酒にキスして別れを告げる。
グラン→アンジョの思いに自分が燃える日が来るなんて、
思ってもみなかったけど、伊藤グランにはやられてます。
ついでで悪いけど、伊藤バマタボワも実はすごい好き。
ジャベールに対して逃げ腰モードな辺りが特に。

それと、今日は駒田テナが特筆するくらい良く感じた♪
いつもは、演技が細かいんだけど、時々 小芝居に見えて、
うぬぅと思っちゃう瞬間がなかったわけじゃないから。
歌詞に合った動きって、その辺が良し悪しなんだけど、
それが、非常に溶け込んだ感じで自然で すごく嬉しかった。
宿屋であまりに、こすっからいけど憎めない親父だったから、
10年後パリで「何があったんだ、お前!」な衝撃もあったし。
本来的には、死体を漁った金で宿屋を開いたんだから、
宿屋は、悪党の表の姿であっただけのはずなんだけれど、
今回の歌詞で行くと、この作りの方が納得できてしまうかも。

ただ、あんまりテナが気になってしまうと問題も有り。
今まで一度も気にしたことなかったんだけれど、もしかして
ちびコゼって、開店準備の時間に水汲みに出かけていって、
閉店してから帰ってきたの?それって本当に役立たずかも。
…なんてことを、今日初めて思ってしまったんですよね(^^;
今日 初見の瀬戸内テナ妻が、あまりにコゼットに対して
憎憎しげで、ここまで嫌わなくてもと思っていたんだけど、
その事実に気づいたら、何かいきなり、ちびコゼへの
同情心が思いっきり目減りしてしまって困りました。
それって「レミゼ」的にヤバすぎる感想かもですよね。

アンサンブルチェック(意図的にはしてませんが)。
多分、バベが初めてさん。今回の主なバベさんたちの歌が、
どうもあまり合わないので司教様のシーンで身構えていたら、
スルッと気持ちよく聞けてしまって、ちょっとビックリ。
バリケードでの♪学生たちよ よく聞け〜も割といいかも。
上條さんは、コンブにしてはちょっと熱すぎる感じ。
ファクトリーガールは、青版コゼットを思い出す声で苦手。
でも、マドレーヌの時はドスが聞いてて逆に好きかも。

何やかやで、今日は割りと満足でした。
今回、安定高値の山口さん、今日は中では低めだったかも。
「人間じゃないぞ度」が1幕半ばから既に漂い始めていて、
♪彼を帰して辺りでは既に、8割方昇天していそうなほど。
♪対決のハーモニーは、やっぱり最高に好きだと思ったけれど、
ジャベに人間度を強く感じた分だけ、少し弱く感じてしまったし。
ここではバルジャンの人間度が強くないとダメでしょうに。
ただ、最後の♪民衆の歌 では、やたらと きれいでした。
今いち幸せ加減の足りなかったお疲れモード?のマリコゼを
支えたエポとともに手を差し伸べる姿は、半分透明で。
今日 一番好きだった、テナとジャベがいない上に、
次に好きだったグランが2列目で見えないにもかかわらず、
発光しそうなバルだけで最後満足してしまったかもです(笑)


2003年09月12日(金) ビーシャ・ビーシャ参加。

オールスタンディングのクラブ感覚の舞台らしい。
足元がぐちゃぐちゃになるから、大事な靴は不可。
濡れる可能性大なので、タオルや着替えがあると良い。
役者に捕まえられ、吊り上げられる可能性もあるので、
スカートはできれば やめておいた方がいいだろう。

そんな予備知識だけは豊富に持って行ってきました。
会社では「若い子が行くものじゃないの?」と言われ、
実際、友人を待つ間に来る人来る人 皆、私より若い。
盛り上がれるのかなぁ・・と心配に思いつつ参加。

結果、前半がいちばん、楽しかったな〜。
もう終わったからネタバレしてしまうけれど、
前半は、黒い布で囲まれた暗く狭い部屋に押し込められ、
天井部分に当たる布が たわんでいくのを見ている。
上から照明でビー玉みたいなのが転がってるように
見えたり、風船らしきものが飛び交っては、
あらぬ場所で破裂して音を立てたり、
人が泳いでいるみたいな影が布に映ったり。
完全に、天井に水が溜まっているとしか思えない状況で、
いつどこが破かれて水が降って来るのかとドキドキだし、
影絵のように映るものは、何だかやたらときれいだし、
友人たちと きゃあきゃあ言いながら、心拍数上げてた。

でも、天井が破けちゃってからは、私にはイマイチ。
それこそクラブのノリができる人じゃないと駄目かも?
CMにあるように、人が壁を走り回ったり、飛んだり、
上で人が太鼓叩いたり踊ったりしている方形の舞台が
狭い会場をワシワシと動き回ったり。合間で水が降る。
滝のように降る水の中に吊られ、抱き合って回る男女が、
降りてきたかと思ったら、客に抱きつきまくったりするし。

最初のうちはキャーッ!とかって盛り上がっていたけれど、
友人と はぐれるし、やたら しょっちゅう抱き着かれるし、
降ってきた水と紙ふぶきで足元が危なっかしくなってくるし
だんだん飽きるしで、テンション下がってきちゃいました。
それでも「つまんない」と思ってしまったら最後なので、
終わりまで必死で見知らぬ人と叫びあったりして、
頑張ってみたけど、ちょっと疲れちゃったかな・・・。
楽しかったです。でも、もうちょっと短いと嬉しかったかも。


2003年09月09日(火) レ・ミゼラブル(山口・内野)

別所バルジャンにはまってしまったのですが、
既に彼は帝劇では終了、次は博多座に行かなくてはならない。
博多座のキャスト表を見てみると、彼と組むジャベールは
内野or高嶋。高嶋ジャベには最近とみに苦手感が強い私。
じゃあ内野は?というと、そういえばプレ初日から観ていない。
私にとって博多まで行く価値のあるレミゼが観られるかどうか?
その確認のために、急遽、内野ジャベールを観ることにしました。
ふと気づけば、ANZAやマルシアもまだ2回目だし、
結構、お久しぶり〜さんたちの多かった回だったかも。


<出演>
山口・内野・ANZA・マルシア・河野・岡田・駒田・森・吉野
ガブ:局田奈都子、ちびコゼ:川井七星、ちびエポ:塚田真依
グラン:阿部裕、クール:横田明、ジョリ:岡田雄一、コンブ:渡辺正
フイイ:角川裕明、レーグル(司教):小林仁、バベ:阿部よしつぐ
ブリジョン:鈴木良一、プルベール:山名孝幸、モンパルナス:KAZZ
クラクスー:森隆二、買い入れ屋:杵鞭麻衣、マテロット:石川ちひろ
マダム:荒木里佳、ファクトリーガール:鈴木智香子、ジベロット:宮菜穂子
少年1:楠見朋子、少年2:高山京子、カツラ屋:古川恭子
(初日:角川フイイ、楽日:森隆二)
<席>F-25
 (しかも前2席が空席で見切れゼロ!ただし、指揮者は煩かったです)


え〜と、何から言いはじめればいいんだろう(^^;
いろいろ思うことが多くて、何ともまとめにくいのですが、
まず はっきりさせておきたいのは、今日のバルジャンは良かったこと。
最初から非常に丁寧に演じているなという印象が強かったのですが、
特にエピローグ、ひと言ひと言本当に静かに ささやくように、
でも言葉を大切にした、明瞭に歌詞の聞き取れる声で祈っていて。
何もかもし終えて、既に8割方死んで透明になりかけている歌。
あんまり きれいで悲しくて、♪影の中に独り…の言葉だけで、
ぶわ〜っと涙出てきた自分にびっくりしてしまいました。
こんな奇跡があるから、祐一郎はやめられないんだよなぁ(苦笑)

もちろん、直前に、マリウスに告白をするに当たっていきなり、
♪バンジャルバンという男が〜 なんてミスをおかしたりとか、
あーあ、やっちまった(^^;方向の山口さんらしさもあったのですが。
でも意外に私、山口祐一郎に限って言えば、歌詞ミスのある日の方が、
心が入っていると感じる日が多いような気もしたりしています。
いや、歌詞ミスを許す気があるわけでは全く無いのですが。
ミスをするにも事欠いて、という場所だっただけに、
マリウスが返事するまでの間、しばらくドキドキしちゃったし。
♪誰だ〜私は〜って聞かれて岡田くん、やっぱり普通に
♪ジャン・バルジャンって答えてたけど。ちっ。<違うって(^^;

肝心の内野ジャベ。石井ファンの友人に言わせると、
「どんなに奇妙で笑えてジャベールにあるまじき作りであろうとも
高嶋ジャベの方がいい!」そうで、とても不思議だったのですが、
実際に現在の内野ジャベを観てしまうと、納得せざるを得ないかも。
私が観たのはプレビュー初日のみ。ガチガチの演技だった記憶。
大きなミスもあったし、緊張もあったせいかと思っていたのですが、
2か月経ってなお、肩の力の入り具合が全く成長していない!
ある意味 驚異ですね、ええ。ハンガーなんて柔な物でなく、
衣紋掛けが入った服のような肩だし、右手右足一緒に出るし。
歌もガチガチ。音は外れていないようだけど、それだけみたい。

初日の時点では「内野聖陽から演技を取ったら何が残るの?!
歌をすごーく頑張ったことは分かった。すごく上達した。
でも、それにいっぱいいっぱいになるくらいなら、少々音が
外れたって許すから、もっと自由に演技してくれ!」と思った。
歌も演技もつぶれるより、歌ダメでも魅力あるジャベが観たくて。
どうやらその時点から、ほとんど成長していないという感じ。
歌っていない時は、おっ?と思う演技もちらちら見えるけれど、
ほぼ全編が歌のレミゼで歌ってない時だけ演技してても・・。

4分の1とはいえ、2か月同じ歌を歌ってきてこれじゃあ、
失礼だけど、彼に歌ミュージカルを期待してはいけないかなと。
トートは友人の評によれば「勢いだけでも歌える曲」らしい。
(さっき思い出した。私、誰とは言わないけれど某芸能人さんによる、
 とんでもなく下手な♪最後のダンス、舞台で聞いたことがありました。
 それを思えば、内野さんって歌上手だよなぁとか いきなり・・。失礼)

今回は そうでない役だと分かっているから、内野さんは
努力して努力して、気を遣って演技しているのだろうと思う。
でも人には向き不向きがある。自分の良さを全部殺してまで、
歌ミュージカルに出るのは彼にも益がなさそうですけどね・・。
ただ今まで観た限りでは、山口バルジャンが最もいいのは、
内野ジャベの時と感じるのが、とにかく悔しい(泣)

この、観ていて辛い内野ジャベと、観ていて笑える高嶋ジャベ(^^;と、
2つしか選択肢がない石井バルジャン、今更ながらに不憫かも。
本当に有り難いことに今日は、舞台としても良かったと思えるほど
山口バルジャンで完全に入り込めたから助かったけれど、
別所バルジャンに、その類の強引な吸引力を望めるだろうか?
内野さんと他のバルジャンたちとの相性はどうなんだろうか?
私の次のレミは石井-内野。博多座の別所さんを誰ジャベと観るか、
今日の時点では結論を保留しなくちゃの状態です・・。

他に関して。
ANZAエポ、エポだとは思えないけど、割と好きかも。
ごくごく普通の女の子の恋愛に見えるんですよね。
「以前とこんなに変わってしまった私とコゼット」は感じない。
ただ、あの人が振り向いてくれない・・と悲しんでいるようだけど、
まあそれはそれで、エポじゃないけど成立しているからいいかも。
岡田マリウスも、ますますオペラ度に拍車がかかったようで、
ABCカフェでは、完全に学生とは違う異生物のようだけれど、
♪恵みの雨で '98名古屋の頃の禅マリウスを思い出させるような、
何も分かってないけど、目の前で死にかけてる人がいるから、
とにかく辛くて だーだー泣いちゃう感が可愛いと感じられたし。
何となく、高嶋ジャベが許されるなら、多少レミでなくても、
1つのキャラとして成立している人は許せるような気がしてきて、
レミオタを自任しているはずなのに、基準が甘々になりつつある私。
最近、阿部グランも気になる場面はスルーする術を覚えてしまい、
あー今日も熱いねぇ(^^;ぐらいにしか思わなくなってきたし。

もう1人のお久しぶりさん、マルシアは、ちゃんと良かったです。
♪夢やぶれて は、本気で夢みて捨てられた娘っぽさが今ひとつで、
由美子ファンテの方が好きだけれど、工場シーンは良いと思う。
一生懸命で真面目で、本当に普通に生きてきたはずの子なのに、
どこで間違ってしまったのだろう(泣)と見えるのが好きかも。
そして、近くで見たらすごく華奢できれいだった。ビックリ<失礼。
これで娼婦の場面の迫力がもう一歩減れば、完璧なんだけどなぁ。

今日は、とにかくバルジャンが良かったし、
司教様が嫌いじゃない方だった上に、のっけの、
♪わずかなパンだが分け合いましょう が妙に沁みたのが良かった。
それと、テナ夫妻が出すぎず消えすぎず、なかなかいいバランスで。
バルジャンとは全く違う彼らの生き方が適度に見えていたので、
ジャベールの生き方が もう一つ浮き上がってこなくても、
レミゼらしい舞台が観られたなという満足感があったのかな(^^)


2003年09月08日(月) 『I LOVE YOU〜愛の果ては?』を更新

タイトルどおりです。リンク先はこちら

今日は・・・う〜んと・・・、
本屋で『ダイエットシンゴ』を引き取ってきました。
木曜発売?だったのですが、職場近くで予約しちゃって、
引き取りにいけずに週末になってしまっていたので。
袋綴じになっていた写真、ちょっと希望を持たせてくれる
くらい、ぷよぷよしてたのが引き締まってて驚き。
でも、ダイエット・・・ダイエット・・・う〜ん(^^;
昨年 半年で7kg落として、1年で8kg戻った
実績を持つ人間としては、つらい言葉です。
でも頑張らなきゃなぁ。


2003年09月07日(日) レ・ミゼラブル(ソワレ、山口・今)

まず、懺悔。今日は1時間遅刻しました。
どこで1時間ズレたのかなー?開演5時に向けて、
完璧に予定を立ててお昼寝して、きっちり起きて、
シャワーを浴びてドライヤーかけていたところで、
近所の小学校から♪ゆうやけこやけのメロディーが。
ご存じの方 多いと思いますが、5時の鐘なんですよね。
開演しちゃったじゃん、レミゼ。

泡食って準備して飛び出したものの、帝劇に着いたのは
ちょうど♪スターズが終わったところでした(泣)
何度も手放そうと思ったチケット、今ジャベは
もう観られないからという気持ちだけで売らなかったのに、
しかも、今ジャベは前半こそがいいという話なのに、
それを見逃した奴に何の文句を言う資格があるのかという
話があるのですが・・・。でも、文句垂れな感想です。
あんまり、読まない方がいいのかも。すみません。


<主な出演>
山口・今・新妻・高橋・河野・泉見・駒田・瀬戸内・吉野


全体的に、あんまり良くなかったと感じたんですね。
今年は割と安定して毎回満足させてくれるはずの祐一郎さんが、
「なーんか、つまんない。」♪Bring Him Homeですら、
「もしかして、歌ってるだけ〜?」と感じてしまって。
ちっとも心が感じられなくって入り込めず、退屈。
今さんも、悪くは無いんだけど、だから?という感じで、
♪自殺で笑っているのも、自嘲だかイっちゃったのか、
判別がつけられる状態でもなくスルッと終了して。

でも、観ているうちに蘇ってきたのは、7月に観た山口-今。
やっぱり、何か山口さんの出来悪いよなー、今さんもイマイチ、
なんて思いながら観ていたことを思い出しました。
今さんは他に、今井さんと組んだ日も観ているのですが、
その日は、バルジャンとジャベールがうまく噛み合った感じで、
互いの良さが引き出されたいい舞台だと感じただけに、
もしかして山口-今って、最悪コンビ?とか思ってみたり。

主役さんたちを、そんなふうに感じている状態で、
他の何が感じ取れるかという気もしなくはないのですが、
今回、私にとって新人さんだった2人についても少しだけ。
とはいっても、瀬戸内テナ妻さんに関しては、最大の出番、
テナルディエ宿屋を見逃しているので、あまり話せることも無し。
ウエディングを観るかぎりでは、小芝居が少し多すぎるかな?
この調子で全体をやっているとすると煩く感じる場面もあるかも。
でも、ウエディングはテナルディエ夫妻が主役でいいしねぇ。

泉見マリウスは、う〜ん・・・苦手だったかも。
エポニーヌのお遣いからは観ているので、マリウスに関しては
ほぼ全部観ているはずなのですが、なんだか普通っぽくて。
「堅物」というよりは、クールフェラックたちと一緒になって
女遊びとかしてたような学生っぽさがあるのが嫌かなぁ。
エポに対する態度とかも、手馴れた感じで笑顔見せてるのに、
♪恵みの雨の前、手紙を父親に渡したと言われた時の態度が
「けっ!使えねー奴!」と聞こえるくらい冷たかったし。
コゼットに対しても、どこまで本気なのか信じきれなくって、
この若者に娘を任せていいものなのか、最後まで不安でした。
なんだろ?見られることに慣れたみたいな芸能人っぽい
決めポーズのある動きのせいなのかなぁ?気になりました。

そんな感じ。今回はひたすら、河野コゼの愛らしさに惚れて、
それだけで最後まで観終えたって感じかもな〜。思わず
五右衛門モード入って「可憐だ…」とか呟きたくなるくらい、
素直に愛情込めて「パパ好き!」してくれるので溶けまくり。
声はちょっと かすれ気味で不安もあったのですが、
ほっそりした新妻エポとの対比もはっきりしているし、
マリウスに注ぐ献身も見ていて幸せでしたね(*^^*)

そうそう、友人がお気に入りの角川さん、
今日はクールフェラックで出演だったのですが、
しっかりした声と明朗な歌詞、姿の美しさが好印象。
「クールフェラック見張りだ」と言われた後の後姿に、
思わず見とれてしまって、「過ぎた日に乾杯」の始まりを
見逃してしまいました。確かにコンブフェール観たかったかも。
アンサンブルでは、ガブローシュが砦の外に出て行く場面で、
グランの「死んじまえ!」でマイク入っていなかったのが、
個人的に ものすごーく嬉しかったです。嫌いなセリフなの。
以降、ずっとマイク切っておいてくれないかなぁ。

カーテンコール、今日は珍しく立たない人も多い日で、
最後の最後以外は、座ったままでも舞台が見ていられました。
気分的にはあまり乗っていなかったのに、立つのもね(^^;
ただ、一番最後のカーテンコールで、祐一郎さんが駒田さんと
ギュウッと抱き合った場面が見られたのは、ちょっと幸せでした。
駒田テナ、安定高値なもので、ダメだった日ぐらいしか
特に言及しないけど、やっぱり好きなんですよね〜♪


2003年09月06日(土) 『I LOVE YOU〜愛の果ては?』初日

原作:JOE DIPIETRO
演出:山田和也
時間:1幕60分、休憩15分、2幕60分(ぐらい)
出演:川平慈英、戸井勝海、絵麻緒ゆう、堀内敬子

バランスのいい舞台だったな〜というのが一番の感想。
そしてそれは、私がこの手の舞台に一番求めること。
だから「うん、よく出来てるじゃん!」という満足感。
開演5分前のアナウンスは、絵麻緒さんと慈英さんによる
日本語と英語のものなんですけれど、その中で
「ハッピーエンドとか壮大なストーリーのようなものを
求める方には、帝○劇場へ行かれることをお薦めします」
みたいな内容があって。まぁだから、そんな感じの舞台。
最低年齢7歳〜伴侶を亡くした男女までの恋の形いろいろ、
自分や友人や親に重ねてしんみりしたり笑ったりする話。
性に合わない人にとっては「つまんなーい」かも。

山田さんって、こういうまとめ方、上手ですよね。
色が跳ねてる「キメキメ」ポーズのチラシとか、
劇場に入って最初に目に入る、黒枠できっちり囲まれた
やはりポップな色の四角×5の壁のようなセットとか、
ちょっと彼らしくないイメージで驚いたのですが、
いろんな恋愛の形のオムニバスをドロドロさせずに、
でも、「こういうのってあるよね・・(^^;」と、
観る側の気持ちに、ちょっとズキズキさせる巧さ。

キャスティングから良かったんだなと思う。
慈英&堀内の ころころよく変わる表情やオーバーめの
動きがコメディっぽい楽しさを作り出すかと思えば
合間で戸井&絵麻緒が、どうにも生真面目すぎて、
「悪いんだけど笑っちゃう」系の おかしみを見せる。
ちょっと切なくなるようなソロも それぞれ1曲ずつ。
(だったと思います)もちろん、皆 聞かせてくれる。

確かに、観劇後感 気持ちいいのと同時に、ちょっとサラッと
品良くまとめすぎたかな?という気もしないではないです。
内容的には、50〜60歳代の夫婦でも楽しめそうな作品なのに、
おしゃれさを追求しすぎかもという印象もあるから。
でも、BW版より、相当数の踊りが増えているらしいし、
あちらでは もっと年嵩の人たちが演じている舞台らしいし、
軽めなのは意図かもしれないなぁという気もちょっとする。
心当たる話は、きっちり引っかかって苦笑いできてるから、
日を重ねるうちに もっと良くなるだろうし、いいのかも。

しかし何で私、こんな舞台を独りで観てるのかねぇ?と、
それだけはちょっと寂しくなってしまった舞台でした(苦笑)


2003年09月04日(木) お休みの日々

劇場から遠ざかった1週間が過ぎようとしています。
毎日 日付が変わる前にちゃんと寝て、起きて仕事して、
真っ直ぐ帰宅、つけっぱなしたテレビの横で2〜3時間
メール書いたり掲示板回ったりして、また8時間寝る生活。
本も読まずマンガも読まず舞台も観ないと、こんなに静か。
グルメ番組を見たり、甥っこにベビーフードを送ってみたり、
普通の人間らしいことをして、会社でもhanakoとか読んで。
でも、たまにはいいかな。・・というか、やらなきゃなのかも。

昨年の秋から、終電で帰宅し土日も出勤する日々でした。
そこから、ようやく先月で正式に解放されたばかりだし。
2週間近い病欠も、疲れとホッとしたせいかもと思えば、
存外、自分も真面目に仕事してんじゃんと思ってみたり。
月末はまた楽祭りがあって友人が泊まりに来るんだし、
今のうちに少し休んでおくのもいいのかも。ふう。


そんな中、いきなり、ウイークデイマチネが4枚あるけど、
行かないかと、友人から誘いを受けまして。
なんでまた そんな、行かれる人を限定するチケットを
そんなに持っているんだと思ったのですが、なんでも、
某 最近ネットでチケット販売を始めたばかりの老舗で
割引チケットがあったから「2枚」申し込んだところ、
「4枚」の当選メールが届いたということで。

んなもん、受付確認メールを添付して
「間違いです!」と連絡すればいいでしょうと言ったら、
そこは確認メールは送られてこないシステムなんだそうで。
確認画面は?というと、あったという人となかったという人、
両方いるので、どちらともはっきりしないのですが、
何にせよ、「この画面を保存してください」画面や
大切だから保存しておけメールは来てないことは確かのよう。
申込者側にも、申込みの詳細を証拠として残させて欲しいのに。
せっかく老舗さんなんだから、もう少し考えてから
ネット販売開始すればいいのになぁとか思っていました。
個人的には、受付確認メール、欲しいですしね。


2003年09月02日(火) サーバーダウン

今日、15時過ぎ〜21時ごろまで、
エンピツサーバーが落ちていたみたいです。
会社で日記書こうとして青ざめました。
帰宅してもう一度接続してみようとして、
まだダメで、ますます青ざめました。
エンピツになってからの日記って、
最初の方しかバックアップ取ってないんですよね。
長く書く癖がついちゃって、面倒になってきて。

バックアップ取らないことについちゃ、
自分のパソで酷い目に遭ったにもかかわらず、
なんで学習しないかなー自分。
今回は復旧したから良かったものの、
今度のお休みには、何とか少しでも頑張らなきゃ。

その合間に、1つぐらい更新しておこうと思い、
戸井さんの来年の公演情報を追加しておきました。
日記以外の更新って、いつ以来なんだか(^^;
とりあえず、現時点の「最低8時間睡眠」規制が
解除できしだい、ちょぼちょぼ更新しますー。

・・・そういえば、なんでTBS昼間の再放送ドラマ、
『愛していると言ってくれ』はやめたんでしょうね。
岡田浩暉くんが出てるドラマと聞いて、珍しく忘れず
タイマーかけて出かけたというのに番組変わってて。
まっすぐ家に帰る理由が体調だけでなくなって、
何となく嬉しかったんだけどなー。残念。



面白かったり共感したら、押して下さい。
ランキングに反映され、かずきが やる気を出します。

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