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今日の私
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2003年07月31日(木) よく言えば、古風な感覚。

髪を切りました。
もういいかげん随分前から、ジャマだったし、
8列目で慎吾に会ってしまう前に行きたかったんだけれど、
どうにも時間が取れなくて、とうとう諦めてしまっていて。
久々に早く帰れたから、思いついた店に駆け込んで。

でも、そんな状態だからビジョンがある訳じゃないんですよね。
「どうしますか?」と聞かれて、「とにかく短く涼しく!」って。
子供かお前(^^;って答えで、お兄さんを困らせてしまって。
結局、ショートにして欲しいと言ったのを、今の季節に
くくれなくなると逆に暑いですよと説得されて、長めに残して。
後は、サクサクサクッとそいでもらって軽くなりました。

問題は私がこういう「動きのある髪」の加減が分からないこと。
朝起きて、はねまくってる髪を抑えつけようとして適わず、
そのまま会社に飛び出してきたら、えらく好評で。
これくらいはねている方がいいらしいんだけど、う〜ん・・・。
確かに街中歩いてると、そういうものかという気もしてくるけど、
いざ自分の顔だと、どうにも慣れなくて、居心地が悪い。
こんなだから、美容院行って指定したい髪型が見つからない時、
雑誌を差し出されても、どうにも決められなくて困るんだよなぁ。
まあ いい機会だから、しばらく格闘してみますが。


2003年07月29日(火) 『HONK!』本公演観劇。

今回は、割とご近所さんに出来た新しいホールでの公演。
せっかく3連ちゃんコンサートで動いた翌日なんだからと、
徒歩30分ぐらいの道を歩いて帰ろうと頑張ってみたら、
立派に途中で迷って、45分ぐらい歩いてしまいました。
焦って汗もかくし、暑いぃ〜(^^;

途中で中国帰りの弟が電話かけてきてくれたので、
泣きべそかかずに静かに迷って帰れたのは良かったけれど。
慣れないことはするもんじゃないわ、全く。
でも、家の中でやる運動は続いた試しがないし、
スポーツセンターに行く金も時間もどこにもないし、
めざせダイエット慎吾で筋肉をつけようと思ったら、
まず歩くことから始めるしかない。やっぱり、
とりあえずこの道を歩くことから始めるかなぁ・・?


<会場>目黒パーシモンホール
<出演>
みにくいアヒルの子:白川裕二郎、アイーダ(ママ):岡まゆみ、
ドレイク(パパ)・グレイラグ・カエル:加納竜、キャット:戸井勝海、
グレース・ドット・デンブリン:榛名由梨、ペニー:西村沙也伽、
モリーン・クイニー:小野妃香里、ターキー・カラス丸:野沢聡、
ヘンリエッタ:尹嬉淑、カルガモ:宗田良一、吉澤舞夏、
山田麻由、あじおかえりこ、坂本紀子、難波美妃


良かったよぉぉ(ToT)
・・・いや、舞台が泣くほど良かったという訳ではないけど。
単純に、かめありで観た時の絶望感が全く無かったから。
今回が初見だったら、主役さんは、まだ叩いていたと思う。
でも、人って成長するんだなぁ!と感動するくらいには
大幅に成長していたし、今回の役柄ならまだ許せるかなと。
まあ、不機嫌にならずに観られるレベルだったと思います。

演技とか体の動きは、一朝一夕でできるものじゃないから。
泳ぎの振付けが盆踊りだったり、腕の動きに切れがなかったり、
猫背が目立つのとかは、舞台慣れだけじゃどうしようもないし、
互いに引きずりあってずれていくデュエットとかは、相手の、
プロ数年目のペニー役者こそを責めるべき問題かもとも思うし、
主役さんは、素人に対して望みうる最高レベルだったかと。

でも何より嬉しかったのは、戸井キャット。
もちろん、猫のしなやかさなんかを求めると違うのですが、
真剣に悪役なのに、どうにもボケで、憎めないキャラを好演。
うちの実家には、常時10数匹の猫がいるのですが、そこにも、
あんな感じの妙に愛嬌のあるイヌ科ネコがいたなぁと思ったり。
例えば、フック船長の ふっきれた悪役かげんって素敵ですよね?
うちのネコも、鳥たちから見たらあんな感じなのかなぁと思ったり。
ああいう愛すべき悪役キャラが見事にできてるのは、嬉しかったな〜。
細〜い おひげが、バカバカしく似合っちゃう感じ。
「アッヒルちゃぁ〜ん?」なんて猫なで声のキャラクターを
戸井さんがこなせるなんて、すごい発見でした。嬉しい(^^)

岡ママさんも、ますます可愛くてグッド。
本当に一生懸命で、強くて可愛くて自慢しちゃうママだったし、
加納さんのカエルの場面は、ノリ良く楽しく手拍子などして。
そういえば、意外なことに客層の平均年齢は高めでした。
私の隣の方とか、全部表打ちで手拍子されて辛かったくらい。
子供も普通の舞台にしては多かったけど、かめありほどでは。
そして、その珍しい子供たちは、やっぱりキャットたちが
さかっている場面で「これ何?!」と発言して困らせてました(笑)
やっぱり子供向けじゃないよねぇ、この舞台。


2003年07月28日(月) 夏が来た!(ネット落ちの言い訳)

3連ちゃんでSMAPコンサート行ってました。
遅い梅雨明け待ちかねて、一足先に私の頭の中は夏!
今、頭の中もう、それだけでいっぱいいっぱいです。
さっき、メールぐらいは見ようと受信してみたら、
60数通あって、必要なもの選び出すのも投げました。
なるべく2〜3日中には返事します。m(_ _)m

でも、12kg痩せた慎吾の本気のかっこよさと変わらぬ笑顔!
ウチワ写真と本物見比べると、マジでダイエットしようと思いますね。
明らかに締まった。そして、例年が信じられないほど踊りが機敏。
後半になるにつれ、だんだんサボりが多くなってくる例年なのに、
楽しそうにクルクル回ってる姿を見ると、こちらも思い切り幸せ。
先日のTarzanの特集にも感動したけど、やっぱ生は違うよぉ(感涙)

ガンガン踊りつつ♪トイレットペーパーマン、Yeah!とか歌ってる、
あほう顔の中居ちゃんとは、一緒にガンガン歌って叫んじゃうし、
普段、駅の階段駆け上がったら3駅は息が切れてる私が、
3時間、叫んで歌って踊りまくったら、マジ死にますよ。
今年、トークが半分で、踊りまくりの構成なんだもん。
しかもちゃんと仕事行ってます(@o@)!!

・・・ということで、毎日毎日早寝。
早寝して仕事して運動して、ビール1杯飲んで しゃべって、
家に帰ってちゃっちゃと寝る。なんて健康的なんだ(笑)
本当は、私みたいに、座って頭だけ使う仕事の人は 体動かす趣味、
肉体労働の人は座って観る趣味の方が人間としてはいいのかも?
とにかく、今日もこのまんま寝ます。万一 早起きできたら文章追加。
明日は、このSMAP漬けの状態で、先日けちょんけちょんに書いた
『HONK!』の本公演観に行くんだよなぁ・・・。ちょっと不安。
でも公演期間見たら、ここしか予定入らなかったんだもん・・・。


2003年07月25日(金) M.O.P.『オールディーズ・バット・ゴールディーズ』観劇

帰りのコンビニで、くじを引いてくださいと言われた。
言われるがままに手を突っ込んで2枚引くと、
当たりですと言われて荷物に何か2つ入れられた。
覗き込むと、ヨーグルトとファンケルのマルチビタミン。
この間、口内炎出来たとこだしビタミンは嬉しい(^^)と
家に帰って開けてみたら、いくら薬にしても中身が少なすぎ。
外に書かれた内容量は30粒。思わず全部出して数えてみる。
31粒。あれ?また数え直してみる。31粒。
今日は、ちょっといい日かもしれない♪


幕:1幕60分、休憩15分、2幕75分
作・演出:マキノノゾミ
出演:歌子・ケイスケ(銀行強盗):キムラ緑子、山内圭哉
 山下警部:三上市朗、森繁子(窓口主任):林英世、
 笹岡支店長:酒井高陽、合田ヨシオ:木下政治、
 銀行員:勝平ともこ、岡村宏墾、友久航、塩湯真弓、塩釜明子、
 老人:奥田達士、老婆:市川ミヨ、警備員:岡村諦、
 出前持ち・客:永滝元太郎、ヨシオの母・客:竹山あけ美

う〜んと。
山内圭哉を見に行って、山内圭哉を見て帰ってきました。
ごめんなさい〜、舞台ファンとして邪道なことは重々。
でも、どうもやはり私はM.O.P.とは相性が悪いらしい。
マキノノゾミ脚本自体は『ビギン・ザ・ビギン』とか
『フユヒコ』で気に入ってるんだけど、M.O.P.は
『黒いハンカチーフ』に続いてダメが2本目。

どちらも、彼の思い入れのある70年代テイスト?が
満載で、しかも自身で演出というのがダメな理由かも。
最初のうちは、役者1人1人の存在感のバランスも良く、
笑いも含めてテンポよく話が進んでいくのに、途中で
いきなり、どうしたの?という長ゼリフばかりになって。
三上さん、嫌いな役者じゃないんだけど、重いよぉ(^^;
内容がどうという以前に、聞かせる準備もしないうちに
説教始められたようで、なんで私がこんなタルい話を
延々聞かなくちゃならないのよぉ?と反感が先に立つ。
確かに他の作品も、最後でまとめようとしがちな作者だけど
それをうざったいと思わせちゃうかどうかは演出の力かな?

誤解のないように。いい舞台なんですよ、多分ね。
セットとか衣装とかにもこだわりが見えて、
私にはロクに記憶もない70年代への懐かしさが甦る。
先にも書いたけど、役者の力のバランスも取れてると思う。
暗転が多用されているのも、舞台の転換のためではなく
時間の経過を表すための短いもので、明るくなった瞬間の
彼らの位置や表情から、関係性の変化が見えるのが面白いし。
好きになれないのは残念。でも、私には無理みたい。

でも後悔してないよ。圭哉さん、かっこよかったし(^^)
地味派手な花柄シャツに原色太縞のダボパンツ、
クルクルにパーマのかかった鬘も当時らしく似合ってたし。
(そろそろ、つるつる頭のままの舞台も観たいけど)
学生闘争の生き残りという頑なに生きる歌子に対して、
価値観が緩い人の良さもいいし(いいかげんとも言う(笑)。
次の彼の舞台は大阪限定だから、今日見ておけて良かった。
あー、舞台ファンとして邪道すぎる感想だわ、今日は。


2003年07月18日(金) 『HONK!』再演プレビュー公演

※7/23記録です。もはや日記とは言わない気がしますが(^^;※

<会場>かめありリリオホール
<出演>
みにくいアヒルの子:白川裕二郎、アイーダ(ママ):岡まゆみ、
ドレイク(パパ)・グレイラグ・カエル:加納竜、キャット:戸井勝海、
グレース・ドット・デンブリン:榛名由梨、ペニー:西村沙也伽、
モリーン・クイニー:小野妃香里、ターキー・カラス丸:野沢聡、
ヘンリエッタ:尹嬉淑、カルガモ:宗田良一、吉澤舞夏、
山田麻由、あじおかえりこ、坂本紀子、難波美妃


なんでこんなに書くのが遅れたかというと、
実際、忙しくしていたせいもあるのですが、
この舞台の感想が書きにくかったせいも多分にあって。
未だに、どう評価したらいいのか分からないのですが、
とりあえず思いつくままの感想を書き連ねます。

まず違和感を感じたのは、客層が違ったので。
デパートの最上階にある劇場だったのですが、
そこへ上がる途中のエレベーターが親子連れでいっぱい。
屋上に遊園地かプールでもあったっけ?と真面目に悩んだ。
そして入り口には「3歳未満は見られません」の文字。
3歳?!・・・って、まだ幼稚園にも入れない年よね?!
これって確か、人種問題を真っ向から捉えたという点も
評価されて、ローレンス・オリヴィエ賞を取った舞台のはず。
初演の時は子供の姿なんて ほとんど見かけなかったし。
それを、落ち着いて座ってるのも難しい年の子に見せるか?!

まあでも、それもいいだろう。
子供向けに作られたミュージカルではないにしても、
理論で直接攻める舞台ではないし、元が童話だし、
カラフルなセットや衣装などで、子供も飽きないだろう。
「変わってるって悪いこと?」というテーマ自体は
きちんと、子供相手でも伝わるものだと思うし。
むしろ子供相手にこそ相応しいと言えるかもしれない。
そう頭を切り替えて、一緒に楽しむ方向に行ってみる。

・・・・・が。
主役が「お子ちゃま向け特撮ショー」(確かにその出身ですが)。
肝心要の「ホ〜ンク!」の声は、思ったより素直で良かったし、
♪かわってる のソロだけは、ひたすら歌いこんだと見えて
一応は聞かせる歌になっていたけれど、それ以外は素人。
特撮ヒーローならヒーローらしく、体の動きぐらいは
出来ていてもいいと思うのに、姿勢悪いしヘロヘロ歩くし。

なんでこんなものを観なきゃいかん・・と頭抱えてると、
他のものも軒並み、下手くそに見えてくるのでしょうか。
それとも本当に引きずられて下手になっているのか?
特にキャットは、目当てで行っただけにをいをい(^^;でした。
キャラが感じられず「戸井さん頑張ってる」と見えてしまったから。
ただし友人に言わせると、彼は主役と絡まない場面がないから
非常に不利なんだ、大目に見てやるべきだろうと(苦笑)
でも実際、パンフレットに載ってる写真の方が、
舞台上よりよほど、キャットを感じたという事実がある・・。

ついでに、照明も気になりました。
演出家は初演と同じだから、実は変わっていないのに、
中央の演技から目を逸らして逃げ場を求めた私が、
後ろのライトとかばかり見ていたせいかもしれないのですが、
ペタッとゼラチンを1枚入れただけという明かりが多すぎ。
真っ赤→真っ黄→真っ青みたいな背景ってどうよ?
しかも、照明が変わった後に人物にスポット当たるから、
しばし人物が真っ赤になってから、いきなり真っ白になる。
更にはその状態で、人に当ててから位置調整するスポット(泣)

この会場では何度も舞台観ているから、システムのせいで
どうしてもそうなるという訳じゃない。絶対に。
ここでは1日だけの公演だから、入力が間に合わなかったのかも
しれないけれど、ちょっと「客なめてる?!(怒)」でした。

私、この作品、好きなんです。
すと〜んと真っ直ぐなメッセージが伝わる舞台好きだし。
子供も楽しめて理解でき、大人も満足できる作りとテーマ、
それを持った作品なのに、ちゃちなものにされたようで悲しい。
でも現実としては、子供たちは いい反応を返して観ていた。
途中で出入りする人たちはいたけれど、むしろ親の問題で、
子供たちは総じて、非常にいい態度で観劇していたと思う。
だからもしや、私の不満は的外れなのかもしれないと思う。
私個人としては、本当に不満足な舞台だったのですが、
その非常に大きな1点のために、評価を下せないでいます。


2003年07月15日(火) 『レ・ミゼラブル』(今井・今)

<出演(プリンシパルのみ)>
今井清隆、今拓哉、坂本真綾、マルシア、剱持たまき、岡田浩暉、
駒田一、森公美子、吉野圭吾、


運が悪かったかな・・・。
な〜んか皆お疲れモードで、風邪?という感じの人も多々。
岡田君は、とにかく早く休んで欲しいと思う のどだったし、
今井さんは耳の調子も悪かったのか、オケとずれまくって、
♪独白では、1人で先に最後の盛り上がりに行きかけて、
慌てて戻って、もう一度盛り上がりなおしたりする状態。
歌詞間違えるのなんて今回のレミ、今に始まったことじゃないけど、
それにしたってどうよ?という状態だったかも。

実はこの回、今井バルジャンはお初だったんですが、
「確かに見た目はバルジャンに似合ってるね」という
事実を再確認したにとどまったという感じです。
しかも何故か、普段よりすごく小さく見えたのがダメ。
ただひたすら♪彼を返してだけは、素晴らしかったですが、
「バルジャンの気持ち」とは関係ない素晴らしさだったので、
できれば今度はコンサートで聴きたいなというだけの感想。
評判はいいだけに期待してたんだけどなぁ。残念。

今ジャベールとの組み合わせは悪くないなと思いました。
堅実に作ろうとして、妙に外れた演技は絶対にしない2人。
でも本を読んで想像したイメージが舞台上にいるだけなら、
高いお金払って一期一会を楽しもうとする必要はないんですよね。
誰もが想像する最大公約数でしかないなら、それはつまらないだけ。
「今井清隆のバルジャン」「今拓哉のジャベール」でなければ。
だから私の好みでなくても、この先別所バルの方に 期待してしまう。
ただ唯一の不安は、ネットを見ていると、この回の今井バルジャンは
本当に最悪だったという説があること。もう一度観て判断するべき?
でもやっぱり苦手だったら勿体ないし・・・。う〜ん。

そして、もう1人お初だったマルシアファンテ。いいぞ!
再演J&Hで既にマルシア演技には うんざりしていたのですが、
予想を180°ひっくり返して、今回一押しかもしれないです。
娼婦のシーンだけは、もう少し何とかして欲しいのですが、
そこまでの工場のシーンとかが、すごく一生懸命で可愛い。
高橋ファンテも井料ファンテも それぞれに好きだったのですが、
気の強さとか男への媚を感じて、周りが苛めたくなる気持ちも
少し分かるファンテだった。でもマルシアファンテは本当にかわいそう。
誠実に頑張って生きてきてるのに、何か運が横をすり抜けていく。
ある意味、真っ直ぐすぎてつまらない役作りと思う人もいるかもだけど、
3人があまりに3者3様なせいで、面白く思いました。好き(^^)
今回はファンテーヌは収穫だなぁ。

今日の泣きポイント。なんと、吉野アンジョ。
いやもちろん、持って生まれた声質は簡単に変わるものじゃなし、
内野さんとかと違って、稽古したから良くなる系じゃないと思うので、
歌に関しては、もう既にノーコメントなのですが、演技で泣けた。
原作のアンジョとは 程遠いんですけどね、私の好みなんです。
「カリスマ」というのとは全然違うけど、私たち1人1人を
ちゃんと見て大切にしてくれるリーダーという感じが嬉しくって。
大きな会社の社長さんなのに、入ったばかりのバイトの名前を
覚えてて呼んでくれそうな感じといったら分かるかなぁ?

クラクスですっけ?撃たれて転げ落ちた仲間のもとに駆け下りて、
彼にかぶさって銃弾から かばおうとする姿に、思わず感謝感動の涙。
心の中で「俺、あんたのためなら死神の元にでもついていく!」と。
私は、思想共鳴だけじゃ なかなか死ぬまでついてはいけないから。
岡アンジョ前期のようなカリスマに酔えればいいんだけど、
それ以外でも「何か」があればOKです。
それほど「天使のアンジョ」に拘ってないし(笑)

テナ夫妻も、お初の組み合わせ。良かったです。
実は森公美さん、笑い取りに行きすぎる感じがして、
今まではどうも苦手だったのですが、この回は良かった。
駒田テナは多分に恐妻家に見える部分があるので、
自分で笑いを取るより怖い系のマダムの方が似合いそうだし、
相性がいいとは思えなかったですが、個々がきちんと
自分のキャラを作っているだけで、こんなに楽しいのかと。
バランス的には誉めるレベルではないとも思いましたが、
現時点のレミの中では本当に幸せに見られるシーンでした。

しかし駒田テナ、「無駄な勤勉」と縁が無い奴だねぇ(^^;
友人に、バルジャンがコゼットを引き取りにきた時に、
酔っ払ってるテナは初めて観たと言われたけれど、
金持ち見ても営業時間外じゃ、なかなか触手が動かないのね(笑)
悪党でも「大悪党」になるには勤勉でないとダメで、
商売で悪党やってちゃダメなんだなぁと思わされる感じで。
実は本気でぐうたら金持ち生活夢見てそうな、小市民のテナ、
お気に入りです♪


2003年07月12日(土) 『レ・ミゼラブル』3回目(別所・岡)

7/15 23:00訂正。
以下はダッシュで書いたせいか、ミスが多かったので訂正。
♪対決で、岡ジャベールに向かってくるジャベールって誰よ(^^;
他にも日本語のミス多々。指摘してくださった方Thanksです。
ついでに二言だけ 追加させておいてください。

<追加>
・岡ジャベ、大抵は素晴らしいと思ったけれど、
 ♪対決で殴られて倒れるところと、
 ♪自殺で渦に巻き込まれていくところは 要稽古。
 やっぱりダンスできないせいか動きは美しくないかも。
・別所バル、歌い方も どうも苦手。
 「若いーーーぃかーーぁれにーーーーーぃぃ」と、
 伸ばした最後に母音が入って音が動く歌い方が嫌。
 ポップス系の歌には、よくありがちだと思うのですが。

-------------------------------------------------------
(7/15日の昼間に記録)
今日ソワレ、今井バルジャンを観てしまうので、
その前に土曜日の記憶をダッシュで。


プレコンサートでのバル&ジャベ対決の組み合わせで、
非常に不安だったけれど、思ったよりも面白かったです。
もしかしたらマイクボリュームかも?という思いが
チラッと頭をよぎったけれど、別所さんも声出ていたし、
前日ソワレの山口バルー今ジャベの♪対決のように、
「ジャベール!」と2人が声を合わせた瞬間、思わず
あまりの息の合い方に拍手したくなってしまったような
妙なノリは全くなく、きちんと「舞台」を楽しめる
組み合わせだったと思う。思いのほか、ポイント高し。

特筆は、岡ジャベール(@o@)
失礼ながら、演技に全く期待していなかったので驚いた。
プライドの高さと威圧感を、いい方向に生かした印象。
それこそ♪対決で、向かってくるバルジャンに対して、
1ミリも足を動かさずに警棒を持つ手を広げるだけで
応対して見せた姿で、いいぞ!と思ってしまったし、
♪自殺でも、今の瞬間、橋の上にいるのでなければ、
バルジャンになり得たかもしれないジャベールを
感じられたのが嬉しかったです。

別所バルジャンは、単体では微妙かな・・・。
多分、好きな人は好きだと思うのですが、私は苦手。
何だか、言葉の一つ一つに拘りまくって演技してる感じ。
決して悪いことではないんですが、私はバルジャンには、
もう少し「大雑把」さというか、単純さが欲しいから。
もしかすると鹿賀バル好きには向く感じに成長するかも?
という印象がありました。

もう1人の私にとっての新人さんは、河野コゼット。
剣持コゼットと比べると、まだ かわいい印象で、
女らしさより子供っぽさが勝つのが私の好み。
それと、山本マリウスとの歌声の相性は絶対こっち!
岡田-河野の組み合わせは今月末まで観られないのですが、
現時点では、岡田-剣持、山本-河野限定で観たいくらい。

パパを愛している感じは、子供らしさの分だけ、
まだ微妙に河野コゼットになら感じられるかな・・・。
どちらにしても「マリウスとしか稽古してない?」ってほど、
バルジャンへの愛情を感じられないのは、2人ともでした。
「パパの真実すべて」を聞き出せなかった直後に、
「もう!」という感じで こぶし握り締めて怒ってたのは、
ちょっと、気の強い純名コゼットの再来を思わせたけれど、
そう悪くない感じかなと、スルーできるコゼットでした。

その山本マリウスですが、
サラッと流して演技している感じが どうしても苦手だと、
幕間に、山本マリウス好きの友人に訴えたところ、
その距離感がいいのだと懇切丁寧に説明されまして。
2幕、そのつもりで観たところ、確かに作りとしては分かる。
1つ1つ確認しながら、理解を進めてきて、とどめが、
コゼットがパパからの手紙を開く時、目を逸らしたことでした。
互いのプライバシーに踏み込みすぎないのは、大切だから。
う・・・うわぁ(@o@)新しすぎるぞ山本耕史!

このマリウスはOKなんでしょうか、ジョン・・・?
でも多分1幕からずっと、1人の人間としての統一は、
下手すると岡田マリよりずっと取れているのかもという気が。
でも、でもだから私は、単純なレミが好きなんだってばぁっ!
私自身の人との距離感は、共感するところもあるけれど、
レミゼのマリウスは、愛するコゼットへの愛するパパからの手紙を
一緒に読んで、喜びも苦しみも共にしてほしいんだよぉ(泣)
・・・・ちょっと錯乱。
でも、受け入れられるかどうかは、待て次回。

ちなみにこの回、今年のレミゼで初めて、涙しました。
場所は、ガブローシュの死(宮里駿ガブ)。
もうこの子 ホントに上手で目が離せないのですが、
最後の最後に、一瞬 カバンの行方を見上げて、
ちらりと笑ってから、うつぶせに倒れたんです。
何だかすごく、誇らしげに笑ったように見えて。
もう、上手側に座る人、絶対観て!泣きポイント。
やっぱり坂元アンジョに心を感じられない分、
バリケードの思いは全てガブローシュが象徴しているようで、
自分でもびっくりするくらい、ダーダー泣きました。

とりあえず、どうしても書いておきたいのはこれくらい。
さて、今井バルジャンに会ってこよう。


2003年07月11日(金) 新生レ・ミゼラブル、2回目(駒田テナMy初日♪)

<出演>(多分合ってます。携帯カメラ画像読みにくくて(^^;)
 山口祐一郎、今拓哉、坂本真綾、剱持たまき、岡田浩暉、
 駒田一、峰さを理、井料瑠美、吉野圭吾、局田奈都子(ガブローシュ)、
 永嶌花音(ちびコゼ)、国分鈴可(ちびエポ)
 阿部裕(グランテール)、泉見洋平(クールフェラック)、
 岡田雄一(ジョリ)、渡辺正(コンブフェール)、
 中右貴久(フイイ)、高野二郎(レーグル)、阿部よしつぐ(バベ)、
 鈴木良一(プリュジョン)、山名孝幸(プルベール)、
 KAZZ(モンパルナス)、大江尚毅(クラクス)、
 杵鞭麻衣(買入れ屋)、石川ちひろ(マテロット)、史桜(ジベロット)、
 鈴木智香子(ファクトリーガール)、井上珠美(マダム)、
 楠見朋子、高山京子(少年1,2)古川恭子(カツラ屋)


まず、駒田テナルディエ。
すごい好き。ほんと好き。だから嬉しい。観ている最中は
テナルディエが怖くって それどころじゃなかったんだけど、
観終わってから、駒田さん好きで良かったぁぁぁ(ToT)と、
それだけで涙うるうる出ちゃうくらい、嬉しかったです。

自分の生き方に自信持って悪い奴なのがいいですね。
彼を見ていると、人生、実は、迷わない者が勝ちで、
ジャベールはまだまだ甘かったんだなと思っちゃうくらい。
彼にとっては、ジャベールとかバルジャンみたいに、
行動に規範のある奴は付き合いやすい奴で、
マリウスみたいなのは「何考えてんだ、この馬鹿」かな(笑)
今までバルジャンモードで観てきた私にとっては、
テナルディエに惚れるのは相当抵抗があるのですが、
こんな『レ・ミゼラブル』もあると思って開き直ろうかな?

ただ、まだまだだなーと我に返ってしまう瞬間も多々。
何しろ、足取りがうるさいし、余分に動きすぎがち。
確かにあんまりどっしり構えて大悪党になっても困るけど、
下水道なんかは もうちょっと本気で悪党でもいいと思う。
宿屋の親父と、実際に犯罪者として存在する時の顔。
その差がもっと出てくるといいなとも思う。
それと、♪Weddingの白塗りは、頼むからやめてくれ。

他のお初プリンシパルの中では、岡田マリウスがお気に入り。
まあね、禅マリウスに惚れまくった私にしてみれば、
垂れ目のマリウスってだけでもポイント高いのですが、
今回の垂れ目マリウス君は、何も考えてない感じが好き。
ABCカフェでなんて、ほとんどマスコット状態(笑)。
皆の幸せは僕の幸せ、僕の幸せは皆の幸せ。
何の役にも立たないけど、いてくれると幸せかなー。
プレ初日にはお人形のように無表情だった剱持コゼも、
何だか岡田マリと一緒にいると笑顔が柔らかいような気が。
赤ちゃんに笑われると、思わず釣り込まれて、にこ(*^^*)って
しちゃいますよね?あんな効果のあるマリウスかも。
ちなみに、岡田くんって八重歯あり?Q列と遠かったので
よく分からないけれど、何だか歯にも愛嬌があった気が。

他のお初キャスト。
・今ジャベール
  良いも悪いも記憶にございませんというか。
  無味無臭・透明で、どんなキャラクターなのか全く見えず。
  「今拓哉」すら見えないって、ある意味すごいけど・・・。
・真綾エポ
  評判どおり、本当に歌穂さんに酷似した歌声(@o@)
  小さな体とその歌声は、歌穂エポコースでいいのかもだけど、
  顔立ちが大人の女性なので、近くで見るとどう思うか不安。
・峰テナ夫人
  あっさり&きれい。
・井料ファンテーヌ
  やっぱり表情や歌声は すごーーーーく苦手。
  でも、人を疑うことを知らず人に頼って生きるしかできない
  というファンテーヌ像は正統派なのかな?いいと思う。
  工場でバルジャンが行ってしまった後、工場長に手紙を渡し、
  そっと彼の肩に手をかけて近寄る場面では、自分への好意を
  使えると信じているドリーマーさに溜息つきたくなりました。
  結構 眠くなりがちだったファンテーヌの場面で、
  「私、ファンテーヌ好きじゃない」と思えたことがすごいです。
・吉野アンジョ
  第1声、こけました。
  下手に直前に歌った岡田マリの声が大きいからさぁ・・。
  でもだんだん慣れるし(苦笑)、欲しい所で声が出ることもあるし、
  少なくとも声に感情がある分だけ、坂元アンジョより好きかな。
  でも身長があっても、意外にこのアンジョも見失いがち。
  あと、ガブローシュが弾を拾いにバリケードから出た場面、
  ガブを見るより銃を構えてたのが気になったのですが、
  これって、アンジョは前から?吉野アンジョ限定?
番外:山口バルジャン
  他のプリンシパルの名前全員出してるのに寂しいから書く。
  といっても、それほど何という印象もなし。
  ただ、♪Bring Him Homeで、とても安らげました。
  うるさいと感じることもある山口さん、今回は全くそれがなし。
  どうこう意味を考えるというより、気持ちよく休めたというかな?
  バリケードはすっかりマリウスモードで観ていた私なので、
  一緒にころんと横になって丸まって、素直に安らいで半分眠って。
  ある意味、こういう観方もありかなーと思いました。


あと、アンサンブルで目立つところでは、
司教様が、「ここが私の見せ場!」と言わんばかりに
♪私が買った〜〜〜〜と強調しまくるのが邪魔。不愉快。
グランテールinバリケードも ちょっと目立ちすぎて既に嫌。
特にガブがらみが多いのかな?叫び声とかも目立つし。
ガブが死んで盆が回った後、センターで独り嘆くのは、
前からあった気もするけど、この人誰?状態が強くなる。

前回と同じ泉見&渡辺コンビは、ラブラブ♪(笑)に
見えなくなったのが収穫。何だったんだ、初日は(^^;
ちびコゼは前回の子の方が自然な動きだったかな。
あと、砦の者を説得する声がイマイチ弱くて悲しいかも。
それぐらい。まだアンサンブルを見られるほど
気持ちに余裕がないみたいです。

明日のMy初日は、別所バル・岡ジャベ・河野コゼ。
剱持コゼとの相性はイマイチと思った山本マリと一緒に。
今回初の端っこ。初の、肉眼で見える席。
連ちゃんの駒田テナも含めて、楽しんで観てきます〜。


2003年07月10日(木) 駒田テナ前夜。

8月分のスケジュールをアップしようとして断念。
昨日当たりから鼻がグシュグシュすると思ってたら、
どうやらきっちり季候の変化に負けてしまった模様で。
せっかく涼しくたって自分が熱出してりゃ暑いのは当然。
でも今年はできるだけクーラーつけないぞ運動中だもん。
原発、結局 動かすらしいけど、私には関係ないから。
だから、暑い暑いと言いながら 葛湯とか飲んで早く寝る。

しかしせっかくの機会なんだから、やれるところまで
踏ん張ってみようって度胸のあるリーダーが欲しかったな。
まだ可能性が残ってるうちからサクサク原発許可出すなんて。
どう頑張って事故起こさないようにしたところで、原発が
自然に帰せない有害なゴミを大量に作ってるのは事実なのに。
そりゃ、イタリアみたいな大規模停電になったら大変だし、
身近なところでは、職場のクーラーは7時で消すと言われて、
徐々に蒸し暑くなる部屋でする残業を思い ぞっとしたけど、
でもそれだって、街中からクーラーの排気熱が減れば、
気温も湿度も少しずつマシなものになるわけなのに。


『燃えよ剣』上下巻、読了。
土方は、最後までちっとも私好みの男じゃなかったらしい。
でも、立ち寄った本屋で見かけた『風光る』の土方歳三が、
かっこいいけど、ポヤポヤと優しいのを見た瞬間、
「絶っっっっ対 違う!!」と思った自分にびっくりした。
違う土方像が気に食わないくらいには気に入ってたらしい。

世の中の土方歳三ってのは、大まかに2種類あるらしいけれど、
こんなにイメージが固まってしまって、他のが読めるか心配。
ただでさえ、まだまだ小説リハビリ中で、
文章から自分のイメージを作り出す力が弱すぎるのに。
雑誌やパンフレット、解説書やドキュメンタリーなどなど、
普段の生活で活字を読んでいないとは決して思わないけれど、
小説を読むのに必要な想像力は衰えまくってしまったようで。


とりあえず、明日&明後日ともレミだし、もう寝よう。
明日は何しろ、私的に駒田一 in レ・ミゼラブルの初日だし。
好きな人が好きな作品に出るのは嬉しいより先に怖いです。
どちらかを否定する結果になってしまうことがあるから。
私の中に、こうあってほしいと思うテナルディエ像がある。
駒田さんなら、彼らしさをフルに発揮した上で、
その方向性でも魅力的なテナを作れると思っている。
方向性が全く違っても、魅力的で納得できるなら嬉しい。
でも、私の受け入れ難い方向で作っている可能性もある。
ずっと好きな役者さんだから、つい点数が甘くなって、
作品にも、作品を好きな私にも失礼なことにならないよう、
でも、駒田一を好きでいられるように。ひたすら願います。


2003年07月08日(火) お願いごとなのですが。

まだ読書モードに入りきらないうちに
レミモード発動してしまったので『燃えよ剣』が進んでません。
下巻で、土方の考え方がようやく理解できるようになってきて
少しずつ愛情が湧いて面白くなってきたところなのですが。

だから私、基本的に、分かりやすい男が好きなんだってば(^^;
実は腹に一物あったり、暗い過去を背負ったりしてた上で、
それをどこにも感じさせないというのが理想なんですけど。
見るからに何を考えてるのか分からない人って怖いですよね?
ただ、土方さんの場合は、司馬遼さんは繰り返し繰り返し、
単純な男だとも書いているので、私が勝手に、
写真のイメージに引きずられてるだけかもしれないのですが。
だって写真、すごーーーい分かりにくげなハンサムなんだもん。

そして、どなたかいらっしゃいませんか?のお願いごと。
ハイビジョン見られる方、ビデオ撮っていただけませんか?

・7/25(金) 23:45〜0:35、NHK BSハイビジョン
  朗読紀行・にっぽんの名作『燃えよ剣』 by堤真一

いやもう、それまでには絶対に読み終えているはずなのですが、
堤さんだし、ちょっと随分 観てみたいなぁと思ってしまって。
でも映像に頼ってないで、子母澤寛やら、浅田次郎やら、
周りじゅうから貸してもらってしまった積んである新撰組を
シャキシャキと読まないと、何も知らないままで来年になってしまう。
今日、同僚から、NHKに入っていく慎吾を見たと言われたし、
大河の方は、どんどん準備整えていってるんだから。頑張ろー。


あ、それから、役者さんのページ更新しました。
なんだかこのページ、大介君の仕事情報が入ったときしか
更新してないような気もする(^^;


2003年07月07日(月) お誕生日。

既に日付は変わってしまったけれど。

堤真一さん、
平沢智さん、
河原雅彦総代、
   誕生日おめでとうございます〜♪

(これ、いつもと同じ色で「おめでとう」してるんですけど、
 3行並ぶとすごいですね(^^;色変えるべきだったかな?)


ってことで。
なんと3人とも誕生日一緒なんですよね。びっくり。
しかも堤さんと平沢さんなんて、同い年で同じAB型。
最初、何かの間違いかと、検索しまくっちゃいましたよ。
ちなみに総代は、A型です。実は苦労性なんですよね。


ふぅ。やっぱりレミ観たいなー。
昨日のには文句たれたれだったけど、それでもレミだし、
今回は新キャストが多いだけに、他の人が観に行って、
いろいろ感想書いてるのを見ると、すごーい悔しくなる。
私にも語らせろーっっ!!って思う。
いろいろ悩んで、19日までには全キャスト観られるよう
チケット買ったけど、それじゃ思いっきり遅すぎたかも。
今日は一日、そんな感じでイライラ。
きっと明日も、そんな感じ。


2003年07月06日(日) 『レ・ミゼラブル』プレビュー初日

さて、開幕です。
新生レミゼ プレビュー初日、行ってきました。
いまいち頭の中まとまってないので、雑感。

薄〜いレミだったなあ。単純に言えば退屈。
あらすじを知りたいだけなら子供用の本を読めば済むんだけど。
話を知っている人にとっては あらすじの確認だけだし、
何も知らない人にとっては、ジェットコースター度アップ。
初見の人にとっては、ストーリーを追うので精一杯ではないかと。
前のままだって初見では「市長さんがバルジャンなのよね?」とか
「上手でお酒飲んでる人はガブローシュの親戚かなんか?」とか、
質問だらけで幕間30分間費やしたような記憶があるのに。
ついてこれた?予習してない初見の人たち。

いろいろ削っちゃってるせいってのも大きいとは思うんだけど、
個々のキャラクターが見えないのね。学生たちなんて特に。
大好きなコンブフェール、可能な限り暴力は行いたくない
知性派というエピソードが、これも消えてるあれも消えてる。
ジャベールに向けて構えられた銃を叩き落としていく場面、
好きだったのにな・・・。他のキャラクターたちも同様。
主要登場人物たちに関しても、必要な部分は全く削らずに
余韻だけなくなってるから、何度も観てる側からすれば、
「あぁこれもある、これもある」と確認していくだけの印象。
知ってること目の前に並べられるだけじゃ意味ないんだってば。

その中で、少しは人物像が感じられたのが、
ファンテーヌ(高橋由美子)と2幕限定ジャベール(内野聖陽)。
ファンテーヌは、今までと違って とにかく強いのが印象的。
貧困という運命に流されるのではなく、喧嘩を売るファンテ。
工場を首になっても、恨んだり嘆いたりしてる暇があったら
髪を売ったりしている間に さっさと頭の中切り替えて、
最初の客を取るときも、男に手を引かれるというよりは
酒をあおって決意したら、足音も高く自分から近寄っていく。
バマタボワを誘惑するファンテーヌってのも驚きだったよ(笑)
もちろん、これ以上は嫌だというプライドのラインがあるから、
いきなり豹変して、逃げようとしたりするわけなんだけど。
ただ、歌はまだまだ。『夢やぶれて』は平坦で退屈したかも。

内野ジャベールは、もう出て来たときから
2階席で観ている私にも、分かるくらい いっぱいいっぱい。
いつもの過剰演技(私、アンチ内野です)も全く影を潜め、
「一生懸命、歌ってます!」が、いっそ笑えるくらいでした。
その歌自体はエリザ時代からは はるかに進歩していて、
努力の跡を見せていたけれど、絶対評価ではまだまだ下手。
そのために演技できなくなるようじゃねぇ・・と1幕評価は低め。
でも、♪自殺が良かったから、今後に期待できるかなと。
バリケードでバルジャンに逃がされるところからのつながりが、
私の思うジャベール像から そう遠くない感じが嬉しかった。
この、やりすぎない状態のままで全幕通して観てみたいかな。
(♪対決で出遅れた件については、着替えもない場面だし、
相当長い出遅れだったので、彼のせいではなく事故なのかなと
感じました。奥から聞こえた声も生だったからマイク事故?)

他の新人さんについても一言ずつ。
新妻エポは考えて演技しようとしている姿は見えるが、流れが無い。
基本は客席を見ていて、その合間に演技してみているという印象。
しかも何より、声を張り上げてばかりの歌がうるさいのが嫌。
♪ワンデイモアで、エポの声ばっかり聞こえるなんて論外だよぉ。

剱持コゼット、少なくとも2階から観ていた分には、
表情筋あるんですか?(^^;という印象が強かったかも。
声はとにかくきれいでコゼット向き。ただ、全体の中では浮いてる。
もう少し演技してくれるのを待ちます。

山本マリウス、雰囲気は嫌いじゃない。声も丸く柔らかいし。
でもどの舞台でも言えることだけれど、この人のあっさり流し気味の
演技が、大劇場で遠くから観る分には のっぺらぼーに見えてしまう。
1階席前方で観ていた友人は、繊細な表情の演技を絶賛していたので、
帝劇に合わないってことなのかな?でもその一言で2ヶ月は辛い。

亜郎テナルディエ。「透明」な印象。というか印象そのものがない。
あまりの存在感のなさに、時々意図的に探さないと忘れてしまう。
テナルディエって、彼が主役のシーンが多いと思うんだけど不思議。
歌も演技も中途半端に上手いだけで表現力も特徴もないので、
「動く家具」と言われた頃のアンサンブルと化しているかと。

坂元アンジョ。シンバ。(この一言で終わらせていいのか(^^;)
ガーッと盛り上がる部分の歌声はすばらしいけれど、それだけかも。
決められた動きをなぞってはいるけれど、それに理由が感じられない。
何を考えて行動しているのか分からないのは、今回の役者さん全体に
感じられることだけれど、特に彼に強かったと思う。歌声ですら、
少し違う表現を求められると、精彩がなくなるだけなのが辛い。
♪市民は来ない 僕らは見捨てられたのだ〜の場面でも、
思いやりなどはなく、単にネチャッとした声になってしまった。
さすがにちょっとこれは、アンジョに関心のない私にも辛かったです。
後、バリケードから落ちていく時、前転の後 懸垂するのはやめてくれ(^^;

子供たちは良かったんじゃないかな。
ガブローシュ(宮里駿)君は、唯一うるっときかけたし。
ちびコゼ(藤井ゆりあ)と ちびエポ(平塚あゆみ)も特に文句なし。
あ、短縮版で唯一好きなのは、ちびコゼが♪雲の上のお城を歌う場面。
段取りの場所に来てペタッと座り込んで歌われるのが嫌いだったので、
今回のバージョンの方が違和感がなくて嬉しかったです。

最後に一言だけ疑問。
なんでコンブフェールとクールフェラックは、
あんなに仲良しさんなんですか??いつもくっついてて変だよぉ。
♪カフェソングでも、まるで「カップル」状態だったし。
コンブもクールも、渡辺君も泉見君も好きなだけに、
なんか変に気になって嫌。渡辺コンブ&泉見クール限定?


2003年07月04日(金) 『ハムレット』(野村萬斎)←21時修正済

すみません・・・。
ここを更新してから出かけたつもりが、
肝心の感想なし、キャストリストだけだったようです。
出先でメール見て慌てまくったけど訂正もできず、
ダッシュで帰ってきて、今から慌てて書き直します。
でも、下書きに使ってたテキストは捨てちゃってるし、
もう少し時間かかるかも。すみません。(19:41記)

現在、20:56。書き直しました。お騒がせしました。


<幕>1幕:2時間、休憩:15分、2幕:45分
<翻訳>河合祥一郎
<演出>ジョナサン・ケント
<会場>世田谷パブリックシアター
<出演>
  野村萬斎(ハムレット)、篠井英介(ガートルード)、吉田鋼太郎(クローディアス)、
  中村芝のぶ(オフィーリア)、増沢望(レアティーズ)、横田栄司(ホレイシオ)、
  植本潤(劇中妃)、壌晴彦(ポローニアス)、津嘉山正種(亡霊・劇中王・墓堀)
  大森博(オズリック)、大友龍三郎(マーセラス)、沢田冬樹(ローゼンクランツ)、
  大川浩樹(ギルデンスターン)、品川徹(司祭)、鈴木豊(フォーティンブラス)、
  廣哲也(隊長)、朝廣亮二(レナルドー・前口上)、松川真也(フランシスコ)、
  鍛冶直人(バーナードー・ルシエーナス)、時田光洋(役者・紳士)、
  アンサンブル:伊藤顕弘、平尾陽三郎、伊達裕秋、藤沼剛


面白かった。・・・というか、興味深かったというのかな?
ハムレットと悩み苦しむことをさせてくれない『ハムレット』。
心情的には私はクローディアス寄りですね、どちらかというと。
狂ってしまって、放置すると方々に害をなしそうな義理の息子を、
どうすれば、なるべく妻を苦しめず、騒乱の種とせずに葬れるか?
なんて、一緒になって しみじみ考え込んじゃうくらい。

下手すると、前王ハムレットよりクローディアスの方が、
まともな王様なのかもと思えてきてしまうのも すごいですね。
極端なことを言えば、前王は勇猛で対外的にはすごかったが、
国内政治的にはイマイチで、国民にも愛されていず、
クローディアスは苦しみ悩んだ末に、兄を倒した可能性もある。
しかし、ただ1人、ファザコンの だめだめ王子だけは
父が忘れられず、母の裏切り(パパ第一の彼にとっては)を
きっかけに、とうとう自分の世界に閉じこもってしまったって感じかな?
もちろん、ちっともハムレットを大切に思ってるように見えない
ホレイシオは、王家をのっとるために幽霊騒ぎを利用しただけと(笑)
あの嘘くさいホレイシオがフォーティンブラスを手玉に取るなんて、
あまりに簡単すぎて笑っちゃうって感じのラストだったし。

だから、悲劇の王子なんて どこにもいない。
どちらかというと悲劇なのは、周りの人々の方かも。
笑いも担当してていくれた、人が良くお節介なポローニアスと、
特に何も考えてなくて、王子様に言い寄られれば幸せだし、
お父様とお兄様に怒られたら大人しく従うだけのオフィーリア、
かっこいいけど、物事の裏を読まずに人を信じるレアティーズ。
ちょっとイっちゃってる学友を、今の環境から引き離す役目を
請け負っただけで(王の命に対する多少の打算はあったとしても)、
命まで取られてしまう、ローゼンクランツとギルデンスターン。

この辺の人たちって、何で自分が死ぬことになったのか、
死んでも良く分かってなさそうで、何とも言えない気分。
あ、レアティーズは自分なりの解釈で納得してそうだけど(苦笑)
今日の観劇の目当てだった増沢さん、前回観た舞台では、
本当に誠実で素敵なホレイショーを演じてくれていたというのに、
今回は愛すべき騙されやすいバカ者で、ちょっぴり悲しいかも。

寛大な目で見れば、今回の舞台においては、
ガートルードやクローディアスだって、ハムレットの被害者。
確かにクローディアスは兄である王を殺したんだし、
ガートルードも、夫の死後、その弟との結婚は早すぎたかもしれない。
でも、彼らはそれなりに、自分の罪に対する罪悪感を抱えて生きている。
ポローニアスが殺害直前の、ガートルードとハムレットの場面なんて、
息子の激昂ぶりは、まさに彼女にとっては罰だったんじゃないかな。
彼女、怯えて見えましたから。自分の罪が招いた息子の狂気に。
クローディアスだって、殺害を決意するまで悩んだんじゃないかなぁ。
「ハムレットを次の王に」という言葉が、いつになく真実に聞こえたし。

・・・とまぁ、随分と違う感じの『ハムレット』を観ました。
気に入ったのは、クローディアスにポローニアス。
まぁこの舞台なら、気に入って当然の立場の人たちですが上手かったし。
ホレイシオに関しては、ハムレットへの愛情が全く見えなかったのが、
意図的なのか単に演技が上手くないからなのかが、最後まで不明。
オープニングの亡霊のシーンなんて、あまりのたるさに熟睡しかけたし、
ハムレットとホレイシオの場面は苛々したから下手だったのかな?
あと、ローゼンクランツは個人的に気に入りました。上手だな〜。
「銅像」フォーティンブラス(この形容は観た人だけ笑ってください)の
この国の人とは違う単純で現実的な感じも、よく出てたと思う。

あと、男性ばかりで演じたことについて最後に書いておくなら、
実は観ている最中は、何も気になりませんでした。声も動きも、
普通の女の人が演じてるのと同じくらい本当に自然に女性で。
でもこうやって思い返してみると、今回の舞台では全く、
「恋」とか「母性」とか、女っぽい感情は感じなかったように思う。
オフィーリアだって、ちっともハムレットに恋してなくって、
自分を守るはずの2人が、殺し殺されたのがショックだったようだし。
もしかしたらこれも、感情移入を制限する手段の1つだったのかな。

最後に。美術は、そういうの好きな人には必見かも。
箱をモチーフにした赤を多用したセットと衣装。
パンフレットを読む限りでは私にその意図は伝わらなかったし(^^;、
私の感じた演技たちとは多少のズレもある意図だけれど、
それでも、美しいことと豪華なことは誰の目にも確かです。


2003年07月02日(水) DMが来た。

アンケートって、どれくらい読んでくれてるんだろう?
そんな疑問を感じたことって、ありますよね?
多分、何度も何度も思ってる人多いんだろうけど、
それを一番 強く感じるのが、今日みたいな時。

いや、見知らぬ男の人から封書が届いたんですよ。
リターンアドレスまで直筆の、DMらしくない茶封筒。
最近はネット上でチケット買ったりもしてないし、
何だろう?と思いながら恐る恐る開けてみたら、
E-1グランプリで観た大量の劇団の1つからのDM。
それも、結構ガーーッと気持ちに素直に けなしまくって、
あんまりかな?と反省して半行 褒めようとしたら、
そのついでにまた思い出して、数行 文句たれた劇団。
3年後5年後ならともかく、数ヵ月後の次の公演なんて、
どう間違っても観ないだろうことは分かるだろうに。
ちゃんとアンケートの内容読んでくれていれば、
無駄なDMにお金も時間もかけなくてすむってのに。

まぁいいんですけどね、たまには楽しいし。
以前いきなり、某有名ミュージカル役者さんのFCから、
入会案内とFC会報の最新号が届いたんです。大体、
その役者さんが主演した舞台の1か月後くらいだったかな。

海外版のビデオを観る限りでは面白そうだった話が、
恐ろしく訳の分からない退屈なものになっていた舞台。
大人気なかった私は、わざわざ主役さんの事務所の
アンケートで、主役さんの気になった点を事細かに書いて。
ちびちゃい字で、B5の紙 裏面まで書き込んで。

そのお返事が、FC入会案内。
話のネタとして十数回使わせてもらえたし、
私と別次元で舞台を観ている人たちの感想も読めたし、
なんだか、無料でずいぶん楽しませてもらえました。
同じ舞台をこんな観方もできるんだなーって勉強もできたし。

でもできれば、アンケートって、ちゃんと読んでほしいから
書いてるんだけどな。少しでも反映させてもらいたいから。
普通、退屈な舞台に対しては雄弁になる。観てる最中から
心に響いてこないから暇で、言葉を頭の中でひねくり回してるし、
書いてるうちに どんどん、重箱の隅まで思い出してしまうし。
でも逆に、本当に面白くて心が動きまくった舞台では、
気持ちが走りすぎてて感想なんて書けなかったりする。
「すごかったです」とか「泣けました」とか、
馬鹿みたいにありきたりのこと1行しか書けず帰ったり。

だから私にとっては、真っ黒なアンケートほど要注意なんだけど。
きちきちに文句書いてある可能性高いから、真面目に読む。
私だけなのかな、そんなの。普通は逆?



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