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2003年05月31日(土) ミュージカル『ヘッダ・ガブラー』

<原作>ヘンリク・イプセン
<脚色・台本>ながみねひとみ     
<幕>休憩15分込み150分(予定)、実際は15分ほど延びてました。
<会場>東京労音R's Art
<出演>
ヘッダ・テスマン:徳垣友子、ユルゲン・テスマン:さけもとあきら
ユリアーナ・テスマン:松岡美希、エルヴステッド夫人:涼木さやか
ブラック判事:大須賀ひでき、エイラート・レイヴボーグ:岩田元


良かった。ミュージカルとしては とっつきが悪い話だし、
ストレートでやった方が良かっただろうとは思うけれど、
緊迫感があったし、キャラが立っていて、面倒な話なのに
すうっと理解できたことに、ちょっと感動しました。
人に引きずっていかれただけで、正直なところ、
あまり期待していなかっただけに、なかなか拾い物気分。

話の内容は、好きかと聞かれれば嫌い。
出てくる登場人物にもイライラさせられること多々。
好きな人物なんて、1人もいないんじゃないかな?
『人形の家』と同じ時代ぐらいの話だと思うんだけど、
女は、家の中で良き妻をやる以外の生き方が あり得ない世界。

ヘッダも、それ以外の場所で生きられないと自分を規定している。
でも、大人しい学者であるユルゲンの妻としてだけの生活は退屈すぎて、
ただそれだけで生きていくことも どうにもできないでいる。
「人のお世話をすることが好き」などと言う叔母は、
つまらない人間だと嫌悪し、夫の財政に合わせて節約するのも論外。
誘惑を仕掛けてくる俗物的な判事のことは、嫌いながらも
毎日の繰り返しから逃れられるという点だけでは救い。
自由に生きるレイヴボーグに憧れ、父の形見である拳銃を愛する。
妊娠や子供は嫌悪の対象でしかない。

家庭=檻の中以外での生活を追う思いを止められないながらも、
その中でしか生きられないという彼女にとっての確定的事実から来る、
自身の時間が無駄に過ぎていく焦燥感や絶望感が、どうにも辛い。
彼女の視点で描かれているから、周りは皆 退屈な人間だし、
彼女が退屈している間は、観ているこちらも退屈。
でも、彼女の理想を打ち砕いて、慎ましやかな生活などを
始めようとするレイヴボーグと その恋人に対して、
悪意の塊でもって企みをしている歪んだ姿は観ていて辛い。

結婚せずに、1人で生きることも自由な今にいれば、彼女も
こんな偏った考え方にならずにいられたかもしれないけれど。
でも、彼女の頭の中に、働いて自立するという考えは存在しない。
自分の人生が無為に費やされていくという焦燥感はあっても、
どうすればいいのかの手段は考えられもしない、
変わり目の時代の悲劇みたいな感じなのかな・・・。

何とも観ていて苛立ちがいっぱい溜まった舞台でした。
でもその苛立ちは、ストーリーから来るものだけであって、
腹の立つキャラクターは腹の立つキャラクターとして、
きちんと存在して見せてくれたのが、すごかったと思う。
歌的には ほとんど文句のないメンバーでしたし、演技もまぁ。
何よりヘッダを演じた徳垣さんの美しさと苛立ちが際立ち、
皆から散々語られた後に現れるレイヴボーグが、
表現を裏切らない人物であったことに感動しました。
決して繰り返し観たい舞台じゃないことも確かだけれど、
たった3回しか公演しないのは勿体無いと、
すごく思ったのも確かな舞台でした。


2003年05月29日(木) MA版『青木さん家の奥さん』

<作>内藤裕敬
<演出>河原雅彦
<会場>東京グローブ座
<幕>全1幕、この日は3時間強。きっと本当はもう少し短め(笑)
<出演>MA(屋良朝幸、米花剛史、町田慎吾、秋山 純)、
    坂田聡、小林顕作、河原雅彦


まあ、大外れとは言わないかな。
最初っから、そんなに期待していたわけじゃなかったし、
思ったよりは楽しかったという印象。
でも最近ジャニーズ系の舞台をたくさん観ていて、
意外にも上手い演技、いい舞台に当たることが多かったから、
予想程度だったのは外れだったという気もしなくはない。
まぁいいよ、大将@顕作くんと総代を観に行っただけだし。
ジャニーズ系の舞台は、ネタがすべっても笑う客率高いので、
それに乗ろうと自分を調整すれば、それだけでも楽しめるし。

前回 大野くんがやった新人バイト君を、MAの屋良くん。
総代がやっていた、舞台の進行を調節する役に近いのが秋山くん。
横山くんがやってた突っ込みイジメキャラっぽいのが米花くん、
松澤さんのイジメられキャラは町田くんだったのかな?
どうも彼は目立たなかった印象で、キャラが分からずじまい。
でも坂田さんがイジメられ部分も多かったし、
屋良くん以外は割と全員、キャラが ぐっちゃだった印象もある。
顕作くんは前回と同じ「大将」で、2階でギター弾いたり
普通〜に笑ったり偉そうにしてるのが観てて楽しかった。

ただね、顕作が途中で2階から降りてきて、
新人研修で青木さん家の配達の練習をする場面で
奥さん役をやってくれるんだけれど、その時点になって、
それまでが いかにたるかったか気づいてしまいました。
秋山くんは、仕切りが まだ上手くなくって、ついつい
何でも坂田さんに振って頼ってしまいがちだし、
坂田さんも、1人でボケても誰も突っ込んでくれないし。
米花くんも遠慮があるのか、突っ込みはメンバー相手ばかり。
この舞台、お互いの容赦ないネタと突っ込みが命なのに、
頭の回転ニブいぞ、お前ら!私みたいにとろいやつが、
客席で先に突っ込みたくなっているようじゃ、ダメすぎ。

多分、MAの中じゃ一番 使えるのが秋山くんっぽいけど、
(舞台のテンポでのアドリブに慣れているという意味で)
それでも全然 状況に追いついてなかったんだというのが、
顕作が話に交じってきて、しみじみと感じられました。
ただ混ぜっ返してチャチャ入れてるだけみたいなのに、
ちゃんと話を進められるっていうのは、頭の良さだよなぁ。
前回の大野くん&横山くんは、そんなタイミングに
しっかり乗ってきてた気がしたけど、何が違うんだろう?

秋山くんも、前回の総代みたいに、舞台上の演出家扱いに
してしまえば、もうちょっと うまく扱えたんじゃないかな?
7〜8割がアドリブの芝居なのに演出が舞台上にいない
っていうのは、どうにも致命的な気がしてならない私。
役割分担がうまくいかず、互いにフォローし合おうとしては、
悪いほうへ悪いほうへとテンポをおしやっているようで(^^;
屋良くんが、「泣くなよ〜!」と周り中から声を合わせて
言われてしまうようなキャラに見えないのもイマイチなのかな?
「頑張ってるMA」が楽しかった舞台と言えるのかも。
今回の総代は、「演出家」として何がどうとか言えないくらい
本当に一瞬 舞台に上がっただけで、なかなか寂しかったです。

劇の部分が終わってからは、ショータイム。
総代と顕作、坂田さんがMAのお着替え時間までトーク&ダンス。
実は、普通に観ればここが一番楽しかったかも(^^;いやまぁ
それまでも大量に笑ったんですけどね、「MA」で。
「芸」とか「舞台」とかって意味ではここが一番。
「立ってもいいぜ!MAが出てきたら座ってもいいぜ!」とか
言いつつ無理やり客を立たせて、踊らされてしまいました(^^;
久々に観たな〜、顕作の踊り。やっぱカッコいい。総代もまあまあ。

つか、その後に出てきたMA君たちが、あまりにもあまりにも
「終わったぁっ!良かった!!」というホッとした印象で、
いかにも自分たちのテリトリーに帰ってきた感じで
生き生きと踊り歌っていたのに、ちょっと苦笑しちゃいましたが。
劇中でも、自分達で作った「ミュージカルアカデミー校」の校歌を
MA君たちだけで歌い踊る場面があったんですけど、
そんなの比にならないぐらいはじけてて楽しそうで。
本人たちが舞台より歌をやりたいのかなという感じもあるけれど、
あ〜・・君たち、大変だったんだねぇ(^^;という印象でした。
楽までに「いっぱいいっぱい」感なしでやれるようになるといいね。
頑張れ、MA。そしてそれまで耐えろ、坂田さん(^^;


2003年05月25日(日) 『CLUB SEVEN』atクラブex

どうしても落ち着いてくれないMyパソです。
日曜の昼間に一瞬 使えたんですけどね・・・、
やった〜!と思って ひと眠りして舞台に出かけて、
帰ってきたらもう繋がらなくなってました(泣)
全く、何が気に食わないっていうんだろ?はぁ。
たまにネットカフェや職場でメールだけチェックして、
ついでに覗いてしまったオークションで欲しいものが
深夜の締め切りだったりして泣いていること多々。
結構、チケット生活にも支障が出ているかも。

でもおかげで最寄り駅のネットカフェで、
拓哉と慎吾お気に入りの『ワンピース』読破しました!
確かに、人大好きなのに対人恐怖症気味のチョッパーも
めっちゃ可愛いけど、私は王道で主人公のルフィが好き♪
血が熱くなるようなバカ野郎、好きなんですよね〜。
前に『幽遊白書』読んでた時も同じようなこと言ってましたが、
そういう主人公の存在が、ジャンプ好きの所以だろうなぁ。


<幕>全1幕、約2時間強
<会場>品川プリンスホテル クラブex
<構成・演出・出演>玉野和紀
<出演>吉野圭吾、西村直人、NIRO、原知宏、久条彬、楓沙樹


んで、行って来た舞台ですが。『CLUB SEVEN』。
感想は「楽しかった!」でも、ちょっと思い返すと、
退屈してた時間も結構 長かったような・・・。
終わりよければ全て良しの典型みたいな舞台かも?
実はレポなんて書こうとしないで いい気分だけでいた方が、
良かったのかなと、今ちょっと思ったりしている私。

前半が映像多用で ちょっとたるかったんです。
普通の舞台の前に張り出しのあるコンサート仕様の
舞台だったのですが、張り出しの上にテレビ画面が
各方向に向けてついていて、そこで映像を流している感じで。
『太陽にほえろ』風の刑事ドラマをやっていたりして、
面白くなくはないけれど、CON×OYのお休みタイムのよう。
途中から現実にリンクしたりするのは面白かったけど、長すぎ。
まだ始まったばかりで、気持ち捕まれていないうちからこれは、
ちょっと構成ミスなんじゃないかなぁ?と腕組みしつつ思う。

でもその後は、怒涛のラストに向けて徐々に盛り上がり。
連続でショートコントみたいなコーナーがいくつかあった。
誰だったか男2女1の3人で、額縁の中に交互に納まり、
恋愛模様みたいなのを無言で見せる「展覧会の絵」、
ボケの直人、突っ込みのNIRO、無言の玉野のトリオで、
タップで会話するコーナー、圭吾&女性(楓さん?)で
圭吾くんの背面に女性の顔と服、女性の背面に男性の顔と服で、
男性同士、女性同士、男女の組み合わせで同じ振りをやる踊り。
これは、笑うとかいうより芸だなぁと感心しました。
腕とか足とか、こんなに後ろ向きに曲がるんだ!と。
思いつきも面白いけど、こなせる体にただただ感動しつつ。

その後、男3人のシンクロとかいくつかあって、
全員参加のちょっと長めコントの舞台はホストクラブ。
NIRO子お気に入りのホストがいるお店に、玉子と、
舞台に上げられてしまったお客さん3人でやってきて。
満っ面 笑顔をふんだんに使った直人店長やら
女性陣扮する宝塚系ホストの寸劇やらで もてなした後、
現れたNo1ホスト「しょう」(漢字不明^^;)のかっこいいこと!
私、玉野さん観に行ったはずなんですけど、この場面で、
やっぱり圭吾くん好きだよぉぉぉと いきなりハイモードに。
やたらにボブが似合って可愛いNIRO子に感情移入しまくって、
楽しんで観ちゃいました。

さあ盛り上がってまいりましたモードに入ったところで、
玉野さんのソロタップ。今回のテーマは「和」。
普段だと、実はマジな玉野さんソロタップって、
「どうだ!」って雰囲気が見えすぎて冷めちゃうのですが、
今回はそう思わないままで気持ちよく観られて嬉しかったな。
衣装も凝った和装に近い感じで、曲も三味線使用。
それらの拘りがよく溶け合って、さらっと凄さに感動。
純粋な長さとしては いつもぐらいあったと思うんだけれど、
濃すぎない主張で、素直に凄さを感じられたソロで、
テンションは高いままに 荒い息を抑えつけつつエンディングへ。

そして、ラストに持ってこられた♪もう大変なメドレー。
以前 玉野さんのミュージカルで良さま(だったかな?)たちが
歌って死にそうに笑った♪50音順ヒットメドレーのリメイク版。
ちゃんと今どきの曲満載になっていて、でも玉野さん、
何だか中居ちゃんと感覚がかぶる部分でもあるのか、
妙にSMAPコンと出てくる曲が重なっていたりもして、
微妙な気になったりしながらも立ち上がって騒ぎたくなって。
今メドレーするなら基本の♪世界に1つだけの花はもちろん、
NOVAウサギやらモー娘。やら新しめのものと、懐メロ系、
合間にRENTや♪Peples Songも交じったりして。

戦う者の〜って聞こえた瞬間、隣と目で会話して、
無言でキャ〜ッ!って喜んじゃいました。
でも、東宝ストップとかかかってるのかな?
肝心のNewアンジョ様はいらっしゃらず。
男性4人で歌う中にさっそうと現れたのは、
スクーターに乗った 我らが吉野圭吾さま!(笑)
「祝レ・ミゼラブル出演決定」のたすきを斜めがけして、
学生4人がビラを客席に。立派な選挙運動状態。

「もう大変な」とタイトルにあるだけあって、
今までにやってきた、かっこ良いこと、笑えること、
ボケてること、よく分からないこと、全部全部つっこんで、
次々と歌い踊ってくれて、大満足でした。
特にNIRO君は こんなに笑い系の人とは思わなかったと驚き。
何の曲だったかな?思い出せないのが悔しいけれど、
正面の扉から出入りしながらの表情が すっごいツボだったし。
もっとお笑いには使えないタイプの人だと思っていたから、
意外で新鮮で、今回一番の発見だったかも。

こういう時の直人君の対象を選ばない最高級笑顔とか、
積極的でないけどタイミングは心得た圭吾君の笑いとか、
少し気になる人たちが てんこ盛りに楽しくて、
終わってみたら、「あ〜面白かった!」気分。
それにしては ちょっとお高い気もしなくはないけれど、
ま、細かいことを考えないが花かな、と思うことにします。


2003年05月21日(水) NODA・MAP『オイル』感想文。

『オイル』観てきました。
1日前の日記では、パソが壊れているから、
感想アップは遅くなること確定だと書いたのですが、
さっさと書いてしまって楽になりたい芝居だったので、
劇場帰りに前回お世話になったネットカフェに来ています。
『女神の恋』が始まるまでには帰れないだろうな・・・。
でもとにかく、早く書かないと気持ち悪くなりそうなので。
ちなみに、またしてもすごーいネタバレです。


<幕>全1幕、115分
<作・演出・出演>野田秀樹
<出演>
富士:松たか子、ヤマト:藤原竜也、神マサカ・マッサーカ軍曹:小林聡美、
ノンキダネ・日本人23:片桐はいり、神宮寺醍子・日本人24:山口紗弥加、
ヤミイチ:橋本じゅん、大國教授・日本人25:野田秀樹
北村有起哉、土屋良太、新藤健太郎、小手伸也、山中崇、越志マニング


私、野田秀樹作品 苦手なんです。
前に『カノン』と『半神』を観たことがあるのですが、どちらも、
感情に気付く前に膨大なセリフを追うことに疲れ果てるだけで、
脚本だけ読んでる方がよほど面白かったんじゃないかという感想で。
だから今回、一番最初に松たか子がしゃべり始めたとき、
「ああ、久々に野田秀樹作品を観に来たんだっけ」と感じました。
何を言っているのか必死で理解しなくちゃいけないセリフの洪水。
アンチ松としては「すごいじゃん、松たか子ってば、
野田秀樹 ちゃんとやってるじゃん」と、見直したりして。

ちなみに、帰りに友人と話したことによれば、普通は野田芝居は、
セリフを聞こうとしなくても、セリフの意味が演技の感情の中から
聞こえてくるから、セリフを聞こうと努力する必要は無いそうで。
だから今回、セリフを必死で聞かなければならなかった
前半の松たか子は、彼女にとっては非常にマイナスだそうです。
ってことは、今までの私が運が悪かっただけで、
松たか子は今回1人だけこなせてなかったってことか??

まぁでも何故か今回は、他の人はそうでなかったんです。
本尊の野田秀樹も含めて、ちゃんと内容の理解できるセリフ回しで。
苦労しなくてもセリフが理解できる野田作品ってすごい!!(笑)
そんな馬鹿馬鹿しくも非常に深刻な理由で、途中まですご〜く
私の中では評価高かったのですが。

でもね。聞いていい?何が言いたい芝居だったわけ?
今まで観て来た野田作品とは違う。多分、言いたいことは分かった。
分かったけど、それが私には全く共感できないってだけなのかな。
日本国民は原爆を落とされたことを忘れちゃいけないってのよね。
そこまではいいでしょう。でも、復讐の勧めなのかな?違うよね?

志願してもいないのに行かされることになった特攻から逃げ出し、
こっそりと、逃げるお金を送ってくれと電話してきた弟・ヤマト。
その電話の向こうで原爆が落ちた。何事もなかったように切れた電話。
結局、富士はその復讐のために、狂言を打って出雲の人々を駆り立て、
ツインビルに特攻させたってことになるのよね?そしてそれは、
遥かな昔、出雲の人々に「老いる」と「死」の概念を教え込み、
神々に対し反乱を起こさせたマホメット(この舞台でもこの表記で
いいのかどうかは分からないけれど)ってことなのよね?
更にそれを、ラストで強く涙とともに語っちゃってるのよね?

観終えてから、野田秀樹がこれを、ストレートに本気で書いたのか、
問い掛ける意図を持って書いたのかが分からなくて悩みました。
でも前書きを読んだら「自虐性の強い現代の日本人であるからこそ、
余計、絶対に書いておかなくてはならない」と思ったとあって。
「受けた仕打ちを忘れてヘラヘラしてんじゃねぇよ!」ってこと?
復讐の勧めとまでは言わないにしても、殴られてるのに、
ヘラヘラ笑ってんじゃねーよ!という怒りの表れなのかなと。

・・とすると、結構マジで珍しいほどストレートな芝居だったのね。
で、私にはどうにも共感しづらい内容だったんだなと納得。
ごめん、野田さん。私、殴られたらその時はもちろん腹立つけど、
いつまでも覚えていたいとは思わない。忘れた方が幸せだよ。
大体ね、殴る奴ってのは大抵バカだから、殴られた瞬間に
「怒ってるよ!」って見せないと、時間たった後に言われても、
何に対して怒ってるのか分からないから、すごく無意味だし。
富士は何度も、「あなたたちのことなのよ?!」と繰り返してる。
征服されたことにも気付かず、幸せそうに生きてる人々に対して。
昔、戦争はあったかもしれないけれど、今は戦争じゃない。
時間の概念がない彼らには「今は戦争じゃない」ことが重要で幸せで。

情けないのかなぁ?そりゃ、共感できない宗教押し付けられたり、
奴隷みたいな扱い受けたりしたら、それは怒ると思うけれど、
私は、神が憑いた振りをして人々を騙して特攻させてまで、
自分の復讐を果たそうとする富士の方が、よほど怖い。
自分や大切な人が、酷い目に遭ったことがないから思えること?
それならそれで、今、まだ遭ったことがないことを幸せに思いたい。
「世界で唯一の被爆国の人間としての意識が・・・」と言われれば、
それはまた別の問題だと思う。うまく言えないけど、何か違う。
観終わった瞬間は、もしかして野田さん「どう思いますか?」という
問題提起としてだけ作ったのかも・・という淡い期待があったけれど、
前書きを読んで違うらしいと分かって、悲しくなってしまって。

あ、舞台としては面白かった。でっかいB29が出て来たときは、
『ミス・サイゴン』のヘリが最初に出て来たときって、
こんな感動をしたのかなとか関係ないこと思ったりもしたし、
何しろ言ってることが分からない苦痛は無かったし、普通に笑えたし。
でも、ある意味で、早く忘れたいと思う面も相当に強い舞台でした。


2003年05月20日(火) ネット落ち&今日の『女神の恋』

あう・・・(ToT)
またしてもMyパソに嫌われている私です。
何とかFTPパスワードを発見したので、
そこから内容をDLしてきて、少しだけ手を加え、
再アップロードしようとしたところ、えらく重い。
なんでだろ?と思いながら一度回線を切断して、
再度つなごうとしたら、つながらなくなってしまって。

頃は、夜の8時。
どこも全部ビジーだなんてあり得ないでしょ?
アクセスポイントの問題ではなく、どのプロバイダも×。
直前までつながってたから、設定の問題のはずはないと
思いつつも、いろいろ試してみたけれど、それもダメ。
深夜2時過ぎまで各種試してみたけれど全然ダメで、
朝になってもつながらないなんて、なんでだよぉ(ToT)
もうこのまま触らないでおいて、週末に大人しく、
Dドライブ含めたリカバリかなぁ・・・。
とりあえず、21日の『オイル』感想が上がるのは、
遅くなるだろうことは確定と思われます。


最後に、今日の『女神の恋』感想を。
私は料理の上手い男は好きだ。手作りビーフシチューと
ワインなんて並べられた日には、それだけで落ちる。
龍之介の手作り おいしそうだった・・・食いてぇ・・・。
(先日、一回りも下の男の子に「女の子が食いてぇなんて
言うんじゃないよ」と怒られました。ちょっと感動。)
あんなにおいしい料理作ってくれるなら、多少ごくつぶしの
売れない作家でも、私なら追い出したりしないけどなぁ。

でも、夜中に見知らぬ人のものを食べるのは犯罪です。
いたずら小僧な いじめっ子が、楽しんで「あげな〜い」
って やっただけだったから許されたけどね。
普通はいくら飢えてても食べないでしょ。少々 強引。
龍之介が、吉子が思ってるとおりのホントにヤな奴だったら
あの時点で、遅くとも翌朝には、追い出されてたはず。
でも、いたずらっ子祐さんの ああいう表情 好き〜♪
・・・って、やはり腐れた目の感想で終わり。


2003年05月19日(月) 『女神の恋』開始。

ゲームボーイアドバンスSP、やっと買いました!
バレンタインに発売だから、3か月以上かかってるの?
しばらく探していなかったとはいえ、長かったなぁ・・・。
でも本当に小さいし、バックライトはやはり見やすい。
手暗がりまで気にしなきゃならなかった初期GBAとは、
もう さようならになるだろうと思うけれど、そうすると、
さて、買ってしまった単3×20本パックは何に使おう(^^;

値段もさすがに、少々割引きつき。
定価レミS席1枚分が、プレビューS席1枚分。
ただしゲーム機の場合には消費税込みではないので、
割引後に税加算で、運が良い場合の役者経由価格ぐらい?(笑)
これで、後何十時間、何百時間 遊ぶんだと思うと、
やっぱり観劇って、贅沢な趣味だという気が少ししたり。
そういえば、昔 見合いの釣り書きを書いていたときに、
趣味の欄に「観劇・旅行」と書いたら妹チェックが入ったっけ。
「金食う女と言ってるも同じだから、読書を加えるように!」と。
こういう時、ちょっと実感してみたりもする。


さてさて、今日より、祐一郎さんのドラマ開始。
なんと NHKでヒロインの相手役。夜ドラ『女神の恋』。
あまり事前情報で期待したりしないようにしていたのですが、
仕事の関係上、どうしても事前に少し話が聞こえてくる私。
当日の昼間には後輩から「オードリー・ヘップバーンとかいう
人が出てくるんですけど・・・」と言われて、世代の落差に
ショックを受けたりしつつも楽しみにしていましたが。

ごめんなさい、私、エンディングだけで幸せだったりして。
満面笑顔やら、犬に向かってのCATSの振り真似などなど、
ファンサービス満点というか何というか(^^;
そんなものにハマるな自分!と自身で突っ込み入れながらも、
うひゃぁかっこいい〜(*^^*)って思っては、恥ずかしがったり、
TVの前で百面相してまって、それだけで満足。

本編は、本当に最後の1シーンだけ。顔見せ程度。
「最初は最悪の出会いでした」という演出だけね。
服装は変な奴で、あのサングラスとかはどうかと思うんだけど、
でも、細身のシルエットはかっこいいなぁと思ったり。
なんか、ちぃぃぃっと演技力上がった気がするのは、
わずかばかりのスポット出演だったせいだろうか、
それとも演出・編集さんの腕が良いからだろうか?
1シーン10数分が珍しくない、舞台型のドラマらしく、
編集さんのお世話になるのも難しい脚本という話だけれど、
今日の段階では、その匂いは特にせず。次回からかな。

何にせよ、
絶対ファンじゃないもんとまだ言い続けている私だけれど、
「毎日」山口祐一郎に会ってしまうというのは、
始まってみればやっぱり、結構ドキドキな話のようです。
嬉しいかも。これで、面白いドラマだともっといいな〜。


2003年05月18日(日) 『テノールな男たち』を更新。

・・・ってまぁ、タイトルだけなので、先に近況を。
パソコン、まだどうも不安定なので相談したところ、
Dドライブも全部一度、初期に戻せとのことで・・・。
仕方ないので今、ポツポツとバックアップ取り始めてます。
必要なファイルだけCD-Rに焼いておいて後で戻せば、
要らないソフトなども一掃されるわけで、うまくいけば
却ってすっきりしたパソになるかもと良い方に考えて。
がんばりま〜す。

そういえば、久々に行ったコンビニで懐かしい顔発見。
鉄人・道場と並んだ写真と「イルハン★おすすめ」の文字。
「トルコ風白ごま のび〜るプリン」だそうです(笑)
トルコ風伸びるアイスをイメージしたプリンって?!
ドンドルマ自体は、確かに伸びたけど美味しくはなかったし、
どうかと思ったけれど、買ってしまいました←新製品好き。
お味は・・・、上にかけた金ごまの味しか分からん(^^;
ごまプリン自体は大したことないけれど、
トルコ産の金ごまはおいしいということは分かりました。


肝心の更新は こちら。絶賛してます。ベタ褒めです。
いや、出演のうち2名と特別ゲストぐらいしか
褒めてないですけど、その3人が良かっただけで、
もう心残りは全くなし!ってくらい幸せだったので。
翌日にはもう1人のヴォルフ君に会ってるのよね〜。
こちらも幸せだったのですが、それはまた。


2003年05月16日(金) 『レ・ミゼラブル』オーディエンスキャンペーン

朝、パソが いきなり、真っ青にエラーメッセージ。
先日のリカバリ騒ぎの前兆だった画面が現れました。
とりあえず一度立ち上げなおしてみろというメッセージなので、
それに従ったら前回壊れたよなぁと思いながらも、どうしようもなく、
素直に立ち上げなおしたら、一応、今はサクサク動いてます。
でも、テキストすら頻繁に上書きしまくりながら書かないと、
いつ落ちるか分からないし、もう怖くて怖くて。
常にジョーズのテーマが流れている感じって、分かります?
いつ、ザバァッ!ってくるか分からない感じ(苦笑)
これ・・・、徹底修理が必要なのかなぁ・・・。


<時間>13:00〜13:30
<出演>別所哲也、岡幸二郎、剱持たまき、岡田浩暉、駒田一、
     笹本玲奈、坂元健児、マルシア
     局田奈津子(ガブローシュ)、阿部裕(グランテール)、
     横田大明(クールフェラック)、渡辺正(コンブフェール)
     高野二郎(司教)、他アンサンブル31名
<司会>軽部真一アナ(フジテレビ)
<演奏>山口ひで也、間野亮子
<曲目>
1:プロローグ      バルジャン、ジャベール、男性アンサンブル
2:一日の終わりに   男女アンサンブル
3:夢やぶれて     ファンテーヌ
4:病院・対決     バルジャン、ジャベール
5:星よ          ジャベール
6:ABCカフェ      アンジョルラス、グランテール、ガブローシュ
7:民衆の歌      アンジョルラス、
              コンブフェール、クールフェラック
              男女アンサンブル
8:プリュメ街       バルジャン、コゼット
9:心は愛に溢れて   マリウス、コゼット、エポニーヌ
10:ワン・デイ・モア   全員(含ファンテーヌ)


最初に軽部アナの話があって、10曲。
その後にプリンシパル8名から一言ずつで終わり。
もっと取材がメインなのかと思っていたら、
前方のセンター&サブセンターはほとんど観客が占め、
取材はS席A席の間に設置したカメラ集団や端のブロックから。
自分が最前列だったこともあって、全く気にせず見られました。

いちばん嬉しかったのは、実はアンサンブル。
コンサート形式でアンサンブルさんたちは後ろのひな壇に立ち、
全く演技しなかったから、今回は歌で選ばれたキャストなんだなと
非常に実感される厚みある歌声が嬉しかったです。その分、
実際の舞台となった時の演技に不安がないわけじゃないけれど、
「レミが帰ってくる!」という気持ちの盛り上げには最高。
2台のピアノだけの演奏も良く、♪プロローグや♪ワン・デイ・モアで
何がどうでもとにかくレミだと感じ、幸せな気分に。

それから収穫は、コゼット・エポニーヌ・マリウスたち。
♪プリュメ街で響いた透明感のある無理のないソプラノに感動!!
歌手に目立つ歌いながらの体の揺れは気になるものの、
夢見るような表情も恋の雰囲気がとても出ていて嬉しい。
苛められていた過去を感じさせるようにはならない気がするけれど、
これでバリケード後の強さも出せるなら、1つのコゼットとして、
十分に満足できるものになるんじゃないかと思います。

マリウスは、笑顔がバカっぽいのが私的に○(本気で褒めてます)。
コゼット同様、レミ基本のマリウスにはならないと思われるけれど、
ちょい老け気味の分、育ちが良い割りに苦労した感じもあるかも。
笑顔からくる温かさと、声から感じる落ち着いた太さ、男っぽさ。
まだ見たことのない、でも好みのマリウスになりそうな予感。

そしてエポニーヌ。見かけはとにかく若い。
ギュッと後ろでまとめたポニーテール。
その固い外見と低めのよく伸びる声が合っていて好き。
♪オン・マイ・オウンなしで絶対は言い切れないけれど、
「可哀想だ」と涙を流させるエポにはならない気がする。
自分で自分を可哀想なんて思ってる奴は、食べ物を
手に入れられずに死んじまうだけだと知ってるエポなのかも。
このコゼ、エポ、マリウスが揃うと、マリウスが若干弱いけれど、
非常にきれいなハーモニーで♪心は愛に溢れてが良かったです。

で。ここで終わればいいんですけれど。
文句は書いても仕方ないから、なるべく短く。

別所さん。やさぐれた感じに作ってきて前半の雰囲気は、まぁ○。
でも後半もそのままで、愛情が感じられないのが大きくマイナス。
しかも、歌いだすと俺ってステキ状態が見えまくる。キザったらしい。
さらには、声量がなく、高音では不安定。一度、堂々と音をはずす。
出ないならオクターブ下で歌った方がいいと思うのですが。
多分、頭の中にある演技は良さそうな気もする。でも、それだけ。
意気込みは買いますが、現時点で意気込みだけなのは相当辛いのでは。

岡さんは、岡さんでした。いつもの真っ直ぐきれいな♪星よ。
♪対決でも遠慮がないので、別所さんの歌詞聞こえなかったよ(^^;
挨拶では「今でもアンジョルラスの前奏が鳴ると歌いたくなるけれど、
初日までにアンジョルラスは忘れてジャベールになりきります」と発言。
「やっぱりアンジョが見たい・・」と思わないでいいジャベを期待。

そのアンジョですが、坂元さん、上手いんだけどねぇ?(^^;
何がいけないんだか分からないけれど、とにかく違和感。世界が違う。
ソロならいいけれど、ワン・デイ・モアでは恐ろしく目立って異質。
やけに口がパカッと丸く開くのも気になったし。声量はありますが。
現時点ではまだ、彼がどう転ぶか 全く分かりませんでした。
ただ、挨拶の「これに懲りずに見に来てください」がなぁ・・・。

マルシアは、予想通りに両手高く掲げて熱唱。
一言のコーナーでも「ファンテーヌは情熱的な女性」と表現。
確かにそれも一面だけどさぁと、私はため息をついただけでした。
非常にドラマティックで音域も広く声量もあり、歌としてはすごい。
だから、死の場面やエンディングなどで包み込む母性も出せるなら、
単に私の好みじゃないだけとも。しかしピエールはできるのかね?

テナルディエは、評価のしようがないほど出番なし。
いかにも暇そうな駒田一が印象に残りました(笑)


文句たくさん連ねても、結果としてはやっぱり、
「レミ好きだな〜!早く観たいな〜!」という気分になれたし、
それだけでも行ったかいはあったなと、すごく思います。
既に持ってるチケット眺めて、8月の剣持さんがない・・と、
いきなり買い足しモードに入ったりしていますし。
レミはバルジャン&ジャベールと、バルジャン&コゼットの
物語だということを思うと、今回見せていただいた中では、
バルジャンが一番まだまだだったのは不安材料ですが、
4人中、一番ミュージカル経験がないのが別所さんですし、
今後の稽古に期待して、7月を待てるかなという気分です。


2003年05月14日(水) 『テノールな男たち』

<会場>オーチャードホール
<幕>1幕50分、休憩25分、2幕60分
<出演>東儀秀樹、鈴木綜馬、井上芳雄
<ゲスト>村井国夫、草刈民代、高岸直樹
<特別ゲスト>マリア・ガンボツ(ハープ)
<演出>小池修一郎
<振付>島崎徹


行ってきました。
行って、めっちゃめちゃ幸せでした〜(*^^*)
いいです、私もう、きっと絶対、綜馬さんファンです。
認めるよ。だってこんなに幸せにさせられちゃったから。
村井さん目当てで行ったはずなんだけど、村井さんは
ゲスト出演で出番少なかったこともあって、
もうすっかり、私の気持ちは綜馬さんに釘付け。

何より嬉しかったのは、♪アヴェ・マリア。
綜馬さんと井上くんのデュエットで、2人の部分も勿論、
温かみにあふれた素敵なものだったのですが、
とにかく一番最初の綜馬さんのソロ!ほとんど生声でした。
マイクは腰の辺りまで下げて、ホールの音響をフルに使って、
あの歌声が、きれいに響いて、一緒に心も震える感じ。
伴奏してくださったハープともども、祈りの雰囲気が、
会場いっぱいに広がって、素晴らしかったです。

タイトルには入り切らなかったから書いてませんが、
これは「第5回ドン・ボスコ チャリティーステージ」。
その精神を最も表現していたのが綜馬さんだったと思う。
私は、彼の個人的なことは ほとんど知らないのですが、
小6年〜中2まで、キリスト教圏(場所は忘れた(^^;)で
育った由、その時期だけに、感覚が身についているのかなぁと。
綜馬さんのジャベールを観た時、私が知る限りでは日本人初の、
ちゃんと「キリスト教精神に則ったレミゼのジャベール」を
演じてくれていると感じたものですが、それも納得。

だから♪カフェソングは、意外だけどとにかく嬉しかった。
悲しみと怒りと愛と祈りと。1曲でレミゼの精神全部思い出した。
多分、マリウスではなかったと断言できるものだったけれど、
コンサートでは役柄ではなく伝えたいことの表現力こそ
全てなんだと、最高の実践で実感させてくれたと思う。
私、この曲、自分が泣いちゃってることに驚きましたよ。
なんかもう、存分にレミゼ感じちゃったかも。
週末のプレレミ、退屈しないといいんだけど(^^;)

井上君とのもう一つのデュエット
♪Starlight Expressは、私が最も熱くなった曲。
風邪っぴきで寒気がして鼻水ズルズルしてたのに、
ラスティの感動とやる気に同化して血がたぎっちゃって。
きっと、この時の私の瞳孔、拡大しまくってました。
鼻の穴も大きく膨らんでたかも。出走前の馬状態。

♪カフェソングでは、コンサートでは役柄が問題ではないと
思ったけれど、相手のいる曲なら関係性ぐらいは欲しい。
この曲では、2人の雰囲気が役柄にも溶け合ったようで、
まさに効果的に盛り上がっていたと思う。
2時間全編通じて、綜馬さんの井上君を見る目は、
本当に可愛くてたまらないって感じだったし、
井上君の方も、大好き!嬉しい!がいっぱいだった。
その雰囲気がまんま、ポッパとラスティなんだもん。
もう20年近く前に観たはずの舞台の興奮が蘇る。

最後を、映画『ミッション』からの曲で〆めたのも◎。
映画の中では歌詞の付いていない曲だったらしく、
内容を先に説明して歌ってくださった、♪Nella Fantasia。
主に、「世界に平和を見ることができますように」という
内容なんだけど、広くて真実味があって、愛を感じた。
実は『ミッション』自体は、学校から全員で見に行って、
途中で分からなくなって熟睡した過去のあるもので、
記憶といえば、滝から落ちていく十字架だけなのですが、
青く広がる空と大地も感じたから、そういう話なのかな?

とにかく、本当に気持ちのいい幸せな時間を過ごしました。
まぁ、東儀秀樹さんのオリジナル曲とか♪Imagineとか、
♪最後のダンスとかは、ない方が数段良かったけれど。
自分では上手だと思ってるのかなぁ?カラオケレベルだよ?
歌い終えた感想が「楽しかった!」だってこととか、
「自分のコンサートではできないこと」発言とか、
何か勘違いしてる?と思うことが多々あったけれど。
狩衣姿での朗詠や笙(♪光降る音)なんかは気持ちよかったし、
一応は、いない方が良かったとまでは言わないです。
パンフレット表紙のウサギの絵もかわいいし。でもねぇ(^^;

チラシにはお名前のなかったハープ、マリア・ガンボツさんも、
ちょっと『オケピ!』での天海さんの歌詞思い出したり、
いろいろ考えちゃうこともあったのですが、とにかく、
もっとずっと聴いていたい気分にさせられました。
ちゃんと鳴らせばきれいな音が出るものなんですねぇ・・。
2列目から見ていたのですが、ハープもやっぱり、
メロディと和音と分かれる時は、右手がメロディライン?
ペダルで響きを調整しながら、一部だけ止める時は、
ギターのように弦を押さえているのにも気づき、感動。
この人のコンサートは、あれば行ってみたいかも。
ただし、演奏の前にハープと椅子の距離を調整する、
ギィ〜ッという音は、かなり残念。いつもするのかなぁ?

井上君のソロパートベストなら、最後の♪Go The Distance。
ディズニーの『ヘラクレス』からの曲らしくって、
あいにく私はサビくらいしか聞いたことがなかったのですが、
勢いが曲に乗る感じが、聴いていて小気味いい印象。
井上君、♪君住む町は、少し曲か表現が単純すぎる感じで、
♪Don't Cry for Me Argentinaになると、まだ貫禄や
重み、表現力に深みが足りないかもと思わされたけれど、
この『ヘラクレス』や♪I can see itは とても良かった。
井上君のマットは非常にお気に入りだったので、もう一度
聞けて嬉しかったし、村井エル・ガヨも悪くなかったな。
♪Prepare Yeも良かったんだけど、生で聞きたかったな。
なんであんなにマイクを口に近づけちゃうんだろう?
ストレートに伸びて響くんだから、マイク外してほしかったです。

私は音楽は興味ないはずなんだけど。
でも、会場と声質と私の好みとに合っていたのか、
とにかく何の抵抗もなく体にしみ込んできて陶酔できる音楽でした。
鳥肌立てながら、幸せという言葉も浮かばないぐらい気持ちよかった
数曲のためだけでも、また聞きたいと思わされました。



1幕
1:Let's朗詠『二星』村井、東儀、鈴木、井上
2:ハープ独奏、マリア・ガンボツ
3:♪アヴェ・マリア(グノー) 鈴木、井上、マリア・ガンボツ
4:♪Teares In Heaven(Eric Clapton) 東儀
5:♪生きてきたぼくたちへ(東儀秀樹)
6:♪Imagine(John Lennon) 東儀
7:♪I Am With You(東儀秀樹)
8:♪光降る音(東儀秀樹) 踊り:草刈民代、高岸直樹

2幕
1:♪オーヴァーチュア(『アニーよ銃を取れ』よりインスト)
2:♪ショーほど素敵な商売はない 村井、東儀、鈴木、井上
3:ミュージカルメドレー 表記のないものは、鈴木&井上
   ・♪Prepare Ye(『Godspell』より)
   ・♪Something's Coming(『West Side Story) 鈴木
   ・♪Maria(同上)井上
   ・♪I Am The Starlight(『Starlight Express』)
   ・♪君住む街角(『My Fair Lady』) 井上
   ・♪I Could Have Dance All Night(同上)綜馬
   ・♪The Prayer(Carole Bayer Sager and David Foster)
4:♪Try To Remember(『Fantastics』) 村井
5:♪I Can See It(同上)井上・村井
6:♪Don't Cry For Me Argentina(『Evita』)井上、草刈(踊り)
7:♪最後のダンス(『エリザベート』)東儀
8:♪Cafe Song(『Les Miserables』)綜馬
9:♪Go The Distance(映画『Hercules』) 井上
10:♪Nella Fantasia(映画『Mission』) 綜馬

アンコール:♪世界に1つだけの花 全員


2003年05月13日(火) 「マルサ」から、雑感。

やっぱり、1日休んだら次の日は残業。
でも、家ではビデオも壊れていて録画できないので、
(既に10年選手で、ビデオを入れたら最後出てこない(^^;)
今クール唯一見ている連ドラ「マルサ」のためには
9時過ぎには会社を出なければならない。
んなことできるなら、いつもは残業してないよなぁ。

・・・というわけで、ダッシュにダッシュを重ねたけれど、
ドラマは約20分遅れで見始めて。まぁ優秀な方。
こんな時に限って、野球の延長様がないんだもん。
プロ野球って、とっくにシーズン始まってますよね?
最近、延長に苛立たせられないのは、もしや、
単に私がTVを見なくなってるせいかな?

でも、約40分見た感じとしては、わたし的には、
最後の永井君と さとしさんの殴り合いだけでOK。
これが見られたから、十分 満足と言えるかも(笑)
モンスターボックスでの永井君に見惚れた身としては、
最近の、イマイチな演技だけでは物足りなかったけど、
いかにもいかにも怪しげな長髪さとしさんとの乱闘で、
無駄にブリッジしたり飛び跳ねてた姿が嬉しくて♪

でも「マルサ」は、舞台系の役者さんが多くて嬉しい。
正しくは「舞台も」の役者と言うべきなのかもだけど、
先週は村井さんだったし、今週は橋本さとしさん、
来週のゲストは松澤一之。猫背椿はレギュラー。
他にも、舞台系の役者や作家を使うTV番組って、
ちょっとずつ最近 増えてきてるようで、嬉しい。
この私みたいな舞台オタクが、TVを見ようという
きっかけが、これからも少しずつ増えるといいな。
舞台を年に2〜3本、合間で単発TVドラマで稼ぐ。
そんな人が増えるのは、結構 私の望みです。


2003年05月12日(月) 無事、開通。(長々と経過報告)

お騒がせしました。
何とかかんとか、どうにかこうにか、復活。
と言っても、どう足掻いても完全復旧は無理ということで、
Cドライブ完全にリカバリしてしまったのですが。
つまりは、今までに保存してきたもの、覚えてきた言葉、
全部全部真っ白。今更「問い克己」なんて変換してます。
当分はまた、宝塚系の人が嫌いになりそうな予感(笑)

リカバリ自体は、本当に簡単だったんですけど。
一部だけでも保存できないかと泣きついたFUJITSUの人に
「ここから先はマニュアル通りやれば簡単です」と言われ、
電話を切った後にやったことは、Yボタンを3回押しただけ。
ただ、何度も繰り返し「本当にいいですか?」と聞かれるので、
そのたびに悲しくなって時間を食っていただけで。
問題は、その後の復旧作業でした。

よく考えたら私、自分でセッティングしたことないんです。
ずーーーっと、妹夫婦(2人ともSE)に頼り切っていて。
どう繋いであったのかも知らずにマニュアル通りやって、
サクサクとパソは立ち上がったものの、ネット接続はできず。
TA(IW50)を、パソ(WindowsXP)が認識しないんですよ(泣)

もしかして、この組み合わせで接続するためには、
TA用の「ドライバ」なるものを手に入れねばならず、
それは、ネットからDLしなければならないらしい
と確信するまでに、既に丸1日経過(苦笑)
いや、ずいぶん前から薄々は思っていたんですけれど、
ネットに繋ぐためにネットからDLしなきゃならないなんて、
そんな矛盾したこと指定してくるとは思わないですもん(^^;

1晩明けた日曜日、隣駅のネットカフェへ。
ネットが使えないと、隣駅への時刻表も見られないし、
ネットカフェの場所も探せないという事実が恨めしい。
毎日 駅のホームから見ている記憶を必死で思い出して、
心当たりの場所を探したり、交番を探してみたり。
なんか、ネット使えないと賢くなるような気も(^^;

無事に対応ドライバをゲット。
念のため、使い方説明書も全部POして帰宅。
が、それでもなお、どうしてもTAを認識しない。
TAの製造元NECサービスセンターは、土日祝日休み。
営業時間は9時〜12時と13時〜17時。使えねぇっ!!
FUJITSU様にも頼りまくって手を尽くしてもらったし、
妹からもヘルプtelが来たりしたけれど、全くダメ。
とうとう、会社に欠勤tel入れて、月曜に持ち越し。

翌朝。
ちぃぃぃっとも繋がらないNECサービスセンターに、
チケット取りのように真剣にリダイヤル続けて、
ようやく10時過ぎに向こうから声が聞こえてくる状態に。
が、結局、私がやったのと同じことを言うだけなんです。
しまいには「それじゃあ無理ですね」って、あのねぇっ!
けれど、押し問答をするうちに1つ発覚した事実が。
私のFMVとIW50は繋げるはずがないんですって・・・。

パソ側にはUSBポートしかなく、TA側には
シリアルポートしかないから、物理的に繋げないはずだと。
私はUSBポートと言ったら、挿せば認識するものだと
思っているから、リカバリ前に引き抜いて、終わったら挿して、
それでプリンターもフロッピードライブも認識したのに、
なんでTAだけダメなんだ!って思っていたけれど、
その引き抜いたものが、シリアル⇔USBの
変換ケーブルだなんて知らなかったんですね(苦笑)
TAから直接接続はできないから、間で変換。
ケーブルをたどってみたら、確かに他のと繋がっていて。

「それじゃあサポート対象外ですね」とNECさん。
対象外って、確かにそうかもしれないけれど、
以前は繋がっていたんだしと食い下がったら、
あくまでサポート外だからと幾度も繰り返し、
これをやったらどうなっても知らないからと匂わせて、
ベラベラベラっといきなり早口で何事か説明してくれて。
でも悲しいかな、言われた用語すら理解できなかったよ(泣)
分からなかったと言ったら、それはサポート対象外なので、
USBに繋ぐなら、子機か上位機種を買ってくださいと
言って、有無を言わせず切られてしまいました。
最初からすごーーい ぶっきらぼうな態度だったけど、
親切だったと思うべきなんだろうな。はぁ。

幸い、うちにはFAX用に子機も購入してあったので、
変換用ケーブルは諦めて引き抜いて、子機で繋ぎました。
でも、うちは生きている電話のジャックが1つだけなので、
これをやると、狭い部屋の中を電話線やコードが何本も
行ったり来たりして、非常に見苦しいし邪魔なのよね・・・。
だから、義弟くんは、その頭脳と技術を駆使して、
変換用ケーブルを認識させてくれたはずだったのに。
私の頭では全く追いつけませんでした。勿体ないけど。
ついでに、電話とネットが一緒にできなくなりました。
ネットとFAXなら一緒にできるんだけどね(苦笑)

でもまぁちょっとだけ、この週末、賢くなりました。
これからまだまだ、各ソフトやHPのPW探しやら
設定集めやらが大変だと思うけれど、
少しずつ賢くなっていけるなら、それもまた良し。
・・・とでも思わなきゃやってられないかも(^^;


2003年05月10日(土) 『謎の下宿人』簡単感想+α泣

昨夜帰宅したら、我が愛するパソが真っ青画面で、
英語のエラーメッセージが出てました。
詳しくは分からないけどとにかく、2段落目に
再起動かけてみて同じメッセージが出たら何ちゃらをせよとある。
失敗しても同じ画面なら後でメモすればいいと、再起動。
気持ち良く動き始め、私もエラーは忘れたことに。
Explorerからセキュリティホールを埋める更新しろと来ていたので大人しくやったり。

が、朝。
サクサクとニュースなど見ているうちに、いきなり再起動。
立ち上がり画面の途中まで来て、Windowsロゴも出て、
CD-Romドライブのチェックなど始めた時点でストップ。また再起動。
いろいろ触れるメニューを見ていて、
本当に今更ながら、管理者PWの設定方法に気付いたり、
というレベルのセキュリティだし、何か攻撃受けたのかなぁ…。
既に全く立ち上がる気配を見せていません。

何にせよ、誰かに助けてもらうにしても、
まず贈テ除しない事には家に人が入れないし、
次の休みは月末の予定なので、多分半月ほど何もできません。
メール受信くらいは、どこかでたまにするつもりですが。

はぁ…。どうしよう、これ。
今、Loading Boot Menu...で止まってます。
パソコン用語って辞書じゃ分からないのよね…泣。


あ、とりあえず。
昨夜の『謎の下宿人』は面白くはあったです。
でももう少し脚本を刈り込んで短くしたり(80分、休憩15、80分)、
キャラクター一人一人の見せ方を考えてほしかった。
吾郎ちゃんもいい味出てるし世界にはハマってるのに、
イマイチ上手くない部分ばかり目についちゃう感じなんだもん。
山田さんの演出が無難に固く走り過ぎなのが原因?
何しろやっぱり松金さんの上手さでシメてた印象でした。

この日記は、携帯からは書き直しできないので、
いつにも増して書き捨てゴメンです。
それでは、できるだけ早く、またお会いできますように。


はあ…。


2003年05月06日(火) 『マルサ』(TV)+当たった〜!

帰宅したら、郵便が何通か届いていました。
家の階段をのぼりながら葉書だけ先に見て、
残りは放り出して着替えて、とにかくテレビの前に座る。
このために残業放り出してダッシュで帰ってきたんだもん。
『マルサ』、今回は村井国夫さんゲスト。

いや、このドラマにゲストで出るなら基本なんでしょうけど、
まぁもう見事なまでの悪役っぷり。裏なんてあるわけもない。
最初っから権力をひけらかし圧力をかける税理士さんですもん。
江角とアップ対決なんかすると、うちの小さなテレビでも
大迫力の濃さがあふれて、何とも言えないドラマでしたわ(^^;
でも、そういう、とことん類型的なキャラが求められる脚本で、
楽しんで演ってる村井おやじ様が、実は私は一番好きかも。
考えまくって練りに練った演技より好きだとか言ったら、
それはファンではないということなのかなぁ。う〜ん。

ついでに、村井vs江角が、ド〜ンと大物対決してる隣で、
熱い割にえらく軽い演技かましてくれてた永井くん、
面白い比較対象になってて、いつもより存在価値高かったかも。
ただ「若いもん」というだけだと、三宅健くんがいるから
普段は華やかさでそっちに目が行ってしまいがちだけれど、
今回は「熱いのに、頭半分筋肉なのに、なぜかボケ」キャラが
真面目に熱い三宅くんよりも 和みになってて良かった。
いや、一番好きなのは猫背さんなんですけどね。

見終えてネットを見ているうちに気になる書き込みを見つけ、
先ほどの郵便物を拾い上げてみる。中に、帝国劇場の封筒。
まさかまさか・・・と思いながら開けてみると、中にチケット。
当たっちゃいました、レミゼキャンペーンオーディエンス。
この言葉、どうもしっくり来ていないし分かりにくいけれど、
要は、開幕前のお披露目に一般人も少し入れるよって例のイベント。
最前列とはいえ端っこなのは、センターは報道関係なのかな?

でも嬉しい。今回のレミ、7〜8月はとにかく買ったものの、
キャストの出来も好みも分からないまま買い足すのは怖くて、
結局、9月分はまだ1枚も手に入れてない状態なんだもん。
ミーマイを観に行った時、キャスト発表時の歌声はビデオで
数人聞いたけど、練習前のこともあって論外って感じだったし、
今回も数人聞かせてもらえれば、チケ購入の判断材料になる。
久々の生 駒田も嬉しいし、ちょっと楽しみです(*^^*)
ま、その休みのための前後の仕事量がちょい不安ですが(苦笑)


2003年05月05日(月) GW。

GW中ずーーっとお休みしてしまってすみません。
いえ、どこに出かけていたわけでもなく、休みでもなく、
ごくごく普通に週休1日で働いていただけなのですが。
私の職場って、どれも、新宿・原宿・渋谷などという
連休ともなれば人があふれ返る町の中にあるもので、
どうもねー、さすがにぐれるんですわ、一応は(苦笑)
たいていは窓のない部屋で働いてるからいいのですが、
外回りとか昼休みとか外に出る度、人込みにムカ〜ッと。
てめえら邪魔なんだよっ!!と、やつ当たりしたくなったり。

まぁおかげで、コカ○ーラのキャンペーンに何度も並んで、
Love Bodyのミニ缶を複数もらってきたりできましたが。
この あっさり感が好きで、はまってるんです、Love Body。
十六茶をさらに薄めたみたいな感じで、ほとんど水。
だったら水を飲みゃいいじゃん!という話もあるけれど、
ガルシニアやシトラス?の、微妙についている香りが嬉しい。
皆で飲みながら、ミニ缶は少し香りが濃いかも?と言ってたけど、
500mlペットだと、量が多いから飽きないように薄めとか?
そんな設定までしてるとしたら、さすが大企業。

匂いといえば、4日に1か月ぶりに甥っ子に会ってきました。
なんと!2か月ちょいにして既に首が座ってる?!と思われ。
抱き上げた時に ふにゃふにゃして怖い感じはしなくなり、
私も、立ったまま抱いて、よ〜しよしと足でテンポを取って
あやしてみたりする余裕もできたりして。少しホッ。
基本的に赤ちゃんは多少落としたりしたくらいじゃ
壊れたりするものじゃないらしいけれど、それにしたって、
どこを抱いても そこ以外が落ちていく感じは怖いもん。
笑ったり不機嫌だったり泣いたり、感情も見えてきて、
どんどん人間らしくなっていくのが不思議です。かわいい。
まぁでも、一日中一緒にいろと言われたら・・・・、
・・・・・・ちょっと妹を尊敬したかもです(^^;



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