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26日の感想を更新しました。 といっても、大したことは何も書いてませんが。
2月3月に観たいと思っていた舞台たち、 チケットを探してしまうと行かれない心配があるけれど これなら間違いないだろうと当日券情報を探し始めました。 夕方まで仕事して、行ける!と思ったら駆けつける。 行かれないなら行かれないで、まぁ納得していたはずが、 月間3本だと思ったら急に、なんで仕事のために そこまで我慢しなくちゃいけないのーっ?!と、 怒りが出てきてしまったみたいで。いかんなぁ。 その途中で何故か検察審査会をやったことがある人の HPにたどりついて読みふけったりもしていますが。
明日はジキハイ楽日。 初演より出来がいいということは感じられるし、 世間的にも絶賛されているみたいなんだけれど、 どうも自分的には気に食わないんだよな・・・。 2回しか観なかったことを後悔できると嬉しいなと、 期待しないようにしながら期待しています。
ギリギリですが、2月の観劇予定をアップ。 なんと月間3本で、我ながら驚いたりして。 だってここ数年、月平均10本以上が普通だったし、 2〜3月は特に怒涛の月というイメージだったし。
でも今年の2月半ば〜3月末までは多分、仕事一筋。 アホウな上司がなかなか腰を上げてくれなかったので、 新人も正式入社せず作業機械も納入されないうちに、 仕事量だけは12倍(!!)という事態に陥りそうなので。 全くもう、うちで優秀なのは営業さんだけ(泣笑) いやでもホント純粋に疑問。誰がやるんだろ?(笑)
現時点では拘束時間は長いものの優雅な仕事なので、 今日は仕事待ち中に、『最後の弁護士』見てました。 今週の被告は犯人だけど無罪でもあるというから、 先日の私の疑問に応えてくれないかなと期待して。 でもダメ。確かに犯人でもあり無罪放免もされたけど、 「同時刻の別の事件の犯人だと証明したことで」 (ネタバレはコスリ)で無罪にしたんだもん。 まぁそんなに簡単に答を教えてはくれないか。
とりあえず、答が見つかるかどうかはともかく 「何も言わない。『逆転裁判2』をおやりなさい」 と友人が言うので、同僚から借りる約束をしました。 あのゲームの1で「意義あり!」って叫ぶのは、 なかなか気持ち良くて続編もやりたかったしね。 今日仕事関連で見たもう1本のドラマ、先週分の 『ザ・ホワイトハウス』も裁判に関わる回だったし、 まだまだ裁判モードのままの かずきです。
腹痛で欠勤。 金曜に休む以上 相当ヤバイので、ジタジタしては 「○時までには行きます」と繰り返し電話してたけど、 3時過ぎに とうとう諦めて欠勤の連絡をしました。 原因としては、解凍してから丸2日忘れてた青汁を 賞味期限4日切れた牛乳で割って飲んだせいだろうけど、 どちらが悪かったのか分からないのが、ちょっと悔しい。 4日ぐらいなら過ぎても今まで平気だったから、 やっぱり青汁の方が悪くなってたのかなぁ?
せっかくなので、先日衝動買いしてしまった 『新版 刑事訴訟法の解説』を読み始めてみる。 いや昔々、裁判関係者に憧れていたんですよ。 自分が天秤座生まれなのまで嬉しくなるくらい。 試験管やビーカーを触れる仕事にも憧れていたので、 裁判官が無理なら血痕鑑定士でもいい!と思うほど(笑) 『被告人』で、その気持ちを思い出していた時 たまたま行った新大久保で法律書専門書店を発見。 その店なら消費税いらなかったし、つい購入。 難しい本は腸の活性化させるのに良いと言うし、 お腹具合悪いと寝てもいられないし、一日読書。
でも、あの舞台を観ていて一番疑問に思ったことは、 こういう本では解消されないような気がしています。 誰か知っている人、教えて下さい。 「弁護士が、引き受けた仕事を調査中に 有罪だと思ってしまったら、どうしたら良い?」 依頼人は無罪を主張しているけれど、自分には どうしても有罪だと思えてしまう場合や、 依頼人が自分は犯人だけど こうやれば あなたなら無罪にできるはずだと言った場合は? 検事が「無罪」だと確信した場合には、 警察に戻すとかやりようがありそうな気がするけど。
誰が見ても黒だろ?って事件の犯人を、 国選弁護人とかで指名されてやるような時は、 罪以上の罰に問われないようにするのが弁護士ですよね? でも有罪であることを知りながら無罪にするように 尽力したりする事もあるのかな?共犯にならない?
いや私どうしても、近藤弁護士の弁護の仕方が、 有罪であることは知ってるから、下手な所はつつかず、 証言の有効性を否定することに全力を注ぐ感じに見えて、 弁護士という職業にすごーく疑問を感じてしまったので。 マスゥード・フセインさんの言葉じゃないけど本当に、 「あなた方の職業をするには私は正直すぎます」だわ。 私じゃあ、どちらの弁護してるのか分からなくなりそう(^^;
『被告人』楽日&禅さんのAPT。 正直、前日も日付変わるまで仕事していて、 休ませてくれ・・・気分も大概あった日でもあり、 存分に堪能できたとは言えないかもしれないけれど。 でも、行ったかいはあったかなと。楽しかったし。
まず『被告人』。今日も私は弁護士が苦手だったので 「黒」に上げたけれど、楽日とあって結果は「白」。 でも楽日特典で「黒」バージョンも見せてくれて。 題材やカンパニーの雰囲気にふさわしく無駄な遊びのない、 きっちりいつもどおりの舞台の後に おまけとして。 その分、挨拶とかがなかったのは寂しかったけれど、 似合っていたから良かったのかな。 あ、でも、台詞回しや動きが大仰気味の方は数名(笑)
終演後、時計を見たら4時。 APTはそこから1時間弱の代々木上原で7時。 久しぶりのB師匠をナンパして食事。 ちなみに天王洲アイル内のイタリアンレストラン 「イル・プ×モ」の店員の物分りの悪さはすごい! 既に「ひどい」ではなく「すごい」と形容するくらい。 時間と忍耐のある時のみご利用下さい(笑)
りんかい線で移動して、禅さんのAPT。 「After Performance Talk」だから、舞台後のトーク。 今回は『ジキル&ハイド』上演中ということで当然、 ジキハイへのQ&Aが9割だったけど、よく考えてみたら、 私、今回のジキハイ気に入ってなかったんでした(^^;
再演ということで、禅さんもいろいろ考えて、 また作りこみを変えた部分も相当数あるようで、 いろいろ語って下さったのは楽しかったのですが、 初演と再演を比べたりしないと言いながらも、 やっぱり再演を気に入っているのが見えるのは、 私の思い込みや気のせいかな?1回観ただけだし、 変更点の話なども、ついていけなかったり。
ただ非常にショックだったのが、 成志ジョンに関して「下層階級出身のジョンを、 上流階級を嫌悪するヘンリーは気に入っている」 と言われたこと。2人の仲の良さってそんなこと? 本当にそういう設定になっているんだろうか? ダンバース卿のお宅ならありえないこともないだろうけど、 そういう成り上がり者が出入りするのは不自然な場所も 多々あったんじゃないのかな?チェックしてないけど。 何よりも、階級なんかと関係ないところでの 2人の友情に感動したんですけど、私は。
禅さんのAPTだったので突っ込まなかったけれど、 「上流階級の人間であっても」友人である方がよほど、 彼らの関係性が見えてきていいと思うのは私だけ? 多分、出身の設定なんて脚本にはないんだろうから、 演出家とか役者が言い出したことなんだろうなぁ。 本当にそうだとして、感じ取れていない私もダメだけど、 何か、すごぉぉぉいショックなんですけれど。
でもまぁ禅さんは、日程的に一番キツイ週の最後の最後で、 さぞお疲れだろうと思ったのが意外に元気そうだったし、 禅さんがこの場を本当に大切に思っていることが いつにも増して感じられたのが嬉しいAPTでした。 ジキハイ楽日にチェックすべき課題もたくさんもらったし。 チャンスは1回限りだから、頑張らなきゃ!(笑)
2003年01月24日(金) |
『被告人』4回目(^^; |
当日券で行ってきました、アートスフィアまで。 りんかい線が悪いのよ。職場から30分なんだもん。 家までも40分あれば帰れると思えば行けちゃうよ。 『シェルブール〜』楽日売れたからお金はあったし。
1階席前方の端っこと2回席2列目センター、 どちらがいいかと言われて迷わず2階をチョイス。 2列目ばかりだったから遠くから観たかったの。 おかげで1つ、大きなことを理解できたと思う。 つまりこの舞台は、台本から公平じゃないということ。
初見の感想は「脚本を真面目に演出した感じ」。 何となく、つまんない脚本だなーと思ったけれど、 その後ハマってしまって繰り返し観ていった。 そして今回思ったのは、私は間違っていたということ。 真面目に判決出そうと楽しむのは勿論いいんだけれど、 それだけじゃ、作者の想いなんて分からないらしいこと。
この舞台、形は有罪と無罪 どちらにも転びそうだけど、 作者は最初から弁護士を主役として書いている。 素直に観ていけば弁護士に感情移入して「無罪」。 ほとんどの人は個人的感情を吐露する部分はないのに、 弁護士だけは、弁護の最中ですら自分の過去を語り、 なぜこの裁判にそこまで思い入れがあるのかを語る。 1幕幕切れ。演出も周りのライトは落としスポット当てて。
検事役のファンだったり、有罪にしたいと思うなんて間違い。 そういえばこの作品、作者が被告として裁判を受けている 最中に書かれた戯曲だったなと思い出したりもして。 前方センターで観ていると、やたらと近藤弁護士ばかり 前に出てきて被告や検事が見えにくいなーと思っていた。 真面目に判決を考えようと思うと、他の人が話している時の、 被告・弁護人・検事の表情なども観たいのに、弁護中は いつも弁護士が真正面にいるから、他の人が見えにくい。 ジャマだよぉ(泣)と何度も何度も思っていたけれどそれは、 弁護士を見てくださいという舞台なんだなと、今更 実感。
カーテンコールでも、一番最後が近藤弁護士1人で、 その前が裁判官+証人×2で、被告と検察はその前なのが 役者としての格なのかもと思いながら納得いかなかった。 でも検察も被告も、作者的には大した重みがないのだと 思えば、少しは理解はできることなのかもしれません。 近くで観ていて理解に苦しんだ、弁護士プッシュの演出。 遠くから観て、納得はいかないけれど理解はできたことが、 ムゥ〜・・・と腹を立てながらも収穫だったかもしれません。
2003年01月22日(水) |
『人間風車』再々演2回目 |
休憩なし150分。
永作博美(サムの姉アキラ・女優)、入江雅人(平川・売れない童話作家) 河原雅彦(サム・知能障害31歳)、橋本さとし(国尾・売れてる童話作家) 山内圭哉(TVマン・平川と国尾の友人 他)、中山祐一朗、宇梶剛士 山西惇、三鴨絵里子、宮吉康夫、岩橋道子、高木珠里、岩崎大
『人間風車』2回目。 初見は最前列センターなんて席で観ていたけれど、 総代が調理器具の鎧を鳴らして のたうってた姿とか、 橋本さとしの口からぶら下がっていた某虫ぐらいしか、 鮮明に覚えているものはなく、迫力が足りなかった印象。 記憶自体も、前にビデオで観た再演版の方が鮮明だったり。 ビデオの公演より迫力が少ないって何よ?という感じで、 どうも今一つ、盛り上がりきれなくって。
今回はC列センター。6列目の観劇絶好ポイント。 なんとなく、脚本の凄さを堪能したという感じかも。 楽しくて楽しくて、結構たくさん笑わせてもらって、 ふと気づいたら何やらグロテスクな怖さに包まれていて、 目を背けたくなって、最後はしーんと哀しく辛い童話。 『ダブリンの鐘つきカビ人間』の時は、完全に異世界に 行ってしまったけれど、今回は現世のままであるだけに 怖さ・哀しさがリアルに感じられて、不快だけど好き。
目当てでありながら一番心配していた河原サムは、 最初のうちこそまだ段取り感が見えて覚めかけたけれど、 童話でない童話に入り込んでしまってからは、驚き。 前回の阿部サダヲの、とにかく恐怖を前面に押し出して、 ほとんど邪悪といってもいいビルだったのとは全く違い、 透明で信じやすい子供である故の怖さが出ていたと思う。 自分は復讐鬼・ビルだと信じ、不死身にまでなっていながら お話を愛する子供・サムでもあり続ける彼。
迫力では正直、完全に阿部サムに軍配が上がると思う。 でも、ビルとしてアキラを殺さんと手を振り上げた時ですら、 「聞け!」と平川が翼のある少年の話を始めると、 その魅力に抵抗できず入り込んでしまう姿が本当に自然だった。 彼は、芯の部分で真っ白で染まりやすい心のサムのままだと 素直に感じられたのが嬉しい。殺人を繰り返す人でありながら、 守ってやらなければならないような気分にさせられもする。
だからこそ、その結論がサムの死であったことが辛い。 お話に導かれるままに高所から飛び降りて死んでしまうサムを、 じっと見つめ続けているアキラに共感していいのか悩んでしまう。 彼女は「サムは子供じゃない、31歳なの。」と言い続けてきた。 泣いたからってあやしてやればいいというわけではないと。 何件もの殺人を犯した大人が死という結末を迎えることは、 彼女にとっては、辛いけれど正しいことだったのかもしれない。 でも私は、知能障害といわれる人々に対してどう接するべきか、 全く立場を決められないでいるだけに、どう対応していいか悩む。 「唯一の身内がそう決断しているのなら」と、中途半端な答だけ。 普段、考えたくなくて逃げ出しがちな問題だけに、 舞台で観せられるのは辛いし、真っ直ぐに評価しづらくなる。
そんなわけで、河原@サムは、私的には満足。 永作@アキラも非常に納得のいく態度を見せてくれて、大満足。 入江@平川は、ちょっと発音などに微妙な感想はあるけれど、 河原サムとの組み合わせだと、自己主張しすぎない感じが○かな。 周りは、あまり似合っていないなと感じた人もいたけれど、 山内さんがあまりにあまりに軽くてカッコ良くていいかげんで、 とんでもなくやっぱり魅力的だったので(要するに、好み(笑))、 ま、何がどうでもいいかなと。本当にそれでいいかはともかく。 やっぱり独りで観なくて良かったなとすごく思った舞台でした。
2003年01月21日(火) |
『被告人』初有罪バージョン |
1幕55分、休憩15分、2幕75分くらい。
近藤正臣(弁護士)・安原義人(裁判官)・戸井勝海(検事)・各務立基(被告) 後藤ひろゆき・川端槇二・山田敦彦・佐々木勝彦・小野妃香里 池田俊彦・市瀬秀和・香坂千晶・三村晃弘・角川裕明・佐々木勝彦 他に傍聴人の方々が、NLTとテアトルアカデミーから16名。
『被告人』観劇3回目。 入り口で、白地に「無罪」黒地に「有罪」と書かれた紙を 配られ、劇中で観客が掲げた紙の数によって多数決で、 その後の芝居(裁判の結果)が決まるという趣向の舞台。 劇場に入ると、今までの結果の紙が貼られている。 「無罪・無罪・有罪・無罪・無罪・有罪」。今日は7回目。 その前で、「じゃあ今日は無罪なのかな?」と話す人たちも。 初日っから各務@被告くんが邪悪に見えて仕方なかった、 目隠しされていない正義の女神の代理人である私としては、 「冗談じゃねぇ!あいつ絶対犯ってる!今日こそ有罪!」気分。
でも、初見の連れに言わせると「検事が被告より悪人面」(苦笑) 今日の戸井検事、目がお疲れモードでイマイチかっこよくない。 もともと嫌な奴という作りのキャラだけに、かっこ良さが減ると 確かに、悪人面と言われても返す言葉が全くない・・・(^^; ちょっとテンション高め?な部分も災いして、何となく今日は、 素直に「有罪」を上げられない気分も。
翻って弁護側はどうかというと、近藤弁護士、セリフ噛みすぎ。 題材が裁判だけに、流れを覚えてしまうとセリフは覚えやすくて、 たった2回観ただけなのに、間違えると分かるんですよね。 ここでこう言った部分を次に検事が突っ込むんだな、とか、 何度目かになると一々チェックしながら観ているだけに、 セリフを噛まれると、それだけで有罪にしたくなってくるの(^^; 弁護士助手?みたいな感じの市瀬さんもつられて噛んでたし、 弁護士なんて、陪審を煙に巻いてナンボと思っているのに (注:間違っています)、こんなんじゃ騙されてあげられない。
そんなわけで、今日も「有罪」にあげました。 連れは、いろいろ考えたけどそれぞれの側にポイントつけると、 微妙に「有罪」の方になるのかなという判断で「有罪」。 発表されるまで、すごーーくドキドキしたけど、結果は「有罪」。
初の、有罪判決バージョンでした。以下、ネタバレ。
有罪の方が戸井さんかっこいいよーと聞いていたけれど、 特に何という感じはしませんでした。別に、今日の、 少しいつもと違うテンションだったからとは思いませんし。 実質、立場としてはそう違わない。疑問を呈してるだけ。 明らかに違うのは、被告がどこまで悪かったかってことだけ(笑)
ただこちらの方が、 弁護士が被告とつるんでる印象が、素直に納得できたかな。 回数観れば観るほど、私には近藤弁護士が嘘くさく見えて、 自分が勝つために被告に嘘つかせてるように見えてきていて。 被告自体も、ロクな野郎じゃないことは確かなんだけれど、 この裁判の場でいちばん腹黒いのは、絶対 弁護士と見えるから、 やっぱりこの被告、ロクでもない男だったんだな〜、 でも、そこまで悪いヤツじゃないんだな〜ということで、 私的には、なかなか納得した結末でした。
あと残りは楽日の1回のみ。 もう1度くらい追加したい気分もあるけれど、どうしよう? 2回目と3回目については、有罪バージョンが観たいあまり、 自分の中で有罪の証拠ばかり集めていた可能性もあるので、 楽日になる前に、落ち着いてもう一度観てみたいなと思う。 脚本に文句言っていた割には、ハマってるなぁ、自分(苦笑)
2003年01月20日(月) |
『シェルブールの雨傘』 |
1幕45分、休憩15分、2幕70分くらい。 <出演>坂本昌行、藤谷美紀、星奈優里、中川眞主美、 大原ますみ、青木裕史、塚田三喜男、桝川譲治、仮谷孝之、 神崎順、宗田良一、斎藤レイ、佳田亜樹、東山義久、国友よしひろ、 ヒルナオミ、紀元由有、菅原由紀、北原美智子、田淵仁、中条友彪
うぬぅ・・・。 映画も一度も観たことなかったので、チケ取ってみたのですが、 普通 再演って、評判が良くなかったキャストって変えますよね? ってことは、藤谷@ジュヌビエーブは批判なしだったのかな? 地声で全部歌おうとする努力は認めるけれど、無理なら無理で、 何か対策を考えて欲しかったと思うのは私だけかなぁ。 歌が弱いなら、演技力でカバーしてみる手もあるのになぁ。
とにかく全体的に、演技する人が少なすぎた印象。 ジュヌビエーブ自体は歌うのに精一杯状態だし、 彼女のママ役の中川さんは、歌はさすがに上手だけれど、 毎回正面向いて何かを受け止めるような両手のポーズで 体揺らしながら歌われてしまうと、どうしたものやら(^^;だし、 また、2人の場面が多いんですよ(泣)辛くて辛くて。 最初の方で星奈さんが歌った時は、好きじゃないタイプと感じ、 ちょっと嫌かもと思ったけれど、歌に感情はこもっている分、 この2人よりはるかに舞台になっていて、後半、救いでした。
坂本くんは、頑張ってました。 でもちょっと、評価下がっちゃったかな・・・。 ABCミュージカルと『フットルース』では大好きだったけど、 踊ってナンボの人なんだなぁと、確認しちゃって少々残念。 歌声はしっかりしていて、甘くてちょっと好きな感じもあるし、 表情も瞬間瞬間では、ハッとするような魅力的なものもあるけれど、 続けた演技となると、どうも後1歩2歩3歩足りないという感じ。 嫌いじゃないけど、積極的に見るほどの人じゃないかも。
そんな中、めちゃめちゃ救いだったのが、塚田さんと東山さん。 塚田さんは、宝石店店長の役で、ほんの数フレーズ歌って。 オケに負けず前に聞こえてくる声に、歌詞もきれいに乗せて、 何のストレスもない歌がこんなに幸せなものかと思わせてくれ、 東山さんは、ジュヌビエーブに求婚する役の青木裕史さんが 過去の話を語っている時、その歌を踊りで表現してくれて。 青木さんも 初めて観たけれど、安心感のある歌声の方で、 そのソロの歌詞をまんま表現したような振付の踊りは、 恋の傷みを私なんかにも感じさせてくれそうでした。 わぁ〜・・、私、ミュージカル観てるよぉ(^^;とか思ったり(笑)
セットも好き。奥に向かって二等辺三角形が閉じるような形で、 頂点部分が少しだけ開いて通路になり、街頭が1本ともっている。 グローブ座の天井の高さとあいまった街角の雰囲気が、とても好み。 その前に、階段を置いたり玄関を置いたりして、セットチェンジ。 これはなかなか雰囲気があって好きだったかな〜。
何しろ、ジャニーズミュージカル向きじゃなかったのかな。 坂本君の良さを生かしきれず、相手役もイマイチな人で。 なかなか残念な気分の観劇でした。
2003年01月19日(日) |
稽古場見学会レポ(長文)。 |
友人に誘われて『ミラクル』の稽古場見学会に行ってきました。 当たったから行かない?と言われただけなのですが、 そんなものがあることすら知らなかった人間としては、 まさにラッキー♪な世界。好きなんですよ、この舞台。 頼まれたので、感想よりもなるべく細かめのレポを。
会場はアトリエフォンテーヌだったのですが、 最初に通された2階には普通の折りたたみ椅子が約10脚×4列。 ゆったりと部屋半分を占領して並べられた椅子を見る限りでは、 そこで演技の稽古ができる感じじゃないし、疑問だらけで。 でも、劇団の方がいらして説明してくださったことによれば、 人数が多かったため、急遽2チームに分かれて見学になったらしく、 私たちは後半に見学で、先に少し劇団の方による説明会ということ。 現れた男女各1人のうちの女性の方は、『HONK!』で 子アヒルを演じていた味岡えり子さんで、すごくラッキー気分。 間近で見ても可愛い〜♪と、ホクホク喜んでしまって。
ただ不思議だったのは、その内容が「ミュージカルとは?」。 「この中でミュージカルをご覧になったことがある方は?」から 始まって「ミュージカルに必要なものは何でしょう?」と続く。 不思議に思って、どういう経緯で手に入れた招待かと友人に聞けば、 案内ハガキが来て、申し込んだら入場券が届いたという話。 最初の案内ハガキって、どういう人に出していたんでしょう? てっきり、前回の『ミラクル』か別のフォーリーズ公演で アンケートを書いた中から無作為で届いたんだと思ってたのですが、 なら、ミュージカルを観たことない人がいるわけないし・・??
今回の『ミラクル』では横瀬さんの曲が増えたことや、 2幕で不評な場面を大幅に作り替えた話などもお聞きしたり、 旅公演では新鮮な反応があって面白い、逆に東京公演だと お客様が恐い(^^;みたいな役者さんの正直な気持ちも聞けたりで、 楽しかった約20分後に現れたのが、駒田一&井上一馬コンビ。 ちょうど、劇団の方が、壁に下がった一馬@エラソーニが使う 肉じゅばんの説明をしているところに現れて。
さすがというか異様なハイテンションで またでかい声で現れ、 「稽古では、じゅばんの代わりにクッション入れてるんですよ。 この間 家に遊びに行ったら同じ柄のソファがあったんですけど、 そこには今クッションがないから座ると硬いんですよー」とか、 「旅公演ではですねー、各地の名産品を売り歩くんですよ。 演鑑の担当の方に、誰でも知ってて受ける名産を聞いて、 自腹で買いに行って売ったりしてるんですけどねー」とか 笑い話をひとくさり、舞台用だね(^^;って大音量でしゃべり、 場を仕切りまくってテーマソングの練習を全員にさせて、 「では、下でお会いしましょう!」と、速攻で消えていって。
そしてようやく、地下の劇場で稽古場見学。 小さな劇場の客席部分まで全部を横に使っての稽古で、 劇場後部のピンスポなどを置いているだろう部分から見る。 稽古場の上手の上部が自分達で、自分たちの左手右が舞台奥の設定。 ・・・ので、高くて柵がなくて狭くて恐い(^^;でもよく見える。
見せてもらったのは3曲。 ダダとエラソーニが、アルに はじめましてする場面と、 ママって何?の話をする場面と、♪ようこそ嘘の世界へ。 助監督さんと歌唱指導さんが指導してたんだけれど、 さら〜っと聴いている分には何も分からない点をどんどん指摘。 いや、普通の人には気になるのかもしれないけれど、ブレスの 位置がそろってないとか、意味合いが違って聞こえるとかの点。 意味が違って聞こえたら気づくだろうし大問題だけれど、 大人数で歌ってて1人が違うところでブレスしてたって、 私には全然、分からないよぉ(^^;でも、それが問題なのね。 「歌稽古の時には、ここでブレスしなくてもいけるって 言いましたよね?」って。うひゃぁっ!って思いつつ見てた。
そして、歌いながら踊ると出てくる違いとかも。 「ママは もっともっともっともっともっともっと・・・」 という歌詞で、ダダとエラソーニが左右にテンポを取る振付。 さすがに最初に流して見た時にも あれ?と思ったけれど、 駒田さんと一馬さんでテンポの取り方が違うのよね(^^; 裏拍、表拍って、私にはよく分からないんだけれど、 どちらかがどっちか、片方が違う方でとっているみたい。 駒田さんが正解だったらしく、ずーーっと2人で歌いながら、 「もっともっともっともっともっともっと・・・」と左右に揺れてて、 もう、この場面多分、笑いなしでは見られないよーって感じ。 こんなおかしいの、練習中に見ていて、本番で 笑わないでいられるだけでも、役者さんたちってすごい!とか、 バカなことを思いつつ見ていました。いや、我慢しますけど。
見学自体も、3曲+テーマ曲を歌うだけの わずかな時間。 でも、お邪魔させてもらって おまけまでついてきて、 すごーく楽しい時間でした。ついでに何か引換券ももらって。 本番当日(東京では1日のみ)に劇場にその券を持っていくと、 秘密のプレゼントがもらえるらしいので、それも楽しみ。 駒田さんの言を借りれば「100万倍きれいな気持ち」になる 舞台で もともと好きなのですが、もっと楽しみになったかも(^^)
『被告人』初日、観てきました。 面白かったです。でも脚本は多分 面白くないみたい。 私は裁判というものが非常に好きで、法廷物のドラマや本は、 舞台が法廷であるというだけでも面白く感じるので、 その分、結構 真剣に傍聴して考え込んだりしていたのですが、 途中で時計をチラチラ見る隣の人の気持ちも分かったから。
何しろ、ありがちなネタの脚本を真面目に演出している。 役者さんたちは 非常にしっかりした演技をしているし、 後で「有罪」「無罪」の判定を聞かれるのだと思うと、 好きな役者だけ観ているというわけにすらいかず、 ひたすら真剣に証言を聞き、証言者の態度を見、 その時の被告の態度を見ることを考えてしまう。 だから、退屈している暇は無いし、ある意味面白い。 でもそれって、舞台の面白さとは違いますよね?
ただ、有難いことに目当ての戸井さんの役は検事で、 検事や弁護士は、手持ちカードを全部など見せずに 相手の出方を窺いながら話を進めていくものだけに、 結構チェックしなきゃならない人物だったのが助かりました。 しかもねー、なんか、ヤな奴なんですよ、この検事が(^^; 大抵、裁判中の検事やら弁護士やらっていうのは、 隠していることを掘り出そうとする姿が嫌だけれど、 それだけじゃなくって、紫のシャツとタイを合わせたり、 机に寄りかかって長い(長く見える!)足を組んだポーズで 助手の女性と ひそひそ話してみたり、無性〜にヤな奴。 エリート若僧でやり手の厭味な奴なんだなと分かりやすくて、 でも かっこ良くて、嬉しいやら悲しいやら。 ファンとしては、随分と幸せな思いができる役かも。
でも、模擬裁判に参加しているようで、参加していない。 裁判長が入室してきて舞台上の皆が立ち上がったら、 私も腰を浮かせたくなるけれど、自分は客席だからダメ。 検事と弁護士が証言に突っ込みを入れていても、 多分、「有罪」「無罪」どちらの舞台も観られるように するためにか、どうにもイライラする進み方の脚本。 本当の裁判って一度しか傍聴したことないけれど、 こんなんだったっけ?と、腹立てて、 こんなんじゃ結論出せるわけないじゃんよー! こいつ殺ってるよ、でも証拠がないんだもんーと腹立てて。
陪審しているかどうかはともかく、 傍聴くらいはしている気分になれたから、面白かった。 でも、客席の判断により「無罪」となった後の展開も、 それまでの本自体も、役者にだけ見せてもらった感じだった。 でも、何か違うだろ〜?という気分にはなった舞台でした。 本自体よりも、役者に見せてもらった感が強かったかな。 だから、面白かった。でも何か違うかな〜と思った感想です。
2003年01月15日(水) |
レミゼ キャスト発表第2弾 |
なんかもう、すっかり出遅れた感がありますが。 当日、自分はネット見られない環境にいたので、 友人にチェックして携帯に送ってもらったりして、 ほぼリアルタイムに知っていたというのになぜ今ごろ日記? 自分でもそれは思っているのですが(苦笑)
感想は。 う〜ん・・・、安くしてほしいなぁ・・・。 同じ値段で満足できるかと言われると、非常に不安。 10年選手たちと比べちゃいけないといえばそうだし、 誰にだって最初はあるんだからと言われるだろうけど、 なにせ私、レミ観始めたのが97年6月からですから。 自分が観始めた時の感じをいろいろ思い出してみたって、 今回のうち何%しかいない知っている役者さんに関しては、 どうも納得できるとは思えない小粒さが寂しいかも。
発表前から、バルジャン&コゼット&マリウスに関しては、 私のイメージはこれだ!っていうのが既にあったので、 ヤバいかな〜と思っていたのですが、マジで辛そう。 コゼットは、見知らぬ人ばかりなので逆に大丈夫そう。 涙だらけにさせてくれた安達コゼットを忘れて、 たったWキャストだから両方考えずに取って、 ごく普通に見比べて楽しめそうな気がする。
エポも、知らない人ばかりだから歌穂さんを忘れて。 ただし4人いるから今回歌って好評の新妻さんと 一応は知ってる笹本さん中心って感じで取るかな。 笹本ピーターパンを観た時の自分の感想を、 とにかく探し出さなくっちゃ!
逆に相当 辛そうなのが、マリウスかも。 実は、昨年 秋頃に、私の気になる役者さんNさんが、 結構良いところまで行っていると聞いていたんです。 演技力には まだ不安があるけれど雰囲気と歌が良い人で、 坂元アンジョ相手なら身長もいい感じだし、期待していて。 山本マリウスが、レミゼに合う歌を歌えるのかが不安な分、 彼に期待をかけていたのに、発表に名前がない・・・。 代わりにあったのは、バルジャンより年上のマリウスの名。 写真を見ても、今までのレミの方が似合いそうな雰囲気の人だし、 なんか・・・、マリウスどっちも選びたくないよぉ(ToT)気分。
ファンテーヌとマダムに関しては、一目観てみたい人は決まり。 下手に知っている人たちだけに、想像ついてしまったので。 化ける可能性もあるから、他の人も観なきゃとは思うけれど、 B席がどれくらい手に入るかによるかなぁという感じ。 観る前から おなかいっぱいになってる人もいるし(苦笑)
テナルディエとアンジョルラスは、どちらも可。 もしかすると、一番不安がないのが、彼らかもしれないです。 知っている人たちだけに、やっぱり想像はできちゃうけれど、 ファンテーヌやマダムみたいな拒否反応は出ない想像だから、 それなりに 私の許容範囲内のをやってくれるかなと思う。 現時点では、それ以上は望めないと思ってしまっているけれど、 半年で、器に似合う成長を遂げてくれることを期待できますし。 何しろファンしている人がいる分、若干 点は甘いですけど(^^;
アンサンブルも分からない人が多いし、 知っている人だけ並べてみても、本当に新しいレミになる感じ。 だからさ、東宝さんお願い、お試し価格設定してください(^^; レミ通い倒したファンとしては、「このキャストどうよ?」と、 ちょっと中指立てちゃうようなキャスティングであっても、 一度は観て、いろいろ考えてみたいと思うんですよ。 キャストばらけさせて20回以上観る人は割引とか、 過去の出演者名30人書けたら割引とか(笑) 無理だとは思うけど、マジで考えてほしいです〜(泣)
2003年01月13日(月) |
ショー劇『SHOCK!』 |
チケットが降って来たので『SHOCK!』行けました〜(*^^*) やはり「チケット無いの、行きたいの(泣)」は、なるべく大勢に 各所で言っておくにこしたことはないと実感したりして。 良席orB席orどこでも、まだ待ってます〜♪(笑)
で、行ってきた肝心の内容なのですが。 譲ってくれた友人の弁を借りれば「前回ほど面白くないね」。 確かに前回ほど、光一Loveモードに入れなかったかも。 結構「努力して」光一=白馬の王子様を体感しようとしたり。 でも、努力したらしただけ お返ししてくれるから、有難い。 だんだんと、白地に金刺繍なんて衣装が似合っちゃう人が ちゃんと王子様に見えてきて、十分キャァ〜ッ(*^^*)モード。 フライングで近くに来た時なんか、手振っちゃったし(笑) 白+金、紺+金、赤+金、〆のコンサートは黒+金のお衣装。 かっこいいわぁ、不思議にも。
ストーリーは前回とほぼ同じ。 今さんが背負っていた部分は変わってしまったけれど、 兄の遺志を継いで、BWで成功する夢を掲げてショーを作り、 認められてNYへ渡り、ショーは大成功するが・・・は同じ。 だから、大好きだった『白鯨』のパロ場面は残ってたけれど、 ショー自体は変わっていて、松の廊下とかハムレットは無し。 光一ハムレット、もう一度観たかったな・・・残念。 あんなに北欧の王子様なハムレットって観たことないし。 でも1年の間に成長したせいか、白+金より黒+金の方が 似合っていたし、今年は既にハムレットじゃなかったのかも? 今回 一番好きだったのは、赤の衣装で階段で剣振り回してる アクション場面でしたから。ちょっと男っぽくなったかな?
前回ほど素直に「キャァ〜ッ!」モードに入れなかったのは、 私が、脇チェックをしようとしてたからかもしれません。 チケット取れなかった生田斗真くんファンから要請があり、 彼のチェックをせねばならないとか、秋山純くんが好きで、 ちょっと見ておきたいなー気分とかあったりしたので、 「僕を見に来たんだよね?」に素直に うんと言えない辺りで。 生田斗真くん、友人には広末だとか総代だとか言われてたけど、 垂れ目にヒョロ〜とした体は相変わらずで可愛かったかも。 『スサノオ』では分からなかった歌声も結構○で、割と好き。 彼と並ぶと秋山くんは、やはりジャニーズとしては規格外で、 ショーよりは普通のミュージカルに出て欲しいなと思う。 でも本当は、そう感じる人がジャニーズに増えて欲しいのだけれど。
B席お値段だったからかもしれないけれど、満足。 いつも後ろで踊ってるジュニアのグループの中にも、 非常に聞きごたえのある歌声を披露してくれた子もいたし、 意外とこれからのジャニーズに期待していいかも?と思ったり。 いや、その子たちがアイドル路線に行かず、きちんと演技勉強して ミュージカル界に入ってくれればって話ですけどね。 無理な話なのかなぁ?考え方自体、間違ってるかなぁ?
2003年01月11日(土) |
大河『武蔵』第1回(再放送(^^;) |
昼休みが遅くなったので、初回を見逃してしまった大河、 ぼうっと、職場の難聴者用字幕の出るTVで見てました。 新之助君が主役だし、堤さん出てるし、見なくちゃ。 働いてる人が脇にいて音は出せないので、字幕が頼り。 効果音や曲が聞こえないのは寂しいけれど、 こういう場所では便利なシステムだよな。
第1回は子役からかと思ったら、いきなり本人出演。 関が原の直後から始まるので、2人とも落ち武者状態。 新之助君もいつもは浪人とかでも露な粋もかなぐり捨て、 TVに似合った凄みを出していて、すごいけど寂しい気も。 堤さんも予想どおり、情けな〜い君になりきっていて。 最近とみに、こういう力抜けキャラ増えてません?(^^;
それ以外のキャストは把握してなかったんですけど、 半分ほど話が進んだ辺りで いきなり、 海をバックに剣を振り回す長髪の剣士の後姿が。 そうか、武蔵といえば美剣士・小次郎ね!と、 喜んだ次の瞬間に映った顔は、・・・TOKIOの松岡?!
まさかまさかまさかと思いつづけた十数秒の後、 無情にもテロップが「佐々木小次郎」と出ました。 確かに松岡の顔は力説できるくらいかっこいいと思うけれど、 新之助の前半敵役がこの演技でいいのか?ホントか?(^^; それとも意外と出てこない作りの脚本なのかな? 吉川版『宮本武蔵』、読んだはずだけど覚えてないなぁ。
後半は、青年座さんたち出演。とは言っても、 西田敏行さんと檀臣幸さんしか確信は持てないのですが、 多分そうだと思うんだけど・・・な人が、他にも数名。 でも多分 全員、もう出てこないんだろうなぁ。 西田さんも壮絶にお亡くなりになってしまったし。
で、実はこの難聴者用字幕というのは懇切丁寧なもので、 オープニングテロップで名前がない「その他大勢」でも 名前があれば、台詞の際に名前つけてくれるんです。 檀さんがしゃべった時に出た名前は確か「雉子郎」。 なーんか引っかかる名前だと思ってネット検索かけたら、 吉川英治の川柳でのペンネーム(俳号っていうの?)でした。 原作者、こんな所で死んでてどうするよ(笑)
とにかくとにかく。 エンディングの「俺は強い!!!」で続けて見ること決定! 合間で歯磨きやらしながらで あまり真面目に見てなかった けど、この声には手を止めて見入ってしまったから。 この 純粋に強さに歓ぶ武蔵が、次回「お前を守る!」で、 どんなふうに人を守ってくれるのか楽しみです(^^)
友達に振られてしまいました(泣) 博品館で今やっている『BROKEN HEART 2003』に、 招待してくれる人がいると誘われていたのですが、 当日になって、予定が今日に変わったとの連絡が。 今週水曜日は、18:30まで仕事の日なのよぉ(ToT) でも、招待してくれるという人に我がままも言えず 彼女は「ごめんね」を残して行ってしまいました。
もともと舞台は、お金払って観るものなんですけど。 普段は1万円以上でも、当たり前に払ってますけど。 でも勝手だけど、無料で観られるはずだったという 気分があると、¥5500が高く感じられてしまうみたい。 友人には 「じゃあ自力で行くねー」と言いはしたものの 金額を見て、う〜ん・・・と唸ってしまう私。
初演の不評、今回のキャスト変更、観てきた友人の 割合に好意的な感想などなど考え合わせて、 結構 真剣に、¥5500の価値を考えてみています。 KOHJIRO君、石原さん、観たいけど、どうしよう? 少々お金が無いくらいなら、きっと何とかなるやと とにかく買ってしまう私にしては珍しいほど、 真面目に考えてみています。ちょっと楽しい(笑)
2003年01月06日(月) |
再演『ジキル&ハイド』2日目 |
ジキハイ再演開いて2日目、観てきました。 行く前の時点では、池田成志に対しては 「怪しい奴」(笑)というイメージがはりついていて、 誠実を絵に描いたような段田ジョンの後では どう見えるかなぁ?と、なかなかの心配もあり。 知念さんは、初日の評判はまずまずだったものの、 初舞台だから、どれほどのものか全く分からない。 まぁ詳しく言えばこんな予想を持っていたんですね。 正直、それほどの期待感はなくて、でもこの舞台の アンサンブル陣のハーモニーの素晴らしさは覚えてるから それだけ聞ければS席1回の価値はあるという感じで参加。
・・・・・で。 成志ジョンに惚れた(*^^*) もう本当に、驚愕したね、私は。理想の親友に見えたもん。 ヘンリーに必要なのはこういう人物だと、マジで思った。 融通利かないヘンリーをジョンは大切に思ってるだろうし、 ジョンの軽やかさは、考え過ぎがちなヘンリーの救いだと思う。 互いに相手の何に惹かれて友人なのかが、すごく良く分かる。 研究室でハイドがジキルに変わって見せた後、それでもジョンの 手を拒んだジキルに対するジョンの気持ちも切実に分かった気が。 友人に頼ってもらえない怒りや悔しさで、私は泣きそうでしたから。 大体はエマに感情移入しがちな私にとって、このジョンが ヘンリーの側にいてくれることは、本当に心強かったです。
そのエマ。私も結構 好きかも。 確かに歌は、裏声になってからの声量のなさとかが 気にはなったけれど、もともとの声は結構好きだったし、 ヘンリーへの信頼から来る芯の強さというのかな? そういう感じが前面に出ているのが、私には好印象で。 ♪In His Eyesや♪あれは夢 なんて見惚れてしまいました。 やっぱり私がエマに求めるのは、まずはヘンリーに対する 絶対の愛情と信頼なので、それがあるだけで嬉しいし。 しかし、プリンシパルの中で一番納得して観られるのが 新加入の2人って、何ででしょうね(笑)
それらの人物形成を支えたのが、脚本変更かなという印象。 論議の的だった唐突でブツ切れの歌詞やセリフが、カットされたり 噛み砕かれたり説明が加わったりで、大幅に分かりやすくなっていて。 人間関係とか心情を必死で読み解こうとしたりしなくていいのは、 商業演劇である東宝ミュージカルの良さだと思っていましたが、 そこを追求し、悩まず気持ち良く観られるように変えたのは大評価。 いや、分かりにくい方がリピーター魂は刺激されますけどね(笑)
肝心の鹿賀さんは、昨日聞いたとおり絶好調に元気でした。 彼も「分かりやすさ」を追求した様子で、鹿賀節もあっさりめ、 真っ直ぐに近い歌い方で思いのほか伸びる歌声で聞き取りやすく。 ♪This is the Momentなども気持ちよく、若返った印象あり。
ただそうなると今度は、ハイドとの差が減っちゃうんです(^^; あの凄みのある♪Aliveなんて大好きだったのに、色気が減って。 ルーシーが今回非常に老けて疲れた作りのせいもあってか、 ♪Dangerous Gameもルーシーの死の場面も、どうもつまらない。 こんなはずじゃないのに・・という印象の方が私には強かった。 ♪Confrontationでは笑いをこらえるのに苦労しましたもん。 「同じ人じゃん・・」と苦笑するのを我慢しようとしているのに、 後ろでは火が燃え、七色の光が回り、歯車も回り、火花が散り。 どこを見ればいいんだよぉぉぉ(^^;と気が遠くなっていました。
そんな感じ。私がNYで観て惚れた 「ストーリーの矛盾は無視!とにかく勢いで魅せちまえ!」 (暴言ですが)的なJ&Hは、ますます影を潜めた印象。 多分、日本で作るものとしての方向性は間違っていないし、 私の好みにも近づいてきてるんだろうとは思うけれど、 何とはなしに中途半端で、前回の迫力は薄れた感じかも。 細かく表現する鹿賀丈史という役者の印象から考えると、 これは良い方向に思えるのに、彼の前回の迫力が消えて 寂しいのは どうしてなんだろうなぁと、疑問に思う私です。 ま、初日2日目だから。楽日を楽しみにしています。
2003年01月05日(日) |
なぜかもう1日寝正月。 |
ね・・・眠い(^^; 体調悪いせいでしょうね、寝ても寝ても眠いのは。 ついでに、飲んでも飲んでも のどが渇きますぅ。 これって非常ぉぉに、観劇には悪い体調かも。 明日は『ジキル&ハイド』なのに、どうしよう?
でも昨日は、根性で仕事を終わらせました。 『Shoes On!』への未練たらたらだった事もあり、 友人連中との新年会は途中参加1時間だけで仕事に戻り、 結局 日付が変わるまで頑張って、5日の休みもぎ取り。 でも、11時頃に目が覚めて博品館に電話したらやはり、 「現在 立ち見を販売しておりますが、今からおいで いただいても残っておりますかどうか・・」とのお言葉。 そうよね、楽日だもんね、私が甘かったです、はい。 大人しく諦めて、家で寝ていることにしました。
後は、ジキハイ初日に遠征してきた友人に会いに 日生劇場まで出かけて、挨拶して帰ってきただけ。 思ったより知念さんの評判が良いのは嬉しいけど、 なぜ誰も主役に対する感想は言ってくれないの?(苦笑) 「元気そう」って、それは舞台への感想ではない気が(^^; でも深く追究せず、自分の目で確認することにします。 明日 観るし。あのアンサンブルの歌声は健在らしいので、 気持ち良いハーモニーを聞くのが楽しみです。
2003年01月03日(金) |
明けましておめでとうございます。 |
A Happy New Year〜。 今は4日昼、職場からのご挨拶です(^^;
大晦日からようやく年賀状を書き始め、 会社分を書き終えた時点で新幹線飛び乗って帰省、 帰るなり風邪で寝込んでいた かずきです(苦笑) おかげで丸3日ネット落ちという、久々の事態となり、 年末年始のご挨拶、全部すっとんでしまいました。 一年の計は元旦にあるそうなので、今年一年は、 朝寝して昼寝して夜寝する生活していいのかな? だとしたら、それはそれで非常に魅力的ですが。
結局、4&5日両日とも仕事となってしまったため、 昼公演しかない『Shoes ON!4』は観られないこと確定。 クリスマスイブに行かれなかった時点で今回は無理かもと 思ってはいたのですが、実際そうなるとショックかな・・。 今回は、藤浦さんや本間憲一さんも戻ってきて、 男性陣フルメンバー+女性陣というすごさだったのに。 評判も良いので、この後のツアー先の人、観て下さいね(泣)
そんなこんなで。 今年の観劇初めは6日『ジキル&ハイド』の予定です。 その週末には、不安と不安と期待の『人間風車』もあるし 今年もまた、観劇続きの毎日になりそうな感じです。 できるだけ少し仕事して(笑)たくさん寝て、体調を整えつつ どの舞台も、全力投球・誠心誠意で観ていきたい。 今年も、そんな抱負。今年もよろしくお願い申し上げます。
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