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或阿呆の人生
kimko



 次回はもっと充実させたい その8

起床は7時くらいである。おかげさまで今朝の目覚めはすっきり。天気もなんとか雨は降ってない。晴れなくても雨降らなければいいや。最後の日まで雨に祟られてたら戻ってからがしんどくなる。全然気分転換にならないしね。

朝飯は頼んでないので部屋でぼけーっとする。関西人っぽい同室人とニュース見て突っ込み。ずっと寝ている同室人はやはりまだ寝ていた。8時過ぎくらいに宿を出る。朝飯食ってたが、別にそうおなかもすかない。チャリかついでトランク引きずって急坂上ってバス停へ、ああしんどい。

バスに乗り込んで出発を待っていると、明らかに同宿人らしい人たちが4,5人やってくる。カップルだけじゃなくて老若男女いることがわかりました。バスはエンジンブレーキ全開で坂を下って駅前着。駅前とはいってもバスターミナルには入らないのでちょっと距離歩く。とりあえず、コインロッカーのところに行き、自転車組み立て。駅のほうから「SLニセコ号がきます、見たい人は入場券買ってGO!」みたいな感じの放送が聞こえてきた。見たかったけど、節約のため見ず。

問題は、カギである。チャリに乗る以上カギは必須だ。が、札幌のどこかで落としたので今はない。ニセコは特に盗難の心配のあるところでチャリをとめなかったのでいいが、何しろ小樽である。とりあえず、小樽だったらあるだろうし、とりあえず100円ショップを…と思っていたら、駅の隣にあったじゃありませんか!とりあえずチャリ畳んでダッシュで店内へ、それらしきところを物色し、カギ発見。これでなんとかなるわ。

さて、お次はどうしようということであるが、小樽交通記念館は行っておきたいが他はどうでもいいやぁ、みたいな感じである。何しろお金ありませんから!!適当に海のほうへ走ってみる。石畳とまだぬれている路面で18インチ車では走りづらい。と、小樽運河についた。まだ9時過ぎなのに人がいっぱいだ。人力車の勧誘もうるさい。果たして荷物なくてチャリに乗っている自分はどう見えたんだろう。まぁ、こんな時間にここにくるんだから地元民とは思えないよな。

そのあと大きな道を走り2年前に来たガラス館やオルゴール館を素通り。金ないですから。そのまま大きい道走ってもつまらんから路地へ。詳しいことは一切わからずとも方角はわかるのでなんとかなると思いつつ走る。が、思ったより上り下りの激しい街だ、小樽というところは。途中で、手宮線跡というところに出たのでそこに入る。線路があって、その横は歩道やベンチがあって公園のようだった。

どんどん西(だと思う)方面に走っていくと、垢抜けた感じから港町という感じになっていき、交通記念館着。入り口近くにチャリ止める。駐車場はがらがらだからいい感じだろう。窓口で入場券買うが、940円、ちとびっくりした。それだけの価値があるならば問題ないが。

入ってすぐに売店があるのでのぞいてみた。なんともすごかった。お宝、というか、一昔前のレーシングカーのプラモがいっぱい!デビュー当時のシューマッハやルマンで優勝したマツダ車のプラモ探している人は迷わずここにくることを薦める。にしても、この品揃えはいったい…

さて、本題。結論から言うと、陸上を走る乗り物好きな人だったらどこかは必ず楽しめる、そんなところ。一番多いのは鉄道関係だけども、2輪、4輪も結構ある。今世紀初頭のチャリとかスバル360とか、未だにあるのかぁ、といった感じ。

鉄道系は何が充実かというと、明治時代の客車と機関車がどーんと室内展示されていたり、屋外には現役を引退した特急列車、旧型客車、急行列車、普通列車、現金輸送車や貨車なんかがたくさん展示されていて、自由に中に入ることができる。おもしろかったのがトイレで、ちゃんと使えるように改造されていた。いったい、こんなトイレ誰が使うんだと思ったが…遠足らしい小学生が多数いたのでうるさかったけど、昔の列車の雰囲気を味わえて非常に楽しかった。結構アンティークが好きなのである。

急行列車のグリーン車に座ったり、座席やインテリアのつくりなんかを見ていたのだが、そうしたら雨が降ってきてしまった!傘ないしチャリは外で野ざらしだし…と思いつつ室内へ避難。なんだか疲れているのでぼけーっと座って外へ。13時を過ぎていた。雨はいつしか止んでおり一安心。

目的を達成してしまったのでとりあえず駅へ戻ることに。かといって、札幌行っても特にすることないといってしまえばそれまでなのだが…ともかく、21時までは時間をつぶさなきゃいけない。

駅着。とにかく猛烈に腹が減る。一応今日まである程度出すところは出して切るところは切った結果、今日の昼夜を食べるくらいの金は残ったので、昼食をとることにする。メニューは、フェリーの中で散々食ってしばらくはいいやと思っていたラーメンだ!運河のところにラーメン店がたくさん入っているところがあったのだが、そこは混んでいたし、団体観光客だらけで1人で入れるような雰囲気でもなく、駅前の「味の時計台」に入ることにする。ここが、味はよくわからないが名はすごく知られているところなのでなんだかほっとする。

味噌ネギチャーシュー麺を注文。せっかくここまできたんだから味噌である。チェーン店ではあるけれどうちの地元の味噌に比べりゃうまい!なんかすごくほっとした記憶がある。普段は味噌のスープは飲まないのだけど、このときばかりはキレイに飲んだ。

さて、やることもないので札幌に行くことにする。小樽では10Kmくらい走ったが、このままだと札幌ではそれとは比べ物にならないくらい走りそうな感じだ。なにしろ、金をかけず時間をつぶすにはチャリで走り回るのが1番だ。混んでいる快速を横目に空いている普通列車に。

が、札幌市内に入ったら俄然混み始める。立ち客も出始めたので札幌下車のときに迷惑になるし大変だからということで琴似で緊急下車。どうせすぐ次がくるんだし。これが都市部のいいところだ。次の列車に乗って札幌で下車。

改札通ろうとしたら駅員に呼び止められる。詳しい規則の話になるのだが、苗穂〜札幌が二重乗車になるので差額を払えと言う。で、広告まで持ち出していろいろ言い出す。旭川方面から札幌経由して千歳方面に行く場合はそうだ。が、ニセコからきた自分にはまったくお門違いでしょう。なんだか切符見てないというより、適当に吹っかけて無知な人間相手なら金を徴収しようという気さえ感じられた。言い終わったところでニセコの文字を指差すと、一転「再度乗るときは有人窓口通ってください」だって。それでもあまりJR北海道に対する感情は悪くなってない。なぜなら、うちの地元はそんな丁寧に応対しないからである。非常に抑圧的だ。

さて、みどりの窓口に行き、今夜の指定席の禁煙車が空いてないかと再度聞いてみるが満席。人気は高いようだ。チャリを組み立て、とりあえず北大に行ってみる。台風で倒れた木を撤去する作業をしていた。ポプラ並木にも行ってみたが、ただでさえ老朽化で立ち入り禁止にしているところに台風が直撃したもので惨々たる状況。ガイドブックの面影は一切なく、木が覆いかぶさっているだけで並木といえるものではなかった。

そのあとは、駅前のヨドバシカメラに行き、物色。にしてもここはでかい。単体で比較すると有楽町のビッグカメラとどっちが大きいかなという感じ。有楽町のビッグは最近行ってないから記憶が薄れているが。ヨドバシといえば「ま〜るいみどりのやまのてせ〜ん」という歌だが、さすがに札幌では違った。見たこともないようなMP3プレーヤーがたくさんあり、iPodもうかうかしてらえないなぁと思ったり。個人的には駅周辺に止まっている自転車の種類の豊富さも見ていてうれしかった。

そのあとはすすきの方面へ走ってみる。明るい時間なのでそう人はいない。客引きの人なんかも立っていたりするが、まだまだガラガラだ。歩いている人にはしきりに声をかけているが、チャリの自分には誰1人声をかけず。これはどこでも同じみたいだ。だいたいすすきのは観光客目当てが多いだろうから、チャリに乗っている自分は地元民と認識されるのだろう。そのあとは、狸小路を端から端まで、途中CD見たりしながら歩く。人多いので乗れない。1〜6丁目まではきらびやかな感じなのだが、7丁目に入ったら昔のアーケード街、といった感じになってしまい面白かった。

当てもなく大通公園へ。そうしたらパンクなバンドがライブをやっていた。暗くなるまで彼らの演奏を聴く。全国ツアーがどうのこうのと言っていたから札幌ではそれなりに有名なのだろう。にしても、街中で爆音が聴けるとは思わなかった。その後は、大通公園を端から端まで走る。途中で、「ミニ大通」という気になる案内を見つけたので行ってみることにする。既に暗いのだが時間はまだまだだ。

しばらく札幌駅方面に走ると、両端に車1台が通れるくらいの道があり、真ん中に並木道がある道路が出現した。散歩にはちょうどいい感じだ。ここがミニ大通だろう。ガイドブックでも見たことなかったのでびっくりした。普通に市街地だし、大きな道路と何本か交わるのだが、誰一人散歩している人はいなかった。結構落ち着いた感じで好きになった。本家大通が1.5kmなのに対して、ここはだいたい900mくらいだった。それでもだいぶ長く感じたのは細いからだったのだろう。その後は、渋滞の車を追い越して、駅周辺を経由して食事に行くことにする。やはりラーメン。どこにするかは狸小路を走っているときに決めておいた。意外と狸小路の数字の大きいところはラーメン屋が多い。

今度はしょうゆチャーシュー麺を食べる。やっぱりおいしい。ここなら毎日1食はラーメンでも店は多いし、メニューも豊富なので結構飽きずに食べられそうだ。その後は、またすすきのをぐるぐる走る。夜になってネオン全開になってわかったことだが、意外とすすきのという地域は狭いことがわかった。その中に数千件と言われる店がひしめいているのだからすごいものだ。歌舞伎町以北最大の歓楽街と言われる割には客引きは思ったよりいなかった。なぜかホスト自体はたくさん歩いていたけど。

そのあとは豊平川を渡り、3日間泊まった宿の横を過ぎて豊平公園まで行ってみる。 別にこれが目的だったわけではなく、本来なら国道36号に出る気で走っていたのだが、どこで何を間違えたかいつまでたっても国道には出ず、結局静かな公園に出た。よくわからないのでしばらく休憩した後また走る。今度は中島公園に来た。なんか、朝夕はここを歩いてくる人が多いので何かあるのかなと思って色々走ってみたが原因は特定されず。その後はコンビニ寄ったり、なんなりして、なんとか21時くらいになる。結局札幌市内での走行距離は30kmを少し越えたくらいにまでなっていた。

チャリを畳んでコインロッカーから荷物出してホームへ。指定席だから特に並ぶ必要もないのだけどやはり習慣である。21時半過ぎたあたりで入線。結構早いもんだ。ドアを入るとすぐミニサロンがあり、荷物置き場があったので、チャリはすぐにそこに置いて車内へ。席に着き、ほっと一息。この車両に乗るのも2年ぶりだ。グリーン車からひっぺがしてきたシートだけあって快適。高速バス並に倒れるし、足元もゆったり。フルに倒したら後ろの人の顔まで見えそうな勢いだ。なんだか、交通記念館にあった急行用グリーン車の座席と全く同じだった。

その後は、トランクもそこに置いて、車内の観察。カーペットカーはほとんどまだ人はいなかった。禁煙車は7割くらい。まぁ、いずれ満席になるのだろう。喫煙車は6割くらいだった。

22時出発。駅に止まるたびに思うのがとにかくこの運転士、運転下手だ。電車なら腕前の差というのはあまり出ないのだが、機関車に客車をつないでいるタイプだと、機関車と客車それぞれにブレーキがついているので、発進、停止時にうまい下手がもろに出る。とにかく振動がひどく、「電車でGO!」だったらものすごく減点になるだろうなぁと思いつつ乗っていた。

若い女性ほど洗面が早く、なかなか最初は歯磨きできなかった。洗面所で歯磨きしていると、20代半ばくらいの女性がなんだか話しかけてくる。「飲用にしないでください」と書いてあるので、口をゆすいでも平気か、とのこと。しかし、こっちは歯磨き粉で口の中いっぱいだしまともにはしゃべれない。「飲まなきゃ大丈夫」ともごもご言ったらなんとなく理解してくれたようだ。

車内は自由、指定とも結構若い人、しかも女性が多い。この時期に本州に何の用事があるのかと思うが、それだけ需要があるというのはいいことだ。禁煙車禁煙車とこだわっていたが、別に夜行列車は寝るときはタバコはすわないし、夜になってまで吸いまくる人はあまりいないので、昼間ほど影響は受けない。大して煙の被害にあわないままいつの間にか眠る。が、運転が荒すぎるので駅に着くたびに起きていたが。座席で寝る、というのはかなり慣れてしまったので、青函トンネルの轟音もよくわからず熟睡できた。

2004年09月25日(土)



 夜遊び好きな神は昼間に降臨した その7

起床ほぼ7時。やっぱり気持ち悪い。頭がんがん。目覚めは最悪。とにかく、ビールのみ、つまみほとんどなし、変なテンション、それがいけなかったようだ。まあいい、とりあえず飯は食わねばならぬ。この状況なら日常生活なら完全に朝飯はパスなのだが、こういう状況下なら何とかなってしまう、はず。

とはいえ、やはり二日酔いの身に豪華な朝食はすべて食べきれるはずもなく、いくつかを同室人にあげ、さっさと部屋に引きこもり、寝る。そしたら、昨日無愛想にしていたおねーちゃんが食事に出てきたようで同室人たちと雑談しているのが聞こえた。どうも間が悪い。昨日こっそりと見たら森尾由美に似た感じだった。が、そんなことをどうのこうのしていられる状態でもない。とにかく気持ち悪い。

彼らには今日は小樽に泊まると言っていたのだが、実は宿の予約を取ってない。昨日の夕方何度かかけたのだがまったく出なかった。相性の悪い宿、っていうのはあるものだ。昨日はすすきのの話が出ると小樽に泊まるからと回避してきたのだが。ってわけで、何度目かの電話をかける。と、出る。大丈夫だという。予算節約のため夕食だけお願いする。

そしてまた寝ていると同室人2人が戻ってきた。なんでこいつらこんなに元気なんだ!?なんだか昨日成金兄貴が言っていたことは酔った勢いでもなんでもなくマジらしい…こういう人もいるんやなぁ。しっかし、今の自分には遊べるだけの体力と気力が残っていない。また酒なんか飲んだらどうなることか知ったものではない。特に、今日彼らが行こうと考えているところはとにかく周りに乗せられるだろうところなのでかなり自分にうそをつかなくてはならず、しんどそうだ。

枕元に置いてあった本を返しに部屋を出る。向こうではホテルの部屋をシングルからツインにしようと電話をしている。彼らはマジでヤってしまうようだ。

列車の本数が少ないので小樽までは成金兄貴と一緒にいくことになった。外で、同室人同士3人で会話しているとマイクロバスみたいなものが来ておねーちゃんを乗せていった。何かやるんだろう。さいたま君のバイクを囲んで色々と会話。400CCのバイクでも、原付しか乗ったことのない自分にはモンスターに見える。こんなのでかっ飛ばしていくんだから恐ろしい。まぁ、何もなしで50Km/hで坂をチャリで下っていくほうが恐ろしいといわれたが、そこは感覚の問題だろう。

10時過ぎの列車に乗るので9時半くらいに宿を出る。車酔いが心配だったが幸いこみ上げてくるものはなかった。駅に着き、荷物を持ち、列車を待つ。そこで、成金兄貴の北海道遍歴を聞いたりする。こういう、初めて会った人とも気軽に行動を共にできるというのが一人旅、YHの魅力だと自分は思っている。しんどいながらも階段を上がって下り、ホームへ。単行のディーゼルカーが入ってくる。あいにくロングシートしか空いてなかったがそこに2人座り、成金兄貴が携帯で撮ったここ3週間の北海道旅行の写真を見せてもらった。ジャガイモ堀りやらすごい展望台でハイキングやらサイクリングやらいろんなことをしている。

と、つかれてしまったのかいつの間にか2人とも寝てしまっていた。結局うつらうつらしながら余市まできて、そこでボックス席が空いたらしく成金兄貴に起こされて移動。ここになって彼は「どうしてすすきので豪遊するなんて言ってしまったんだろうな〜」なんて言ってた。

小樽に着いた。ニセコからおよそ2時間半。長すぎる。自分はここで下車、成金兄貴は札幌へ乗り換えだ。ここでお別れかと思ったが、どうやら外へ出たいらしく一緒に改札を出、トイレへ。そしたら自分の悲惨な昼食生活を聞いている彼は飯をおごってやろうという。すすきの豪遊フルコースおごってもらうのは気が引けても、昼食くらいならそう心も痛まない。何しろ、そんなことを考えている余裕もないくらい昼食問題は切実だったのだ。彼も昼飯が食べたいと言っていた。

で、駅構内にある某ファーストフード店へ。自分が遠慮して単品を頼むと、勝手にセットへオーダー変更、なんともすばらしい。ここに神がいたよ!これで夜までひもじい思いをしなくてすむ。。助かった!バーガーポテト食いつつ神のフリーター時代の話を聞く。神はすごいときは月300k円ほど稼いでいたらしく、その給与明細が残っているというので何も言ってないのに見せてくれた。労働時間がすさまじいことになっていた。フリーターというのはそういうものなのか?就職したら収入が減って困ったとも言っていた。

さて、神が乗る列車の時間が近づいてきた。今度こそお別れだ。そういや、この人、自分の同級生にそっくりだ。改札前で堅い握手してお別れ。旅先で出会って、連絡先交換してその後も連絡取り合う、なんていうのは稀なケースだ。だいたいはこうして一期一会。それもまた、一人旅の魅力だと思う。本当は、それからもずっと付き合い持ちたい魅力的な人はたくさんいるんだけどね…ここの旅行記見るたび思い出す。彼ら、彼女らは今どこで何をしているんでしょうか?

さて、どうしようかと考えていたが、天気は悪いし、金はないし、気力もない市で、とりあえず宿の方へ向かうことにする。バス代は所要時間から400円くらいはかかるかと思っていたが市内均一運賃で200円だった。助かる。というわけで、バスに乗り、出発。15分の間、終始坂を上って天狗山の終点到着。平地下り一切無。ダウンヒルおもしろそう、というよりも怖い、という印象だった。ニセコなら信号も車もないのだが、小樽は信号たくさん車たくさん人たくさんでいざというときの対応はまず無理だろう。だいたい、終点付近には17%という坂があり、こういうところを自転車で走るのは自殺行為に近い。信号赤で止まれるか!?

さて、まだ14時になったばかり。チェックインは15時からだ。とりあえず、自転車持ち運ぶのはつらいので、組み立てる。と、バスの運転手が来てちょっと会話。やはりこの自転車注目の的である。

自転車を押して歩いてちょっと下ったところに今日の宿があった。扉は開いたもののスタッフは誰もいないので外に出て、坂を上ってロープウェー乗り場付近をうろちょろ。そこから見える市内の景色はいいものだった。幸い雨も降ってない。

15時近くなったのでまた宿に戻る。相変わらず留守だったが、ちょっと待つと人が戻ってくる。受付して、部屋へ入る。部屋から直接市内の景色が見えるという今までに泊まったことのない感じの部屋だ。もちろん、道路からも丸見えなのだが…風呂は16時半くらいにならないと入れないというからロビーに出て色々本を読んで過ごす。16時半、風呂へ。浴槽はあまりに熱すぎて入れず、シャワーで済ませる。昨日入ってなかったから湯につかりたかったがそううすめるわけにもいかないし。

その後はTV見てぼけーっと過ごす。日ハムプレーオフ進出か?、というのをしきりに放送していた。今日の試合に勝てば進出、負ければそれまでというぎりぎりの状態らしい。同室人が1人来たが、まったくぶっきらぼうで取り付く島なし。

18時半過ぎ、キレイな夜景の見える食堂で夕飯。海鮮物のホイル焼きをメインにした和食で非常に美味。そういや、YHの食事の当たり外れは今までほとんど経験ない。夕食は皆無だと思う。以前は食事がひどいとかいう話も多かったようだが、今のところ自分が泊まっているところは運がよいのか何なのか問題はない。

日本在住が長そうな外人と夫に先立たれて遺産と年金で優雅な1人旅をしてるように見える老女が日本語でどこがいいだの会話をしていた。そのとき他に食べていたのが自分しかいなかったので会話を振られる。まぁ、わかるところわからないところあるので適当に返しておく。金持ってそうだという印象しかなかった。雨は強い。にしても、ここはカップルが多い。基本的に未婚カップルは別の部屋になるはずなんだけどなぁ。ここの部屋構成がわからないからなんともいえないけどやたらと2人そろって歩いている男女が多い。イチャつくならお城みたいなホテルに行ってくれ。族みたいなカップルもいるし、純粋に1人旅を楽しんでいる人や外国人もいるしで多種多様な人がここには泊まっているようだ。

結局同室人は19時くらいには寝てしまった。早すぎる。と、もう1人同室人がやってくる。彼はもう寝ている人がいるので色々荷物まとめがしづらいとかこぼしていた。いくらなんでも寝るのが早すぎるとはいえがちゃがちゃするのは確かにしんどい。彼はほとんどロビーで過ごしていた。自分は、たまに夜景を見たり、部屋で音小さくしてテレビを見たり、宿泊客が書き残していったノーと見たりして過ごす。こういう日も必要かな、なんて思うような穏やかな時間であった。昨日が騒ぎすぎただけに。23時くらいには就寝。明日は最後の日だからなんとか天気は持ってほしい。

2004年09月24日(金)



 峠のメッセンジャーと呼んでくれ その6

なんとなく4時くらいに目が覚める。特に意識したつもりはなかった、はずなんだが。空模様が気になって起きてカーテンを開け、窓を開ける。オリオン座が目に飛び込んでくる。その周りにも見たことがないくらいの星たちが。普段かけないメガネをかけてゆっくり見ようという気持ちはやっぱり起こらなかった。とにかく、しばらく我を忘れて空を見上げた。

再び起きたのは6時45分。外はこれまでの数日が嘘のように雲ひとつないくらい真っ青な秋の空。これなら今日はガンガン走れる。7時くらいに朝食。だいたい普段は適当に食っているのだが、これまでしばらく朝飯が食えなかったしチャリで爆走する予定なのでひたすらパンを焼いて食べる。そのあと部屋に戻り、買ったばかりのバッグの中身を走り用に入れ替え。9時くらいに自転車の調整をする。とはいっても、ブレーキなんかのガタが起こってないかくらいでたいしたことではないが。空気圧も特に問題はない。これが低いとどうしようもないなぁ。同宿人にいろいろ折りたたみ車について聞かれて答えたりして9時45分くらいに出発。服装はチャリ屋のTシャツにした。

最初はとにかく上り。いきなりしんどい。まぁ、準備体操にはいいのかもしれないけど。結局1.5kmほど上りバス停へ。地元ではこれほどの上り坂は、っていうか上り坂自体がほとんどないので疲れやすいはずなんだけどいつもと違う空気が疲れを感じさせない。これに限らず遠くへ出かけるとそういうもんだ。

さて、バスに乗車。と、整理券が出てこない。運転手に突っ込もうかとも思ったがなんだかいつの間にか出発。客は自分含めて3人しかいないしどうにかなるか。とにかく上る上る。途中スキー場の隣にあるホテルなどに寄り道をしつつ、昆布温泉というところで少し下り。しかし、その後もずっと上り続け、下車する神仙沼の直前でようやく下り。3,40分乗って下りは10分もない。ってことは多少登れば後は下りで爆走できる。750円、結構高い。

やたらとライダーが多い。しかも、ほとんどリッターバイク。年齢はいい年したおじさんがほとんどで、若者女性はほとんどいない。とりあえず、ライダーたちが休んでいるところで自転車組み立て。そしてトイレへ。何気に水洗だった。「水は運んできてますので節水にご協力を」と書いてあったが、この水の流れようを見ると大きいほうだとちゃんと流れるのだろうか?、と変な心配をしてしまった。

さて、だいたい11時になる。このまま下ろうかとも思ったが、せっかく神仙沼があるので歩いていってみようかなとも思う。鍵がないのが唯一の心配。どうも見る限り道は木道なので、いっそチャリを押していこうかとも考えたのだが北海道新聞あたりに「自然散策路に自転車を持ち込んでいる若者がいる」と投書されても困るので、それはやめにする。ちょっと考えて、こんな山の中でチャリをパクってもどうしようもないだろうということで、折りたたんでハンドルぐらぐらにしておいて出発。あれなら仮に乗っていこうとしても乗れないし。

ってなわけで、神仙沼までだいたい1km。10分歩いて10分見て10分歩けば30分で帰ってこられるだろうと考え歩き出す。天気はよく多少汗ばむくらいになっており、タイミングがよかったなあと思いながら。最初はゆるい上りが続くので早足だと少し大変。山を歩くときのお約束ですれ違う人たちに「こんにちわ」連発。結局、1人で来ていた人は絵を描いてた老人と自分くらいしかいなかったのでさぞかし頭の逝ったヤツに見えただろう。まぁ、もうそんなことは気にならないくらい出かけているけど。返答率はほぼ100%近くてほっとしました。っていうか、返ってきそうな人たちにしか言わなかったというからくりなのだが。

10分くらい歩くと日光戦場ヶ原みたいな湿原が出現。高山植物や低いマツの木がある。その先へ行くと神仙沼があった。水は冷たい。魚はいない。生物はカモ一羽しかいず。水深は最高でも2mくらいだということで結構低いな。終止木道を歩き、だいたい30分くらいで戻る。ジャスコにでも行くような幹事で4,5人同年代の人間がいたのだが、彼らはなんだか異様な空気だった。

駐車場に戻ると売店の係員らしき3人が自転車を取り囲んでいた。「どうしたんですか?」と聞くと「いや〜、小さくなっているからすげぇなぁ」とか言う。「岩内のほうから上ってきてすごいなぁ」とも。バス停は岩内方面だからバス停でチャリを組み立てて押してきた自分はそう見えたのだろうか。んなこたぁないと説明。で、「組み立てるとこ見せて」と言われたのでささっと組み立てると歓声が。「いやぁ、すごい」とか「目の保養になった」とか自転車組み立てただけなのに相当喜ばれる。きっとこの自転車は女の子なのだ。

ってわけで、11時半過ぎに駐車場出発。しばらく上り下りを繰り返す。上りはこれまたかなり続くのでしんどかったがこれを上れば一気に下れると頑張る。やっぱり追い抜いていく車やすれ違うオートバイには奇妙な顔をされる。覚悟していたことだけども。

5kmくらいそれをくりかえしたら最高地点へ。あとは、山道を20kmほど一気に下ればそこはニセコ市街地になる。さっき買った天然水を飲み、あとはペダルを思いっきりこいで加速、一気に下る。

一気に40Km/h突破。カーブも堂々と真ん中を走ってちょっとブレーキかけて30Km/h以上で抜ける。既にこの時点で未知の世界なのだが、思いのほか舗装がいいのと、交通量が少ないのと変なテンションも手伝って意外と恐怖心は感じず。更に加速しようとペダルをこぐと50Km/hも越え、最終的に55Km/hまで到達。もはや18インチ車では異次元だし、走る前はフレーム剛性の心配もあったりしたのだがいざ下ってみるとそういうことはあまりない。

何キロか下ったところで、五色温泉への道がわかれていた。このまま下ると時間が余りすぎるし、ちょっと下りも物足りないかな、そう思って、ずっと上りが続く五色温泉への道へ入る。標識には4kmってあるから20分もあればどうにかなるだろう。

とはいえ、シャレじゃなくずっと上り、上り、上り…である。確かに景色はよかったりするのだが、あとどれだけ上ればいいのやらと思う。途中でいろいろ写真撮ったりして3km少々いったあたりでトンネル。そこを抜けると温泉宿が何件か。その先はなんだかすごい上り坂があったので、その手前でやめておく。この山を越えれば倶知安だ。

さて、あとは取って置きの下りだ。ニセコ市街まで20km、たぶん40分もかからずに着くだろう。4kmを6分少々で下り合流地点へ。そこのカーブが結構きつくブレーキかけて減速するもかなりブレーキが消耗する。そりゃあ40Km/h以上から20Km/h近くまで減速するからなぁ。そのあとは、とにかく下り。限界に挑戦するため40Km/h切ったら加速を繰り返すという日常ではとてもじゃないが考えられない速度で下る。もはや何かの中毒状態である。結局昆布温泉で下り坂が平地になったところで全開走行終了。12kmを結局16分足らずで走った。最高速は56.5Km/hまで伸びたがこれ以上はなかなか大変だろう。

さて、正午も越えていたし昼飯だ。とはいえ、金がないので札幌で買った4個170円のミニメロンパンしかない。ちょうど甘露の水という湧き水があったのでそこで水を飲み、メロンパンを2個食べて休憩。その水はかなり有名らしく、多くの人が車で乗りつけ、何十本もペットボトルを持ってきてひたすら水を汲んでいた。異様な光景だ。自分は500mlを飲み、更に500mlを汲んで出発。ここからしばらくは上りが続くので10Km/h出るかどうかで上る。そこで、今回唯一の自転車とすれ違う。向こうはニヤニヤしていた。

上りきったところであとは下り。また、30〜40Km/hで爆走したが、カーブで少々段差をつけているのはいただけなかった。確かに、ドライバーに注意を促すにはそれがいいのだが、チャリでは危険である。まぁ、こんなとこチャリで走る人間はそう多くないけど。バス停を通り過ぎ、ニセコ駅のほうへ下る。坂は常時どれくらいだろう、7,8%以上の傾斜はあったと思うが、ついにこがなくても50Km/hを突破してしまった。ニセコ大橋でようやく平坦になり、歩いている小学生のびっくりした顔を見ながら追い越し、ニセコ駅まで一気に下る。

さて、これからどうしようか。まだ13時半くらいである。宿に戻るには早すぎる。とりあえず、倶知安方面に走り、また五色温泉通って帰ろうかなと特に深くも考えず走る。が、正直坂道を上るのがしんどくなってきた。思わず降りて押して歩く。永久に上りが続くわけでもなし、4Km/hで歩けば5時間あれば20Km進むと楽観的に考え歩く。坂が下りになると乗るの繰り返しで、国道5号線に出、そこもおなじような感じで走る。そうすると比羅夫駅への分かれ道に出る。どうもこのまま倶知安に行くのはつらいので比羅夫に寄り道することに。ここは駅が宿になっているのでその様子を見るのも面白いかなと思ったのだ。

脇道に入り、ややきつい坂を下り、更に行った一番低いところに駅があった。ちょうど24時間前に自分が乗っていた列車が到着したところで2,3人下車していた。その様子を見て今度はニセコ方面に帰ることに。もはやこれ以上はなれるのは危険だ。山の中を走ってると唐突に学童注意の標識が。どう見ても学校はおろか人家もないところなのに…数百メートル走ると謎は解けた。木造の小学校があったのだ。ここはちゃんと現役校舎だったが、今日は祝日、誰もいなかった。小ぶりな校庭でちょっと休み、またニセコ方面へ。相変わらず道はアップダウンなのでとにかくきつい。走行距離自体はまだ50Kmにもなってないし、そのうち30Kmくらいは下っているのだが、上りに対応できていない自分は体力の消費が激しいようだ。

最後、宿への道でようやく下りになるが、宿が坂の途中なのでまたブレーキがすごい音を立てる。15時半くらいにようやく到着。とにかく疲れてしまったのでそのまま眠りについた。走行距離だいたい54Km。楽しかった。

なんとなく目が覚めると同室人がいるようで荷物が置いてある。どうもライダーだな。そしてまた寝る。また起きると同室人がいて挨拶。どうも見る感じは同年代だ。なんとなくヤクルトスワローズの五十嵐投手に似てるなぁと感じた。今日でYH5泊目なのだがようやく「ユース」な人と一緒になれた感じ。デジカメの写真やどういうルートを通ったとか話しているともう1人同室人が来る。またこの人も同年代の感じだ。少し話をすると彼はすぐ温泉に出かけていった。

ライダーの彼は自分の隣県の人だったし、従兄弟が住んでる隣町の住民だったのでその辺の地元ネタでも盛り上がる。温泉に行った人は食事の直前に帰ってきた。

自分は2泊目のためいくら丼ではなくいかそうめんだった。でも、ちゃんと追加で一品つくのね。トンカツやロールキャベツがあって、1日爆走した自分にはちょうどよかった。そのときの会話でライダーの人は19、JRで回っている人は24であることが判明。だいたい同じ年代かなというのは合っていた。しかもその2人は社会人だ。食卓でまたいろいろ会話に花が咲く。やはり同年代だと会話も弾むものだ。どうやら今日の宿泊客はこの3人みたいだ。昨日は3人ばらばらだったので人が少ないと1人1部屋かなと思っていたが、同年代だと同じ部屋にしてくれるみたいだ。こういう気遣いはありがたい。

部屋に戻って3人で雑談。さっきまで温泉に行っていた人、バイクで来るつもりだったが免停になってしまい、車を使う仕事だったため仕事にならなくなって長期休暇もらってこっちにきて3週間経つとのこと。JRで回っているらしい。そしてびっくりなのが3週間経つのに旅費が減ってないという。どうやらパチスロで稼ぎまくっているようで、帰りはなんとトワイライトエクスプレス、しかもディナーつきときた。最初はスイート狙っていたというからなんだか金銭感覚が麻痺している感じが…まさに成金。そのあとも3人で盛り上がっていると21時くらいになり、アコーディオンの音色が聞こえてくる。ってなわけで、アコーディオンライブ。この人、北海道のアコーディオン協会の会長もやっている人でその道では有名らしい。そんな有名人の演奏が無料で聴けるとはうれしい限り。紅茶を飲みながら、アコーディオンが意思を持っているかのようなすばらしい演奏に耳を傾ける。贅沢な時間だ。

途中で、女性が1人入ってくる。またこの人も同じくらいの年代だろう。コンサートは45分くらいで終わり、後は質問タイム。アコーディオンはでかいハーモニカを2つ持っていることや、左手側にたくさんついている黒丸はそれぞれいろんな音色を奏でることができることなどいろいろためになった。結局女性はすぐに戻ってしまう。っと、そこで成金の人(自分はこのとき兄貴と呼んでたので以下そうする)が、「君たちももちろん飲むよね〜」と売っているビールを持ってくる。我々残りの2人は何も言う間もなく飲みに突入。「金は俺が出す」と強気だ。結局冷蔵庫に入ってた瓶ビール2本、缶ビール6,7本がすぐになくなる。ここで、時間も経つので談話室に移動し、自販機のビールを買いまた続き。最終的に更にビールは5本くらい追加された。

彼ら2人はすすきのでの遊びの話となり、あれよあれよという間に明日すすきので遊ぶぞという話に。石鹸だのキャバクラだのの話に花が咲く。なんなんだこのほとばしるエネルギーは!もちろん自分も誘われるわけだが、マジで金がないと言っても「金なら気にするな、5万くらいなら出す」だのとても正気では考えられない発言を成金兄貴は連発。正直、気持ちは相当傾いたのだが、そこまでしてもらうのは人としての良心がかなり痛む。それに、裏を抱えて働いている人がかなり多いため素直に騒げない、ただでさえ人見知りだし女性との会話が苦手という自分の変な欠点もある。多少は経験しとくといいみたいにいろんな人に言われてはいるけどもね。ここで、こっちに来る前に金策を怠ったことを後悔し、札幌でバッグを買ってしまったことを正しかったのかと少し考えた。ちゃんと金策をし(貸した金を返してもらうこと)、バッグを買わなければそこで遊ぶ金はなんとかなるくらいはあったのだ。

フリーな現在、そういう遊びをしてみるのも悪くないし、手馴れた人と行くのだから怖い目にあう心配も少ないけども…結局そういうところには行くなということなのだろう。以前1度連れて行かれたパブではコンパニオンのおねーちゃんと馴染めず同級生と2人でしゃべってた自分だからなぁ。ちょっと興味のあるところもあったけど、今は別に後悔はしてない。相当べろべろに酔っ払い、0時過ぎにぐっすりと就寝。吐く寸前まで飲んだから明日大丈夫かなぁ…

2004年09月23日(木)



 今更ほっかいどーはでっかいどー その5

今日は7時前に起床。部屋の人たちは結構もうみんな起きてニュースなど見ている。そして朝からニュース見て突っ込みを入れていた。20代、30代、50代といろんな世代の人たちの会話で面白かった。朝飯はジュース1本。またゆっくりと9時くらいに出発。3日間同じところに泊まるというのは初めてだったがなかなか滞在してみるというのも楽しいものだ。

天気は予想通り悪く、霧雨が多少降っている状態なのだが、自転車で札幌駅まで行くことにする。荷台がやばい状態なので、トランクはくくりつけずに手で持って走ることにする。

9時過ぎていたので既に通勤客はなく雨が降っていることもあって道はガラガラだった。が、途中、脇道から飛び出してきた車にびっくりしてブレーキ!ただでさえ安定性悪いのに片手で走り、滑りやすい石畳の道でブレーキかけたもんだからどうしようもない。たまらず転倒。まぁ、自分自身は転倒しなかったのだが、チャリは少し横倒しでスリップする状態に。向こうは「大丈夫ですか?」とか言ってきたけどもまぁ大丈夫でしょう。今回2度目のチェーンはずれ。手が真っ黒になるがさっさとチェーン取り付けて駅へ。手がいい加減しんどくなってきたあたりで駅着。時間は大してかからなかった。

駅前は自転車乗り入れ禁止とかなっていたが、その看板の前で自転車片付け。久々に自転車かついで駅へ。予算はギリギリになってきたので、とりあえず帰りの切符だけは買っておかなければ。いつの間にか使ってしまっていて気がついたら金がない!という事態にもなりかねん。ニセコで使うお金もおろさなきゃいけないが、ATMが駅ビル内にあるため10時にならないと開かない。ってなわけで、鉄道警察の前にチャリを置いてふらふら。警察の前なら盗難の心配もないだろう。10時になり、お金を下ろす。にしても、ホント手数料って高い。いったい105円なり210円なりの利子がつくにはいくら預ければいいのだ、というような時代だから。

とりあえず、みどりの窓口へ。人口自体はうちの県庁所在地の4倍以上いるのだが、鉄道利用者は少ないのか窓口には誰も並んでいない。うちの県庁所在地はいつでも人がいっぱいだ。とりあえず、25日の夜行列車の指定席を取ろうと思う。案内画面でも空席ありってなっていたから問題ないかなと思っていたが、まず狙っていたカーペットカーは満席。禁煙車も満席。仕方ないから喫煙者を取る。まぁ、夜行列車でそうタバコを吸いまくる人はいないからいいんだが。自由席で行くよりはよっぽどよい。あとは、札幌から地元までの学割切符を購入。なぜか学生証の確認をしなかった。本州の会社は基本的に厳しいのだが。

11時半くらいにニセコ直通の列車が出るのだが、それまで待っているのもなんだかなぁなので、小樽まで先に行くことにする。小樽で1時間くらい待つことになるがたいしたことではない。快速はいつも混雑していて自転車持込は迷惑がかかるのですいている普通電車で移動。とにかく眠かったので海に出るまではうつらうつら。海に出るとやっぱりすごい!、そんな感じ。

小樽は雨がひどかった。どっちにしろお金もないので駅の外に出ることもない。ホームには鐘があったり、ランプがともっていたり古いレールが屋根に使われてたりと見ていたら結構すぐに時間が経った。今日の宿に、ニセコに着く前に連絡くれと言われてたので何度か電話してようやく向こうが出る。買い物にでも行っていたのだろう。駅からバスに乗って最寄のバス停で待っているとのこと。発車20分くらい前に2両編成のディーゼルカーが到着。新型だ。人がどさっと降りて乗り込むが、微妙に人が乗っている。列車自体が少ないから仕方ないか。いろいろ移動するが結局トイレ横のスペースに自転車を置き、その隣の席に落ち着く。

ここから倶知安までは1年半前に通っているのだが、そのときは雪に埋もれていたので全然違う印象だ。とはいえ、雨が降っているのだが。前回は旧型車両だったので喘ぎながら走っているという感じだったが、今回は新型だったので走りも軽快。余市くらいまではそれなりに家もあるのだが、それから先はひたすら原野の中を走り、家が出てきたら駅、そんな感じだ。携帯は電波が届くのだが、PHSは駅以外では全然使えない。この原野が北海道らしいなと思いつつ列車は走る。

ニセコまでもう少しという倶知安で20分ほど停車。これを利用してやっておきたいことが2つある。1つは、駅前の湧き水を飲むこと、もう1つは切符の経路変更である。倶知安の駅前に水があるという情報は得ていたのでぜひ飲みたいと思っていた。どこにあるかちょっと心配だったが、駅を出てちょっときょろきょろするとすぐに見つかる。日本一の水と書いてあり、冷たくておいしかった。そのあとは駅に戻り窓口へ。先ほど、札幌から地元までの切符を買ったのだが、実際乗るのはニセコからなので、そうしたほうが絶対お得になるだろうという判断。結局750円のプラスで済んだ。ニセコから札幌まで買いなおすとなると1700円近くなるので節約を旨としている現在は非常に大きい差だ。

14時少し過ぎにニセコへ到着。10人少々下車。それなりに名だたるところだから駅員がいるのかと思いきや運賃箱に切符を入れろとのこと。無人駅かと思ったが窓口はあり切符を売っている。おそらく人員不足で改札まで人が割けないのだろう。キオスクもあった。一応ちゃんとした観光地だからか。

7,8分の待ち合わせでバスがあるというが未だに止まってない。ちょっと不安になったところで車庫からバスがやってくる。乗ったのは結局3人。駅はかなり低いところにあるらしく、ひたすらバスは坂を上っていく。宿の案内を見たときは5,6kmだというのでうまくいけばチャリでもいけるかなと思っていたのだが、どうやら相当しんどそうだ。5分くらいでバス停着。230円。バスを降りると車がうしろに止まっていて、非常に強面な人が立っていた。「ええ、マジかよっ!」と少々思いつつ近寄っていくと「どうぞ」と意外に物腰が柔らかそうな声だった。

荷物を積んでもらい坂を下る。今度はずっと下りだ。しばらく下ったところに今日と明日の宿があった。廃校になった小学校の校舎を利用しているというところでとても興味があった。受付をしていると「温泉に入りませんか?」とのこと。今すぐにでも出発できるというので部屋に荷物を置き、タオルだけ持って出発。まだ15時前だ。こんなに早く宿に入るのもはじめてだし、こんなにすぐに風呂に入りに行くのもはじめてだ。にしても、1人だけなのに送迎して問題ないのだろうか。

車はまた坂をひたすら上り、周囲にはそれ以外に何もないようなところの一軒宿に着く。ニセコアンヌプリ温泉とあった。にしても、ここは坂しかないようで、かなり歩いたり自転車はつらそうだ。

宿に入ると売店があった。誰もいなかった。左を見るとカウンターがあって、若いにいさんが2人いた。宿でもらってきた割引券見せて300円払う。露天風呂は掃除して入れている途中なので熱いとのこと。脱衣所に入ったらやたらと源泉100%と宣伝してある。このご時勢、そういうイメージは大切だろう。それは実際に入ってみればわかりそうなところだが。

浴室に入り、浴槽に足突っ込んでみるとアホみたいに熱い。これでは入れそうにない。しかし外も熱いというしな、とかは思ったが、これではどうしようもないのでとりあえず露天風呂へ。結構な大きさだ。入ってみると確かに熱い、でも入れないほどではない。内風呂は熱湯コマーシャルだあれじゃ。

雨が降っているがそれでちょうどいいくらい。お湯が出てくるところに近づくと熱くなってとてもじゃないけど入っていられないのですみっこのほうでじっとする。一応露天風呂は板で区切られていて男女別に分けられているようだがどうも下のほうに隙間があってこれでは女湯が労せず見えてしまう。まるで「田代の湯」だなぁと思っていたのだが、よくよく周りを観察すると普段お湯が張られるラインがあって、そこまでお湯が満たされればそのような心配はない。そりゃそうだよな。

とにかく熱いので入ったり、岩の上で休んだりを繰り返す。多少硫黄のにおいは漂うのだがきつくはない。とにかくべらぼうに熱い。週に2回くらいお湯抜いて掃除するとあったので、あと2,3日すればちょうどいいのかなと思いつつ我慢の限界が来たので出る。着替えながらよくよく見てみると温度は50℃以上あるらしい。これでは普通に入れっこない。その熱い源泉を冷まさずにそのまま流しているところが本物だと感じる。体の温まり方もぽかぽかではなく、体の中心から燃え上がってくるような、そんな感じだった。

エントランスに戻ると、旅行者らしき2人がいろいろ会話していた。売っているものを見ると、アイスがいろいろあったので、変な五穀米アイスみたいなものを買ってみた。節約とか言ってる割にこういうものに金を使うのが自分らしいというか。まあ、なんでもかんでも切り詰めてしまってはおもしろくないもんね。

その2人はライダーらしく、ビールを飲みながらタイヤの安い店はどうだのすすきのの石鹸はどうだの昼間から非常にできあがってる状態だった。16時に迎えに来るというが結構こういうときの時間は長い。と、車がやってきた。外に出ると、その2人もやってくる。なんと、同じ宿の宿泊客だったか!

てなわけで、宿に戻る。まだ食事まで2時間ある。天気が悪いせいか結構冷える。半袖では厳しいのでロンTを着る。そのあとは、部屋のノートを読み、案内を読み、地図を見る。明日の自転車をどうするかな。そこに、おじさんが通りかかったので聞いてみるとすべて舗装道路だという。だったら自分ので山下りしようと決意。で、現地までどうやっていくのがいいかときくと、バスで行くがよかろうという。バスは10時だ。なんか今回は全体的に朝がゆっくりだなぁ。トイレを覗いてみたら簡易水洗だった。宿に泊まってこういうことははじめてだったのだが、まるで大草原の小さな家のような立地条件なので下水道はないのはもちろん、なかなか浄化槽を置くこともままならないのだろう。

17時40分過ぎ、飯となる。一般的な料理の中で目を引いたのがいくら丼!この時期は追加料金なしでいくら丼がつくというのでここにした、というのもある。とにかく金がない今回、追加料金もなくいくら丼が味わえるのはうれしい。デザートのメロンもおいしかった。そのあとはまた部屋へ。宿泊客は結局3人だったが、3人とも別の部屋だ。ここは宿泊客が少ないと1人1部屋にするタイプか。まぁ、だいたいそういうところが経験的に多いような感じはする。

ここはもと小学校ということで体育館もある。が、30畳あるかどうか。少なくとも、ドッジボールのコートより狭いところだ。そこに、ピアノや音楽関係の本などいろいろ置いてある。舞台だったところが談話室になっていて、本やテレビがある。床には、大きなぬいぐるみが大の字になって寝ていた。そこで、しばしぬいぐるみに寄り添いながら普段は読めないようなジャンルのマンガを読んだり、なつかしのマンガを読んだりしてすごす。にしても、あずきちゃんは絵が雑すぎ、いくらなんでも。

21時からアコーディオンの演奏があるとかないとかいうことだったが、どうも来客がきているようで今日はないようだ。楽しみにしていたのだが明日も泊まるので明日に期待だ。その後は、ひたすら本を読み続け、0時過ぎくらいに就寝。なんとか雨はやんでいる。うまく夜起きて星が見られたらなと思う


2004年09月22日(水)



 平禄寿司があの都市の寿司に見えていかん その4

今日の同室人も6時くらいに出て行った。チェックアウトが6時からなのだが、そんなに急いでどこへ行くのだと思う。ここは、立地からして、北海道に来たばかりの人がどこかへ行く前に泊まるか、これから帰る人がフェリーなり飛行機なりに乗る前に泊まるかが多いと思うのだが、なんだかなぁである。

かくいう自分も、今日も起床が9時くらいなので逆に遅いのであるが。ここまで遅いというのもこれまで例がない。だいたいは8時くらいに行動を開始するのだが、滞在しているとそういうことになるのかな。天気が悪くなるという予報が出ているので今日は自転車には乗らないことにする。予定もまったく流動的だ。

とりあえず、地下鉄に乗って札幌中心部に出る。時間はギリギリ10時になるかならないかくらい。どうなるにせよ少なくとも今日は15時くらいまではここで時間調整をすることになる。とりあえず、駅ビルに1年半ぶりに入り、店を物色。

だいたい遠出してパルコ系の店に行くと入るのがバッグ屋と服屋なので、まずバッグを置いている店に入る。ちょっと見回すとメッセンジャーバッグっぽいものがあった。タイプはリュックとショルダーがあり、デザインが非常に目に付いた。ちょうど自転車に乗るときに機能的なものを探していたので、丁度いいなぁといったかんじ。

案の定店員がやってきていろいろ話を聞いて、中も見せてもらったり背負わせてもらったり。防水性は抜群で炎にも強いとしっかり本体に書いてある。素材がビニールだかポリエステルに特殊加工している感じなので軽い。やはり自転車に乗るときは防水性と軽量性がものを言う。おまけに収納性もかなり高い。業界紙の表紙を飾ってるというくらいだから評価は結構いいのだろう。以前地元でちょっといいなぁといった感じのものを見つけたのだが、それ以上にいい。

札幌では取り扱っている店が少ないとか言っていたけども、関東人の自分にはあまり関係のないことである(笑)、逆に言うと観光客には見えてないっていうことでそれはうれしいことであるけど。というか、今調べてみたら取り扱いは北海道でそこだけだった。ちなみにこのタイプ

ってなわけで、後は財布との相談になるが、ここで2万近く出してこれを買っても、残り今日を入れて5日なんとかいけるだろうという判断。これから土産などを買わなくてはいけないし、荷物が増える。帰ってからの使用頻度はおそらく最高レベル。ってなわけで損はないと判断し、購入しちゃいました。色は黒。奇抜ながらも落ち着きがあるのでだいたいなんでもいけるなといった感じ。

今日の行動を左右する筋と少々連絡して、LOFTで散策。そのあと西武へ。ほとんど日常的なお買い物になってきた。だが、朝から何も食べてない。一応今日は夜まで節約しようと考えていたのだが、これではもちそうにない。しかし、あまりお金はかけたくないが…と通りを歩いていたらはなまるうどんを発見。思わず中へ吸い込まれる。お決まりの冷や玉うどんとてんぷらを何点か。意外と食べてみたらいっぱいいっぱいだったので夜までもちそうだ。

その後は歩いてテレビ塔の方へ。天気は悪いという予報だが雨は降ってない。今日は徒歩なので降っても降らなくてもそんなに影響は出ないのだが。雪印パーラーの前を通ったら以前にもましてすごいパフェが登場していた。税込み10500円、そんなもん誰が食うんだい!

テレビ塔につき、3階のみやげ物コーナーへ。以前、ここのエレベーターで自分と案内のおねえさんの2人きりになったという気まずい経験があるので階段を登っていく。さっき食事したばかりだし特に問題はない。さて、どれだけ買うかであるが、今回は何度も言うように緊縮財政だし、宅配便で発送する予定もないのでそう多くは買っていられない。お決まりの白い恋人や六花亭のバターサンドを最小限買っておしまい。いつもはこれにお酒やら謎の置物やら携帯ストラップやらを買ったりするのだが。

そのあと、コンビニに入り、スポーツ新聞を買う。さすがに昨日現場で見たんだから買っておかねば。そのあと、適当なベンチに座り、新聞読んで時間つぶし。とりあえず、次は狸小路に行ってみる。そしてドンキホーテへ。まさかここまできてドンキにいくたぁ思わなかったがホント地元民のような感じでいる。

そのあとタワレコに行き、何枚かCDを試聴。15時過ぎたあたりで確認してみると例の筋から連絡がきていた。どうもいかんということで結局今日も札幌ドームに行くことにする。

いったん宿に戻る。部屋で荷物整理していたら同室人が来た。それで少々雑談。ずっと道東でキャンプしてたそうでいろいろそのあたりのこぼれ話をいろいろ聞いたり。久々に都会を見たらなんだかいやだと言っていた。だが、そう話が弾んできてしまうとなかなか出かけるタイミングを見つけられない。と、もう1人同室人がきたのでこれを機として出かけることにする。地下鉄は既に人がいっぱい乗っていた。高校生も乗っていたりするのだが、やはりドームに行く人が多いっぽい。

とりあえず、今日は飯を食ってるわけにもいかず、高い飲み物も買ってられない。なら野球見るなという突っ込みはなしで。。なんやかんやいって盛り上がりたいのだ。ヨーカドーの前でパック飲料が売っていたので茶を2本買う。そして、応援グッズも買ってみる。やはりそうしないと気分が盛り上がらないというか。

当日券売り場は相当人が並んでいて、3塁側の外野席は売り切れだという。少々不安にもなったが無事内野の席を購入。入ってみるとまだまだ内野には空席があった。よかったよかった。試合開始直前になって少々きつい顔の大柄なOLっぽい人が来て席を3つ確保した。顔だけ見ると青木さやかよりきつそうだ。30歳くらいでしょうか。電話でしゃべっている声は穏やかなのだが。そのころには昨日よりも多く席が埋まっているような感じだった。1時間くらいたってその人の連れの人が来た。明らかに見かけは先に来ていた人より若いのだが、タメ語だ。服装と肌の具合でだいぶ変わってくるのだなぁと思った。結構凸凹コンビといえるかも。

今日もファイターズは好調で点数が入るたびに大騒ぎ。2日連続ともなればなんとなく応援の流れもわかってくる。まだ新しいのでバリエーションも多くない、これなら来年から東京ドームへ応援に行ってもいいかな。一気にファンになってしまった、そんな感じだ。

試合が終わり、地元最終戦ということで監督が挨拶し、選手がスタンドにサイン(?)ボールを投げていた。やっぱりきっつい顔の人はでかかった。ヒールの高い靴ではなかったので170は越えているだろう。連れのかわいらしい人も見かけによらず160くらいあった。自分の知るこのような容姿の人はだいたい150あるかどうかくらいなのだが、世の中は広いものだ。って、わしゃなにやっとるんだか…

さすがに帰りはつまってしまい大変だった。地下鉄はどれくらい混むのかと思っていたのだが、たいしたことなく、両手が余裕で動かせる程度だった。これなら山手線よりも楽だ。23時前に宿に戻れた。同室人は2人既に寝ていてもう1人は洗面している状態。ちょっと会話して風呂に入って0時過ぎには就寝。明日はついに札幌を離れる。今日まったく雨は降らなかったがそのぶん明日にスライドするようで厳しそう。でも、ほとんど移動で終わるから大丈夫か。

2004年09月21日(火)



 黄色いマスクをした神が降臨した その3

忘れていたが、何気に22歳になった。これを書き始めて3度目の誕生日だが、初めて異郷で迎えることとなった。同じ誕生日で有名どころ(自分が知ってる人だけど)を拾ってみると、生まれた順に、吉田松陰、ソフィア・ローレン、麻生太郎、守屋浩、村井国夫、小田和正、石川ひとみ、山口美江、高橋真美、ハルイチ、J.P.モントーヤ、一青窈、堀江由衣、安室奈美恵、杏さゆり、とまぁ、幕末の志士から女優、俳優、政治家、タレント、歌手、ミュージシャン、F1ドライバー、声優、アイドルまで幅広いジャンルの人たちがいた。お亡くなりになった方は岡倉天心、鈴木梅太郎、林家三平、中村汀女、徳間康快の各氏といったところであろうか。

閑話休題。
いったん6時目がさめて2度寝。どうやら同室人の誰かがもう出発するようだった。

9時起床。未だに寝ている人がいる。自分も人のことは言えないのだが、一応チェックアウトは10時だし、札幌ドームで野球を見るということしか予定がとりあえずはなかったので遅く起きた。とある人から言われていたモエレ沼公園や芸術の森や支笏湖なども宿で調べてはおいたのだが、どうなるかはまだわからない。15分発。今日も泊まるので貴重品だけ持って出る。

朝飯をどうしようかと思っていたがとりあえず自転車に乗るので近くにあるセイコーマートへ。パンと飲み物を買い、近くの公園で食べる。老人たちが会話をしていた。交通量はまあまあな祝日。

そのあと、豊平川まで行き、とりあえず河川敷を走ってみることに。とりあえずサイクリングロードといおうか、遊歩道といおうか、そういう感じになっていて、老若男女、いろいろな人が歩き、自転車に乗っている。周りは基本的に芝生で、テニスコートやグラウンドゴルフ場、野球のグラウンドなどが整備されていて、祝日だけあり、どこも人がいっぱいだった。このような立派な設備がある札幌市民がうらやましい。これまでは、街の中の雰囲気などで札幌はいいなぁと思っていたのだが、このように、生活環境も整っているのはいいと思う。とりあえず、北へ向けて快調に飛ばす、平均で25,6Km/hくらいだっただろうか。

電車の鉄橋を越え、サイクリングロードの看板があったので立ち止まってみてみると荷台につけておいた鍵が落ちてしまったようでどこにもない。ってなわけで、来た道を戻り、憎しみと嫉妬を込めて追い越したカップルとすれ違い、ランニングしている中学生たちともすれ違い、ようやく発見した。そして、また看板に戻ったのだが、相変わらずふらふらしている。

看板を見て考えた。支笏湖までなら30kmそこらだし、ずっと自転車道はあるみたいだし、行って帰ってきてだいたい夕方でそれからドームでいい感じだろう、ということで今度は反対方向へ向けて走る。

が、なんだかペダルが重い。最初がんばりすぎたのか、向かい風だからかはわからないがとりあえず重い。まぁ、とにかくテニスコートを過ぎ、道が石畳になり、藻岩山らしき山が見えてくるところまで来たのだが、そこで気持ちが消えてしまった。こんな状態であと30kmも走れるわけないと結局来た道を戻ることにする。市内に行けば何かあるだろう。だいたい決めるのが15kmも走ってからなので遅すぎた。

今度は快調にスピードに乗って走れる。やはり、気づかないながらも風の影響は強いようだ。と、何かをしようとしてバランスを崩して転倒!かなりのハイスピードだったので結構派手に転んでしまう。近くに人がいないのが幸いだった。とりあえず、受身もろくに取れない状態だったので、右腕の肘の近くを思い切りすりむいた。あとは外傷はないようだ。自転車を起こすとチェーンが外れていた。おそらく変速機も結構な勢いでぶつけただろう。なんとかチェーンをはめ、少し走って変速してみる。とりあえず問題はないようだった。

と、別のところで問題が発生。鍵、しかもあけるほうがなくなってしまったのだ。いざとなったらどこかで購入すればいいのだが、なるべくそういうことはしたくない。というわけで、変なところに自転車を止め、何もない草の中を捜索する非常に不審な人物の図となった。幸い、コートなどからは離れていたのでたまに自転車や歩行者が通るくらいで助かった。

しかし、なかなかみつからない。そう遠くへは行ってないのになあ、と思いつつ、草を足で蹴りながら探していくと、なんとか小さい銀の光を見つける。よかったぁ…

でも、結局11時を過ぎてしまったし、もうおとなしく札幌ドームに向かう方向になった。どこかに行って帰ってきても、どこら辺にあるのかはっきりしなければ迷ってしまい意味がないからだ。とりあえず、下見がてら場所を確認して、どこかへ行った後また戻ってくればいいかという気持ちで行くことにする。

途中、立ち読みで場所を確認すると国道36号沿いということがわかった。ということは、この道をずっと行けばいつかドームに着くだろう、ということで気が楽になる。が、実際走ってみると月寒あたりからずーっとすごい上り坂になった。でも、両脇には店がびっしり。これは関東平野に住んでいると実感できない。行きがこれなら帰りは楽だろうという一念でなんとか坂を登る。なんとなく、この時点でドームの周辺で時間をつぶそうという気持ちになる。

30分くらいでドームに到着。すでに人が結構歩いている。自転車を止め、敷地内に入ると並んでいる人たちが既に100人200人単位でいた。指定席なのに並んでいる人もいた。その人たちはほぼ例外なくファイターズのユニフォームなりTシャツなり着ている熱心なファンだ。ちょっと店を物色などしたあと当日券売り場に行く。発売は13時半からだというが、既に10人くらい並んでいた。内野、外野、どちらも自由席があるのでどっちにするか悩みつつ列に並ぶことにする。1時間少々待ち、切符を購入。内野自由席にした。そもそもここの試合を見るのは初めてだし、外野席に行っても応援の仕方などわからない、なら内野である程度ゆっくり見よう、という結論になった。でも、やっぱりファイターズ側で見たいなぁ。切符も買ったので、近くにあるヨーカドーに行き、ビッグマックの昼食とする。

戻ってくると14時近く、既に列はかなり長くなっており、ざっと目算で2000人近くになっていた。パリーグだからゆっくり試合が見られるなというのは甘い考えだったようだ。スト明け、プレーオフ進出への正念場、おまけに休日とくれば人は集まるよなそりゃ。東京ドームの巨人戦を思い出した。とりあえず列に並ぶ。

そしたら2人前に並んでいた年の頃も顔も声も奈美悦子に似た人に「よかったら座りませんか」とシートに座らせてもらった。1人前にいた小学生の少年も。最初、この少年はこの人の息子かなと思っていたのだが、しゃべり方からして違うと判明。後ろは、どうやら看護師らしい2人組の女性で、音楽聴くのに飽きたら彼女たちの話を聞いたりして飽きなかった。

で、かなりのファンと思しき奈美悦子似の人に、北海道移転しての人々の関心とかどうして札幌ドームは3塁側がホームチームなのかいろいろと質問してみた。やはり、地元の関心は高く、試合毎に人が増えている感じがすること、ここは3塁側のほうがダッグアウトが広いのでそうではないかということなど現地での生の声を聞くことができた。どんどん列は長くなり、テレビ局まで現れる。人々はラジオで遠く埼玉の地で行われている西武ロッテ戦の結果を聞き、みんなに伝え喜んでいる。おまけに新庄が何かしらやらかすと宣言したとスポーツ新聞に載っている、これは人々の関心が集まらぬわけがない。

ということで、会場時間が若干早まり16時くらいに入場できた。後に見たところでは2万人が列を作っていたとのこと。3塁側の外野内野はほぼ売り切れてしまったようだ。お礼を言おうとしたのだが、その人は入るなり一目散にレフトスタンドに消えてしまい何もいえなかった。

とりあえず、3塁の斜め後ろの前から5列目に座る。まだまだ内野やライトスタンドは人はいないが、レフトスタンドは既に9割以上埋まっていた。しかも真っ白、ユニフォームもしくはTシャツ率98%である。他の色を探すほうが難しい。

トイレに行ったり写真を撮ったりしているとファイターズのノックがはじまった。と会場は一気に沸く。新庄だけではなく外野全員が覆面姿をして登場!これも後に見たところではゴレンジャーだったとのことだが、とりあえずさすがやらかしてくれるなぁ、といったところだった。

弁当を買い、表彰式や子どもたちのベースランニングなどを見て時間は過ぎていく。どんどん席は埋まってきている。バックネットの高いところと1塁側のベンチのすぐ後ろあたりを除いてはほとんど東京ドームの巨人戦状態、つまり超満員になっていた。福岡ダイエーも応援のすごさでは定評があるが、ここではせいぜい500人くらいしかいず、スタンドは白一色状態になっていた。ここまですごい状況で試合を見たことがないので俄然テンションはあがってくる。

試合の内容については割愛するが、途中で母娘連れから柿ピーのようなものをもらい、娘さんから「がんばって応援しようね!」と言われた。娘さんはおそらく30歳くらいだと思うが、独身か結婚してるかはわからない。親子の会話からいって完全に実の親子だ。結構母娘とも上品な感じがしてこういうものにこない感じがしていたのだが、娘さんは派手に応援していた。というか、もうこの日は内野外野関係なくとにかく勝ってプレーオフへ、という気持ちが強く、最高6点差離されたのだがそんなことはお構いなし状態だった。

そして、6回ついに逆転するとスタンドは大熱狂、まるで優勝したかのような騒ぎになった。最初は冷静に試合でも見ようと思っていた自分だが、乗せられてすごい大興奮。娘さんとハイタッチしてやった〜の大歓声。どっちがどうというものではなく自然とやってしまった、そういう感じだった。もはやこの熱狂はツインリンクもてぎを遥かに越えた。でもまだ6回だ。

結局その後3点差をまたつけられてしまうのだが、なんとなく展開からいって9回裏に試合が動く予感がしていた。点は12点取られていたが、投手陣はこれ以上はまずいというところでは何とか抑えていたし、打線もとられたらとりかえす感じで来ていたので、7,8回と無得点だった打線がここでやってくれるだろうという感じはあった。

9回に入るところで、混むことを見越してか親子は席を離れ、上へ行った。9回表、ダイエーを0点に抑えたことでそれはほぼ確信となった。9回裏、予想通り驚異的な代打層とゴレンジャー(?)の活躍、で2アウト満塁となり新庄が出てきた。やはりこの男か…、と思った瞬間打球はなんとレフトスタンド一直線!さっきの逆転劇どころではない絶叫がドームにこだました。やっぱりあんた千両役者だよ!!

既に娘さんはいなかったがさっきがハイタッチだったので、おそらくいたら抱きついていたかもしれない。そうとはいかなくても手を取ってやったやったの大合唱だったのは間違いないだろう。2時間くらい前にただ隣に座って食べ物をくれただけの娘さんに触れる、それが許される状態であった。今になってこそこういうことは冷静に考えられるが、この現場では下心とかそういうものはまったくなく、ごくごく自然な行動だったといえる。それくらいダイエー応援団を除く全員といっていい人たちがヒートアップしていた。

が、なぜか新庄が2塁を回ったところで場内がしーんとなった。よくわからなかったが、ともかくホームインし、場内はまた大歓声に包まれた。そしてヒーローインタビュー、聞いた人も多いと思うがまさに真のエンターティナーである。そして〆は「明日も勝つ!」これで札幌ドームはすさまじいことになり、人々の歓声はとどまることを知らず、泣いているおねーちゃんも多数見受けられた。

ここまで劇的な試合はそうはあるまい。何年ぶりかに見たプロ野球はすごかった。槙原の敬遠ボールを打ったときのヒーローインタビューで「明日も勝つ!」と言った翌日はぼろぼろに負けて非常に笑わせてくれた新庄だったがついに明日も勝つことができるのだろうか?

さて、そして帰りである。相当混んではいたが、自分は自転車だったので人の波を横目に車道を走る。信号待ちしていたらこれまた自転車の外人に「Nice bike!」と言われた。とりあえず「Oh,thank you!」と返しておいた。今となってはそのあとに「yoo too!」とつければ気の利いた返しだったかなと思うが。

行きは登りだったので帰りは楽な下りだ。矢のように坂を下り、あっという間に宿舎に着く。今日野球を見に行ったとフロントに人に話すと、ニュースで新庄はランナーに抱きついて追い越してしまいアウトになった、とやっていたというのを聞かされ、ここではじめて場内が静まり返った謎が解けた。とにかく大興奮でそんなことはぜんぜん見てなかった。

そしたら、ロビーにいた人も見に行ったといい、そこから野球の話、旅の話をいろいろした。旅先での困った人の話の実例なんかは面白かった。だいぶ話も進んでしまったのだが、既に2時近くなってしまったのでいい加減引き上げ、風呂に入り、3時近くに就寝。今日の同室人は1人だけだったが、もちろん既に寝入ってしまっていて誰が誰だかわからなかった。


本日の走行距離 約32.8km

2004年09月20日(月)



 こういうネタだらけは勘弁してください その2

6時、目が覚めて2度寝。

起床だいたい8時、枕元にあった水を飲む。もう早い人たちは起きてどこかへ行っているようだ。そういやシアターでマトリックスやるんだっけ。自分は風呂に行く。

不思議なのはフェリーというのはどれくらいの水がつめるのかということだ。ちゃんと男女別の風呂があり、真水だ。食堂で使う水や洗面所の水も必要だろう。トイレで流す水は別に海水でも大丈夫のような気はするけど…一応節水にご協力くださいとはかいてあるけど、特にそんな心配は必要ない気がする。サウナにも入ってみるが起きぬけはかなり厳しく倒れそうになったので3分くらいでやめる。

9時くらいに甲板に出てみる。天気悪い。雨も降り出した。いきなり北の大地に上陸した途端洗礼を受けてしまうのだろうか。

10時、食事。とはいえカップめん。さすがにラーメン好きな自分でも2日で3個目のカップはしんどい。いい加減飽きてくる。そのあと、売店で購入したジンギスカンポテトチップなるものを食べてみる。なんだか味があまりない。これが朝食だ。

到着予定は13時15分、いい加減北海道には入っているのだが陸地は見えない。特にやることもないのでテレビを見る。こういうときに地上波は入らないが衛星放送はじゃんじゃん入る。さすが。日本でやっているMotoGPを見る。部屋の人たちはどこかへ行ってしまい、2,3人しか残ってない。彼らは寝ているのでテレビをひとりじめだ。

正午過ぎ、また甲板に出てみる。天気は晴れてきた。なんとか大丈夫そうか?海上で風が強いにも関わらず半袖でも大丈夫だった。どうやら北海道は意外に暖かいようだ。

予定通り13時15分苫小牧港着岸。だらだらとエスカレーターを下り、長い通路を歩いてようやく外に出る。予想通りかなり暖かく半袖でちょうどよかった。タクシー乗る人やバス乗る人を尻目に自転車組み立て。が、うまく載らずかなり遅れて出発する羽目に。途中で日の丸つけたちょっと怪しい少年が乗った自転車なんかも来る。

20分後、ようやく苫小牧駅に向けて走り出す。すでに港の道路自体が北海道の空気を漂わせている。自分の気持ちが切り替わっているのを差し引いたとしてもやはり北海道は独特の雰囲気があるものだ。

しばらく走っていると風にあおられたのか荷物がクラッシュ!早速恐れていた事態が起こってしまう。早速止まってチェックしてみるがどうも荷造り紐がチェーン部分にからまってしまっている。以前もあったトラブルが再発、しかもこんな湾岸道路で…なんとか冷静になり紐をはずし、また荷物を載せ、走る。

が、やっぱり調子が悪い。どうも、どこかがホイール部分に干渉しているようだ。止まってみると今度は自転車入れる袋が紛失!!上陸早々ネタが頻発してくれる。書くことは増えるのだが本人にとってはどうしようもない。やってられない。風は強いが車以外走ってないので誰かに拾われることもなかろうということで戻ってみると道路わきに落ちていた。ここでなくしたら無駄な出費が増えるどころかチャリを置いて帰りに取りにこなければいけないかもしれなかった。やれやれ、前途多難である。

袋を回収し、干渉部分を直し、気を取り直して駅へ向かう。ちょうどここは甲子園を熱狂に巻き込んだ駒大苫小牧高の地元のため、未だに優勝おめでとうという垂れ幕を掲げているところが多い。湾岸道路から駅への道に入ったが、日曜の昼間だというのに人通りは少ない。以前来たときに、反対側のほうが栄えていることは確認しているが、こっち側も店があるんだし、何とかならないものかと思う。

駅前に自転車を置いて丸井今井とか長崎屋でも見て回ろうかと思っていたが、ガラの悪い連中がうろちょろしているし、さっきの件でさっさと札幌に行きたいという気持ちが強くなっていたので苫小牧を離れることにする。結局、普通にいけば4Kmなのだが、6Kmも走る。時間も1時間かかってしまった。

とはいえ、宿も確保してないので、ここでようやく電話。3泊分を確保する。札幌滞在時の定宿、札幌国際。とはいえ、なにやるかぜんぜん決めてはいないのだが。なんとなく、明日札幌ドームで野球見ようかなぁくらいだ。

ってなわけで、自転車をしまい、担いで階段を上る。なんだかもうすでに注目の的になっている。札幌まで1400円とちょっと、結構するもんだ。自動改札を抜けようとしたが自転車がひっかかってしまい通れない。しまい方がまずかった。そんなこんなでまごまごしていたら、駅員さんが「こちらへどうぞ」と有人窓口へ案内してくれた。なんかこの一言だけでJR北海道への印象は非常によくなった。

そんなこんなで3両ロングシートの新型車両に座り、出発を待つ。まだこの時点ではすいているもんだ。2,3分も走ると周囲は原野となり、離れたところに家と工場が立ち並ぶようになる。どうも、郊外に出ると思うことだが、土地が広いせいか、土地の使い方も大味な感じがする。いつしか家もなくなりPHSがつながらなくなる。そして、家が出てくると駅。そんな繰り返しで電車は走る。さすがに原野を走るだけあってスピードは速い。爆走である。

途中、トワイライトエクスプレスとすれ違い、嫉妬を覚える。最初は、これで北海道に上陸するつもりだった。が、結局予約が取れず、頭にきたので(?)、このために用意しておいた資金でiPodを購入したいきさつがある。なので、こんなに貧乏旅行になってしまったのだが…しかし、後々、北海道から帰るほうなら結構空いているという事実を知る。でもやはり、これで上陸したいという気持ちの人が多いのだろう。自分もその1人だし。

16時過ぎ、札幌到着。距離的に自転車で走れない距離でもなかったのだが、今更組み立てて荷造りも面倒なので地下鉄で行くことにする。が、とにかく駅が遠い。ちょうど夕方の人の多い時間を地下街歩いていくのでとにかく疲れる。以前来たときも結構長かったと記憶しているのだがそれどころじゃない長さを感じた。荷物が重いからだろうな、きっと。

地下鉄で5分くらいで駅に到着。地上に出るとすぐに自転車組み立て。とにかく転がしてでもいいので担ぎたくない。また袋をしまうのに手間取るがなんとかしまい、宿へ。すぐそこの距離だ。駐輪場が見当たらなかったので入り口においておいてとりあえずチェックイン。16時半くらい。3泊分素泊まり9600円とりあえず前払い。部屋に行くととりあえずまだ誰もいなかった。

17時、少し休んだところで夕食を食べに出かける。こういうときに自転車は楽だ。道はまったくわからないのだがなんとなく勘でそれらしい方向へ走る。と、豊平川に出た。北海道、札幌へ来るのはおそらく4度目だが、はじめて見た。結構大きく、河川敷の設備も充実しているようだ。左手に公園らしきものが出てきたところで駅前通という表示が出たので曲がる。その道をまっすぐ行けばおそらく札幌駅なのだろう。

途中で、人がすごくなる。歩道を走ることができず、車道に降りてみたりもしたがそれもなかなかままならない。ここはどこだと思っていたが、スーツ着たホストのような人がいたり、立て看板持ったおっさんが立っていたりしたのでおそらくここがすすきのというやつだろうと思う。実はこれまですべて歩きだったので大通公園くらいまでしか南には行ったことなく、初めてすすきのを通ったのだった。渋滞に巻き込まれながらも20分くらいで駅に到着。写真を撮る。

さて、それからどうしようである。ラーメンはフェリーで散々食べたので今のところはいいとして、そうなるとジンギスカンである。今までビール園でしか食べたことがないが、今は1人なのでそういうことはできそうもない。とある人からすすきのの専門店でも行ったらどうかと言われていたのでそうすることに。

しばらく市内を走って金をおろす。先ほど1万近く払ってしまったのでおろさないと食費がないのだ。にしてもいい時代になったものだ。昔なら日曜はどこでもお金がおろせなかったからコンビニで弁当かって部屋で食べるしかなかったろうに。そのあと、すすきのらしきところへ走る。途中、コンビニで案内誌の立ち読みなどもしたりするがどうもごちゃごちゃしててわかりにくく、とりあえず走ってみて適当に見つけた場所に入ることにする。

相変わらず、というよりも夜に入ってさらに人が増えてきたのだが、ぶらぶら走っていたら店が見つかったのでとりあえず入ることに。店は結構埋まっていたが1人だったのでさっさとカウンターにおさまる。

もちろん頼むのはジンギスカン。1人前700円。出てきたのは生肉だった。そういや生肉食べるのはじめてだ。ビール園の飲み食い放題の安いやつだとどうしても冷凍ものだからなぁ。

フェリーでろくに食べてなかったのでとにかく肉と野菜とご飯を食べ、ビールを飲んだ。もっと食べられたのだが値段が値段なので3人前でやめておく。2980円なり。その後は食後の運動、というやつでまた市内を走る。そうしたら今度は荷台自体が外れてしまう!ねじはどこかへ飛んでいってしまった。仕方ないので、紐でくくりつけておき走る。そういや泥除けも破損してるんだよなぁ。まずい。

北大に行ってみたが、先日の台風の影響は色濃く残っており、構内のいろんなところで木が倒れていた。そのあともふらふら走って20時半くらいに宿に戻る。4人部屋なのだが残りは全員ライダー、しかも無愛想で話ができるような状態でもない。参った参った。1人で走っているライダーには1人で走っていても宿ではふれあいを求めるタイプとどこまでも孤独を愛するタイプの2つ
がいると思っているが、今日の場合はみんな後者のタイプのようだ。おとなしく、ホールでテレビなどを見、風呂に入って0時ごろ就寝。明日は適当な時間までどこかへ自転車で走って札幌ドームへいこうと考えている。

本日の走行距離 25.16Km


2004年09月19日(日)



 帰ってきたらADSLが作動しなくて参る 北海道旅行記その1

14時、自分は予想以上に重い荷物にひいこらいいながら水戸駅にいた。天気はどうやら問題なさそうだ。すでに、自分の荷物の持って行き方に後悔を感じていたのは事実ではあるが…

ともかく、鹿島臨海鉄道に乗り、大洗に向かう。出港は18時半であるが、どうもこういうのは早めに行かないと気が落ち着かない。車内にはこれから同じフェリーに乗ると思われる人たちが何人かいた。だいたいこの時間にこの鉄道にでかい荷物持って乗る人はフェリーに乗る以外考えられない。

15時過ぎ、大洗駅着。自転車を引きずって駅舎の外に出て自転車を組み立てる。それ自体はすんなりいくのだが、問題はそれから。自転車を入れていた袋を小さくまとめて収納するのだがどうもそれがうまくいかない。結局自転車出す何倍もの時間かかって強制的に収納。

さらに問題はこれからで、トランクを荷台にうまく納めなければいけない。っていうか、もうトランクを持ってきたことをすでにこの時点で非常に後悔している自分であった。それならなぜトランクか。今回乗る自転車というのが非常にイメージがレトロ、ってわけで、レトロなトランクを積んで走ったらカッコよさそうだ、ということで…以前、ジャスコでキャッシュカード紛失したときに買ったもので、次回旅に出るときはこれしかないな、と思っていたので少々無理を承知で持ってきたのだ。自分自身、もうノースフェイスのリュックとかはイメージに合わないのでどうにかしようと思っていたところだったのだが。

さて、なんとか載せて海に向かって走り出す。多少リアヘビーで安定性に問題があるが普通に走る分には特に問題はない。途中、ぐらぐらきたりしたのでコンビニでとまって直したりして20分くらい、大洗フェリーターミナルに到着。自転車しまって乗船名簿に記入する。

窓口に紙を出し、切符をもらってさあどうしよう。なんといっても出港3時間前だ。おまけに、空港と違って特にこれといったものもない。売店はあるようだがいまだ営業していない。一応ちらっと中をのぞいてはみたが、どうも雑誌と飲み物とお土産しかなく、期待していた食料品はなさそうだ。苫小牧港はあったので途中何も買わずにきたのだが…

16時、売店が開く。とりあえず入って物色してみるものの案の定何もない。こうなったら水戸納豆でも買って食糧にでもしてやろうかと思ったりもしたがなんだかアホらしいのでやめておく。かといってコンビニはいまさら行くのが面倒だ。

一応、カップめんの自販機があった。空腹に耐えかねてきたのでカップヌードルを買って食べる。売店でまともな食料がないことがわかった現在、もはやラーメンで食いつなぐしかないだろうということで、さらに2個購入。1個200円。フェリーの食堂は暴利なのでこれでもいいだろう。仕方あるまい。にしても、最初からつまづいたなぁ。

そのあとは、相撲を見つつ時間つぶし。ホント僻地なので何もすることない。車の乗船案内やらバイクの案内やら放送がいろいろあって、17時過ぎ、ようやく人の乗船となる。まともに飯が食えないので、アルコールでごまかそうと思い、ドラフトワンの500mlを1本買って乗船。

部屋に入り、適当な場所に自転車を置いておく。そして、カーペット敷きの室内の自分の場所に荷物を置き、船内を散歩。一応1年半前に同じ船には乗っているのだが出港まで1時間以上あるし暇なのだ。ここで、旅好きな連中にメールをしておく。なかなか海上では電波を拾いにくい。

当時との変更点といえば、携帯の充電器が置かれていて本棚が移動したことくらいだろうか。あとは見覚えのある風景だ。とにかくやることもないのでさっき買ったアルコールを飲み、酔っ払う。ドラフトワンはすっきりしていて好きだ。貧乏くさいのも事実なのだが。

18時半、出港なので甲板に出て岸壁を離れていく様子を見る。前回は北海道からの帰りに使用したが、今回は旅立ちだ。なんとなくこっちのほうがムードがあってよい。

そのあとは、部屋でごろごろ、売店物色、甲板散歩、本棚にあったあぶさんを読むくらいしかすることなし。風呂は夜入るか朝入るか悩んだが結局朝に入ることにする。気分的な問題だ。こういうときこそ早く寝ようとも思ったがなかなか習慣は抜けず、寝られない結果に。酔いもさめてしまう。甲板に出たらフェリーのあかりが邪魔しているにもかかわらず天の川だ。雲もない、これで明日雨が降るとは嘘のようだ。0時過ぎくらいに就寝。




本日の走行距離 4.27Km

2004年09月18日(土)



 忙しいとはこういうことを言うのだろう

どうもうまく寝付けなくて就寝は3時過ぎ。

で、起床は8時。今日はばあさんを病院に連れて行かなければいけないので、そう寝てもいられないのだ。朝食食べて、9時出発。

まずは学校へ行く。10時くらいに着き、とりあえず学割証を取っておく。今回は、列車以外の手段で現地まで向かうので、何かと使うことがあるかもしれない。

そのあとはJTBへ。フェリーの予約を取る。学割で学割証が必要かと思ったが、必要なかった。必要なのはJRくらいなのか?

そのあと、さらに1時間強でばあさんの家へ。もうお昼近くておなかも減ったので、いつも来たときに食べる店で、いつも食べるワンタンを食べる。相変わらずうまい。

そのあと、ばあさんを乗せて、来た道を戻り、病院へ。ここは最近移転したばかりなのできれいだ。自分は送迎役なので、あとは待つことにする。音楽を聴いたり、雑誌もあったので、それらを読んでいた。ここぞとばかりにnonnoを読む。なかなかこういうものは普段立ち読みもできないものだから。女性は着るものの幅が広くてうらやましい。

と、書いてしまえばすぐだが、実際は2時間ほど待たされ、診察は10分くらいだったらしい。ひどいもんだ。ひどいといえば、あまり状態は思わしくないらしく、また定期的に病院に行く必要があるとのこと。すぐに命にかかわる、というものでもないようだが、やはり心配である。

そのあと、ショッピングセンターに寄って食べる。そして、バーゲンをやっていたので思わずのぞき、シャツ1枚とTシャツ2枚を購入。3000円くらいだった。そのあと、来て戻った道を3度行き、ばあさんを送る。

と、ここで帰れれば楽だったが、上級生に話があると呼び出されており、また学校に行かなければいけない。病院で待たされすぎて間に合わないことがわかっていたので侘びのメールを入れ、休むことなく出発。学校着いたのは20時半を過ぎていた。

部屋に行くと、その人だけがいて、紙を渡され、夏休みにやるべきこと、というので説明を受ける。そのあとは長いこと雑談してしまい、学校出たのは23時近く。そして、帰る方向が同じだということもあり、特に何も食べてなかったのでファミレスに寄り、食事をしながら雑談。話しやすい人でよかった。こういう親しみのある上級生になりたいものだ。結局帰宅1時。さすがにほぼすぐ寝る。走行距離およそ300キロ。はぁ…

2004年09月16日(木)



 心だけが先に走る

起床結局11時。なにやってるんだか。車で出かけようとしたが親が乗っていってしまったようでいない。

13時近くになってようやく帰ってきた。ガソリン代もらってガソリン入れにいく。全国的に値上げしているが111円、まあ安いほうだろう。他で見たら115円以上がザラだった。

別に学校に行くわけでもなく、駐輪場の更新に行くだけなのだが、どうも電車に乗るのが面倒だっただけだ。1時間かけて行き、駐輪場に行き、終わり。なんだか本末転倒だ。そのあと、チャリ屋へ行き、サドルを探したが、結局この前見たものは売り切れで、女性用しかなかった。話にならないので帰る。16時過ぎようやく帰宅。

そのあとはバイトへ。適当に雑談しながら。最近暇だ。最後は店長が仕事しているのを雑談で付き合って、23時半過ぎ帰宅。今日も寝るのが遅くなりそうだ…

2004年09月14日(火)



 わけわかんない思い出し日記

朝起きて、そのあとなにやったかよくわからない。カテキョには結局行った。英語力の不足が著しい。家に帰って弟の成績を見る。大丈夫なのかと思ったが…就寝結局4時くらい。

2004年09月13日(月)



 思い出せてない思い出し日記

時間があるときにまとめて書こうと思っていたのだが、結局うまくいかなくて、何があったか忘れてしまった。

バイトに行って、チャリ屋に寄って、F1見て興奮したのを覚えているが。

2004年09月12日(日)



 あの場所にいる時間が増えるたび、切なさが増す

とにかく失望した。あるところではよい関係が育とうとしているが、あるところでは思いっきり崩壊の一途を辿っている。そんな今日だ。悲しい。ただ、バイトしにいっただけなのに。

プロ野球のストは無事回避されたので、両親は予定通り東京ドームに行き、野球を見てきました。なんと、バックネットのすぐ後、14列目だったそうで。。ウラヤマシィ…

今日も適当にいつもの場所を巡回しつつ、寝ることにしよう。明日も昼から。

2004年09月11日(土)



 豆腐の角に頭ぶつけるべきか?

なんやかんやいいつつ、また就寝3時過ぎ、っていうか4時近く。どうも夜に眠るのが怖いような、そんな感じになってしまった。何日同じことやってりゃいいんだか。とはいえ、また寝られない日々が少々続きそうな感じだ。

実は、来週また北海道に上陸しようと考えている。しかし、去年3月!の北海道旅行記がまだ書きかけであり、なんとなく気分が悪い。一応来週中に仕上げたいとは思うのだが、他にも色々と書いたり作業したりすることが多いのでどうなるかはわからない。この日記を書き始めてから北海道に行くのは3度目になるのだが、切符も一切取ってないし宿も一切取ってない。とある人からの助言で、どこに行くかはだいたい決めたが、かなり流動的だ。帰りに東北に寄って知り合いに会おうかとも考えている。自転車とかiPod買ってしまったり、買い食いが多かったりで予算は結構きつきつなのだが…先月のバイト代と、ゼミ合宿の返還金くらいしか予算が見込めず、6,7万だ。そのため、行き帰りの手段はフェリーになる可能性が高い。これは台風が来ないことを祈るしかない。何しろ学割使えば片道4500円、これに、むこうとこっちの港まで行くだけの金を入れても7〜8000円といったところだろう。JRだと向こうへの運賃にもならないので問題外。飛行機だともっと問題外。

さて、ってなわけで、また大リーグを見ていたが、親に追い出されたので仕方なく昼寝(おい)。起きてみると雨が降っていたのでまた寝る。なんだか、昔仲良かった子と学校の前の通りで並んで歩いている夢を見た。そして、自分は自転車レーサーになっていた。よくわからないなぁ、やっぱり夢って。

ずっと寝ていても仕方ないので、ホームセンターに寄ったり、PCショップに寄ったりしてカテキョへ。iPod miniは未だに予約待ちのようだ。都会のほうだとそろそろ買えるみたいだが。

また親と頭の痛くなるような話をして23時近くに帰宅。今日こそは??

2004年09月10日(金)



 誰かが偲んでくれる人になれるのかな?

あんなこと書いておきながら、結局就寝は3時過ぎ。どうも、2時3時にまでなてしまうと、寝るのが怖くなるというか、自然に眠りに入れなくなる。なので、そうならないためにはさっさと寝るに限るのだけど、どうもいろいろ文章書いていると手直ししたいところがでてくるのでそれを直していると時間がたってしまう、そんな感じだが。

今日も一旦8時9時くらいに目が覚めるが、結局起きたのは11時半。その、目が覚めたときにラジオでもつけておくと睡眠が断続的になって起きやすくなるのだが、そのまま寝てしまうともう昼だ。いつまでもこうしているわけにはいくまい。もう9月も3分の1になろうとしている。

かといって、どこかに遠出するような気分でもない。昨日よりは涼しいとはいえ晴れているし暑い。結局、髪の毛を切りに行くことにした。一度は肩くらいまで伸ばしてみたい願望もあるのだが、それは今のバイトをやっているうちは無理な話だ。せいぜい耳が隠れるくらいだろう。くせっ毛の自分にとってはそれもままならないのだが。

とりあえず髪を切った。なんだかイメージとは違うのだが、いいとしよう。自分にはそこまでできる技術はないし、それができる人を今更探しに行くこともしようとは思わない。1ヶ月もすれば落ち着いてくるのだからあまり気にはしないけど、その1ヶ月の間、なかなか髪がまとまらないので苦労する。くせっ毛の悩みだ。

そのあとはまた眠くなって寝てしまう。これだけ寝ておいてまた眠くなるとはどういうことだと思うが、よくわからない。眠いものは眠い、としか言いようがない。

そのあと、月曜分の振り替えのカテキョ。もちろん明日も行くわけなので、なかなか1日中休みの日がない。土日はもちろん働きに行かなきゃいけないし。

学校は、深夜車で行ってこっそりやって帰ってくるようにしたいが、1度は学割証を取るため昼間に行かなきゃいけない。駐輪場の更新もしてこないとなぁ。まぁ、電車で行くことはほとんどないだろうから定期券は10月になったらでいいか。

現在1時15分。今日は他に特に何もないので2時前には眠れそうだ。なんとか明日は日の高いうちに起きたい、そう思う。

2004年09月09日(木)



 ひきこもりっきり?

なんだかもうはっきり言って書くことないというか…

無事台風は行き、外はアホみたいに暑かった。ってなわけで、自転車で走りに行くの断念。死んでしまうわ。そんなこんなで、10時過ぎに起き、野茂の雄姿を見、飯食って、昼寝。結局起きたの16時過ぎ。危ない危ない。

そのあと仕事。今月早くも15k突破。後半はほとんど休むからトントンくらいだけども…少々イライラしたりしていたが、23時前に帰宅。飯食いながらサッカー見る。ホント日本のサッカーは強くなったもんだ。

ってなわけで、珍しくまだ日付は変更されてない。最近寝るの2時3時だから今日は早めに寝たいなぁ。

2004年09月08日(水)



 なんてこった・・・

日にちがずれてた。。おかしいと思ったら。

眠れずに明るくなって少しまどろむ。そしたら、7時前におかんが怒鳴る。だいたい予想はつくんだが。両親は今度の土曜の東京ドームでの巨人対ヤクルト戦を見に行く予定なのだ。で、おそらく飯でも作りながらラジオのニュースかなんかでストの話を聞いて、イライラして怒鳴り込んできたのだろう。八つ当たりされたらかなわない。普段は7時くらいから怒鳴るような人ではないので、それくらいしか考えられない。そりゃそうか、一生で一度生五十嵐亮太が見られるかどうかなんだもんな。まぁ、そのおかげで、昼までずるずる寝てしまうこともなく、起床。

親が朝のうちに車を使うというのでその間にiPodのリストの整理。ようやく2000曲まできた。まだ5分の1だ。そろそろ手持ちもなくなってきたが…あと100曲くらいか?そしたら誰かに借りようか。

親が戻ってきたので、出かける。10時半過ぎ。天気はちょっと悪くなりそうな感じだが、すごく大荒れにはなるまい。久々の道を通り、調査してまっすぐ帰宅。30分のために往復2時間。ガソリン代も高くなっているしやってられん。

そのあとはまた家でちょっとのんびりしつつ、夕方からバイト。今日は社員がいないのでだらだらモード。雑談したり、ぼけーっとしたり。たまにはそういう日があっても罰は当たるまい。とある子が彼氏と別れたようでしきりに「病んでいる」を連発していたが、こちとら常に病んでますよ、ええ。まあいいんだよ。誰も理解してくれないのが当たり前。

風は強いものの天気は崩れず済んでよかった。帰りは代車に乗っている子がうまく車庫出しできそうにないというので出してあげて帰宅。あと10日もすれば初心者マークが取れるよ、やっとね。

2004年09月07日(火)



 なんで理系にしちまったのかと初めて思った日

卒論の複雑さです、全ては。ゼミやらなんやらの人間関係も煩雑すぎる。文系のほうがどうも話を聞くところはその辺はさばさばしているようだ。ありがたいんだか、煩わしいんだか。ともかく、田舎で他に何もないことがなぁ…

結局また昼まで寝てしまう。そのあと、チャリ屋へ行ってずっと居座る。なんだかヒッキーとそんなにかわらんなぁ、これじゃ。一応チャリは直してもらった。早く旅に出たいけれども、先立つものは今のところないし、予定もある。なんだか世を捨ててしまいたくなってくる。日本をくまなく放浪して、それから世界を放浪したい、そういう気分。精神的にはそんなに悪くないとは思っていたけど、やっぱり参っているのだろうか。

明日はどうしよう。。明日こそ調査に行かなきゃいけない気がするけど。



2004年09月06日(月)



 まったくひどい思い出し日記

今日は夜だったので、ほぼ夕方まで寝っぱなし。いけないとはうすうす感じているが、なんだか全体的なモチベーションは下がっている感じがする。このままどうしたいんだろうか。

とりあえず、気分はすっきりしないまま、相変わらず午前3時くらいに寝る、とんでもない生活。

2004年09月05日(日)



 いいかげんな思い出し日記

とりあえず昼バイト。なんだか疲れた。

夜、何やったか思い出せないが、とりあえず精神的に相当疲労。

2004年09月04日(土)



 もうやだ、こんな生活

水曜日と金曜日に家を空けるのが不安だ。何が起こるかわからない。しかし、両日ともたいていバイトなどが入っているので外出しなければならない。何か起こってしまったのではないかと不安になったりして、なかなか家に入れない。明かりが全部消えてから家に帰る状態。結局、1日で40Kmほど走ってしまった。自転車は変速効かなくなるし…ったく。

2004年09月03日(金)



 Dear・・・

結局帰宅したのは3時近く。そのまま寝る。

朝、何も言われなかったので特に問題はなかったようだ。が、今後2週間くらいは気をつけなければいけないだろう。今日こそ仏壇に手を合わせる。

夕方、走りに行こうと思ったが走り出してすぐ雨が降る。やってられねぇ。結局往復5キロ弱走ったのみ。ブログ編集でもしようと思ったがなかなか気がすすまない午後9時。今日はこれで〆よう。長くは書くまい。

…ったく。生きていくってことは汚れていくってことなんだよな。

2004年09月02日(木)



 そんな私はジプシードール

なんやかんやでここも丸2年です。途中何ヶ月かお休みしたり、やる気がなかったり、ごたごたに巻き込まれつつも2年です。ごたごたはいまだに続いていて、家人が寝静まってからでないと家には帰れません。よって、現在午前1時を回ってますが、少々タバコくさいネカフェに閉じこもっている次第。もう、いい加減にすぱっとあきらめてしまおうかなぁ…

結局今日で連続バイトは終わったわけであるが、最終日にトラブルが続発。もうホント嫌になった。いったいどんな顔していればいいんだろうか。どこか遠くへ消えてしまいたい。でも死なないよ。まだまだ生きてやりたいことはあるからね。これほどまでに悪いことが起こるのは、この前亡くなった人の冥福を仏壇に手を合わせてないからだろうか。ゴキブリと死闘を演じていたら忘れてしまっていた…ふざけるんじゃねぇ。ちくしょう!

てなわけで、3時くらいに帰宅して、寝て、晴れていたらどこかへいこうかな。天気悪いみたいだけども。

2004年09月01日(水)
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