―No,―

2005年02月24日(木) 壊死

狂った心拍 遺伝子による決定済みの仮定の死
不安を誘う夜 貴方には告げないことばかり
それらはあくまで鍵でしかないから

必死になる私は愚か過ぎて場を繋ぐことすら出来ない
無様だね あざ笑えばいい 私も泣くことはある
乱れる脈拍 深い眠りに落ちるのだろうか

貴方との思い出を消すように同じ場所へ足を運んでいる
新雪にくっきり残る足跡のように根は深く
何も消えてなかったことを痛感した

声にならない声が呻き声をあげてる
煙草の煙は体内に溜まるばかりで吐き出せず
悪循環の繰り返し 私は既に踊らせ始めてるのだろうか



2005年02月06日(日) 眼〔視界〕

押し殺して泣いていても放置してくれる
その方が幸せなのかもしれないね
いつも僕のことなんて何も視てないんだから

あの日とあの日とあの日も忘れたいことが整列してる
名前すら思い出せないなんてとても素敵なことで
あの子もあの人も僕にとって約束なんて無いも同然だった

僕につきまとわないで 所詮、………する為でしょう
その卑しい目で僕を視ないで 笑ってるのは解ったから
上の空は哀しいまでに澄んでいるのに いつも霞んだまま



2005年02月05日(土) 心拍停止

必死に縋る子供のような眼
涙をいっぱい溜めて僕をみてた
泣いてたかどうかすら忘れてたいね

君のこと 葬り去ってた
嘆きの声は聞こえないふり

最善を尽くしても君を制御出来なかった
解っていても実現不可能な現実と
痛いほど冷たかった月の視線が存在してた

現実逃避を繰り返し行った
消えないものは今でも鮮やかに残ったまま

笑えてたときすら灰色に染まって
日に日に陰すら落としてることに気づかず
何も受け止めていなかっただけのこと

戻らない時を喜ばしく思ってた
所詮人間は過去がないと生きていけないのに



2005年02月04日(金) murderess

膝抱えて 笑って
一人、理由だけを考えて
忘れかけた記憶辿って戯れる

言いかけた言葉 今や思い出せない
想いが言葉にならず消えてた
先回り出来るほど僕は知らなかったね

届きそうな棚の上に置いた 遠くのようで近い貴女
苦悩の表情ばかりショーケースに飾られたまま
目覚めれば隣にあるのはいつの貴女でしょう

刻む針の音が響く部屋に月明かりは要らない
照らすところなんて何もないから
そっと静かに 強制的にでも 戯れさせて


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まじゅ

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