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■ 在宅看護、在宅介護の仕事
訪問入浴の仕事を始めてから、約半年になる。 楽しい仕事だけど、体力仕事でしんどいと思う時もある。 実際、ぎっくり腰を何回も繰り返し、毎日鎮痛剤は欠かせない。
病院でも見たことないような難病の人たちが多いのに、まず驚いた。 在宅で何とかかんとか今を生きている人たち。
それに幼い難病の子どもたちもいる。 ご家族のご苦労は計り知れないだろう。 どう想像しても余りある。 自分の子どもだったら?と考えると、本当に頭が下がる思いにもなる。
最近、疥癬の人の入浴も何回か行った。 病院も医師も看護師も介護福祉士からも、関われないと見捨てられた人がいる。 仕事だからと嫌々関わってる人もいるかもしれない。
ノルウェー疥癬の人もいて、誰も訪問入浴に行ってくれる人がいないからと、私にお声がかかったことがあった。 確かに大変だし、怖くないかと言ったら嘘になるかもしれない。 でも、断る明確な理由なんかもなく、じゃあ行きましょうと行った。
でもね、その人を目の前にすると、本当にたかだか入浴をさせてあげることしか出来なくて、こんなことしか出来なくて、ああ何とか早く治してあげたい、治ってほしいと心から思うんですよ。 不思議です。 自分の心の垢を落としてもらってるような気持ちになるんですよ。
一緒に行くスタッフとも、何だか勝手に同志のような気持ちになったりね。
汚い、気持ち悪い、怖い、そんな目に見えない心の葛藤なんて、行ってしまえば、あっという間に洗い流されてしまう。 不思議だ。
ほんと個人的には感謝しかない。 「来てくれるだけで有難い」とご家族から言われるけど、私の方こそ、ありがとうございますという気持ちだ。
同志、そういう言葉、ここ数年、嫌で嫌で仕方なかったけど、それこそ、病人、怪我人、その周囲にいる人たち、関わり続ける人たち、そのお仲間に入れてくれた環境に感謝です。
今、新しい転機を迎えつつある私だけど、また機会があったら、いつでも行かせていただきたい。 なかなか普通では体験できないことをさせていただきました。 本当にありがとうございました!
2014年02月28日(金)
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