蛍桜

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虹を創る人になりたい

雨も降っていないのに
綺麗な虹が架かって
気持ちが沈んでいた彼らが
みんな笑顔になったと
遠い地で耳にした

もし、私が虹を創れたら、と
そんな夢を見始めたのは
「夢」をなくした今を
なんとなくつまらないと思っているからかもしれない

私が、小さい頃から虹が好きで
虹を見るたび、虹の根を探しに翻弄する子どもであれば
「虹を創る」という夢も実現できただろうに

「好き」のまま「知りたい」をくり返し
最終的には科学の力を借りて
好きな場所に好きなように虹を創れるようになっていたら、、、

とか妄想してみたけど
虹がいつでもみられるものになれば
虹を見て笑顔になる人もいなくなるのかもしれない

そういう技術を得ても
誰にも発表せずに
ひっそりと実行する超いい人になれたら
話は別だけど


もし虹を見てあなたが笑顔になるのであれば
私が死んだ時
できるかどうか分からないけど
くっきりと美しい虹を出せたらいいのに

霊的な力で?

やっぱり、「夢」だ



いつか、くっきりとした美しい虹が目の前に現れたとき
誰かが私のことを思い出してくれたら、
それだけでこの夢を見た甲斐があったってもんです
2011年09月26日(月)

ここにもいない
いなくなってしまった誰かさんへ

いつかはいなくなると分かっていたから
ちょっとさびしいな、っていうくらいで気持ちの整理がついた
だけど私の目には見えていないだけで
もしかしたら、まだいてくれてるのかもしれない、
っていう淡い期待はずっと持っている

私にとって、もちろん、大きな存在であったけれど
それが過去のことだっていうのはよく分かっている
いまさら、大切でした、だからまだ居てください、
って言える関係でもない

不器用で、まっすぐで、
馬鹿で、うそつきだけど、
掴めないその笑顔が魅力だった

私の笑顔を、かわいいと言ってくれてありがとう
私はこの笑顔が大嫌いだけど
たまにその言葉を思い出して、がんばってます

元気に暮らしてくれていることを祈ってます




いつまでも私がいると思っている誰かさんへ

私をよりどころにしてくれるのであれば
それはそれでよかった、はずだった
だけど結局は甘えているだけで
自分がかわいいだけだったんでしょう
自分を慰めるために私を使っていただけで
私のことなんて考えていなかったんでしょう
私のことを頼ってきてくれるのはうれしかったけど
ひとつ言えるのは、
私を裏切ったのはあんただってこと

何回も何回も同じ過ちを繰り返して
そのたびに後悔して変わらなきゃ、っていうけど
さすがにもう10回くらい聞いてると
この人は絶対変われないんだな、って分かってくるよ
それ以上の期待も持てないよ

ほっといたら死ぬんじゃないかって
不安になった日もあったけど

私がいつまでも足を引っ張られている場合じゃないんだ


私は、ちゃんと自分の道を見つけて
歩いていくんだし
いまだに自分の居場所なんてないけど
そんなもの、別に見つからなくてもやってけるし


10代のころとは違うんだから

いい加減、現実を見ろ

2011年09月17日(土)

自分はまだまだだなと

仕事でミスをした。
まあ、ちっさいミスなのかおっきいミスなのか分からないけど
お客様がいい人なのもあって、特に大事にはならなかった。
普段周りに
「スーパーロボット」「完璧」
とおだてられているので、
過信していたのかもしれない、、、と落ち込んだ。
もちろん、みんなが言ってくれる言葉を信じていたわけでもないし
「自分は出来る子!」って思ってたわけでもないんだけど
どこかでいい気になってたんだろうな、と。

今回のことで、自分の無力さを改めて実感したので書いておく。



今はお客様先に常駐していて、
指揮はお客様が行う。
その分、私がミスしたものは全てお客様のミスになる。

この現場に来て3年になるけど
私に指揮をしてくれる人は、とてもいい人で、
お客様先の方なので「先輩」と呼ぶのもおかしいけど
常に「先輩」と呼んでいた。

その先輩が、今週いっぱいは夏休みでお休みで
(例の節電計画で夏休みが増えた)
その間は私がいろいろとやることになった。

まあ、先輩がお休みの日は今までだってあったし
今まで何事もなくやってきていたので
今回も大丈夫だろうと思っていた。
まあ、大丈夫っちゃ大丈夫だったんだけど
凡ミスをやってしまった。
この凡ミスに似たようなことは、前にもやっていて
その時も反省はしたけど、今回はそれ以上に凹んだ。

今までは私のミスは先輩のミスになってた。
私のミスが判明したら、私は先輩に謝る。
この時はすごく反省するし、凹むし、二度とおこさないと思う。
先輩は上司に謝る。そして必要があれば、顧客にも謝る。

人間だから、そりゃミスをする時もあって。
その度に凹んだり、反省したりしていたけど、
「多少のミス」っていう感覚だったんだよね。どこかで。

でも今日、ミスが判明して
顧客からは名指しで電話がかかってきた。
私は協力会社という立場になるから、
通常顧客は私の名前を知らないし、
私は直接連絡をとっちゃいけないんだけど、
昨日、先輩がいない間に対応しなきゃいけないことがあって
その対応をしたときに、名前バレしていた。

すごくいい人だから、優しくミスを指摘してくれただけなんだけど、
私の中で、衝撃的だった。

ミスしてしまった。って。

今までだってあったはずなのに、
なんでかなーって思ったら
顧客に直接言われるっていうのがすごい効いてたんだろうなって。

そんでもって、私には独断で顧客に電話をすることも、
独断でミスを修正することもできなかった。

やろうと思えばやれてしまうのだけど、
組織として、いろいろ上を通さなきゃいけない。
私はこの会社の人間ではないし、
この会社の名前を名乗るっていうことが
すごくすごく重いことだから。

周りに協力してもらって、そのミスを修正できたけど
その小さなミスに、かなりの労力を奪われて
自分一人には何も権限が与えられていないっていうことに気付いて、
相当落ち込んだ。っていうか、落ち込んでいる。

虎の威を借る狐だったわけだ。

すぐそばで守ってくれる人がいたっていうことが
ありがたくてしょうがない。

そんでもっていつも明るく、私の小さなミスを責めず、
顧客とやり取りをしてくれる先輩ってやっぱりすごい。
私だったら自分のミスじゃない(しかも凡ミス)のに
顧客に謝るのはしたくない。
そんで、ミスをした本人に、苦言を言うだろう。
「以後気をつけてね」というふうに。

だけど先輩は言わない。
ほんとすごい。

私がすぐに凹んじゃうって見抜いているからかとは思っていたけど
だとしても、すごい。

もともと尊敬していたし、目指すべき人だったけど、
今回、かなり胸の奥底まで実感した。


私が自社勤務であれば、
自分の責任は自分のもので、
顧客から信頼を失っても、損失が出るのは自分の会社だけだけど、
今の常駐っていう形は、
他の人も巻き込んでしまう。


そして先輩が休みの間に
運悪くいろんな人がいつも先輩に頼んでいることを
私に頼んできたのだけど
自分のコミュニケーション能力の低さに泣けた。

明るく返事もできるし、はい!はい!って言えるけど、
たまに言いたいことがまとまらなくなって口ごもっちゃう。

「とんでもないです」「かしこまりました」
「申し訳ありません」「ありがとうございます」

そんな決まりきった言葉は言えるから、
自分は大丈夫って今まで思ってた。

わー、もう社会人6年目なのに
初歩的すぎて笑っちゃう。



派遣をバカにする人がいるけど、
やっぱり違うなって思った。
いや、私は正社員なんだけどね。
お客様先に常駐っていう形は派遣だからね。
「自分で考えて動く」っていう部分って
かなり使ってるつもりだったけど
守られている中で動いていたって
世の中的に大したことないんだなって
やっと気づきました。

だからって派遣をバカにしていいもんじゃないけどね。
前に派遣だったとき、バカにされて相当キレたもん。

がんばろう。。。
と改めて思った。

自分はもう社会人なつもりでも
まだまだだ。
2011年09月13日(火)

HAPPY WEDDING
真ん中のお姉ちゃんが結婚した
これで三姉妹のうち、残るのは私だけ

まさかお姉ちゃんが結婚するだなんて思わなかった

結婚相手は、実際あまりよく知らない
お姉ちゃんが、出会ってすぐに結婚を決めたからっていうのもあるし
私が神奈川に出てきたからっていうのもある


でも好きじゃない
性格とか知らないのに
好きじゃないっていうのはなんでかな、って考えてみたら
随分とおじさんに見えるのもあるし
お母さんにため口を聞くところもなんかやだし
結婚前や、結婚式前に姉ちゃんを何度か妊娠させたから
早く離婚しちゃえって思うくらいは嫌い

結婚後に妊娠させるのはいいにしてもさ
結婚前にさせるっていうのが生理的に合わないし
結局、全部流れちゃったけど
2回目?に流れたときには
「結婚式までもう作りません」
って言ってたのがすごい憎らしかった
今それを決断してできるんだったら
お姉ちゃんの体を傷つける前に、やってほしかった

まあ何を言っても
お姉ちゃんが選んだ人だし
もう結婚はしちゃってるわけだし
もっと言えば、
お姉ちゃんの人生は私には関係ないし
個人的な感情でしかないんだけど

「家族」になるには時間がかかる
というか、なる気はない


一番上のお姉ちゃんが結婚したときも
そんなことを思っていたし
今でも、旦那さんのことは
「家族」だとは思っていない

だけど、今では随分と馴染んできて
「家族」じゃないけど
すごくいい人

なんていうかなぁ、、、
気兼ねもしないけど、いい距離感というか

まあ、好きってこと


実家に帰ったときはいつも
いろんなところ連れて行ってくれる
月曜日からまた仕事なのに
忙しいのに
日曜日も遊んでくれる

しかも一切、文句は言わないし疲れたそぶりも見せない
あんまり私には話しかけてこなくて
姉ちゃんと私がいつも会話してる感じ
ある意味、空気なんだけど
意見ほしいときは言ってくれたり

今おもうと、
私かなりわがままで、
いろんなところ連れて行ってもらってばっかなのに
文句もいわない旦那さん、すごいな

そろそろ義兄さんって呼んでもいいかもしれない
まあ、それはないけどさ
気持ち的にね




まあ、そんなこんなで
最初に戻って、
真ん中のお姉ちゃんの結婚式に出たわけです

バージンロードをお母さんと歩いて、
新郎に引き渡す儀式をやったんだけど、
お母さん、ほんの少しだけ泣いてた
私は見た

でも写真で見ると
その涙は写ってなくて
変わりに、
お母さんが姉ちゃんを新郎に渡すときに
姉ちゃんは新郎しか見てなくて
新郎は姉ちゃんしか見てなくて

そういうのが、すごい切なかった


お母さんに、もっと
「ありがとう」
を伝えてほしかった


披露宴中も、何度もお母さんは泣きそうだったけど
ずっとこらえていた
一番上のお姉ちゃんのときも泣かないようにがんばってた

そういえば、
お母さんの涙って見たことないな

お母さんのお父さんが死んだときも
私のお父さんが死んだときも

涙、見せてなかったな

それが強いのか
強がりなのか

まあ、強がりなんだろうけど

ずっと一本、貫き通してきているのがすごい
私もそんな大人になれてるかな



お姉ちゃんの結婚式は素敵でした
お姉ちゃんも旦那さんも
いい友達に囲まれてて幸せそうだった

私は友達なんていないから、
すごく羨ましかったけど
妬ましいとかじゃなくて
すごく純粋に
二人の歩んできた道が正しかったんだなって
その結果が今なんだなって受け入れることが出来た

私が手に入れることが出来なかった暖かさだ


あんな幸せそうな姿を見ると、
結婚、したくなくなった

あれ以上、幸せな顔は出来ないや



お姉ちゃん、結婚おめでとう
子供作るなら離婚しないようにがんばってね


お母さんが、また一人ぼっちになってしまったのが悲しいけど
それは私の責任でもあるから

みんなで
お母さんを見守っていこう


2011年09月02日(金)

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