蛍桜

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悔しさいっぱい

二言目には、「まだ若いから大丈夫」って言われる
「若いのにしっかりしてるね」って言われる
じゃあ、若くなくなったらどうなるんだろう
って考えると、恐ろしかった

風当たりはまだ優しい
みんな私に優しい
「若い」から

でも私の中では、そろそろ若い分類に入らないことに気づいている
今のうちになんとかしなきゃ、って

「何のため」に仕事をしているのか

「パソコンが苦手の人のため、代わりにやれないことをやる」
この答えは、40点って言われた


「せんかくしょとうって分かる?」
「分かりません」
「そういうのも気にして無いとダメだよ」

そう言われたその日の夜に、いろんな人の口から
尖閣諸島の言葉が出てきた
ニュースはあまりみないけど
それほど世間とずれてないと思ってた
でも、アンテナを張ってないから、一歩遅いみたい

「アンドロイドって知ってる?何?」
「えっと…OSです」
「何に使われてる」
「えっと…名前が出てこない…えくすぺでぃあ?」
一緒に聞いていた人が
私がエクスペディアと言えた瞬間、ほっとしてくれてた
例のタイプな人w
答えることは出来たけど、ぱっと出てこないあたり、悔しい
「アンドロイドの話になると、ダルビックの話になるよね。
ダルビックとか、分からないでしょ?」
「分かりません」
やっぱり悔しい

「HTMLって何の略?」
「えっと…(紙にHTMLと書く)ハイパーテキスト…
(Mってなんだっけ)…分かりません」
その後、自分が使ってる言語の基本知識もないようじゃダメと言われた
話の最後でMを思い出して
「HTML、思い出しました」と伝えたら
「そう、マークアップね」って言われて
答えさせてもらえなかった
悔しい

あの人は、私に悔しさを教えている
無知さを教えている
すごい人だっていうのは、分かった

そして私は、そういうので伸びるタイプ
「分かりません」と答えた回数が悔しい
とりあえず、分からなかった用語を全て紙に書いて調べた

こうやって、あの人は、私を成長させていく
すごいなぁ
人に影響を与えれる大人

来月から、例のタイプな人がワンツーマンで
いろいろ勉強を教えてくれるらしい
うはうはです
恋愛対象にはならないけど、好きになろう
で、いっぱいいっぱい勉強して吸収しよう
いつかあの人に一目置かれるようになるんだい!
良い上司に恵まれたなー

と言えるのも、今のうちだけかな


2010年09月23日(木)

超営業スマイル


昨日、諸事情で面談を受けることになった。
スーツ着て、久々に新卒の気分。
むしろ私に新卒なんて時代なかった気が。

面接じゃなくて面談。
とりあえず私の履歴書と職務経歴書見せてしゃべるだけ。
社長のコネ?なので却下される心配はほぼなし。
といっても、ネガティブ思考なので却下されることばっか考えてたけど。

結果は問題なし。次は直接社長に会って書類手続しようね、っていうノリ。

とりあえず面談(面接?)は久々だったのでメモメモ。
今常駐してる会社の社長および本部長が紹介してくれた会社だったので
志望動機は?とかそういうのは聞かれなかった。
ひたすら私という人間について。

言われて印象的だったこと。


<一番初めから、OKだって思ってた。元気でこれから頑張りますって雰囲気が伝わってくる。
でも、目が疲れてるね。>

本当にこの日は目が疲れてて、目も開けてられない状態で
なんとか必死に面談を受けてたので
認めてもらえて嬉しかった直後に図星つかれて笑ってしまった。
やっぱ相手の目を直視してるつもりでも
目がかすれて、視界がかすれてると、バレるもんなんだな。って実感。


<素直っていうのは、なんでもかんでも「はい」って言う人のことじゃない。
おかしいって思った時にちゃんと意見を言う人が素直な人>

これを聞いてる時にも「はい」と相槌を打ってたので
「ほら、また、はいっていった!」と言われて焦り。


<今は仕事が楽しいでやってけるかもしれないけど、あと10年20年したらそれだけじゃダメ。
何のために仕事をしてるのか考えてみて。
そこで自分のため、になる人はたくさんいるけど、そういう40歳は雇えない>

なんのために仕事してるんだろーと改めて考えなきゃな。
今は完璧に自分のため。
好きだし、楽しいし、好きだし、好きだし、、、

まぁほぼこれを書き残しておきたくてこの日記を書いたわけで。
これから考えていかなきゃいけない。

自分のため、って言いたいところだけど、ダメっぽいので
私だったら会社のため、とかになるのかなー。

目が見えない人のために、多少デザインが悪くても
音声読み上げソフトに対応したサイトを作る、とか
目の色彩感覚に障害がある人のために、
色味の優しい分かりやすいサイトを作る、とか
そういうのだよ、って言われたけど。

今は、今出来ることをいっぱいする、ってことしか考えれない。
今後何がやりたい?って言われて
PHPやperlを強みとしてやっていきたいって答えたら
今はそれでいいんだけどね、って言われた。

強いていうなら・・・
パソコンが苦手な人のため?

今回の面談で感じたのは
23歳だったから、OKだったってこと。
もっと年いってたら、完全に漠然としすぎてる人間だった。

若さに甘えたくないので。
っていうか、もうそろそろ若くないので。
しっかりと考える機会ができてよかったなー。


あとね、どうでもいいことなんだけど
面談室に案内してくれた人が超タイプだった。
人間って一目惚れできるみたいだよ!

面談が終わったあとも見送ってくれたんだけど
「社長と会うことになったんですね、おめでとうございます」
って言ってくれたよ。超いい人!


ところで私はいつから面談の時だけ人格が変わるようになったのかね
面談が嫌だ、とか苦手だ、とか思ったことがない

多分、高校受験の時からだとは思うけど

あの時はもうちょっとダメだったな

今も昔も変わらないのはしゃべれるけど言葉がまとまらないって
ところだなー反省


あと今回、今まで作ったサイトでどれが一番楽しかったですかって
聞かれて、考えながら笑っちゃったのも失敗
笑っちゃって、相手がもってる職務経歴書を指さしちゃったからね
もうね、ごめんなさいだよね

ぱっと浮かんだサイトがそれだったんだけど
あんまり人様に言っていいサイトなのか迷ってテンパっちゃった

この先、何回面談があるのか分からないけど
とりあえず面談中、完全に演じきれるようにならなきゃな


2010年09月14日(火)

いいわけにはならないけど

昨日あんなことを書いたもんだから
今日見た夢はひどく悲しいものだった

一人が死ぬと
連鎖のようにたくさんの人が死んでいった

私は一つ一つの訃報を聞くたび
報告者の口元が開かれる直前まで
「母でありませんように」と願った

私にとって一番失いたくないのは母だ

だけど、絶対いつかは母の死に直面する

私は耐えれるかなぁ
耐えるしかないわけだけど

人がたくさん死んでいく世界は
みんなが泣いていて

私は自分の名前を見失って


目覚めたときの感覚は最悪だった


2010年09月08日(水)

本当の過ち

極稀に見る、楽しい夢 幸せな夢
みんなが私に笑いかけてくれる夢
みんなが私を大切に想ってくれてる夢

何度か見たその夢たちの共通点に
気づいてしまった


数日前に日記に書いたあの夢は、
みんなが私の目の前に居て、
みんなが私を取り囲んでくれて、
みんなが私に微笑みかけてくれて、
幸せだった

だけど私はうまくしゃべれなかった
しゃべろうと思っても、声が出ない
しゃべろうと思っても、うまく発音出来ない

私の中で、それは、
生まれつきの障害を思い出させるものだった
障害のせいで、言葉がうまくしゃべれなかった小学生時代
それだけの連想だと思ってた

だから数日前のあの夢を書いた日記には
「うまくしゃべれない自分」を理解していたにも関わらず
何も考えず幸せだと宣った



この前、また楽しい幸せな夢を見た
こっちはあんまり内容は覚えてなくて
でも、意味的にはいつもと同じ
みんなが居て、私が居て、の夢

ネトゲだったかな
メッセンジャーだったかな
とにかくみんなは私の目の前にはいなくて画面の中に居て
それでも私を大切に想ってくれてる気持ちが伝わってきて
楽しい時間を過ごしてた
はず、なんだけど
画面の中でみんなが私に話しかけてはくれてるんだけど
私はキーボードが壊れて、言葉がうまく打ち込めなかった
それでもみんなは大丈夫だよ、って話しかけてくれてたし
私も会話をしているつもりになってたけど


この、ふたつの夢を照らし合わせて、
なんとなく、気づいてしまった


私はいつもみんなに伝えたいことを伝えられない
みんなはいろんなこと、私に伝えてくれて
いろんなこと、与えてくれて

なのに、私はいつも、うまくしゃべれない
自分が幸せだってことに、溺れて、
自分がうまく言葉を吐き出せてないことに
気づけないでいた
あまりにもみんなが優しすぎたから
みんなが居ることで幸せになれたから
みんなの気持ちなんて考えなかった
微笑んでくれるその笑顔を疑わず
絆があるから大丈夫とか
私のこと好きでいてくれるから大丈夫とか
なんの根拠もない安心を持っていた

私は誰にも伝えられなかったんだ
どんなに醜くて
どんなに弱くて
どんなに汚いのか

隠し続けてたんだ
強がって
かわいこぶって
完璧であろうとした

もちろん完璧でなんかいられなかったけど





いつも向こうからのアクションを望んでいる
向こうからの想いを待っている

私はいつも、しゃべれないから


ずっと、みんなとつながってるつもりになってただけで
ずっと、みんなは遠くに居た
近くに寄せなかったのは私のせい

そういえば、夢でも、誰かの手のぬくもりを
感じたことが、ない




みんなが居ないのが寂しかった

でも、自分のせい






もう、あんな夢、見ないんだろうなと思う
私が、あの夢は、楽しい夢なんかじゃないって気づいたから

あの夢は、私に対する、戒めなんだ


だけど、あの夢のなかで感じた幸せは本物
たとえみんなの笑顔や
言葉や、気持ちが偽物だったとしても
私がそれらに何もお返しが出来なかったとしても
あの時間は楽しかった
みんなと居られるのが幸せだった
それは今も変わらない

もう二度と訪れることのない未来
夢だけでも叶えたかった
でも、夢とも、もう、さよなら



もうあの夢は見ない
私のためにも、みんなのためにも

みんなはもう望んでいない
私がみんなの前に現れることを

会いたいけど会えない
話したいのに話せない
ありがとうを伝えたい

だけど、伝えられるのは、ごめんねだけ

全部、自分のせい

ごめんね

2010年09月07日(火)

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