蛍桜 |
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今誰かの夢の上に立っている |
私が8年半続けてきた、この「エンピツ」。 何故か居心地が良くて、書きやすい。 どんなブログを作っても、結局戻ってきてしまう。 飾らない言葉を書ける場所。 この「エンピツ」には、MyEnpituっていう 「エンピツ」内のブックマーク的なシステムがある。 それと連動してWhoIsMyっていうシステムがあって これは、誰が私の日記をMyEnpituに入れてくれるか分かるもの。 半分くらいは知り合いで、半分くらいは知らない人。 半分くらいの知り合いの中の一人は、昨年の9月に亡くなった。 他の人は、どんな人だったか思い出すのも曖昧なくらい疎遠になった人が多い。 半分くらいの知らない人は、最近ネット離れしてたのもあって どういう人なのかあまり知ろうとしなかった。 で、今日、エンピツの設定をいじることがあって なんの気になしに、WhoIsMyを見た。 半分以上は放置で、半分以上は知らない人で。 でも、気になる日記タイトルの人が居て見に行ってみた。 彼は、昨年の7月に亡くなっていた。 これで、WhoIsMyの中で亡くなっている人は2人になった。 私が知っているだけでも。 彼は、白血病だったんだそうだ。 2010年のバンクーバーオリンピックを応援するべく 頑張って生きていたそうだ。 でも、叶わなかった。 ずっと闘病してたそうだ。彼の日記は、闘病日記だった。 まだ全然読めてないけど、読む勇気もちょっとないけど、 でも、ちょっと嬉しかった。 そうやって、生きることに必死だった彼。 絶望の中で、いろんな希望を必死に見つけながら生きなければならない中、 どういう理由か、どういう経緯か、それは分からないけれど 私の日記をMyEnpituにしてくれていて 見に来てくれていたってことが。嬉しかった。 私の書く文章が、誰かの気持ちを動かせていますか。 私の書く文章が、誰かの支えになっていますか。 私の書く文章が、誰かの希望になっていますか。 きっと、そんなことないんだろうけど ただの自惚れだろうけど。 ちょっとだけ、日記をまだ続けていこうっていう 前向きな気持ちが生まれた。 ほとんどが自己満足で、誰のためでもなくて。 自分の気持ちをただ書いているだけで たまに、人の批判まで書いているのに。 読んでくれて、ありがとう。 ご冥福をお祈りします、って言葉は嫌いだから使わない。 決まり文句だから使わなきゃいけない気もするけど。 そもそも、本来の意味が好きじゃない。 だから、私を知っていてくれてありがとうございました。 私もあなたを知ることが出来てよかったです。 何気なく見てたオリンピック。 それを見ることが、誰かの夢だった。 何気なく生きている今日。 それが誰かの夢かもしれない。 |
2010年08月30日(月) |
ふわふわ泣いた |
楽しい夢を見た 夢だったから楽しかったのか、 楽しいことだから夢に見たのか、は分からないけど まだみんなは私を好きでいてくれて まだみんなは私を待っていてくれて まだみんなは私を想ってくれていた 幸せだった うまくしゃべれない私を ずっと笑顔で見守ってくれていた 本当にどんくさい私を ずっと側で支えてくれていた 私がやりそうな失敗を先に見越して そっと包みこんでくれていた その笑顔が、とても優しかった 私の周りにたくさんの人が居た 私を見て微笑んでくれる人が居た 誰も私を責めなかった 優しく説明してくれた 「この世界では―――」 ずっと、この世界に居たいと願った 心地が良くて、とっても幸せで なんにも怖くない みんなと笑える でも、叶うわけなかった 目が覚めると訪れたのは絶望 だけど、気づいた そんなこと、あるはずないからこその夢だったんだ 私が今求めていたことはこういうことだったんだ ただの、現実逃避 それでも、夢で起こったことを辿ると 幸せになれた 朝の電車で少し居眠りした時も 幸せな気分のままだった 会社についてもあの夢が幸せだったって 心の底から思える みんながいて、私がいて でも、そこに居た私が 今の私だったのか、過去の私だったのか、未来の私だったのか は、もう気づいている だから今こうやって 日記に書き留めてる みんながいて、私がいて 幸せな夢だった 本当に ありがとう いつも偉そうなことばっかり言ってるけど 本当はもっと安らぎがほしい 本当はもっと素直に泣きたい 本当はもっと笑い合いたい 納得もしてない、理解もしてない わがまま言っていいなら言いたい どうしてって聞きたい 大人じゃない 強くもない 寂しい 自分を守るだけ守って、ないものねだり だけど、なんとか、自分を保って ガキじゃないんだし 弱くもないし 生きるのなんて簡単だ、って 笑っていられたらいいね |
2010年08月25日(水) |
ダメダメ |
ダメだ、今日はダメな日だって朝から分かるくらいダメダメだ あんまりダメって思ってると本当にダメになるからって思って 考えないようにしてきたけど、 16時になった今、MAXにダメダメだ 昨日はそれなりに眠れたのに なんでこんなダメダメなんだ 何もしないほうがいいんだろうけど 仕事あるし 家で死んでるわけにもいかないし 頭がなんか休みたがってるしもうやだ 誰も私に話しかけないで 今絶対にうまく笑えないんだぜ キーボード打つ手も激しい 無理やり音を立てて文字を打つ そいや、これが私のストレス発散法だっけか って思い出して、今日記を書いてるわけです だけど書くことはないんだよね 特に何かあったわけじゃないしね あーあー、そういえば先週末に 知り合いの家に遊びに行ったよ 一歳年上なのにマイホーム買ったんだって すごいよね で、子どもに会いに行った まだ4ヶ月くらいだけど、おっきいの だっこさせてもらったんだけど、熱いの 超癒された 私だけで行くと会話が途切れちゃうからさ 何人か一緒に行く人誘ったの そしたらその人達がさ 今度は違う人達も誘わなくていいの?っていうの もうめんどくさかったの もともとそんな大勢でいくつもりねーし 車の定員もあるし 大勢で押しかけても迷惑だし うんちゃらかんちゃらって説明したら 誘われなかった人たちがその理由を分かれば、文句も言わないだろうねー みたいなこと言われてちょっとプチ切れだよね 誘ってないんだからわざわざそんな理由話すわけないじゃん だから分かってもらえるわけないじゃん わろすわろす めんどくさい 別に幹事をやりたかったわけじゃないんだよ 知り合い同士で楽しくお宅訪問したかっただけ でも一気にやる気なくなった もうやだ ちょっと誘っただけですぐに責任は全てその人が背負うの? あんただって飲み会に私を誘わなかったじゃん でも一切理由も聞かなかったし文句も言わなかったじゃん だからそれ以上言うなら私もそこ掘り返してやろう とか、いろいろ思ったさ めんどくさいね 友だちだとは思ってなかったけどやっぱ友だちじゃないね 知り合い、仲間、そこらへん 損得ありの関係だ 仕方ないね で、まあ、私チキンだから 結局、言われた人たちを誘ってみたの 日曜日だから遠方からくるの大変だろうし 土日休みの人じゃなかったり 忙しい人だったりしたからどうせ来ないだろうって 思ったんだけど、誘ってみたら来れちゃうのね でも一人からは連絡もなくて 結局来れなかったんだけど 当日みんなに何故か問い詰められるんだよね あの子今日仕事なの? 知るかよ あの子誘った? なんで聞かれなきゃいけないの そんないらいらを通りこしての 癒しの赤ちゃんで 昨日は結構いい気分の1日だったんだけどな 晩ご飯に揚げ餃子を作っちゃうくらい 我ながらおいしかった まぁタネはお中元でもらったハムと チーズとしそですけどね 赤ちゃんの癒しパワーがもっとほしい。。。 |
2010年08月23日(月) |
ぐるぐるん |
楽しかったことは しつこいくらいに私につきまとう 嫌だったことは 悲しいくらいに常に思い出される 楽しかったことを もう一度繰り返したいけど勇気がない 嫌だったことを もう忘れたいのに忘れられない 楽しかったことは 5年も経つと、忘れてしまう とりあえず楽しかったって思っていたという事実だけ覚えている 嫌だったことは 5年経ってもずっと覚えている あの時ああ言えばよかった いつか復讐したい そんなことばかり考えてしまう 急に唸ってしまうほど嫌だったことを思い出したとき 楽しかったことを思い出そうと必死になる でも楽しかったことが嫌だったことを追い越せることは滅多にない 自分でもかなり寝付きが悪いと思う 寝る前は必ず、嫌だったことを思い出す そういう人は眠りも浅いし、寝付きも悪いんだって 改善しなきゃね パソコンに向かってるときは、 結構すぐに眠くなる でも布団に入った瞬間、 眠れなくなる 誰かに電話でもしようかな でも、できないし クーラーの温度をもっと下げたら眠れるかな あの明かりが気になるな 服を脱いだら寝れるかな 猫がうるさい クーラーの音がうるさい クーラー消そう みたいな感じでぐだぐだ最低30分 そういえば 調子の出ない私を見て 姉ちゃんが、猫画像をいっぱい送ってくれた マンチカンの動画も教えてくれた しかも無言で それまた嬉しい 調子の出ない私を見て 禾琳タンが飲もう!って言ってくれた それまた嬉しい だがしかし 人と二人きりになるのが苦手で しかも初対面とくりゃ考えるだけで恐ろしいので これは誰か誘わなければと思ったものの 誰を誘ったらいいか、むしろ連絡とっていいのか、とか いろいろ考えてまた気分が落ちた 誰か一緒に行ってくれる人がいれば きっとこの飲みの話は現実になるけど 多分そんな人いないから この飲みの話は自然消滅 リアルで会って、「タン」ってさすがにもう言えないし なんて言えば!! こういうチャンスを掴めないのは私がヘタレなせい せっかく声かけてくれたのに! |
2010年08月18日(水) |
諦めるから前に進まない |
結局、私が人に好かれるなんてこと出来やしないし 私が円滑に人と付き合えることなんてない ちょっとしたことでストレスを感じて 表情や言葉に出しちゃうんじゃ、当たり前 好きな人、嫌いな人、はあまりない 今の私の中では、 普通な人、苦手な人、で分けられる ちょっと私に文句言ってきたり 私の気にくわないことしてたら すぐに苦手な人、になる 文句じゃなくて、私のためを思っての苦言なら なんとか大丈夫 でも人って、結局自分のためなわけで その人の価値観なわけで 仕事以外の苦言だったらあんまり受け付けない 思えば私もおせっかい、というかなんというか とりあえず悩んでる人を放っておけないタチで 「なんか悩んでるなら話きくよ」とか言っちゃうタチで でも実際聞いてると、その人の甘さが見えてきて イラッとしちゃうっていう結末 私が誰かの役に立ちたいのは 悩みを聞きたいのは 多分、そういう時でしか私を必要としてくれないんじゃないかって そういう弱ってる時が狙い目?なんじゃないかって 本能的に悟ってるんだと思う でも、もし私が悩んでる時に 「なんか悩んでるなら話きくよ」とか言われても 普通にうざいって思っちゃうタチ 悩み、ってさ、まぁモノによるけど 結局は自分はこうしたいのにこうならない っていうものだと思うんだよね その場合の解決法としてはさ 自分が視点を変えるか 思い通りになるように努力や行動をするしかないんだよね 病気とか、金とか、そういうシビアな問題はもちろん別だけどね 例えば私の場合だったら 友だちが出来ない →じゃあ出来るようにいろんな人と関われる場に行けばいいんじゃね? 人と関われる場に行っても友だちが出来ない →人に好かれる話し方とかが出来てないんじゃね? 好かれる話し方なんて半分才能で半分努力なんだから とりあえず、人に好かれてる人を見て研究すればいいんじゃね? あとは自分から誘える人にならないとダメじゃね? いつまでも受身じゃ、自然消滅だよ とりあえず場数も踏まないとね 人とうまく関係を築けない →そもそも自分の性格に問題あるんじゃね? もっと大人になって、もっと寛容になって、 自分から相手を信じなきゃだめなんじゃね? みたいな感じで客観的になって解決策を並べる そこで、ダメな自分がそれらを否定しちゃう 「出来ない理由」を並べちゃう 突っ込みどころ満載 人と関われる場に行くのが怖い 怖いからどうしてもいつまでも受身になってしまう 大人になれない 自分から相手を信じるのが怖い 私の場合は、基本「怖い」が勝ってる でも「怖い」ってさ、自分で乗り越えるしかないわけだ そう分かってるから私は悩みにはならない でも、そう分かってない人はそれを「悩み」とする きっと分かってないんじゃなくて 分からないふりをしてる もしくは、悩みがある自分がかわいそうでかわいい、とか 怖くないようにあなたが何か工夫して!と甘えてるのか 自分が努力や行動をしないでどうにかなる方法がほしいと思ってるのか いまんとこの私の流れ 人と関われる場に行くのが怖い →でも頑張っていろんな場所にいった 視野が広がった 怖いからどうしてもいつまでも受身になってしまう →積極的に動いたら、一人反省会がひどくて自分がめんどくさいので いまのところ諦めてる まずは一人反省会のほうをどうにかしてからだな 積極的になることを諦めるんだから その悩みをぐだぐだ言うのは見当違い 大人になれない →なれてない、って分かってるからどうにかなる 努力もしないで大人になれないって言ってるなら その悩みをぐだぐだ言うのは(ry 自分から相手を信じるのが怖い →相手も自分を信じるのが怖いはず だから相手を信じれないのに何かを得ようとするのは 独りよがりだし、何も返ってこないのは自業自得 結局、行動しないなら何も得られない 自分を守ってばっかじゃ、何も得られない そう分かっていて、行動しないんだったら 得られないのが当たり前なんだからぐだぐだいうなっていう そういう考え 私はこの日記ではぐだぐだ言ってるとは思うけどね 誰か一人くらいは、 ぐだぐだ言える相手が必要なのかもね そもそも・・・ 何を書こうとしていてこういう話になったのか 完全に忘れてしまった とりあえずね! また、うまくいかなかったよ! 自分の醜い部分がね、もう絶賛公開中! どうやったらうまくいくんだろう? →成長しましょう ってことだね! |
2010年08月17日(火) |
私が居なくなった世界 |
ふと、目が覚めた。 最後は小さな男の子と風船で空を飛んでいた気がする。 あの子は誰かに追われていて 私が空へ逃がしてあげたんだっけ。 守ってあげなくちゃと思って、助けたんだっけ。 で、ここはどこだっけ。 行く宛もなく、ふらふらと歩く。 もしかしたら足なんてなかったかも。 歩いてなかったかも。 地面を踏んでる感触が、何故かないから。 辿りついた先では、50代後半の女性がテーブルに向かって座っていた。 彼女は、自分の亡き両親の好きなものを紙に書いていた。 おとうさん、ガトーショコラ おかあさん、おはぎ 高齢なのに、ガトーショコラなんて、 随分とおしゃれなものが好きなんだな、その人。 あれ、そういえば私、その人に ガトーショコラをプレゼントしてあげたかった気がする。 その人は、細くて、白髪ばかりで、でも温かい人だった気がする。 部屋を変わる。 そこには男の子と女の子。 あれ、あの男の子、私が風船で逃がしてあげた子じゃないのかな。 それにしては、大きくなってるけど。 でも何故か、その子のことが、とても愛しい。 その子たちが遊んでる部屋の隅で パソコンに座ってる男性。 昔のデータを復旧させようと頑張ってるみたい。 私は横に座って、復旧方法を教えてあげた。 彼は礼を言って、復旧できた昔の写真を見始めた。 私は聞いた。それはなに? 彼は可哀想に笑った。 これは・・・ 彼はいろいろ話し始めた。 私はめんどくさくなって、聞いたことを後悔した。 でも、写真をもう一度見ると、なぜか悲しくなってきた。 写真の中では大自然の前で笑う彼と、女性。 今、大切そうに話をしている、彼。 きっとずっとこの写真を見たくて頑張ってたんだろう。 私はなんだか切なくなって泣きそうになってると 彼は聞いた。 あなたは、人間ですか。 分からない。 私は人間なのだろうか。 目が覚める前までは、確かに人間だったけど。 今の私の存在は曖昧すぎる。 彼は私の顔をじっと見て、写真に視線を戻す。 私は、すぐ傍の仏壇に飾ってある遺影を見た。 多分、私は今、人間じゃない。 仏壇に飾ってある遺影の女性と、 彼が今見ている写真の女性と、 彼に人間かと尋ねられた私と。 なんとなく気づいてた。 だからこの家に辿りついたんだけど。 みんな、同じなんだ。 私はもう、この世にはいないんだ。 彼はもう、私のほうを向かなかった。 ただただ写真を寂しそうに眺めているだけで。 私は宙に浮かんだ。 ほら、やっぱり、私。生きてないみたい。 空まで浮かぶ。 でも私はずっと地面を見下ろす。 屋根がすけて、みんなが見える。 おかあさん、 おじいちゃんとおばあちゃんの好きなもの並べてどうするの? お供えにでもするのかな。 私、おじいちゃんが死んじゃう前に おじいちゃんになんかプレゼントしてあげればよかったね。 おかあさんより先に死んじゃって、ごめんね。 息子。 幼なじみのその子と、仲良くね。 あなた。 私のこと思い出してくれてありがとう。 私のこと考えてくれてありがとう。 私のこと忘れないでいてくれて、ありがとう。 私が居なくなった世界。 まだちゃんと回ってた。 それが知れただけでも、満足。 っていう夢を見た。 |
2010年08月13日(金) |
ギビへ |
私はギビのことを、なんて呼んでいたかなぁ。 ギビちゃん、でも、ギビさん、でもなかった気がするから 多分「ギビ」だろうね。今もギビって呼んでいいかな。 一緒に居たのは、私が14歳の頃だったから、もう10年近く前になるね。 ギビは何歳だったっけ。年下だったことだけは覚えてるんだけど。 一度会う機会があったけど、逃しちゃった。 ギビはどこに住んでたっけ。関東だったっけ。 私は香川から神奈川に引越ししたよ。ここなら会えるかな。 ギビの書く文章は、少し灰色がかった透明にみえた。 私はそんなギビの書く文章がカッコいいと思った。 もともと文章書くのが好きだったけど、 ギビの文章を見てからもっと文章と笑い合うようになった。 私の中のギビは、今はこんなに曖昧だけど、 今の私の文章は、ギビのおかげで創られたものだよ。 あ、そうそう、ギビの名前の由来って「give it」だっけ。 なんとなくそうだった気がするんだけど、ギビ本人から聞いたのか曖昧。 ギビに会ってみたいな。 叶わないの? --------------------------------------------- ギビのブログ、というか、記録簿というか。 見たよ。 ギビが、自分にもしものことがあったら このURLをみんなに教えてくれって言ったんだよね。 ちゃんと、私も教えてもらえたんだよ。 ギビの訃報をもらって、初めて訪れた時は 最後の言葉がとても重くて 私はそれ以上、読めなかった。 1年経った今、改めて読んでみたよ。 ギビ。やっぱり。 自分で決めたんだね。 なんとなく、そうじゃないって信じたかったけど。 でもギビなら、そうかもしれないって思ってた。 ギビはいつも無機質なロボットのように 世の中に馴染もうとしてなかった。 だけど、私たちはちゃんと、ギビが一人の女の子だって知ってた。 ロボットのギビは、 きっともうこの世の中に飽きているんだろうって思ってた。 だけど、女の子のギビは、 きっとちゃんと生きているんだろうって、なんとなく、思ってた。 なんで、決めちゃったの。 それって、誰か知ってた? ご両親と決めた、って、ご両親は泣かなかった? どうしてあと1ヶ月だなんて、決めたの。 その1ヶ月、楽しかった? 本当に、思い残すことなかった? 決めた、って書いていても。 私はまだ信じられない。 ギビは、1ヶ月経ったら、死のう、だなんて 思わなかったんじゃないかって。 でも現に、その日から、一か月とちょっとで 私は訃報を聞いたから。 やっぱり計画的なものだったのかな。 救えたかもしれない、だなんて言わない。 なんとなくそういうのじゃないの、分かってるから。 救ってほしかったわけでもないよね。 ギビは、死ぬ時を自分で決めれて、満足かな。 苦しくなかったのかな。 分かんない。 死にたいって思ったことはたくさんあるけど。 本当に死ねるはずないって。 私も、私の周りの人も。 死ねるはずないって。思ってた。 私たちはちっぽけだから 自分を殺す力なんてない。そう、思ってた。 でもギビは、自分を殺す力を持ってた。 そういうことだよね。 ギビは、私から見れば、天才だった。 だから、若くして亡くなったって聞いても 天才って、そういうものなのかしら、って思った。 私の何十倍も濃度の濃い毎日を送っていたんだろうって。 そして天才は、天才であるがゆえに、長生きできないんだろうと。 でも、ギビ。 それでもギビは、女の子だったんだよ。 10年前に出会って。 ギビのこと、ちょっと怖いと思った。 いい子だっていうのは分かってた。 でもしゃべり方とか、書く文章とか。 無機質で、感情がなくて、怖かった。 でも、嫌われたくはなかった。 それから何年くらい、関わっていたのか、忘れてしまったけど。 ふわがいなくなったら 私たちも関わりがなくなってしまった。 ふわも、死んじゃったのかは分からないけど。 奇跡が起こったのかもしれないけど。 私たちはその討論をやめた。 ふわの影にしがみつくこともやめた。 最後まで優しかったふわの、重荷にならないために。 だから私も。そろそろ。 ギビが自分で決めて死んだのか。 行きたくて死んだのか。 討論をやめようと思う。 最後まで無機質だったギビに、一度でも会えれば。 ギビが天才でもなく ロボットでもなく 温かい血の通った女の子だって分かったはずなのに。 私に刻まれたのは、 ギビが教えてくれた文章。だ。 ありがとね。 |
2010年08月12日(木) |
いつもおんなじことばっかいうけど |
立っている感触さえなくて 笑う喜びさえなくて理由を求めた 泣く意味さえなくて 手に入れる意味さえなくて あの記憶の中の凍った空気を撫でる 誰も見てない 川の横で なんとなく泣きかけてたころ 空はどんよりと曇っていて 決して笑っていてはくれなかった 土手を歩いて 息を吸い込んで 全て自分のものにしてしまおうかと思考を巡らせた だけどそこにあったものは 錆び付いたゴミ箱だけだった ゆるい坂を下れば犬が吠えた その角を不慣れに曲がる そこに、誰もいなくて 窓から眺めた空はなんだか狭くて 意味のわからない時間に翻弄された 君さえ笑ってくれれば なんて、言えたのはいつまでだったかな 君はいつまでも目覚めない 気付かれないように、夜明け前 太陽に挨拶しながら歩いた ここが自分の居場所じゃないってことは ずっと前から気づいていた 君が僕の居場所を作ってくれようとしていることにも ずっと前から気づいていたよ だけど、それが完成することはないまま 出来立ての新しいカフェ 君はもう訪れたことがあるだろうか もしないのなら、一緒に行きたい そう願うのは、意味のないことだと知っている 誰も僕がここに存在することを 望んではいないのだろう だけど僕がここにいたかった ただ、それだけのために泣いた 初めて一緒にご飯を食べた ただそれだけなのに 君は不思議だねと言った ここにしかない、かけがえのないものを 純粋に信じる瞳が痛かった 僕が嫌だというのに、君は何もやめてくれなかった 嫌だということが合図のように 強引に歩こうとしていた 君も僕も、必死だった そんなこと、知っている 少しだけでも、ほんの短い時間でも そこにちゃんと光を見つけた だから、もう自分を責めることはしないで 離した手 いくら自問自答しても正しいのかの答えはない そういう渦の中で、僕らは出会ったのだから でも、きっと、他の人は入れない渦なんだ 僕たちだからこそ入れた渦なんだ 二人の波長が合いすぎるからこそ 出来てしまった渦なんだ ただその現実だけで、嬉しい 君の手の感触は忘れてしまった 君の笑い声も忘れてしまった 君の顔も、ほんの少ししか覚えていない だけど、もしどこかで会うことがあったなら すぐに分かるんじゃないかなっていう自信がある でも、気づかないふりをするかもしれない 君は今も必死に歩いているんだろうなと思う 歩みを止めてしまった僕には、届かないくらいに もしかしたらどこかで躓いて怒ってるかもね こんな人生やってられるかって、また投げ出してるかも だけど君だったら乗り越えれるし 君だったら歩いていける 僕が今まで出会った中で一番 純粋に前を向ける人間だから 自分でだってきっと分かってるはず 立ち止まっていたっていつか 自分が自分を奮い立たせる日はくるから もし君が、ずっと躓いて転んだままでいるなら 僕がちゃんと歩き出したとき 容赦せず、横を通りすぎるよ 手も差し伸べない 優しい言葉もかけない もしかしたら踏んづけちゃうかも それでもいいなら、立ち止まってればいいよ 僕もいつか、君を追いこしたいし でも、そんなことは絶対ないって思ってる 約束したし 頑張って前を向くしかないよ、僕らは 分かってるでしょ それだけが取り柄なんだから |
2010年08月11日(水) |
ちょっと感慨深げに、でも諦め |
なんというか、 もう嫌われてるんだろうなっていうのはうすうす感じていて 最後にやりとりしたメールも なんとなくだけど覚えていて 何気ないメールの中に 無意識に使った、言っちゃいけない、傷つける言葉があって それにももう、気づいている だから返事が返ってこなくなったってことも知っている それから、怖くてメールが出来ない 話題がないし なんかもう、そんな軽々しく話をする間柄でもないんだろうし きっと今は、私の全く知らない生活を送ってるんだろうし どう考えても迷惑だろうなって思うから 多分このままずっと、メールが出来ないんだろうなって思う そんで、多分ずっとこのまま、メールが来ないんだろうなって思う そいやご飯おごってくれるって言ってたな 会うの怖くて流したけど 住んでる場所も知らないから 会おうと思っても会えないわけで まぁ・・・機会が訪れることもないだろうし うん、多分、終わりなんだろうなって ちょっとは期待してる部分もあるよ もしかしたらまた会えるかもしれないし またメールくるかもしれないし まだ、心の拠り所にしてくれてるかもしれないって でも現実的に考えて、それはないでしょ 私の自惚れでしょ っていうのも、痛いくらい分かってる 現実を見なきゃ、っていうのはいつも思ってること そこまでの絆もない 絆を作らなかったのは私 いつも裏切ってたし、傷つけてたし、甘えてた いつまでも許してくれるんだと思ってた いや、思ってないけど 天邪鬼な性格のせいで、優しくできなかった そのたびに、許してくれたからね いまさらながらありがとう 今も、多分、優しくできなんだろうなー と思うと、思い出のままでいいのやも むしろ相手の思い出に残ってるかも微妙なわけだけど ま、たらしだし、性格いいし、うまくやってるでしょう という昔話でしたっ |
2010年08月10日(火) |
フィクション |
朝、目を覚ますと思うんだ。 この光が鬱陶しいって。 だけど今日はいつもと違って、すぐに起き上がるんだ。 自分の中の決意のために。 いつも聞きなれた携帯のアラーム音も、愛しいんだ。 この音は、君が私にくれた音だから。 昨日たくさんの時間を使って選んだ服に袖を通す。 いつもはしない化粧を、ちょっとだけする。 君はきっと化粧する私なんて好きじゃないだろうから。 ちょっとだけ。 でも私は、少しでも可愛い私を見て欲しいから。 バレないくらいに。 どうせ人の顔なんて、そんなに見ないとは思うけど。 年とった私の顔に幻滅するかもしれない。 まつげをビューラーであげて、鏡でチェック。 もっと、まつげが長かったらいいのに。 乗り慣れないバスに乗るんだ。 そして、降りるのも見慣れない景色が広がる場所。 でも、訪れたことはある場所。 「よく知った場所」になるには、まだ回数が少ないかな。 ここで行き交う人々には敵わない。 君は、偶然なんてなくていいと言ったけど、 私は偶然のほうが好きだな。 偶然を装った、必然が。 前に訪れたのはずっとずっと前だから きっといろいろ変わってるんだろうな。 あのコンビニはまだあるだろうか。 ジリジリと、暑い空気。 ここで、それを感じるのは初めて。 ほら、だから、ここは「見知った場所」じゃないんだ。 まだここで、雪が降るのも見たことがない。 川の流れはどんなだろう。今もまだ静かだろうか。 子どもの笑い声はどんなだろう。今もまだ穏やかだろうか。 もしかしたら君はもう、そこにいなかったりして。 それならそれでいいや。 偶然を装った必然、はあんまりうまくいかない。 私がここに来た理由ってなんだろう。 別にそんなの、必要ない気はするけれど。 この場所にまだ持ってきたことのなかった一眼レフを首から下げて。 きっともう、二度と会うことのない景色を収める。 何年か後、この写真を見ることがあったら 私はどんな気持ちになるんだろうな。 ま、私のことだからハードディスクが壊れて全部無くしそうだけど。 それでもいいや。 今、手に出来ないものを 写真を撮ることで、手にしているんだ、と思いたいだけだから。 さ、覚悟決めて。 チャイムを押そうか。 願わくは笑顔の君がいますように、なんて。無理だけど。 ・・・ やっぱ、やめた!! 君がくれたこの思い出を、 そっとポストに入れて。帰ります。 君に、届きますように。 なんて、くさいかな。 ま、チャイム押す勇気がなかっただけなわけだけど。文句ある? 帰り際に君に会えるといいな。 限りなく必然に近い偶然。 いや、むしろ私がここに居る時点でおかしいわけだけど。 もし会えたら、、、なんて。 驚く顔の君が目に浮かぶ。 想像だけでちょっと幸せになれた。 今度は、雪が降っている日に訪れよう。 っていう、物語。 いつか作れるといいなー。 |
2010年08月09日(月) |
考えるのもやなんだけど |
嫌われているのは知っている だって、私も嫌っているから なるべく関わりたくないのも知っている 私もずっと避けてきたから だけどそれがお互いを気にしている証拠になる ライバル?そんなんじゃない 似たもの同士?どうだろう とりあえず近づかない方がいいんだろう、っていう本能 本当に、出来れば、考えたくもない 関わりたくもない イライラするから だけどそれだけで縁を切るほどガキでもない それでも、関わらなきゃいけないところにいるのは苦痛で はやく切り離してしまいたい だから、気持ちをぶつけてしまおうかとも思う 「あんたなんて嫌いだ」と だけどそれで失うものがある その人だけじゃなくて、他にももっと その失うものが本当に必要なものなのかは分からないけど なるべく失わなくて済むならそうしたい いらないものだけを捨てて ほしいものだけ手にしておきたい そう願うのは、ガキの姿と一緒 そういうくだらないことで悩んでいるのは 昔からずっと変わらない どうやったら、人とうまく付き合えるんだろうな |
2010年08月08日(日) |
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