蛍桜

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見てなかった世界


多分、私は間違ってた

心が通じていたから、とか
絆があるはずだから、とか
そういうのだけに縋りすぎていた

いい意味で、人間のつながりって脆いんだって気付けた

それだけでも、いい





最近、人見知りが少しずつ解消されてきた
それは自他ともに認めていて
自分でも頑張った!って誉めてあげれるレベルかも

ただ、場数をこなして、人並みになっただけだけど
普通の大人並み(もしくは以下)に人と会話ができるだけだけど
違う世界を見てみるのも、悪くないって思えた

最近の私は、他人に自分のことを話すようになった
深いところは相変わらず全く話さないけど

こんなこと相手に話してもつまんないだけだろうな、とか
別に言う必要ないんじゃね?って思っていたこととか
これを言ったらこう思われるんじゃないんだろうかと迷っていたこととか
とにかく、「無駄な言葉」を話すようになった

あついね、とか、さむいね、とか
どうでもいいこと、言いたくなかったけど
そういう会話も大事ってことは気付いた
だからって、どうでもいい愚痴をただ言い続けることはしないけどね

多分ね、これは香川を出たからなんだと思う
香川ではずっと人見知りのまんまだったかもしれない
こっちに出てきてからは、自力で人脈作らなきゃいけないし
まぁ、もし失敗しても香川に帰るから
当たって砕けろ!って思えるふしがあるから
多少おしゃべりになれてるのかも

多分これが俗にいう
「おしゃべり好きな女たち」
なのかもしれないし
「話にオチがないつまらない人」
なのかもしれない

でも私にとっては、自分から話をすることができるようになったことが
なによりも成長

ただそういう会話ばっかりしてると
やっぱり本質が見えない
自分もどっかに行っちゃうし

だから、つまらない人間にならないように
「何も話さなかった自分」の感性も
忘れないようにしていきたいな


今の職場は、みんないい人ばっかり
というかね、多分、大人なんだと思う

仕事は、まぁ仕事だから
義務感で毎日やってるわけだけど
でも私は好きなことをやれてるわけで楽しいし
職場も、憂鬱じゃない

ちょっと朝布団から出るのが寒かったり
寝不足でもっと寝たかったり
猫ともっと遊びたかったり
駅まで歩いて行くのがめんどくさかったり

っていうのが、不満なだけで
今までで一番、「なぜ仕事をしてるんだろうか」とか
問わなくていい程度には、楽しいんだと思う

どこを終わりにしよう、とかは考えてるけど
まあ出来るなら、今の安定した気持ちを継続させたい

「日常」になっちゃってる毎日に
新鮮さって、あんまりないけど
その毎日の中の
ちょっとした幸せを寄せ集めて
私は笑顔を絶やさないようにしたい

私は、自分の笑顔大っきらいだけど
仏頂面してるよりはいいかなって

自分の顔、大っきらいだけど
まあいつかお金がたまったらプチ整形でもするから
今はこれで我慢すっかなんて思って
多分ずっとプチ整形なんてしないんだろうけど

「自分のことが大っきらいな自分」
がいることで、私は常に冷静で居られるわけだし
「人に嫌われたくない」
っていう気持ちは強いけど
それって悪いことじゃないと思ってきたんだよね
媚を売るってわけじゃないし
上っ面だけってわけでもないけど
やっぱ「自分のため」だけにならないように
「誰かのため」でいることって大事なんじゃないかなって思う

誰かがずっと笑顔で居ると
こっちまでちょっとだけテンションあがっちゃう
その人と話すと、ちょっとだけ楽しい気分になっちゃう

そんな人になれるように、がんばらないと



相変わらず人と関わるのは怖いけど、
いまさら
「人間不信です」
なんて言うわけにもいかないし
そんな言い訳、通用しない

ただただ私は社会不適合者だっただけで
そんな自分を慰めるために
「人間が嫌い」なんて言って遠ざけてただけなんだと思う

傷つきたくなかったし
傷つけたくなかった

傷つきたくなかった、ってのは言葉通りだけど
傷つけたくなかった、っていうのは
傷つけて、「あいつのせいで」とか責められるのが怖かっただけで
全然、きれいごととかじゃなかった


昔は、「傷つけたくない」という言葉は
相手のことを考えてる言葉だと思ってたし
そういうつもりで使ってた

だけどね、今になってわかるけど
やっぱそれも自分のためだったんだ

私のすべてをさらけ出せなかった人、ごめんなさい
ただただ怖かった
きっとみんな気付いてたと思うけど
拒絶されるのが怖かったから
いつも曖昧だった
嫌われたくなかったから
いつもきれいごと言ってた

でもたまにそういうのめんどくさくなって
みんなのメルアド消しちゃったり
携帯の電源きったり
そういう、ガキっぽいことしてたんだと思う

もうしないと思う、なんて言うとうそになっちゃうけど
いつかまたやっちゃう日が来たとしても
私は今までみたいに無駄を自分を責めないと思う

「私のせいでこうなった」
「みんなが私のことを嫌ってしまった」

なんて、被害者ぶることはできるだけしないようにすると思う

私のせいで、何かが起こったとしても
それを、誰かに責められたとしても
私はそこで最善を尽くすしかないわけだし
怖かったら逃げるんだろうし
そうやって適当にやりすごしていけば
いつか回りまわって罰があたるんだろうし

とにかく、まぁ
その時の私のたち振る舞いがあるんだろうから

立ち止まることが無駄とは思わないけど
私は散々そこで悩んで
散々みんなに迷惑をかけたわけで

いい加減、成長したよってとこ
見せないといけないなぁって

強くなったわけじゃないけど
「強がりしてる自分」をみせることはもうやめた
いや?やめてないかも
よくわかんないや
最近、そういうの見せれる人もいないから

でも私は頑張ってる

頑張ってるってことは、言いたかった


だから、あなたも頑張ってほしい


時間は流れちゃったけど
思い出の音楽を聴いたって、何も戻ってこないけど

っていうか、なんか私
過去にいろいろ置いてきちゃった気がするけど

それは未練かもしれないし、
ただの気のせいかもしれない

よくわかんないけど
私は今ここにいることが幸せで
今ここにいることがよかったと思う

こういう方向?に成長しちゃったのはどうなんだろうって思うけど
まぁ不幸ぶってみんなに迷惑かけてた私よりは好き

ただ、ああいう風に弱いふりしてたほうが
みんな助けてくれるし、やさしい言葉を投げてくれるし
私はずっと甘えていられたんだと思う
多分あっちのほうが男うけもいいんだろなー
いや、めんどくさいだけの女になるか

まあ、何が言いたいのかはさ
結局分かってないんだけど

確実に変わってるものってあってさ

でも私は、変わらないものもあるって信じていてさ

でも信じるって言葉は、いい加減で
信じていたことが崩れたとき
それは「裏切り」になったり「不幸」になったりしちゃう

もう裏切られた、とか
私はなんて不幸なんだろう、とか
そういうの思いたくないから

誰かを信じるとか
何かを信じるとか
そういう言葉を軽々しくは使いたくないんだけど

そういう「強い気持ち」的なものを
結構排除してきて
今の私になって

「強い気持ち」ってなんか醜くて
何に対しても、欲望って、醜くて
私はそれを見たくなくて
そんな気持ちに支配されてる自分が嫌いで

だから、
誰かを「好き」だとか
誰かを「信じる」だとか
本当に「やりたい」こととか
そういうの、なくしちゃって

でも、そのほうが生きやすいのは本当

たまに湧いてくる自分の欲望は
最近は大体食欲だなw
あとお金ほしい
お金いっぱいためて、猫いっぱい飼うんだ



2009年11月26日(木)

戒め

人を傷つけてることに気づけない人は一生そのまま。
人を見下していたり、自分だけが優位に立とうとしていたり、一番自分がすごく思われたいと思っていたり、そういうことにばかり気をとられてると何も見えない。

他人の幸せは偶然の産物だと思ってうらやましがるだけの人は一生そのまま。
自分と他人の幸せを比べる必要性はないし、比べられない。
かわいそうな自分に酔いしれることができるけど、少しでも恵まれてることに気づけない自分のほうがかわいそう。

いつまでも、成長できる人間でありたい。
2009年11月25日(水)

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