思うこと
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2008年09月14日(日) フランスなど足元にも及ばない「締め出し」・・・中国

これは大統領がエリゼ宮にローマ教皇を招いて会談したことへの「反発」なんでしょうかね。そのくらいいいじゃないかと思いますけどね。

ちなみに中国の場合はもっとひどいですよ。ここまでくると、嫌がらせとしか思えない。

イスラム教を信仰するウイグル人の多い「新疆維吾爾自治区」・・・(事実上の植民地)で、ラマダン(断食)の行事の期間中、飲食店に営業を義務付けたり、党幹部がウイグル人を宴会に招いたり(無理やり食べさせられる。断ったらおしおき・・・。)学生に、宗教活動に加わらないことへの誓約書をかかせたり、警察官をモスクの前で見張らせて、党幹部などがこっそり礼拝に来ていないかスパイさせたり。(見つかったら幹部職追放される)

ちなみに「ラマダン」というのは、イスラム圏では普遍的な年中行事です。一ヶ月ほど続き、その間は「夜明けから日没まで」は断食ということです。暗くなったら食べてもいいので、親族一同で集まって、日暮れからはもりもり食べます。日本で例えるところのお正月のような感じになるそうです。

いち日本人として、例えば「お正月」を祝うのを禁止!と言われたら、どう思うか考えてみてください。

正月に飲食店が営業していないのはケシカラン!と当局に言われ、
「私は初詣に行きません」との誓約書を書かされたり、
こっそり初詣なんぞに行っていないかどうか、警察が鳥居の陰に隠れてチェックしていたり、

この記事が伝えていることを日本人の年中行事に当てはめて考えると、そういうことなのです。

詳しくは、朝日新聞のこの記事など見てください。
http://www.asahi.com/international/update/0911/TKY200809100310.html

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=606740&media_id=4

以下元記事
 【パリ12日時事】厳格な政教分離主義を掲げるフランスで、サルコジ大統領が12日、訪仏したローマ法王ベネディクト16世との会談後、宗教を締め出すことは「狂気のさた」などと発言、野党や市民団体から反発を受けている。

 大統領は「フランスのルーツはキリスト教だ」と強調し、「(宗教を)締め出すなど狂気のさたであり、文化や思想に背く」と主張。公的生活にも宗教を持ち込む余地を与える「前向きな政教分離主義」の持論を唱えた。 


2008年09月13日(土) ネパール・下町の脱中者は…追放されることに

>ネパール・下町の6人姉妹に…藤原竜也が出会った

最近見てないな。というか、テレビ自体ほとんど観てない。

ところで、毛沢東主義派が政権を牛耳るネパールは、事実上中国様の忠実な下僕となりつつあり、
中国を脱出してきたチベット人不法滞在者を国外追放されることになりました。

以下記事

ネパール、不法滞在チベット人追放へ - MSN産経ニュース
2008.9.11 17:28

 8月に誕生したばかりのネパール共産党毛沢東主義派出身のダハル首相率いる同国の新政権が、ネパールに不法滞在する中国からのチベット人追放に乗り出したことが11日、明らかになった。

 ネパールにとって中国は主要な支援国である上に、イデオロギー的に毛沢東主義を崇拝する同派主導のネパール新政権の中国寄りの姿勢が鮮明になった形だ。

 内務省報道官によると、ネパールに居住するすべてのチベット人の滞在資格に関する捜査権限が警察に与えられ、不法滞在が分かったチベット人は国外追放される。

 ネパールには滞在資格を持つ約2万人の亡命チベット人以外に、数千人の不法滞在チベット人がいるとみられる。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080911/chn0809111738001-n1.htm

以上↑

画像は雪のヒマラヤを徒歩で越える亡命チベット人。


元記事:上地、玉木、小栗らの涙再び…『世界ウルルン滞在記』DVD化決定


2008年09月12日(金) ツネちゃんは嫌いです。

自分の周囲の人の中には、「朝日新聞はきらいです」とか公言している人がいるんだけど、自分が今取っている新聞は朝日新聞。ちなみに、「読売新聞は嫌いです」コミュに入っている友人もいたな。

新聞の勧誘が景品片手に入れ替わり立ち代わり来るので、朝日・読売・毎日を3ヶ月ずつ取ることを繰り返している。
どれも一長一短あり。

読売新聞は、あの傲慢な影の帝王が大嫌いだし、彼抜きにしても、俺達が世界の新聞ナンバーワンだ!とばかりに傲慢になっている感じを受ける。主張が押し付けがましく感じることが多く、お前ら、新聞というツールを湯利用して世論誘導を図っているだろう?とマジで感じる。朝日新聞を取っていると「中国って実は言われている程ヤバイ国じゃないのかも」とか影響されるし、毎日新聞はあまり社説が面白くないし、読むところが少ないし。

で、その朝日新聞ですが、11日の朝刊、ここまで書いてくれるか!と感激しました。
「厳戒北京で自由叫ぶ・・・チベット民主化支援の活動家」との見出しで、8月中に北京での外国人義士による「旗揚げ」について1ページの半分近くの大きな記事を載せたし、同じく1ページの5分の1くらいのスペースを使って、「宗教に政治介入で波紋・・中国新疆ウイグル自治区・・・断食時も『営業せよ』」との見出しで、新疆こと東トルキスタンでの、当局によるイスラム教徒への嫌がらせについて、具体的かつ詳しく述べていました。

ちなみに、うちの近くに産経新聞の支店があります。産経新聞も加えて4誌持ち回りになれば左右のバランスが絶妙になるんだけど、どういう訳か、勧誘に来ないので取ったことがありません。稀に駅の売店で買うことはあるんだけどね。一番安いから。

(「踏み絵」の写真)


写真は亡命チベット人が、占領下でのチベットでの出来事を回想して描いたもの。中国の憲兵が僧院に乗り込んでダライ・ラマ法王の肖像を踏みつけている様子です。


2008年09月10日(水) 祈るということ

>祈りが通じた。昨季もナイターで行った開幕戦、東芝−サントリーは
>当日の大雨の影響で観衆9037人と伸び悩んだ。その教訓を生かし
>各チームの開幕戦での晴天を願い、TLの稲垣純一COOが先月末に
>東京・高円寺にある日本で唯一の気象神社を参拝。お守りとお札も購
>入し、各チームの幹部にも配布した。その成果もあってか、5日は予
>報に反して雨は降らず。昨季を上回る1万4901人の観衆を集めた。

祈るというのは意味があるものなのだろうか?

時々思う。もう2ヶ月か3ヶ月くらい前になるが、映画「チベットチベット」を観た。撮影されたのは10年くらい前。チベット亡命政府所在地ダラムサラで、たくさんの人々がキャンドルに自由への祈りを託して静かに街をデモしている映像があった。そのとき俺は「少なくとも10年も前から、こんなにも大勢の人が集まって祈りをしているのに、チベットの状況は何も変わらないどころか、かえって悪化している。祈るってことは、単なる自己満足以上のものでしかないのだろうな。と。

五輪が終了してからというもの、チベット関係のイベントが途端に少なくなって、仕方なく、消去法的にフリチベサポーターは多分誰でも知っているであろう、あの寺に行った。自己満足でもいい。チベットに対して同じ思いを抱いている人と話ができるだけでもいいと思って。

で、僧侶に率直に思いをぶつけてみた。上記の「チベットチベット」の映画でのキャンドルライティングの一場面を観て感じたことを。僧侶の答えは俺が予期していないものだった。「願いや祈りなんていうものは、10年やそこらの短期間で叶うとは限らない。100年経って祈りが通じたといことがあってもいいじゃないか。」と。

そういえば、仏教にはやたらと長い時間軸が存在する。永劫と言って、56億数千万年後に今の世界が一旦消滅するだとか。(現代科学で太陽の寿命が残りおよそ50億年と言われているのと奇妙に一致するところに、偶然とは思えない何かを以前から感じてはいる。)

ともかく、五輪後、急速に人々のチベットへの関心が薄れていくのに、危機感を持ってこの文章を書いた。とりとめのない文章になってしまったが、夜遅くなってしまったのでこれで寝る。


2008年09月09日(火) なんか釈然としない。(無人攻撃機)

たとえ、民間人が犠牲にならなかったとしても。犠牲になったのなら尚更。無人爆撃機はきっと、テレビモニターか何かで誰がが操作してるんだと思うが、操作している本人にとってはきっとゲーム感覚だろう。たとえ撃墜されたとしても、単に「ゲームオーバー」としてモニターが映らなくなるだけで、操作している本人が死ぬなんてことはない。しかし、爆撃を受けるのは生身の人間。

これって卑怯じゃないか?

【米無人機が空爆、14人死亡=アフガンから連日越境攻撃−パキスタン】
http://www.medianetjapan.com/2/20/lifestyle/tomk2m6vol63/sphome91d1630.html


2008年09月08日(月) 鉱山開発のために草原を追われる遊牧民

鉱山開発のために草原を追われる遊牧民・・・しかも、遊牧民を説得させる言葉は「自然保護の為」・・・。

もうかれこれ3ヶ月くらい前。6月だったかな。
「50人のチベット展」という、写真展に行ってきました。
印象に残った写真のひとつを紹介しておきます。

荒野に並ぶ仮設住宅の集落。
「自然保護のために」という理由でチベット人遊牧民を草原から追い出して定住させた集落と説明にありました。しかも、「自然保護」は単なる美辞麗句で、実際は鉱山開発のための土地収用だったとのことでした。

鉱山開発で草原を追われたチベット人のその後のことを思うと憂鬱になります。チベットブログ「ルンタ」から全文引用します。以下引用↓

2008年08月19日
チベット遊牧民強制定住政策
明日20日の午後6時半より大阪のカフェ「CHAKRA」で私のトークがあるようです。
1人じゃやりたくないけど。
大阪方面でこのブログをお読みの方、暇のある方はお越しください。
「チベッタンチャクラの話」とかはリクエストがあれば話しましょうかね!?
少なくとも、ゆかさんの素晴らしいチベットの歌が聞けますからお越しください。

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<チベット遊牧民強制定住政策>

http://phayul.com/news/article.aspx?id=22527&article=China+to+relocate+;over+73%2c700+;Nomadic3;Tibetans+in+Kanlho+into+permanent+;homes%3a+state3;media
18日付のphayul.comによれば、カンロ(ガンナン、南甘粛県)に住む73700人のチベット遊牧民が今後5年間にブロック作りの団地に定住させられる。
これは新華社も伝えるところだ。

先の月曜日には定住計画本部長のワン・ホンウエイは「黄河の源を故郷とするチベットの遊牧民73700人が低地の耕作地に移住する」と語った。

このカンロ地域では3月以降各地で大きなデモが続き衝突で多くの犠牲者もでている。
この地域で主な衝突があったところはサンチュ、ルチュ、マチュ、チョネ、テオ、ヘゾである。
8月8日に予定されていた有名なサンチュ、ボラ僧院での年中行事の「鹿の舞」も当局が開催を禁止した。

2010年までに80%のチベットの遊牧民、半農民を定住させる計画が2006年から始まっている。

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この強制定住政策はチベット人にとって最悪の政策の一つです。
字も読めない遊牧民も多い、そんなチベット人をだまして拇印を押させるケースは良く聞く。ほとんどはローンである住宅資金を貰えると思って金に釣られて定住する。
その時家畜を皆殺しにしてまた金にする。
そのあとはでも、家畜も草原もないから何もすることがない、賭けや遊びや生活費ですぐに金は尽きる、アル中も多くなる。あとは乞食か強盗か。
昔のアメリカインディヤンやら、アボリジニとかもこんなふうに処理された。

こうして簡単に手に入れた広大な土地を中国の地方政府はしばしば回族や漢族に売り飛ばす。


「50人のチベット展」
http://tibet-daisuki.at.webry.info/200806/article_1.html

<中華経済>3年で大型鉱区10カ所を建設へ―チベット自治区
http://www.recordchina.co.jp/group/g23705.html


2008年09月07日(日) 呼び込まれる者と追われる者と

中国本土から出稼ぎの女性がやってくる一方で、
ウイグル人の若い未婚女性は国の方針で沿海部の工業地帯に送り込まれています。

「新疆ウイグル自治区」こと東トルキスタンでのウイグル人と漢民族の民族比率を逆転させ、「一箇中国(ひとつの中国)」を実現させる為に。


「東トルキスタンに平和と自由を・・・」
http://d.hatena.ne.jp/sabit/20070509

「花摘み娘」が続々参上!綿花豊作で大わらわ―新疆ウイグル自治区
http://www.recordchina.co.jp/group/g23630.html


2008年09月06日(土) 第二次世界大戦前夜の日本を思い起こさせますね

「中国の発展、領土の統一、資源の獲得を阻害する動きに対しては平和的な対話を試みるものの、それが失敗に終われば武力を持って対処するしかない」と強硬な姿勢を見せた。


当時、勢力圏たる満州の単独開発・開拓、資源の獲得を阻害する動きがありました。その動きに逆切れしたのがまさしく「真珠湾」です。

現代から見れば満州「侵略」ですが、
植民地が当たり前にあった20世紀前半の常識では、
「開発されずに放置されている土地は、最初に占領した国のもの」という暗黙のルールがありました。清朝末期の「満州」は、まさしく、放置されているに等しい土地でした。(そもそもが、満州民族が清王朝を打ち立てた時に、ほとんどの満州人が万里の長城の南に移住したわけですが、やがて時代が変わって『清』王朝が倒れるようなことがあった場合に逃げ込んで、昔のように再び遊牧生活に戻れるように、封禁の地(=漢民族居住禁止エリア)としていたからです。)

そんな、「がら空きの土地」満州を、北からは不凍港を求めるロシアが、南からは開拓に適した広い土地と、資源(主に石炭と鉄鉱石)を求める日本が狙い、引き起こされたのが日露戦争。

多大な犠牲を払って獲得した大事な勢力圏「満州」。こともあろうにアメリカが「共同開発しようぜ」と誘ってきた。「テメエ、俺様(日本)が、この何もないが豊かな資源と広い土地を手に入れるのにどれだけの苦労をしたのか知っているのか?汗も血も流していないくせに何様のつもりだ」と蹴ったのが、アメリカが日本を仮想敵国と定めたきっかけだったといわれている。

ちなみに、アメリカは今でも似たようなことをやっている。自分では努力らしい努力をしないで、相手に圧力をかけて、いっちょまえに分け前にあずかろうとする行動。牛肉騒動なんてまさにそうだね。(品質の向上に向けた努力(全頭検査等)をしないくせに、いや、俺が安全だと言ってるから安全なんだ。それを信じないお前の国の国民が悪い。と開き直る態度とかね。)

 ともかく、「満州共同開発」を断られて逆切れした当時のアメリカは、日本に経済制裁を課した。ABCD包囲網というやつね。米英中蘭。当時日本は石油をアメリカとオランダ領東インド(現インドネシア)から輸入していたから、まさしく大切な資源を干される形になった。それが真珠湾攻撃、ひいては第二次世界大戦を日本が引き起こすこととなった、ひとつの重要な原因。NHK「石油の世紀」をようつべなんかで見てみると納得できるかも。 

このまま中国が日本の敗戦から何も学ばずに歴史が繰り返すならば、
世界中で資源漁りをする中国への反感が増大し、
中国へのボイコット運動が起こり、
中国が逆切れして第3次世界大戦が起こり、
億単位の人々が死に、地球全体が核で汚染され、
現代文明が崩壊
ということになりかねないと、真摯に思う。

中国の発展、領土統一、資源獲得の阻害には戦争も辞さず―中国軍高官
http://www.recordchina.co.jp/group/g23566.html


2008年09月05日(金) 「生産建設兵団」内で暴動が

最近、人民解放軍の「生産建設兵団」内で暴動が頻発しているようです。
故郷の漢土から数千キロ離れた辺境で、現地のウイグル人を立ち退かせて得た土地で、平時は農業にいそしみながら、植民地支配からの解放運動に目を光らせる目的で置かれているのが「生産建設兵団」というものです。

ところが、漢土が懐かしくなった漢民族が、国に帰りたいといって兵団上層部に陳情を繰り返し、受け入れられないとみるや暴動を起こしているようなのです。なんか、ブリタニア(現英国)やダキア(現ルーマニア)などの辺境防衛に派遣されたローマ兵士が、オリーブやぶどうが豊かに実るローマ本国に帰りたくなって反乱を起こした3世紀頃のローマ帝国を連想させます。まさに同じことですから。

もうちょっと詳しく知りたい方、これとか読んでみる?
若干記事は古いけど。
http://uygur.fc2web.com/uygur12_2.html

さらにもうちょっと詳しく
http://kok2.no-blog.jp/tengri/2008/04/100_2314.html


2008年09月04日(木) 騙し取った金で人助け・・・。

>北朝鮮の工作活動に使われた可能性について調べている。

そうかもしれないが、
北の国に残してきた家族のために、仕送りしていたのかもしれない。
勿論、その場合でも大部分は北朝鮮政府にピンハネされて、一部しか届かないんだろうけど。

なんか、元祖ルパンの逸話を思い出しますね。
盗んだり騙し取ったりするのは勿論犯罪なんだけど、
そうして得た金で、貧しい人を助けたりする元祖ルパン・・・。

数日前のミクシーニュースですが、
北の国では配給の食糧が3分の1に減り、600万人が栄養失調と伝えられていました。情報が入ってこないので推測の域を出ませんが、北の国の国民の3〜4人に1人は飢えている計算ですね。

全体としては、制裁解除反対!なんだけど、
個々人の顔が見えるレベルでの話になると、あの国のあまりの悲惨な人民の生活を見るに、しのびない気持ちになる。

書いていて、ひとつ逸話を思い出した。
ガリア(2000年前のフランス一帯)の英雄ヴェルキンゲトリクス。ローマのカエサルの侵略に対抗するために、敵に兵糧がわたらないよう、畑を焼く「焦土作戦」を取った。が、篭城している村人の中で、幼い子供が「お腹が空いた」・・・と力なく訴える姿を見て、焦土作戦を中止してしまう。
ガリア諸部族全体の幸福(ここでは、侵略阻止)という戦略の遂行には情けは無用なのだが、
目の前の個人(飢えているガリア人の少女)を見ると、その決意が揺らいでしまう、そんな心境。


ちなみに、現在の北朝鮮をかつての東ドイツに例える方が見受けられますが、東ドイツはおろか、江戸時代以下です。
数字だけ見れば、日本史で出てきた「天明の飢饉」とかよりもひどいです。といっても、最新の人口統計がないのでこれも推測が多分に含まれていますが。

90年代の北朝鮮の人口2100万人。

90年代後半の食料不足で、100万人を超える餓死者が出たといわれています。

江戸時代の飢饉よりもひどいです。
江戸時代後期の日本の人口は推計3000万〜3300万人。
(農民と町人の数字は正確なんだけど、武士や公家、僧侶などは人口統計から外れていたため、必然的に総人口は「推計」となります)

天明の飢饉では100万人を超える餓死者が出たといいます。

江戸時代の日本
3000万に対し「100万人を超える」餓死者

最近の北朝鮮
2100万に対し「100万人を超える」餓死者

どちらがヤバイのかは一目瞭然です。

参考資料
http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-February/011562.html



■脱北者が保険金詐欺、一部は北朝鮮に送金
(読売新聞 - 09月04日 19:56)


2008年09月02日(火) 覚えているかな?手錠五輪Tシャツ。

7月に買った手錠五輪Tシャツがあるんだが、
今着て街を歩いたら、「五輪終わってるのに今だに着てる奴がいるよ」くらいにしか思われないだろうな。
8月8日に北アルプスの白馬で、続々と登ってくるハイキング客に見せつけながら歩いた時は、すれ違う人々の表情が面白く、こっちが噴出しそうになった。結局五輪開催までに、人々の目に止まる形で着たのはその一回だけ。でも五輪開会式当日に数百〜千人くらいに見てもらえたと思う。

ちなみに最近、身の回りでは、24時間テレビをもじって「愛はチベットを救う」と書かれたTシャツを着て、B4サイズほどの大きさの雪山獅子の手旗を持って、横浜のランドマークタワーを歩き回ったつわものがいます。愛はチベットを救うのです。

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亡命者の拷問体験談の詳細はこちらのブログに詳しいです。
http://yslapislazuli.iza.ne.jp/blog/tag/15083/

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福田首相「あなたとは違うんです」Tシャツ発売−反応は上々
http://www.shibukei.com/headline/photo/5545/


2008年09月01日(月) 三国志に見て取れる、「変わらない中国」

「三国志」を読んだことがあるだろうか?

その中で、天才軍師孔明が「古来、『天に二日なく、地に二王無し』と言います。」
と言ったのを覚えてる人はいるだろうか?

意味は「昔から『空に二つの太陽が必要ないのと同様に、地上に二人の王は必要ありません』と言われています」である。

これと全く同じ意味のことを、現代の中華人民共和国が言っているんだよね。

「世界に中国は一つしかなく、大陸と台湾はいずれも一つの中国に属し、分割は許されない」

一見まっとうなことを言ってるようだけど、実は、「中国人が住んでる」からといって、一つの国でなければならない理由なんてないんだよね。世界の国々を見渡してみても、例えばドイツ人なんて、ドイツ、オーストリア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、それにスイスの東半分と、5カ国に別れて国を形成しているけど、誰も「ドイツとオーストリアは一つのドイツでなくてはならない」なんて言い出さないでしょう?(戦時中のヒトラーはオーストリアを併合したけど、戦後、また元通り別れてる。)

アメリカとイギリスの関係を想起してみても明らかだよね。イギリスから移民した人々が主体となってアメリカという国が形成されたのは、この文章を読んでくれてるみなさんも周知の事実だろうけど、だからといってイギリスはアメリカに対して、統一しようなんて馬鹿なことは言わない。
台湾も同じ。台湾は、500年くらい前には倭寇(※注)の巣窟になったり、400年程前くらいから、中国本土から移民が住み着くようになった。それが、いろいろないきさつがあって大陸とは別の国を形成したからと言って、何が悪いんだろうね。

台湾の側から、統一させてくださいと言ってるんだったら別だけど。
古代の為政者が言った言葉に、現代中国の指導者って縛られてるんだね。

 たちが悪いのは、「ひとつの中国」でなければならないとされている地域は、時代が下るにつれてだんだんと広がっていっていること。
三国志の時代は台湾なんて恐らく、島の存在すら知られていなかっただろうし、チベットだって、東トルキスタンだって、三国志の時代には「天下統一」の対象ではなかった。

注:日本人ばかりではなく、中国人で倭寇と化した者も多く、沿岸部で食い詰めた、多国籍・無国籍ならず者集団だった。

好きな歴史小説・マンガ 『三国志』が根強い人気
http://life-cdn.oricon.co.jp/57672/full


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