Deckard's Movie Diary index|past|will
05年カンヌ国際映画祭・批評家週間正式出品作品、フランス作家協会賞、最優秀ヤング批評家賞、最優秀ドイツ批評家賞、鉄道賞(金のレール賞・・・って、なんだよ?)の4賞受賞!一夜の出来事を登場人物それぞれの視点から描いています。この手の映画はフレンチ・ムーヴィーの小品に魅力的なモノが多いんですが、これはまさに拾い物!脚本が丁寧に練られていて、前菜からデザートまで十分堪能出来ます。邦画でもやれば出来るじゃん!たぶん、某有名脚本家の新作『THE 有頂天ホテル』並の豪華キャストでリメイクしても十分採算が取れるでしょう。っつーか、『THE 有頂天ホテル』より面白いと思いますよ・・・たぶん(苦笑)。惜しいのは、脚本の上手さに演出がついて行けてないんですよ。そりゃ、この映画がほとんど初監督作の内田けんじ監督に多くは期待するのは酷ですが、前半はあまりに間が悪いですし、明らかに登場人物の誰かにスポットを当てた方が良いです。おそらく、主役の二人に、もっと濃い演出をしていれば今年度邦画ベスト1になったような気もします。エンディングの作りも上手いんだけどなぁ・・・とにかく、楽しみな新人が出て来たのは間違いありません!当然、次回作にも期待します!っつーか、こういう監督に目を向けて、しっかり育てて、面白い映画を作るプロデューサー!出て来いやぁ〜!
デッカード
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