Deckard's Movie Diary index|past|will
北野武が世界を意識して作った『ブラザー』。北野監督作品はいつも体温の低さが特徴になっていますが、今回はその体温の低さをギリギリのところで保っているカンジです。ここのところ目立っていたアート志向を一切排除し、デビュー作の『その男、凶暴につき』近い空気で全編満たされています。世界市場を意識してか、「和と洋」の違いを解かり易く強調しながら、「兄貴とは?」をうまく描いています。もうちょっと、熱い方が好みなんですが、見終わった後からジワジワきました・・・。
先日TVドラマのハナシで1本、忘れていました。野島ドラマ『ストロベリー・オンザ・ショトケーキ』。いつものような野島節を連発。滝沢、深田、内山、ヨースケと、端から端までを網羅する若手人気所を配して、中々好調な滑り出し。特に野島ドラマに良く出てくるキャラ(とても純粋な人or知的障害者)を演じる深田恭子が、あまりにはまり過ぎていて怖いくらいです。っていうか笑ってしまう!ということで、見ています。
昨日の口直しってワケじゃないけど、思いっきり期待している『アヴァロン』にイレコミ気味(笑)で突撃。『攻殻機動隊』で『マトリックス』にも影響を与えた押井守監督の最新作。初の実写映画でポーランド・ロケ!う〜ん、ますます期待してしまう!ポスターも中々イイ感じだし・・・(犬のもあるけど!)およそ2時間後。かなり出来がイイです。映像も綺麗だし、今までのアニメの経験を生かしたCGの使い方もイヤミはなく、とても効果的でした。美術も音もいい!かなりイケてます。かなりイケてますが、押井監督の弱点でもあるんだけど、ちょっと情緒に流れてしまっているんですねぇ。後半に向かって、もっとドラマティックに盛上げてくれて欲しかった!いやー、惜しいなぁ!(←オヤジギャグではありません!)ホント、もうちょっとなんだけどなぁ・・・あ、音楽は例によって川井憲次なんですが、今までの最高傑作ですね。間違いなく!『カオス』も本編はどうしようもなかったけど、音楽だけは良かったですから!最近ノッってますね。川井憲次!
さんざん迷って、終わってしまいそうなので『レッド・プラネット』を観に行きました。つまらなかったなぁ・・・。どうってことないハナシを永遠と引っ張るし、テンポも悪いし。確かMYV出身の監督とか聞いていたので、ちょっと期待していたんだけど、な〜んもイイところなかったなぁ・・・。
やっと『13デイズ』を観に行きました。あんまり期待してなかったんだけど・・・だって最近のケビン・コスナーって、どうなの?ってカンジでしょ。自分ばっかりカッコ良くて・・・まぁ『HERO』のキムタクみたいな!だけんどもしかし、意外と良くて、けっこう長い映画なんですが、2転3転!飽きさせないんですよ。ハリウッド映画では久々の男の骨太ドラマです。女性はホントに必要最小限の登場で、それがまた効果的なんですヨ!見応えアリ!
いつもTVドラマは、まずTV情報誌で面白そうなモノを選ぶ。そして初回をチェック。で、見るか見ないか決める。今季は『HERO』『女子アナ』『2001年の男運』『ロケットボーイズ』『FACE』『かばちたれ』『白い影』の7本を見ました。初回で脱落は『HERO』『2001年の男運』(キムタク&カンノがワンパターン!)『FACE』(ストーリーが見え見え)の3本が脱落。『女子アナ』はまだヨクわからない・・・。『ロケットボーイズ』は織田祐二のキャラがちょっと変わっていて面白い。気が弱いくせに妙に興奮してりして・・・でも休止になっちゃいました。『かばちたれ』は深津っちゃんの演技が絶好調で、魅力的!常盤貴子のハクチぶりと対照的でなかなか見せます。『白い影』はなんと言っても、猟銃自殺した田宮次郎(今生きてれば陰のあるイイ役者になっていたと思う・・・)の名作の焼き直し。中居クンが頑張っていますが、やはり若すぎるんじゃないかなぁ・・・でも竹内結子のナース姿が・・・なんか良くて・・・。
午後から時間が空いたので意を決して、3時間近い大作『ヤンヤン/夏の想い出』を観に行く。ヤンヤン、姉のティンティン、父親の3人を中心としたひと夏の物語。それぞれの人生模様を丁寧に描いていくのですが、丁寧過ぎ!どう考えても長い!ワンカット、ワンカットが長過ぎるカンジ・・・だから間延びしているというか、全体的に散漫な印象です。あと30分短ければ、もう少し凝縮した傑作になったと思うのだが・・・それにしても台湾の女性はなんであんなにスタイルがいいんだ?あ、それから同業者のY君、デート中だったから声を掛けるのヤメました。ふふふ・・・
この一週間がとても忙しくて、久々の完徹(完全徹夜)もあったし、もうボロボロや!ホンマに。で、水曜日!テアトルだけでなくシネマライズも1000円の日です。『パーティ7』を観に行きました。『鮫肌男と桃尻女』で名を挙げたCM出身の石井克人監督作品。浅野忠信、永瀬正敏の二人が出ているからなのか6〜7割女性客で、水曜1000円の日をさしおいても、すごい混み方!シネマライズ得意の『立ち見の人には座布団貸し出し!』をしていました。まぁ、思っていた通りの映画で、友人のユウコさんみたく『普段から苦労しているんだから、映画くらい何も考えず楽しみたいの!』という人にはうってつけの映画でした!お暇ならどうぞ!
今日はテアトルの日。水曜1000円!テアトル池袋で『ただいま』を観る。最初、こんなんでいいの?なんて思っていましたが、後半に入ってからどんどん引き込まれてしまいました。なんか、尻あがりに調子を上げたピッチャーみたいな・・・。この映画はある意味『幸せの黄色いハンカチ』と似ているんだけど、こちらの方が好きです。真実味があります。再会してからをキチンと描いていたのが好感持てました。また、チャン・ツイィーと並んで評価されているリー・ピン・ピンの凛とした立ち振る舞いが、とても素敵でした。
『13デイズ』を観に行ったら、9日から上映時間を変更したらしく閉館したまま!( ̄▽ ̄;) 出直して『ジュリアン』を観る・・・・・ガッカリ・・・なんなのこの映画?とにかくツマラン!出来の悪いホ−ムムービーにちょっと毛が生えたようなモノ!程度にしか感じませんでした。この映画のファンの方、また監督のハーモニー・コリンのファンの方、御免なさい!小生には前衛過ぎました。
21世紀の最初の雪が・・・。7日の深夜から8日未明にかけて、東京に雪が降りました。初雪です。ホンの少しだけ・・・。誰かとの約束をキチンと果たしに来たように・・・・
小4の息子と『ダイナソー』を観に行く。正月休みということもあって、とにかくメチャ混み!映画の方は、もうディズニーお家芸の独壇場!どんな動物(動物に限らず)だって全て人間より人間らしく表現するテクニックってのは中国4千年の歴史に匹敵するモノがあります。そういうソフトがあるなら売って欲しいなぁ・・・とりあえず楽しめました。帰ってきてから小4の息子は『恐竜大百科』を読みふけっていました。子供って、ホント単純!←これが間違いの元!いつまでもそうじゃない!でも、その単純さも、またうらやましい・・・
とうとう映画のHPをカタチにする時が来ました。まず写真選び。まぁね、とりあえずオスマシしているモノにしました。だって子供達もそっちの方がイイって言うし・・・1月中にはアップするつもりです。がんばろう・・・
いよいよ21世紀。あの2001年です。不思議だなぁ・・・2001年。そんなこと考えてもみなかった!小生はゴジラも誕生した1954年生まれ、街頭テレビから、プロレス中継、カラーテレビ、衛星中継、ケネディ暗殺、東京オリンピック、ベトナム戦争、月面着陸、東大紛争、浅間山荘事件など。高度成長期とそれが生み出した歪み。そんな時代を経験してきたワケです。ただ恵まれていたのは一世代前、いわゆる団塊の世代の人達が一番多感な時期を、歪みの真っ只中で過ごしたのに比べて、小生は高校入学が1970年。今の時代に繋がる自由と平和の70年代の幕開けだったことです。あれから30年!平和な時代が続き、今や平和ボケとまで言われている始末。でも、どんなにボケたって戦争するよりイイよ!そんなこんなで、21世紀!なんだか21世紀に生きているなんて!不思議だなぁ・・・ちっとも不思議ではないんだけどネ。だって小生はレプリカントではないし!(^-^) とにかく始まりました、21世紀!2001年映画の旅の始まりです。あ、競馬もよろしくネ!
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