ニュースを見ていたら、お年玉つき年賀ハガキの一等を当てた人を取り上げていて。 当選者が伊那かっぺいさんでびっくりしました。
なんだよ、それ……(唖然)
しかも使った事の無いパソコン(ノートパソコン)をもらっていて。「どうせ使えないなら私にくれ!」とTVの前で叫んだのは、決して私一人だけじゃないはずだ(笑)
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当選といえば、私の母親の懸賞の当選率は異常に高くて、子供ながらビックリします。母の使っている携帯は、通りすがりのガソリンスタンドで当てた物だし、我が家で今でも使っている小型カメラは、十○年前に、カップメンの懸賞で当てた物。スキー場へペアご招待券を当てたのも二、三度あったし、缶詰盛り合わせも時々当ててる。思い出せない物を含めれば、もっとあるのかもしれない……。
なぜそんなに当たるのかなんて、家族はもちろん、当人もわからない。 更に言えば、母は特に懸賞マニアなワケじゃないんで、沢山ハガキをだしたとか、手当たり次第応募してるとか、そういうタイプじゃないし……。 (カップメンの懸賞なんて、知り合いがカップメンを箱買いして職場で食べていたから、懸賞シールをもらってただけだし) それを考えると、さらに当選確立はあがってる……(汗)
どうしてそんなに当たるのか? 強いて言えば、母は書道教室を開けるほどの腕前で、字が綺麗だからかもしれない。応募ハガキが読まれやすいという奴で。 でもね。 母は、ハガキを出すよりお祭りによくある「箱の中から一枚引っ張る」タイプのくじ引きの方がよく当たるんですよ……。
やっぱり謎。
少々オカルトがかった事を言えば、彼女が無欲だからですかね。 くじ引きで当てるよりも、くじ引きする事そのものが楽しい人なんで。「何等の賞品が欲しい!」と思っていないからかな? 普段の生活も、特に派手じゃないし。酒も煙草もやらないかわりに、TVの雑学系番組とミステリー系ドラマを見ながら昼寝するのが楽しみのような人なので。本当に物欲に関しては無欲な人なんですよね。
……ちなみにこの母、「やたらと昼寝するなぁ」と思っていたら、そういう病気だという事を正月に知らされました。甲状腺ホルモンのバランスが崩れているらしい。 命に関わる病気ではないそうですが、持病という奴になっていくようです。 しかも遺伝するとの事で…… もしや、私が昼寝好きなのは、もう発病してるのか……(笑えんな……)
別に命に関わる病気じゃないんで心配はしてないんですけどね。
それよりもなによりも気になるのは。 そんな懸賞キラーの母の子である私自身は
一度も懸賞に当たった事が無い って事なんですがね(笑) ……裏に物欲があるからなのか?(基本的に無自覚)
唐突だが私、大抵の授業で行う専門領域の研究発表は、大の苦手なのです。
築音さんに言われて気付いたんですが、私は自分で「これ以上●●じゃないと」という基準を作っているらしい。大抵の事は。 例えば異性。 性格はこんな感じ、容姿はこんな感じ……という組み合わせの、自分的偏差値が平均点をオーバーしていないと「異性」として見れないらしい。そういう「基準をつくってる」意味で「あんた、メンクイだぞ」と断言されてしまいました(笑)
だからなのか、酒飲み友達(この場合はもちろん異性の事)をそんな風に見れないのは……(納得)
……なんか、嫌な奴みたいだな、私……(汗)
気をとりなおして。発表の事です。 発表の時、声が緊張して震えている時とそうでない時があって。 これは要するに「自分で納得できる下準備ができたかどうか」の震えなんですよね。納得できてれば堂々と発表してる。でも納得していないと引きつって過呼吸寸前まで焦りまくる。ちなみに、この歳になってはじめて、過呼吸というものの辛さを垣間見た人間です。発表が日常的になるまで、こんな症状に見まわれた事は無かったんですが……。 各人が専門分野の、その更に専門分野を担当してるから、みんなそれぞれ、何をやってるのか発表を聞いていてもわからない時があるっていうのに、何を緊張してるのやら。
(誤解されないように言って置きますが、もちろんみんな、専門領域の基礎的な知識はあるんですよ。ただ同じ知識でも「あ、その説は○○先生の晩年の説だよね?」というレベルまでには達していないっていう感じで、『専門の中の専門』はわからないという事です) 特に私は、研究室でも一歩浮いた部分の研究をしてる人間なので……細部までわかってる人、先生の中にもいないし(笑) もちろん論理の矛盾などは指摘されますけどね。
そんな、発表の日々もおしまい。 うまくいけばこれが最後の発表になるはずだから。
でもその最後の発表、やっぱり声が震えていたんだよなぁ……(遠い目) ちと手抜きだと自覚してたぐらいだからなあ……辛かったよ。 質疑応答はスラスラ答えられるのに、どうしてレジメ読む時は緊張するんだろ? あれかな?
自分の小説を目の前で読まれると身もだえする ――っていう、あの感じの変形?(笑) ……。 ……やばい、洒落になってねぇ……(汗)
唯一の救いは、尊敬する学友(本気で尊敬してるさ、一部の先生より 笑)に「今日の発表では一番面白い発表だったよ」と言ってもらえた事かな。 それだけでも、最後の発表した事に意義を見出せたような気がします。 (それぐらいヘロヘロの発表になっていないか、不安だった)
とりあえず、徹夜でレジメつくる日々は終わったという事で。 徹夜の日々は……今回の発表内容をまとめたレポートを、徹夜でまとめる日が残ってるんですけどね。震えるかどうかの心配をしないでいいというだけで、だいぶ気が楽になりました(笑) とりあえず一段落ついて、ほっとしたという話でした。
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尊敬する我が学友に一言、超のつく私信(読まれない事はわかってるけど) 「それにしても君、私に進学をすすめる前に、あなたが進学しないさい。マジで。君みたいなのが学問を極めるべきです。就職決定しちゃったけど、今からでも考えなおしてくれ。頼む!」
ひさしぶりに動いているN氏を見る。 痩せたなぁ……! 彼の友達が(いろんな意味で)丸くなってきているので、ちょっと心配だったんだけど、友人とは逆にここまで痩せていたのか。最近は実物を見てなかったから、ちょいとビックリしたよ。コーディネイトのせいもあるんだろうけど。 相変わらずのトーク内容で安心。いつまでもそのままでいてくれ――とは言わないが、せめてお友達の行動をなんとかできるぐらいには強くなってくれ。最近は肩身が狭いんだよ、つくづく。 悪い人ではないんだけどねぇ……天然だから……(涙) 頑張れ、応援してるぞ、N氏!
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そういや、正月に買う予定だったCD買ってくるの忘れた(汗) 明日買ってこよう。ついでにキン○ースで落書きスキャンしてこよう。 いいかげん、スキャナー&プリンターが欲しい……物入りな今日この頃。
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14時からのホームズ、「赤毛連盟」。 シャーロキアンの解釈が入ってるそうで、原作にはないモリアーティ教授が出てくる。明日放送の「最後の事件」に繋がるエピソードになっていて、クライマックスまじかなのを知らずにすごしてる二人がちょいと泣けます。 グラナダ版の時はあまり感じなかったんですが、銀行地下のシーンで教授の事を語るホームズが、いつもより男前に見えて好きだなあ。
そういえばNHK版って、私がグラナダ版で最高のお気に入りシーン「冒頭シーン、来客に慌てるワトスンに向かって、椅子を飛び越えて駆け寄るホームズ」の場面がカットされてるんですね。 先日「このシーンと露口ホームズのイメージが合わないぞ」と愚痴っていたら、やっぱり無いのか(笑)
うん、あの「きちんと落ちついた紳士的で、時にはハメをはずすおちゃめさんのホームズ」=露口ホームズと、「病的で危うい感じが時々垣間見える、破天荒ホームズ」=ジェレミーホームズは違うねぇ。最近は別物として見えるようになってきたし、違いも楽しめるからいいんだけど。 (相変わらず脳内ではステレオ放送で疲れるけど 笑)
ところで。 ホームズシリーズで昔から好きだった話のトップだった「赤毛連盟」 これを機会に、(いつかDVDを買うつもりだけど)ビデオにとっておこうと試みたんですが。
こういう時のお約束で、別の番組が録画さ(以下略)
早くDVDを買えとでも? また物入りな時に限って物欲の神様がくるなぁ(笑)
2003年01月17日(金) |
バランスをうまくとりなってあの娘は叫ぶけど〜(by TMGE) |
むーん……RTX、進まん(涙) 更新する新章、どうもバランスが悪い(汗) なかなか更新するまでに至らず、七転八倒。久しぶりに連載再開するせいか、キャラとのシンクロがうまくいっていないような気がする。書いてて何か違和感が残るんですよ。台詞の端々や、キャラ別の思考回路に。 書いては消して、消しては書いての繰り返し。レポートもあるんで、いい加減ヤバイ。年末に短編を書こうとしてたのが、まだ影響してるのかな? 土日の間に書き上げてUPする予定ですが……大丈夫か?(汗)
ところで最近の疑問。 〈フィストドライブ〉って、どんなデザインなんだろ(悩) こいつのイメージ図って、(〈フィストドライブ〉のアイディア原案者の)nocasterの頭の中にしかないんで、自分はぼんやりとしか形が浮かんでないんですよ。本当はどんなデザインなんだろ? nocasterも私も、機械を図に描くのは苦手なんで、未だに良くわからない(笑) デザインセンスある方、図解してください。マジで募集中。 ついでに〈特務〉制服や戦闘服や弥彦君のキャラデザも(以下略)
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14時からのホームズは「ノーウッドの建築師」(タイトルうろおぼえ) この話、昔から好きなんですよね(ジュニア版で読んだ頃から) どこが好きなのか昔からイマイチよくわからないんですが。それこそ構成のバランスなのかな? 遺書のメモからの推理や、建物の中で火を焚いた後の芝居がかった紹介(?)とか、建物を歩測するところなどが、幼い頃からの印象深いシーンなのですが。 映像版で何が萌えって、ホームズが「今回は負けたかも」と身動きもしないで落ちこんでるところを、一生懸命ワトスンが慰めてる場面。極めつけはその後のホームズの台詞「今日ほど(以下略)」。 あの会話、萌えをねらいすぎ(笑) 少なくとも私にはピンポイント爆撃成功。やめてくれ(笑)
2003年01月15日(水) |
連続してみてたのでメモっておく。 |
ほとんどメモ。
13:00〜 すたじ○ぱーくでオオエセンリさん、出演。 ポリープの手術語の歌って、ほとんどはじめて聞いたんですけど……辛そう(涙) 本人はそう感じてないかもしれないけど、聞いてる方が。 私、彼の個人的な情報はほとんど知らなかったので、トークは楽しく聞けました。 ろまんすのライブ映像、いろんな意味で笑いました。 真冬のランドリエのイントロが流れてるのが今の季節らしくてよかったなぁ。
14:10?〜 ホームズ「ギリシャ語通訳」 原作は未読(ジュニア版はあるけど、すっごく遠い記憶の中) この話のテーマは「兄」ですよね。ホームズの兄初登場と、事件関係者達との対比。 映像版のどこが好きって、マイクロフトが「あいかわらず女には(以下略)」の場面で、ホームズがビクッと(?)振りかえるところですかね。即行で反論しようとして振りかえったけど、ワトソンや警部がいたから(野郎ばっかり 笑)思いとどまったみたいな場面。相変わらずで良し(?) 随所にマイクロフトのお茶目さん(死語?)ぶりが挟まれていて好きですな。汽車に乗りこむ時の兄弟のやり取りにニヤリ。 ところで、犯人その一。コンパートメントの扉から、何をしようとしたんだ?(悩) 逃げるならババンと逃げやがれ。 ○HK版へのツッコミ。 ラストのホーム奥に消えてくホームズの場面、カットしないでくれ〜(涙) ハードボイルド調で好きなんだ〜!
2003年01月12日(日) |
あわわわわ……!(涙) |
正月明けからしばらくは静かにすごせると思っていたのですが、生活環境が急展開しております。
まず、引越し。予定より一月早く引っ越さなければならないかもしれないのです。 そしてバイト。諸事情により、予定より(以下略)
一月中に口頭審問もあるし、その前には教授がケガで入院していたが為に先送りになっていた授業が、学校側の方針で短期講座という形で行われるし(各人発表&レポートつき 涙)
妙に予定が詰りはじめたような、今日この頃……。 ちょっと自分の不甲斐なさに苦笑い&後ろ向き。
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話はがらりと変わって、特撮へ。
りゅうき。来週で最終回。 さて、来週に向けてどんな複線とどんな盛りあがり方をするのかと思っていて、蓋をあけたらビックリ。
まさか主役&ヒロインが あんな事になるとは(唖然)
背中刺された時に「おお? この怪我、来週(最終回)まで引っ張るのか?」なんて気楽に観てたら、そのまんまかよ……(滝汗) 助けた子供の名前はミライちゃんかよ……(隠喩だろな、きっと) 「おお、編集長のアニキキャラが活きてきた!」と思った矢先にあの展開で、予告ナレーションが彼かよ……ううう、大学の先輩&話のわかる上司っぽい、悲しい語り口だ〜(涙)
シャ○ゼリオンの都知事が同じように最終回一つ前で「子供に撃たれて死亡」なんていうショッキング且つダークな最後を遂げてましたが……ありゃ悪役だったから納得もできたわけで。 今回も納得してないわけじゃないんですけど、良い意味でショックでした。
この展開の可能性を思いつかなかったのが モノカキとして悔しいぐらいですが(笑)
でもほとんどの人がそうだろうな……(遠い目) よく考えたら、最初から子供向けじゃない(笑)んだから、こういう捻りがあってもおかしくなかったんですよね。子供向けである安心感がどこかにあったような……散々「あわわわわ!」な展開を見せられてきたのに。
そんなんなので、直前に観ていたSE○D(ビデオ撮りしておいた)を観てて「おいおい、あの馬鹿女(ふれい)なんとかしろよ!(怒)&地球軍側とはいえ、また総集編かよ!&れぼの主題歌返せ!(涙)」なんてやってた事、完全に忘れてましたよ。 今の今まで(笑)
それにしてもカンザキ兄 長台詞&長回しヤバイ ヤバ過ぎ(滝汗&爆笑)
いや、それでも好きだから良いんですけどね。 ヤバイ台詞まわしの直後の、一年間言い続けてきた「戦え!」はかなりうまくて浮いてるトコロが、未だに正体不明っぽさを更に際立たせているのでOKです(笑)
ところでカンザキ兄(タカミシロウの方)って、もう死んでるはずなんですよね? もしかして、あの兄(カンザキシロウの方)って、ユイと同じ? 今回を見るまでは鏡ユイ(子供)と同じかと思ってたんですが、ちょっとちがってた(子供の頃から成長してる)ので戸惑ってたんですが……今回を観て個人的には納得。 おーでぃんの正体って、結局なんだろう……? ユイの黒羽&シロウの金羽の対比が気になるし。
ああ、忘れちゃいけない。 べんごし&あさくらの最終対決と、れいこさんとのデートはどうなるのやら。 いつもならこの二人の対決の行方は、忘れかけるレベルじゃないんですよ。大人の対決として、悩みはもう振りきってる次元の二人なので。 トウジョウが絡んでいた頃なんて、二人だけは悩みのレベルじゃなくて大人の会話してたし(「あいつは小物だ」とか) だからいつもは忘れないのに。でも今回は、しんじが(以下略 そして涙) とはいえ、多分最終決戦でも「どぅーむずでー」は観れないんだろうな(笑) 今回の件もあるので、あさくらは警官隊に射殺されそうでされないんじゃないかと、ひねくれて考えてみたり。
ああ〜、来週が楽しみだな〜!!! レポート&発表の直前だけど〜(涙)
2003年01月09日(木) |
もうきたよ! 受難の復讐。 |
……やばい。 やばいよ、ホトケの山さん……
もう露口ボイスに慣れてきてる自分発見(驚)
人間の適応能力の高さに驚かされます。 ・耳=日本語。 ・脳内=インチキイングリッシュ。 そんな二カ国後放送である今日この頃なN○K(違ってる)
長門ワトソンボイスはまだまだ先(笑) (それ以前に、脚本に異議あり)
2003年01月07日(火) |
ホトケの山さんの受難? |
年末少し前から騒いでる今更マイブーム、グラナダ版ホームズ。 このグラナダ版の日本語吹き替え&編集を行ったNHK版が14時から放映されてますね。今日は「美しき自転車乗り」で、楽しませていただきました。
実は私、マイブームであるにもかかわらず、レンタルビデオ屋が遠い事と最近多忙であった為に、全ての作品を見ているわけではないのですよ。だから「自転車乗り」は初見。オマケに原作もかなり昔に読んだきりなのでうろ覚え。ツッコミいれつつ堪能しました。「紳士は常にストレート」や「そして僕は紳士である!」の名台詞もついに聞く事ができました。 ホームズ物がミステリじゃないという事――冒険活劇?――を考えれば、特撮的に90点〜95点ぐらいの完成度?(笑) いや、特撮だと思ってみてればそれぐらいの高得点な話だったなと。キチンとアクションシーンもあったし(笑) グラナダ版で一番不満なのはアクションシーンなんですが、今回の拳闘シーンははじめてまともに見れました。拳グルグルとラストパンチ&一回転はおいといて(笑) 叱られるワトソンもラストの煙オチも、しっかりギャグで面白かったし。
まだ病気になる前らしく、細い頃のジェレミーがたまらなくホームズだしで、もうたまりません。
ところで。 マイブーム到来の頃の日記(10/10以降)を読んでいただければわかるのですが、私のはまったホームズは「グラナダ版」なのですよ。字幕版。 コカイン使用描写も含んでいるグラナダ版。
で。 どうしてもNHK版に違和感を感じてしまうのですよ。 なによりも台詞に違和感を感じる。 ジェレミーの高低差をつける声とか、唐突な叫び声と沈着な語りのギャップが「ホームズだ!」と思わせる魅力だと思うんですが、NHK版にはそういう印象を受けないんですよね。どこか淡々としてる。 あの「ホトケの山さんby○陽に吠えろ」こと露口さんの落ちついた語り口が、紳士的過ぎるんですよ。 いや、それはそれでカッコイイし、先にNHK版を見てたら十分OKだったんでしょうが……敵が悪すぎた。ジェレミーのエキセントリックぶりが印象強すぎる。
台詞が私の脳内じゃジェレミーの声(&インチキ英語)に変換されとるのですよ。奴ならここで甲高い奇声で話してるんだろうな、みたいな(完全に妄想)
そんな脳みそだと、露口さんの語り口だと、たとえば(グラナダ版しかみてませんが)「赤毛連盟」の時ぴょんと椅子を飛び越えてワトソンに近寄るホームズとか、話を聞いてて思わず笑い出しちゃう探偵像が、私の中からは出てこないんです。特に前者は私のお気に入りシーンなので、これだけはゆずれんのですよ(笑)
とはいえ、明日もしっかりNHK版を見るつもりでいます。 なんだかんだいって、ホームズが動いているところを見るのは楽しみなのだなあとしみじみ思いつつ。
2003年01月05日(日) |
ちょっとだけじぶんがたり。 |
ちょっとだけ、自分の過去を振り返ってみようと思います。 年始だしね。 オフでいろいろタイムリーな事もあったので。
私の履歴には「空白の2年間」ともいうべき時間があって、その頃の話である。 簡単にいうと、ダメニンゲンだった時間なのだが。
いきなりでなんだが『サイ○ック・フォース』という3D格闘ゲームを知っているだろうか。シリーズの2が「2」だか「2012」だかのタイトルで出たアレである。ちなみに私はどれも楽しませていただいたが、圧倒的に「1」が好きだった。理由はこれから書くのを読めばわかっていただけるのではないかと思う。
私はあれがアーケードに出現した頃、毎日ゲーセンに通っていた。当時の私の生活は、毎日歩いていける距離にある学校にも行かず、夕刻になるとわざわざ電車賃を出して本屋街へ行き、閉店まで立ち読みまたはゲーセンで格闘ゲーム三昧。その後はある喫茶店で「『てめぇは友人ではなく知り合いだ!』と私一人だけが主張し続けている仲」の築音さんとの待ち合わせ時刻に合わせて(これはほぼ毎日だった)その待ち合わせ場へおもむき一日一食の食事を口にし、喫茶店の閉店まで語り明かすというサイクルの日々だった。 はっきり言う。ダメニンゲンである。 その頃に会ったのが、『サイキック・○ォース』である。 ゲームストーリーの設定自体は別に目新しいものじゃなかったが(むしろいろんな意味でカッコ悪いというのがファーストインプレッションだった)、私の目はあるキャラに釘付けにされていた。 怪しい中国人ハーフのキャラ、別名「社長」である。 設定年齢は35、敵組織のナンバー2、腹黒、ニヤケ面、時間使い、そしてなにより眼鏡野郎……私をリアルで知る者は皆ハラを抱えて笑い出すだろう。それほどまでに私の萌え要素だらけのキャラだったのである。実際、その後いろんな意味で影響を受けたのが否めない点が悲しい。
さて、そんな「社長」の攻撃技は「デカイ剣が飛んできて敵に突き刺さる→追加コマンド入力成功後に小剣がザクザク刺さる」という、初見にはなかなかショッキングな技であった。もちろん、個人的にはモロに萌え技である。 ○イトーに恐ろしいまでに萌え要素の外堀から内堀までを埋められ、落城寸前大阪城状態の私だったのだ。いや、すでに勝負は決まっていた。乾杯ならぬ完敗だったのだ。どうでもいい話だが。
このゲームにハマってから十数ヶ月の間、私は今はなき雑誌ゲー○ーズを読むようになるのだが、このゲームを知ったばかりの私には誌面で情報を手に入れるほどの情熱も知識もなかった。かといってこのコマンドを知ると知らないとではだいぶ戦況が変わってしまう。というわけで、この追加コマンドを見極める為に、対戦台で「社長」をつかうサラリーマンの手元をじっと観察する日々が続いたものだ。 この頃思っていたのは、自分がスポーツをやっていてよかったなという事である。スポーツの上達の秘訣は、ズバリ観戦にあると思う。どの場面でどの動きをするのか、どんなパス回しをするのか(元バスケ部)、そんな事を学ぶと同時に、自分の動きのイメージを掴む事ができるのだと思う。もちろん、基礎的な動きをマスターした上での話だが。 この時ゲーセンでしていた「コマンドを盗む」観察と、自己鍛錬を目的とした「スポーツ観戦」は、非常によく似ていた。
話がそれているように感じられるかもしれないが、もう少しお付き合いいただきたい。 私はおそらく、あれほどまでに格闘ゲームにはまった時期はないし、あれほどまでにゲーセンに通った時期もない。あの頃ほど自分と見知らぬ対戦相手とのモニター越しの無言の会話を感じ取った事もないし、武術の体験の無い自分には「お互いの手の内が読めているからこそ、うかつに手を出せない」という完全な膠着状態でタイムアップを経験したのもあの頃だけである。 非常に貴重な経験をしたと思っている。 そして、あの頃入り浸っていた――そして今はないあのゲーセンは、本屋街にあるせいか利用者の平均年齢が以上に高く、それゆえにか妙な性差別も受けなかった事への感謝も思い出す。今は時折変な扱いを受けるから困ったもんだ。格ゲーで負けたからといって筐体を蹴るなどもってのほか、「●のクセに××してんじゃねぇ!」など下品に笑うなど言語道断である。実話だから迷惑だ。周りを見てマナーを学べん輩は家でゲームしろ、ゲーセン来るな。……っていうか、店の物を壊さないように遊ぶのも、他人を辱めるような発言は慎むのも、一般常識だろうが。
さて、これで私がこのゲームにどれだけはまっていたか理解していただけたかと思う。 本題はこれからであり、量的には実に少ない話になるのだが。
あの頃の私は、諸事情により精神的に、非常に追い詰められていた。 本屋通いもゲーセン通いも、ある意味勉強だと思っていたし、事実勉強にもなっていたのだが、簡単に言ってしまえば逃避行動の一言で片付けられるものだった。その頃も薄々は感じていたのだが。 その中で、あのゲームに出会ってしまったのである。猿のようにはまっていたのだ。 ある夜――いつものように築音さんと別れ、帰宅した夜の事である。 例の諸事情で追い詰められていた私は、それら面倒な事情の事を考えているうちに、非常にネガティブな妄想にとらわれていた。いわゆる生命の危機レベルである。 今も昔も単純な私はそんな時、大抵フテ寝をする。この時もそうだった。 自分のネガティブ思考にあきれ果て、さて眠ろうかと目を閉じた時――私は瞼の中でチラチラ動いてるモノを見たのだ。 目の疲れから見える幻影であるのはすぐわかったが、その幻影にある一定のリズムに見覚えがあった。その正体が気になって眠るに眠れない。 ヒュン、トス、トストストス……そして再びヒュン、トス、トストストス……そんなリズム。 その全ての正体がわかった時、私はギョッとした。 「社長」なのである。持ちキャラの「社長」が、敵キャラに「剣&追加小剣」を突き刺してる場面なのだ。 自覚した途端、腹のど真ん中がボカンと殴られたような気がした。 「ああ、一撃目の剣が刺さってる」――そんな衝撃だった。 「次は追加が来るな。でも避けられないや」――そんな感想も抱いたが、残念というかなんというか、追加の衝撃は襲ってこなかった。 それ以来、三日に一度の割合で「社長」の技をくらってるイメージが浮かび、眠ろうにも頭から離れず困った夜をむかえるようになったものだ。 ゲーセンからゲームの筐体が消えてもイメージは残り続け、結局、私のネガティブ寄りの思考がやや一般人レベルに戻ってきた頃にやっと消えた。
今でも時々、ネガティブ思考になるとあの幻影と腹への衝撃を感じることがある。
そして、こんな風に思うこともある。 「追加コマンドがなくてよかった」……じゃなくて。
またこのイメージ攻撃かよ、と。 ようするに慣れたのだ。 そしてついでに思う。 この波もふんばれば通りすぎるだけだと。 この前も乗りきったみたいに、なんとかなる、と。
時間というものは精神的弱者に優しいと思う。時は世界を変えてくれるものだ。 じっと黙って傷や痛みや状況が変わるのを待つのも大事だと思う。自分が変われなくても、時が世界を変えてくれる事がある。時が世界を変えないなら、あらためて自分を見なおせばいい。既に傷が癒えているというのに、気付いていないだけの事もあるから。癒された弱者に時は厳しい。その点は病院の看護婦と一緒だ。リハビリの時を逃せば、一生動けなくなる。 幸い、私は周りのおかげで動き出す事ができたが、動けなくなっていた可能性もあったのを忘れたくない。 私が「ダメニンゲンとしての二年間」を過ごしている間に学んだ事の一つが、それである。
長々と独り言で申し訳ない。 少し前、偶然オフで「あの頃何をしてたの?」と尋ねられたものだから、ふと思い出しただけなんですが……思いの他、長くなってしまいました。 ただ、御屠蘇で酔っ払った年寄りは、時に自分語りをはじめる困った奴だという事で勘弁してください。
2003年01月01日(水) |
あけましておめでとうございます。 |
TMネットワークの「チルドレン・オブ・ザ・ニューセンチュリー」 2000年も三年目に突入しようという時に、いまだに私的大晦日&元旦ソングです(笑) いや、気合が入るというか気分が変わるというか、実感が湧くんですよ。年が変わったという感じがして、仕切り直せると言うか。 とはいえ……いつまでも子供なのは良くも悪くもあると思っているんですがね。
で。
あけましておめでとうございます。 今年もよろしくおねがいします。 一月からは連載も再開しますし、心機一転、モノ書きもモノ描きも、周りのご迷惑にならない程度のほどほどに頑張っていきたいと思っておりますので、今後とも、お引き立てのほどよろしくお願いいたします。 m(_ _)m
当サイトの2003年の目標としては
1・「RTX」の完結 2・「消えていく街」の完結 3・「September9の続編」を書く 4・コミケ以外のイベントに出て、新刊を出す
みたいなところです。 特にRTXは完結させたい。さっさと。最後のシーンは書き始めた頃から見えてるんで、もどかしいったらありゃしないし。 消えていく街の方は、元々リクエスト用に書いていたのに、なぜか長引く予感……全部船長が悪い。絶対。リクエスト用に短編にまとめた物をコッソリUPするつもりでもあったりするんですが。それにしても、今UPしてある分(1−2)の続き(HDDに閉じ込められたデータの一つ)が、すんなり書けていた分だけ書きなおすのが辛い……(涙) 9/9の続編は、空央の子供時代の話でプロットを練ってる途中。晃さんの次は光矢ではなく彼。なぜって? 空央の方がひねくれてるから(笑)
こんな感じに書き殴って、自分を追い詰めてみる元日でした。
********************** (お断り:書き記した後、一部削除・改変させていただきました。ご了承ください)
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