どうか、この僕に翼をください
この僕  



 生きる意味

レベル30になると自動的に死ねると思ってた。
おもいっくそ他力本願な考え方であるのは承知。
それでも自ら飛行機に乗るなどの方法は試してみた。
飛行機など信じられない乗り物だと思う。
あんなモノが空を飛ぶなどと。
あんな狭い空間に長時間閉じこめられることが既に拷問。
が、飛行機は墜落もせず…
渡航先のアメリカでも射殺されることもなく…
通りの向こう側で銃声がしてるのは聞いたが、
親切な地元の人にこの道は危ないからと注意されたりした。
何はともあれ無事日本に戻ってきてしまった。
今までは死ねる日が有ることが生きてる意味だった。
私が30で死ぬと云っていたと後に中学の同窓生が心配して連絡を取ってきた。
自分には全く記憶がなかったのが…
しょうがないので帰国した日からリセットした。そして家を出た。
生きる意味を見つけなければならなくなった。
守るべきモノ、大切なモノ、
そして未来に気になるモノがある事。
そんなモノを糧にして今まできてみたが…
今、ここで、全てが完了してしまったようにも思う。
私が守らなくても良いことに気が付き、
大切なモノは無くしてしまい、
そして未来に気になるモノは既に知ることが出来た。
あとは何が残されているんだろうか?

宇宙へ行くことか。
寿命のウチに行けそうに無いかも知れないが。
夢は夢だから夢なんだ。

2004年10月20日(水)
初日 最新 目次 MAIL