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1973年8月31日、「西部劇の神様」と言われる ジョン・フォードが亡くなりました。 そこで、氏の監督作で、西部劇とはちょっと趣を異にする、 ちょっと牧歌的な作品を御紹介します。
静かなる男 The Quiet Man 1952年アメリカ ジョン・フォード監督
大ヒット作『E.T』をごらんになった方は多いかと思いますが、 あの映画の中で、E.Tが、テレビで映画を見ているシーンを 覚えていますか? その映画というのが、この『静かなる男』です。 ちょうどその頃、学校の授業でカエルの解剖をしている最中、 何を思ったか、主人公エリオット少年がカエルを逃がし、 パニックになった教室で、どさくさまぎれに 好きな女の子にキスをするシーンが、 『静かなる男』のキスシーンと同時進行で見られました。 ベタといえばベタですが、 今思えばスピルバーグらしい使い方でした。
『静かなる男』とは、J.フォード映画の常連である ジョン・ウェインが扮する、元ボクサーの男ショーンです。 試合中に相手を撲殺してしまったのにショックを受け、 引退して故郷のアイルランドに帰り、 恋仲になった女性メアリー・ケイトと結婚するに当たって、 その女性の兄(ショーンとは犬猿の仲)から 結婚持参金をかち取るため (持参金がないことを恥じるメアリー・ケイトのため)、 一度は封印したパンチを繰り出して決闘……
こう書いてしまうと、本当にダサダサというか、ベタベタというか、 ああ、ありがちだなあと響いてしまうのが、残念でなりません。 しかし、名画というのはそうしたものかもしれません。 感動は一言では語れないけれど、 プロットはごくごくオーソドックスで、 一流の調理人の手で、極上に仕立てられるというわけです。
アメリカはアイルランド移民とその末裔の多い国と聞きます。 ジョン・ウェインも、きっとその1人でしょう。 (ケネディも、モンローも、グレース・ケリーも…) アメリカ資本でありながら、 アイルランド映画と言い切りたいほど、 あの国の薫りがします(行ったことないけど)。
実は私、ジョン・フォードの映画って、 これと『タバコ・ロード』しか見てません。 つまり、いわゆる正統派の西部劇は1本も見ていないのです。 それでも2本の映画から、 氏の抜群のユーモアセンスを感じました。
ところで、『タバコ・ロード』は、 農夫の救いようのない貧しい生活を描いていますが、 全く深刻な映画ではありません。 それにもかかわらず、 日本では製作から公開まで40年ほどあいた理由が、 その誤解を与えかねない貧しさの描写だったそうです。 もしビデオ店で見つけたら、 これもレンタル候補に入れてみてください。 (『静かなる男』は、 アカデミー賞コーナーにあることでしょう。 監督賞と撮影賞を受賞したそうです)
昨日・今日・明日 Ieri, oggi, domani 1963年イタリア ヴィットリオ・デ・シーカ監督
ナポリ、ミラノ、ローマを舞台に繰り広げられる セックスや恋愛をテーマとした 3つのコメディーのオムニバスです。 設定はそれぞれにガラリと違うのですが、 主演はすべてソフィア・ローレンと 故マルチェロ・マストロヤンニ。 何やら、『まんが日本昔話』で 市原悦子と常田富士男が 2人ですべての役をこなしていたのを思い出しました。 (といっても、別にあの番組を連想させるような 映画というわけではありません)
第1話「ナポリのアデリーナ」 夫は失業中、自分は税金を滞納しつつ闇タバコ売りの毎日で、 家具の差し押さえなどを何とか切り抜けながら、 刑務所につながれることを恐れつつも、 たくましく生きるアデリーナが、 妊娠している女性は、 妊娠中と産後6カ月は刑務所に入らなくていいことを知り、 夫の“協力”を得て、次々と妊娠・出産を繰り返す、 実にアホな設定です。 幾ら子供を産み、育てても、アデリーナはやつれるどころか、 産むたびに美しくなるようで、 一方、情けないのが、アデリーナに精気を吸われたように みすぼらしくなっていく夫です。 とうとう受胎に失敗したとき、 アデリーナは自ら進んで刑務所に入るのですが、 この辺のくだりが少々ホロリとさせます。
男の失業、滞納も仕方ないような重税(追徴もあるのでしょうが)、 闇タバコでも売らなきゃやっていけない生活苦、 アデリーナの型破りな法逃れに協力する街の人々……などなど、 体制批判の意味もある映画だったのだと思いますが、 深刻にならず、ケラケラ笑いながら見られます。
以下、上流の女性とその愛人である 作家(多分売れていない)の逢引き、 そしてトホホな破局を描いた第2話『ミラノのアンナ』、 神学生に恋される美しく気のいい娼婦と、 彼女の上客である金持ちのバカ息子の災難?を描いた 第3話『ローマのマーラ』と、 どの映画を見ても、ソフィア・ローレンは強く美しく、 マストロヤンニは情けない男を好演していました。 多分、こういう映画を 「イタリアらしい」と表現するのでしょう。
どの映画のソフィア・ローレンも美しかったけれど、 やはり「豊かな胸、木綿のワンピースで子だくさんでワッハッハ」 という画づらが最もキマっていた気がします。 そんなわけで、私は第1話が最も好きです。
昨日8月25日は、私が最も好きな女優である アン・バンクロフトの誕生日だったのですが、 そのネタをすっかり忘れていました。
で、本日22:00より、NHK教育で 『屋根の上のヴァイオリン弾き』が放映されることも受け、 この監督でもあるノーマン・ジェイスン監督作で、 アン・バンクロフトの笑顔がコワかった、 1985年製作のミステリー映画を御紹介いたします。
アグネス Agnes of God 1985年アメリカ ノーマン・ジェイスン監督
受賞は逸したものの、1985年度、第58回アカデミー賞で、 アン・バンクロフトが主演女優部門、 メグ・テイリーが助演女優部門で ノミネートされました。
一言で言うと、無神論者の目で見れば、 宗教の不条理について考えさせられる一遍です。
男子禁制の修道院で、 尼僧アグネス(メグ・テイリー)が、 絞め殺された赤ん坊の遺体のそばで 倒れているのが発見されます。 殺人容疑で取り調べられるアグネスには、 妊娠・出産の記憶はなし。 この不可解な事件の真相は?
アグネスの精神鑑定を依頼される医師役が ジェーン・フォンダ、 この医師と堂々渡り合う、俗気が抜けていないというか、 海千山千という感じの尼僧長がアン・バンクロフトでした。 (「お煙草いかが?」と勧める笑顔が怖い…)
個人的には、 『スウィート・ヒアアフター』を見たときにも感じた、 何ともいえないモヤモヤ〜っとした感じを楽しめるかどうかで、 この映画への高感度は決まると思います。 私は『スウィート…』の方は、 いまいちスッキリできなかったのですが、 この映画のモヤモヤやゾクゾクは、何だか楽しめました。
ただ、メグ・テイリーが助演で、 アン・バンクロフトが主演って、 逆じゃないかなあという気がしました。 何しろ「アグネス」ってタイトルロールなんですもの。 主演か助演かを決めるのはアカデミー会員なんでしょうが、 どうもよくわかりません。 逆にノミネートされていたら、 受賞もあり得たかも?と思うほど、 2人とも不気味な雰囲気の中で怪演していました。
もともとは舞台劇だそうですが、 そちらについてはよく知りません。 (済みません、身も蓋もない言い方で)
八月のクリスマス Palwol Ui Christmas 1998年大韓民国 ホ・ジノ監督
コリアン映画といえば、 その昔はその下に「エロス」とつくものが定番だった、ようです。 よく知りませんけど(いや、本当に)。 とはいえ、今までだって、 全く作品が公開されていなかったわけではないんですよね。 何といっても『シュリ』の衝撃が、 日本でのコリアン作品の地位をしっかりと築いたといえそうですが、 全く異なるジャンルとはいえ、 韓国を代表するスターだというハン・ソッキュが、 主役のくせに全く出しゃばっていなかった、 歯がゆいほどに慎ましい純愛作品「八月〜」は、 その前哨戦だったといえるでしょう。
一言でいえば、料理好きでおっとりした写真屋さんと、 かわいいけれど少し厚かましい交通巡視員の女の子の恋物語でした。 私は、こうして紹介するほどだから大好きな作品なんですけど、 人によっては「安らかな眠りに就ける」タイプの映画です。 もー、とにかく静かで、清らかで、控え目ですから。
作中、写真屋さんが、女の子に「幽霊のおなら」という話をして聞かせます。 女の子は、仕事の先輩の家に泊まったとき、 寝しなにその話をして聞かせるのですが、 「怖い話は嫌いよ」と言いながらさっさと寝てしまった先輩に構わず、 写真屋さんに聞いたとおりにゆっくりと話し始めるのでした。
好きな人から聞いた話は、たとえネコの喧嘩の勝敗についてだって、 歴史に残る大戦争の叙事詩なんですな。 (気障な上にわかりにくい表現で失礼!)
恋愛映画にもいろいろありますが、
� 崋�分の実生活には縁のなさそうな大ロマン」 �◆屬い錣罎訶�身大のキャラクターが、 どこにでもありそうな恋愛をしているけれ ど、味付けのよさでおもしろい作品に仕上がっている」 ��「とにかく応援したい高好感度カップルの、さわやかな物語」 �ぁ崗ー蠅砲靴蹇�と言いたいバカップルによる、暑苦しいお話」
本来、�い覆鵑討里�映画になってはいけないとは思うのですが、 共感できないすべての恋愛映画は�い吠�類してくださいませ。 さて、「八月の〜」はどこに入るかといえば、 やっぱり��でしょう。 本当なら�△龍望緝覆噺世い燭い箸海蹐任垢�、そうできないのは…… ごらんになればわかります。
1919年8月23日、 ジーン・ケリーが生まれました。 彼といえば『雨に唄えば』ですが、 「こちらもいいですよ」ということで、今日はコレです。
踊る大紐育 On the Town 1949年アメリカ ジーン・ケリー/スタンリー・ドーネン共同監督
もう理屈抜きで楽しんでいただきたいミュージカルです。 24時間の上陸休暇をもらった3人の水兵が、 「ニューヨーク、ニューヨーク!」と歌いながら、 きょろきょろと好奇心に満ちた目で登場する最初のシーンから、 彼らと入れ代わりに別の水兵が同じように登場するラストまで、 恋あり、歌あり、踊りありで、非常に好ましい映画でした。
ジーン・ケリーは、ヴェラ=エレン扮する 「今月のミス地下鉄」にし恋をし、 彼女を世界一すぱらしい女性だと思い込んでしまうのですが、 この妄想をそのままミュージカルにしたシーンが最高でした。 「彼女は美しくて、家事万能で、性格もよくて、現代的で…」と、 アンタは「じみへん」の 「結婚相談所に来た男」(by中崎タツヤ)か!と、 一部の人にしか通じないような 突っ込みを入れたくなるおめでたさ。 ほかの2人の水兵さん、フランク・シナトラと ジュールズ・マンシンにも、 それぞれ美人タクシー・ドライバー、 美人文化人類学者という恋のお相手を見つかり、 24時間の休暇(シンデレラ・リバティ?)を 歌って踊って堪能します。
ところで、私はこの映画の邦題を、 正しくはどう読むのか、未だによくわかりません。 「大ニューヨーク」ということでしょうが、 「おお(あるいはだい)にゅーよーく」って何? また、「大紐育」で「ニューヨーク」と読ませるんだという説を 聞いたこともあったりして、いつも迷います。 字面だといいけれど、口に出しにくいタイトルの1つです。
そういえば、3年ほど前ですが、 アッバス・キアロスタミの『桜桃の味』を見に行ったとき、 同じ劇場内でもう1つ別の映画が上映されていたので、 窓口で鑑賞希望映画を言う必要があったのですが、 「さくらんぼのあじ」と言ってしまったことがあります。 間違いではない(と思う)けれど、 ま、これは「おうとうのあじ」が妥当ですよね。 そのまま何もおっしゃらずに通してくれた、 福島フォーラムの美人で優しいスタッフさんに、 今さらながら感謝です。
| 2001年08月22日(水) |
「とにかく、この人を見て!の映画」 |
本日8月22日は、誕生花ネタで。 今日の誕生花は、“鬱金(ウコン)”だそうです。 学名クルクマ(アラビア語で黄色の意)、 英名Hidden lilyという、 最近はその根の部分が健康食品としてもてはやされている、 ショウガ科の植物ですね。 花言葉は、「あなたの姿に酔いしれる」。 ならば、とにかく美しい役者が登場する映画でどだっ、 ということで、 次のような映画を御紹介したいと思います。
・『地下鉄のザジ』1960年/フランス Zazie Dans Le Metro ルイ・マル監督 脇役といえば脇役なんですが、 ザジがパリでお世話になる ガブリエル伯父(フィリップ・ノワレ)の 奥さん役だったカメラ・マルリエが、 冗談のような美女でした。 この映画に出ていていいんだろうか?と思っちゃうほど。 といって、場違いというわけでもないのです。 ガラの悪いザジが、 この伯母にだけはよい子然と接するのが笑えました。
・『ジョー・ブラックをよろしく』1998年/アメリカ Meet Joe Black マーティン・ブレスト監督 実は、あんまり好きな映画ではないのですが、 ブラッド・ピットがただひたすら美しい… という姿を見たければ、 これが一番ではないかと思います。 ここで触れるに当たり確認して、びっくりしたのですが、 マーティン・ブレスト監督作品だったのですね。 『ミッドナイト・ラン』のイメージが強過ぎたものですから。 また、アル・パチーノにオスカーをもたらした 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』も この人が監督でしたが、 作中、パチーノとタンゴを踊るガブリエル・アンウォーも、 このとき特別きれいでした。
・『恋しくて』1986(or87)/アメリカ Some Kind of Wonderful ハワード・ドイッチ監督 これは誰が何といおうと、 メーリー・スチュワート・マスターソンの映画でした。 学園のアイドルを、かわいいけれど?な感じの リー・トンプスンに演じさせたのも、 実は偏に、M.S.マスターソンの引き立て役だったのでは?と 勘繰りたくなるほどにチャーミングです。 この後くらいにとられた、『友よ、風に抱かれて』という ベトナム戦争周辺映画(フランシス・コッポラ監督)でも、 初々しい人妻をかわいらしく好演していましたが、 この人、ほかはどの映画で見ても、 美人という印象が余りないような… 顔だちはきれいだし、ムードはあるんですけどね。
1959年8月21日、 ハワイ州がアメリカの50番目の州になりました。 そこで、 ちょうどその頃のハワイが舞台の映画を御紹介します。
アロハ・サマー 1988年アメリカ
“人生に ほんとの夏はひとつだけ” という意味深いキャッチコピー、 あの小林克也氏の、 「『アメグラ』と『ビッグウェンズディ』を 足したようなすごさ」 というベタボメぶり、 (本当に見たのだろうか?と、本当に見た私は思ったけれど) そして、東京でも結構メジャーな劇場で上映されたという事実。 この3つだけを挙げれば、このタイトルを初めて知った方は、 「これは隠れた名作では?」と勘違いなさるかもしれません。
でも、実はここで御紹介するのに葛藤を覚えるような、 押しも押されもせぬB級映画でした。 いや、B級は嫌いではないのですが、何しろ安易なお話で、 アメリカ人の少年と日系人の少年の友情と サーフィンが軸なんですが、 日系人のお父さん役があのショー・コスギで、 「コスギさんは、このキャリアをどう思っているのだろう?」と、 ちょっと問いたくなるキャラクターだったのでした。 最近はどういう事情になっているか、よくわかりませんが、 その昔、スプラッシュ上映と呼ばれるケースがよくあったようですね。 (トム・ハンクスとダリル・ハナーのあの映画とは無関係) スプラッシュ(とばっちり)で配給会社が買わされたB級作品を、 地方だけで(大抵何かと抱き合わせで)上映したような例のことですが、 その種の映画だと言われても、何も疑わずに見そうな感じの作品です。
妹が白人男性に騙されて以来、 白人に敵愾心を燃やすロコの若者とか、 気の強い少女と気の弱い少年のカップルとか、 武士道に毒されているとしかいいようのない日系人とか、 人物の描写が何だか薄っぺらいのです。 うまく作れば、結構テーマ性も強く、 いい映画になったと思うんですけどね。
あ、でも、オールディーズの使い方はいいかなあ。 ぽーっと、何も考えずに美しい海でもながめていたいときは、 結構楽しめる作品だと思います。
この映画、実は私たち夫婦が初デートで見た作品でもあるのです。 でも、何となくこっぱずかしいものがあり、 ほかの映画を見たことにしよう……ということにはなっています。 今日は何となく露悪的な気持ちになっていたこともあり、 ついつい書いてしまいました。 もっとも、この次のデートで見た映画は、 メル・ブルックスの『スペースボール』だったのですが。 (これもたいがいB級ですが、↑お勧めではあります)
本日8月20日は、女優ジョーン・アレンの誕生日とか。 名前だけではピンと来にくい彼女ですが、 実は意外と多作でアカデミー賞ノミネートの常連でもある人なので、 作品名を具体的に上げれば、 「ああ〜」と思い浮かぶ方もいることでしょう。 今日は、そんな彼女の初期の作品を御紹介します。
ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married 1986年アメリカ フランシス・コッポラ監督
夫の浮気に傷ついたペギー・スーが、 気分転換のつもりで出席した 高校の同窓会で“クイーン”に選ばれ、 その興奮状態が高まって気を失い、 気がついたら1960年、 自分が18歳の時代に戻っていた!という、 いわゆるタイムトリップものです。
ペギーを演じたのは、キャスリーン・ターナーですが、 40代の主婦役はそもかく18歳の少女役というのは、 いろいろなものに目をつぶらないと、 ちょっと受け入れられない感じではあります。 でも、彼女の持ち前の明るく前向きな魅力に押し切られ、 「こういうのもありかなあ」という気にはなってきます。
彼女と高校時代からステディで、 後に結婚することになるチャーリー役が、 当時は「コッポラの七光り」 呼ばわりする人すらいたニコラス・ケージ。 確かにオーバーアクトは見ていて辛いところもありますが、 個性は存分に発揮していると思うので、 ファンはチェックの価値ありでしょう。
どちらかというと、先が見えてしまうプロットではあるし、 そんなに深いものを期待できる映画ではありませんが、 気楽な青春コメディーとして、 50年代〜60年代のヒット曲を楽しむ感覚で見るのが、 この映画との最も正しいつき合い方ではないかと思います。
「おお、こんなところにこの人が」探しも楽しめます。 キャスリーン・ターナーとニコラス・ケージのカップルを初め、 本日のトピックスであるジョーン・アレンは、 キャスリーンの友人役、 (わざわざイケてない女の子風の雰囲気をつくっています) ニコラス・ケージの友人ウォルター・ゲッツ役が ジム・キャリーですが、 結構セリフが多いので、探しやすいかと思います。 『ハムナプトラ』に小ずるそうなベニー役で出演していた ケビン・J.オコナーが、 『ペギー…』では、キャスリーンの初体験の相手という、 非常に重要で印象的な役をこなしていました。 また、出番は少ないものの、 キャスリーンの娘役でヘレン・ハントが出ています。 この当時から半泣きみたいな顔で、 かわいいおネエさんでした。
それほどマイナーな映画でもないのですが、 意外と見落としがちだと思うので、 あえてお勧めいたします。
| 2001年08月17日(金) |
俺たちは天使じゃない(新・旧) |
本日8月17日は、2人の演技派俳優、 ロバート・デ・ニーロ(1943年)と ショーン・ペン(1960年)の 誕生日だとか。 どちらも出演作品が多いのですが、 いっそ2人が共演した作品にしてしまおうと思い、 ついでに、リメイクであるこの映画のオリジナルも、 同時に御紹介することにしました。
俺たちは天使じゃない We're no angels(邦題・原題とも同じ) 1955年 マイケル・カーティス監督 1989年 ニール・ジョーダン監督
以下、「55年版」「89年版」と表記いたします。
脱獄囚が市井の人々の生活に 入り込むことから起こる騒動を描いたコメディー、 という点では共通しているのですが、 はっきり言って、そういう部分とタイトル以外は 全く別の作品と考えて差し支えありません。 オリジナルを愛しているので、 似ても似つかないリメイクが許せん!という意味ではなくて、 本当に、ストーリー展開も、キャラ設定も、全く別物なのです。
55年版で脱走する囚人は、 ハンフリー・ボガード、オルドー・レイ、 ピーター・ユスティノフの3人です。 でもって、脱走して身を隠すのは、 19世紀末、フランス領ギアナの雑貨店なのですが、 もちろん(?)最初は、逃走資金を工面するために、 よからぬことを考えて、この雑貨店にやってきたのですが、 なぜか店の雑用を一手に引き受けるはめになります。 (結構楽しそうだけど)
89年版では、1935年、 アメリカ・カナダの国境近くの教会に 2人の脱獄囚が逃げ込み、 神父さんになっちまうというお話。 この2人というのが、さきに述べたデ・ニーロとペンです。
全く違うストーリーとはいえ、 シャバは刑務所以上にエキサイティングでおそろしいところ。 「悪いこと」したから刑務所に入ったはずの脱獄囚たちですら ビビってしまうようなことが、次から次へと起こります。
55年版になくて89年版にあるものがあります。 主人公のロマンスです。 デ・ニーロ扮するネッドは、 失語症の娘ルーシーの養育費用を捻出するため、 「お金さえくれれば、神父とだって寝てやる」 と言い放つ肝っ玉母さんモリー(デミー・ムーア)に一目惚れし、 何とか彼女の助けになろうと必死でした。 この恋心が報われるかどうかも見どころです。
ちなみに55年版では、 3人がキューピッド的役割を果たす、 そんな描写があった程度でした。
こんな小さなことでも、好みは分かれるかもしれませんが、 どちらもそれなりに楽しい映画ではあります。 ただ、個人的な感想をいえば、 89年版の方は、スクリーン全体がどうもダークな感じがして、 少々目が疲れました。 雰囲気はいいんですけどね……
レンタルビデオの醍醐味を味わう意味でも、 事情が許せば、2本一緒に借りることをお勧めします。
今日は「左利きの日」だそうです。 提唱なさっている方のお誕生日では?ということですが、 定かではありません。↓
これに因んで、 左利きの映画俳優の出演作を当たることにしました。
『マンハッタン』だったと思いますが、 中華料理店で、彼女は確かにお箸を左手に持って 食べていました。 その人の名は、ダイアン・キートンです。 今日は、同じウディ・アレンとの蜜月時代の映画でも、 次の作品を取り上げさせていただきます。
アニー・ホールAnnie Hall 1977年アメリカ ウディ・アレン監督
「アレンの最高傑作」と言われるゆえんは、 絶対授賞式に姿を現さないアレンに、 アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞を授けられたこと、 そして、主演のダイアン・キートーン(彼女も受賞)の魅力に 負うところが大きいのだと思いますが、 正直言って、 私自身はこの映画が特に好きというわけではありません。 とはいえ、含蓄あるセリフや、印象に残るシーンもあります。 それらは後々の映画や日本のドラマでも、 『アニー・ホール』を意識したんだろうなあというのがわかる形で 採用されていることもあります。 (毛虫、ゲシゲジ、クモの類が怖くて、 夜中に恋人を呼び出すシーンとか)
アルビン・シンガーという名の、 ユダヤ人コンプレックスがしみついた男が主人公で、 当然アレン本人が演じています。 アルビンはアニー・ホールという個性的な女性と知り合い、 意気投合して交際、一緒に暮らしたりもしますが、 だんだんにお互いの嫌な面が目についたりして、 「君への気持ちは、 I Love Youじゃなくて I Looooove Youだ」 などと言っていた頃の気持ちもどこへやらで、 とうとう別れてしまいます。 でも、その後誰とデートをしても、 「ああ、やっぱりアニーがよかったなあ」 と思ってしまったりして、 ぐずぐずと、いつまでも後悔するばかり……
はっきり言って、ラブコメディーとは言いながら、 すっきりしない映画ではあります。 それでいて、楽しい隠し味もいっぱいあるので、 こういうのはどうもなあという方にもあえてお勧めします。 イライラしつつも楽しんでいただけるんではないかと思います。
アニメ「白雪姫」を見ても、悪いお妃に惹かれてしまったので、 周りと話があわなかったというくだりとか、 神経質に育ってしまったのは生い立ちに原因があることetc. 時々差し挟まれるエピソードも愉快です。
また、ダイアン・キートンの弟役で クリストファー・ウォーケンが出ていたり、 シガーニー・ウィーバー、ジェフ・ゴールドブラムなども、 端役ながら出ていたり。
どこかモンティ・パイソン風の (「笑う犬の冒険」のコント風かも)描写も見られるし、 こういうタイプのコメディーなんだと割り切って見ると、 意外と発見が多い映画だと思います。
といっても、ラブストーリーとしての魅力が ないわけではありません。 ええい、面倒くさい男だなあと思わせつつも、 大いに共感できる部分もあり、 案外、とっつきにくいインテリに思われがちなアレンを、 最も身近に感じられる映画かもしれません。
余談ですが、アレンはこの頃、 ダイアンと私生活でも恋人同士でした。 この映画の数年後?に別れますが、 『ラジオ・デイズ』(1987年)で、 歌手として特別出演させています。 また、『セレブリティ』(1998年)に、 アレンがL.ディカプリオを起用したのも、 ダイアンがディカプリオの叔母の役で出演した 『マイ・ルーム』を、アレンが「ダイアンの出演作」として 見にいったのがきっかけだったとか。 よい形での友情が続いていたんだなあと 思いたくなる逸話ですね。
愛と宿命の泉 フロレット家のジャン/泉のマノン Jean De Florette / Manon Des Sources 1986年フランス クロード・ベリ監督
この映画については、 つい最近も少しだけ触れましたが、 もともとは2本の映画だったものを、 日本では前編・後編に分かれた1本の映画として上映されました。 そして、やはりこの見方が一番いいと思います。 前編のラストだけで「終わりっ」とやられても、ひたすら後味が悪く、 後編を前編の知識なしに見ると、 何が何やら…だからです。
原作は、マルセル・パニョル。 同じく映画化された『マルセルの夏』『マルセルのお城』なども 知られる、フランスの国民的作家ですね。
1920年、フランス・プロヴァンス地方の小さな村に、 亡き母土地を相続した“フロレット家のジャン”がやってきます。 元女優だという美しい妻と、 妻そっくりの愛くるしい娘マノンを伴って。 すぐそばに住む土地の権力者パペと、その甥ウゴランは、 「ある含みも持って」都会育ちのジャンに 野良仕事は無理だとせせら笑いながら、 ジャンとその家族に親切にし、信頼をかち得ます。
が、この出会いこそが、すべての悲劇の始まりでした。
どう書いてもネタバレになりそうで、 ちょっと及び腰になります。
そして後編“泉のマノン”では、 美しく成長したマノンが登場し、 それまで結婚に無関心で、 やもめを通してきたウゴランの心をとらえます。 マノンは全く相手にしないのですが、 ウゴランが追い回す姿が哀れでおかしく、 びっくりするほどコミカルなシーンが多いのに驚かされます。 が、終盤では、悲劇の全容が明らかになり、 どどーんと突き落とされるような感じ。 そして、ラストシーンの余りにもしんみりした味わいには、 ただ一言、「素直な映画だなあ」と思わずにいられません。
といった筋の中で、水をめぐる住民の争いや、 パペやウゴランが犯した許しがたい罪が織り込まれます。 この映画の中のように、 農耕を生業としている人たちにはなおのことでしょうが、 私たちのふだんの生活に置き換えても、 やはり訴求力があると思います。
パペを演じたのは、今は亡きイブ・モンタン。 豪快に見えて抜け目ない、そして依怙地な田舎のじーさんを、 非常に憎ったらしく好演していました。 ウゴランは、『八日目』でおなじみの ダニエル・オートゥイユでした。 小さなマノンに「カエルみたいに醜い」などと言われるとおり、 垢抜けない様子で、おせじにもハンサムとはいえない役ですが、 “泉のマノン”での恋する男ぶりは、そう悪くないと思いました。
“フロレット家のジャン”ことジャンを演じたのは、 フランスというより世界的名優 ジェラール・ドパルデュー。 頼りがいのあるよきパパを、全身で演じていました。 そして、成長したマノンを演じたのが、 あの、誰が見てもとりあえず「美人」と言いそうな、 びっくりするほど美しい目元をした エマニュエル・ベアールでした。 ウゴランの思いは全く届かず、 マノンは平凡な男性と結婚しますが、 マノンではなくエマほどの女性が!と考えると、 もったいなくなっちゃうほどしょぼい感じの男性でした。 もはやどんな役者だったか検索する気すら起きません。
両方合わせ4時間近くありますが、 お盆休みを利用してご覧になるのも一興かと思います。
1945年8月6日、日本が世界で唯一の被爆国になった日です。 戦争体験のない世代にとっても、 忘れ、風化させるべきではない出来事ではありますが、 毎年夏になると、平和の戦争反対のとやり出す風潮が、 私はどうも苦手です。 「思い出す」ということはつまり、 「忘れている」ということだと、 閑吟集だったかにもあったようですが、 思い出す間もなく、 いつもいつも平和について考えるというのは 難しいことでしょうか?
そこで、8月6日についても、 ほかに何かないかと探したら、 「ジャマイカの独立記念日」というのがありました。 正確にいうと、外国の記念日によくあるパターンで、 「8月の第1月曜日」ということだそうですが、 ことしは今日8月6日ということになります。 1962年8月6日、イギリスから独立……とのこと。 なんだ、くどくど書く必要はありませんでした。
ジャマイカといえばレゲエ音楽ですが、 そのレゲエもふんだんに使われ、 かつその国名を世界中に一気に親しみやすいものにした 映画がありました。 メジャーな役者さんが辛うじて1人出ているだけとはいえ、 そのユニークでハートウォーミングな内容が受け、 日本でもヒットした、次の作品です。
クール・ランニングCool Runnings 1993年アメリカ ジョン・タートルトーブ監督
この映画に出ていた 「日本でも比較的メジャーな唯一の役者」とは、 映画撮影後に亡くなった巨漢ジョン・キャンディです。 元ボブスレーアメリカ代表で、 おんぼろチームのコーチをしぶしぶ引き受ける役どころでした。
落ちぶれ、競馬のノミ屋などをして生活しているところを、 陸上選手デリースに声をかけられ、 デリース、彼の親友サンカ、 何とかジャマイカを抜け出したいユル・ブレナー、 大企業を経営する父親に逆らえないジュニアの4人を、 世界に渡り合えるボブスレー選手にすべく、 最初は半ば無気力に、 中盤以降はかなり親身に指導することになります。
実話がベースになっているということで、 かなり話題になった映画ですが、 あのジャマイカで、雪も見たこともない青年たちが、 ボブスレーでオリンピック出場!という事実以外は、 創作の部分も多かったようです。 重ねてになりますが、映画よりも想像を絶するエピソードが 幾つもあったようです。
ダメダメ集団と思われていたのが、 見事に何かを成し遂げるという感動もさることながら、 そのプロセスをコメディータッチで見せるという手法の映画は、 結構たくさんありますね。 例えば『メジャーリーグ』、 例えば『フル・モンティ』といったあたり。
この手の映画はしばしば「あざとい」と軽んじられたりしますが、 そのあざとさを堂々と見せつけるタートルトーブの演出には、 むしろ潔いさわやかさがあります。 彼のほかの作品もそうですが、 登場人物やモチーフなどへの愛のようなものを非常に感じるので、 見ていて心地よいものです。 お嫌いな方は、 そういうところをうっとうしく感じるかと思いますが……。
家族で楽しめそうな無難なスポーツコメディーに見えて、 意外と好き嫌いが分かれる映画かもしれません。 が、あえてお勧めいたします。
なお、原題の「Cool Runnings」とは、 「いい旅を!」「旅に平穏あれ」というような ニュアンスで使われる、ジャマイカの決まり文句だとか。 作中、お調子者でジャマイカ大好きのサンカが、 卵にキスをするおまじないを何度もしたり、 プッシュカートのレースに出場したりして、 断片ながら、ジャマイカという国に親しみの持てる描写も ところどころで出てきます。 ラスタカラーも目にまぶしいですよ。
今日8月5日は「タクシーの日」です。 東京乗用旅客自動車協会が1984(昭和59)年に制定し、 翌年から実施されているとか。 1912(大正元)年、東京・数寄屋橋のタクシー自動車株式会社が 日本ではじめてのタクシーの営業を開始したことに因むそうです。
で、3年前の公開時、 見た人がいろいろな意味で驚いたと思われる、 「タクシーの映画」を御紹介します。
TAXi 1997年フランス ジェラール・ピレス監督
ストーリーはというと、はっきり言って、 何かのTVの人気シリーズを何とか映画化しようとしたら、 こんなふうになるのかな〜というノリです。 そういう説は聞いたことがありませんが、 フランスでも、TVで放映されるようなポリスアクションは 非常に人気があるそうですから、 似たような感じのテレビシリーズは、本当にあるかもしれません。
製作と脚本として、リュック・ベッソンがいるんですよね。 別にもともと重厚なモノをつくるタイプの人ではありませんが、 これには少し驚きました。 ピレス監督については私もよく知りませんが、 この映画を紹介するとき、 高畑勲監督で宮崎駿製作の映画が「宮崎作品」と表現されるように、 「リュック・ベッソンの映画」と表現する人もいるようです。 が……『グラン・ブルー』の青が目にしみついて離れない、 というタイプの人に勧めると、「くだらない映画見せるな!」と 怒らせてしまうかもしれません。
舞台はフランスの港町、マルセイユ。 元ピザショップのスピード狂従業員が、 念願のタクシードライバーに転向し、 スピード違反でつかまったのをきっかけに、 何度も免許取得試験に落ちているドジな刑事と協力し、 犯罪捜査に活躍する……という、 ちょっと聞きにもおバカな映画ですが、 細部で非常にユーモラスな描写があって、 なかなか楽しめました。 フランス映画で、こんなに理屈抜きに楽しめるとは、 思いもよりませんでした。
タクシードライバーは、 彼女との甘い時間がなかなかとれないのが悩みで、 ドジ刑事の方は、ドイツ系美女で上司に当たる女性に しょっちゅう迫っては、ひじ鉄を食らっています。 某イタリア映画を見たときも思ったのですが、 どんな気弱そうな男でも、好きになった女性には 積極的に声をかけ、迫っているんですよね。 ラテンのお人はやはり違います。
車のことはよくわからないのですが、 とにかくフランスの名車?プジョーが大活躍で、 世界に誇るドイツの名車メルセデス・ベンツは まるっきりコケにされています。 これを小気味よいと見るか、苦々しく思うかは、 エンスー度やエンスー傾向によるかと思います。 私はどの車にも思い入れはないので、楽しく見ました。
この作品は、特殊効果なしで、 マルセイユの町を 実際に車が爆走したのだそうです。 2作目は未見なのですが、どんなものでしょうか? パリが舞台ということは、 それほど無茶はできなかったのでしょうかね。
8月4日は、例によって語呂合わせで 「橋の日」だとか(箸の日でもあります)。 なので、アメリカ映画で すっごいお箸の使い方している人特集……に しようかとも思ったのですが、 さすがにやめておきました。 タイトルに「橋」が入っていたり、 橋が重要なポイントだったする作品の方が、 はるかに拾いやすいし。 ただ、困ったことに、私はそういった映画って、 なぜか見ていないor思い入れが薄いものが多いのでした。 その上、とにかく本数が多い! だから、たまにはそんなのもアリかと 自分で自分に言い訳しつつ、 タイトルの羅列になること必至ですが、 書かせていただくことにしました。 では、行きま〜す。
・『哀愁』Waterloo Bridge(1994/アメリカ) マービン・ルロイ監督 ・『君の名は』1953年/日本 大庭秀雄監督 ・『マディソン郡の橋』The Bridges of Madison County (1995年/アメリカ)クリント・イーストウッド監督 ・『戦場にかける橋』The Bridge on the River Kwai (1957年/イギリス)デビッド・リーン監督 ・『ポン・ヌフの恋人』Les Amants du Pont-Neuf (1991年/フランス)作品 レオス・カラックス監督 ・『遠すぎた橋』A Bridge Too Far (1977年/アメリカ・イギリス) リチャード・アッテンボロー監督 ・『ルル・オン・ザ・ブリッジ』Lulu on the Bridge (1998年/アメリカ)ポール・オースター監督 ・『リトル・ロマンス』A Little Romance (1979年/アメリカ)ジョージ・ロイ・ヒル監督 ・『玻璃〈ガラス〉の城』 City of Glass (Boli zhi cheng) (1998年/香港)メイベル・チャン監督 ※ケンブリッジの広東語表現がポイント
| 2001年08月01日(水) |
「観光」が登場する映画 |
今日8月1日は、1965年、当時の総理府(現在の内閣府)が制定した 「観光の日」だそうです。 なじみのない外国の風景を映画で見ること自体、 リゾートのような色合いも濃いのですが、 今日は、「観光」が登場する映画ばかりを 敢えて集めてみました。
『眺めのいい部屋 A Room with a View』 1986年イギリス ジェームズ・アイボリー監督 お嬢様ヘレナ・ボナム・カーターと、 お目付役であるうんと年上のいとこマギー・スミスの 「イタリアおんな2人旅」から物語は始まります。 婚約者のある身ながら、ヘレナは旅先で、 ごく魅力的なイギリス人男性に心を奪われかけました。
『旅情 Summertime』 1955年アメリカ デビッド・リーン監督 ヴェネチアをひとり旅するアメリカ人の独り者の女性という設定は、 当時、どんなふうに受け入れられたことでしょうか?
『浮き雲 Drafting Clouds』 1996年フィンランド アキ・カウリスマキ監督 具体的にどこを観光するわけではないのですが、 市電「トラム」の運転手をくびになった男が ロシアへの観光バス運転手の職を得るものの、 片方の耳が聞こえていないことが発覚し、 またすぐ失職するという、おかしくも悲しいエピソードがありました。
『男が女を愛する時 When a Man Loves a Woman』 1994年アメリカ ルイス・マンドーキ監督 妻(メグ・ライアン)と夫婦の時間がとれていないことを 懸念した夫(アンディ・ガルシア)が、 彼女をメキシコ旅行へと誘います。 (でも、ちょっと手遅れだったかも)
『フレンチ・キス French Kiss』 1995年アメリカ ローレンス・カスダン監督 突然、一方的に婚約破棄された女性(またもメグ)が、 婚約者(ティモシー・ハットン)を追って渡仏します。 けれど、彼女がフランスまで行って手に入れたものは、 優柔不断な婚約者の中途半端な愛ではなくて……。
いやあ、思ったよりありますね。 さすがにこのあたりでとどめておきましょう。
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