気ままな日記
DiaryINDEXpastwill


2005年11月24日(木) イルミネーション

 クリスマスが近づいたので家々の庭や門に、クリスマスのイルミネーションが光り始めた。
初めはいろんな色の豆電球を庭の木などにはりめぐらすというのが主流だったような気がするけれど、最近のはさらに凝っている。
 今年の流行なのかしら? 光り輝く3人のサンタクロース人形が、縄梯子を伝って家の壁をよじ登ろうとしているものや綱渡りしているものが目につく。傍らには、やはり光り輝くトナカイの人形。
 サンタクロースなどというものの存在を信じていたのは何歳ぐらいまでだっただろう。住んでいたアパートには煙突がないので、はいってこられないんじゃないかと本気で心配したのは覚えているのだが。


2005年11月18日(金) 朝・寄り道・ラジオ体操

 出勤途中に通る商店街。朝のこの時間、開店しているのは、お弁当屋さんと、ドトールコーヒー。
 すでに高く昇った太陽にじりじりと焦がされながらコーヒー店の前を通ると、氷を浮かべたアイスコーヒーの写真に吸い寄せられそうだっが、コートを着込み前かがみになりながら足早に歩く今の季節となっては、泡がカップからちょっと盛り上がるほどになったあったかそうなカフェオレの姿に、思わず、
「1時間ほど、ここで休んでいきたい」という誘惑にかられる。
 もっとも、1時間早起きしてそういった時間をつくるくらいなら、その分、あったかい布団にくるまって寝ているほうがいいのだけど。

 小学生の頃、夏休みになると毎朝、ラジオ体操に通った。広い公園などなかったので、アパートの裏手にある駐車場―。
 「あたーらしい朝がきた。希望の朝ーだ♪」というあの歌詞。今思い返すと、照れ臭くなるほどポジティブな歌詞だが、当時は大して希望が沸き立つ思いがするでもなく、ただ漫然と聞き流していたように思う。
 体操が終わると、首からさげたカードにスタンプを押してもらえたのだったが、それにしても、「夏休みだっていうのに、なんでこんなに早く起きて、せっせと体操なんかしなくてはいけないんだろう」と一度も思わなかったのが今となってはとても不思議である。


2005年11月09日(水) グレートマザー物語

先日、「姥捨て山」の話を知人とした。
「うちの母親は、山に捨てた瞬間にわたしよりも早く山のふもとに駆け下りてると思うわ」とわたしが言ったら、彼曰く、「わはは!オレんとこもそうだなあ」とおなかを抱えて笑った。 
そんな彼の目下のお気に入り?のTV番組は、日曜日の午後6時半から放映している『グレートマザー物語』。曰く、「すご〜く気持ち悪い番組だよ。でもついビデオに撮って見ちゃうんだ」。
この時間帯はなにかと気ぜわしくつい見忘れるのだが、6日の日曜日は、6時40分頃に思い出したのでわたしも初めて見てみた。
 その日はウインブルドンで活躍された松岡修造さんのお話。高校のときに、プロのテニスプレーヤーを目指して親元を離れ、そしてプロになってからというもの、世界津々浦々、お母様と二人三脚で遠征されたとのこと。食事もいつも一緒、会話もはずむんだとか……。
 思春期特有の無口さと不機嫌さで、会話どころか必要事項の伝達さえ、不自由しているわたしたち親子からすると考えられない親密な母と息子である。
 成人すればこういう関係になるものなのか―?
 この番組は、有名人を育てた偉大な母をテーマに扱う番組らしく、先の知人はそういう影響力の強い、母息子密着型の親子関係を、「気持ち悪い」と言ったのだろうか。
 明日、彼と会う。是非聞いてみよう。


2005年11月01日(火) 満員電車の中で

 朝のラッシュ時の電車の中。
前の席に座って居眠りしていた男性が、車内放送がはいったとたん目を覚まし、ひざの上にひろげたままになっていた文庫本をそそくさとカバンにしまい始めた。
 てっきり次の駅で降りるのだと思ったわたしは、ひそかに「やっと座れる♪」
と喜んだのだが、彼は本をしまうと、また目を閉じ、次の駅で電車が停車しても、そのまま身動きもせずまた居眠りを始めた。
勝手に期待したわたしもわたしだけど、「なんて紛らわしいことするんだろう」とちょっと湧き上がる憤り。
 こちらの下心?を見透かされ、「残念でした〜。実はオレ、降りないんだもんね」と、あざ笑われているような気がしてしまうのです。
 これは、わたしの中にある、悪意や意地の悪さを相手に投影しているのかもしれない。


TOMATO |HomePage

My追加