夏になると、無性に生真面目な紳士とプカ〜ンと浮かぶオバケ氏のコンビに会いたくなります。^-^
今年、小学校を卒業する11歳のノイ。 自分の卒業後の進路に漠然とした不安をかかえています。 家計をささえるため、ラジオ工場で働く15歳の姉のティン…。 でも、ノイが本当にしたいと思っていることは…。 タイの村のお話。 いつの日か、ノイの描いたシルクの花に巡り会えたらいいなと思う。
読んでいる間中、涙腺のコントロールが出来ませんでした。 (外で読まなくてよかったです…)
本当の友だちって? 思春期の頃に思い悩む友だちとの関係。 それぞれ話のスポットが当たった子どもたちの友だちのありようを、 まるで大きな手で包むようにして語っていく。 きっと読み手側も、同じようにあがいたり、模索したり、 葛藤したりしている(またはしていた)からこそ、 心のひだに響いてくるんだと思う。
2008年07月26日(土) |
「月の砂漠をさばさばと」 |
この本を夜寝る前にムスメに読むと、ちょっぴりさきちゃんのママになった気分になります、ふふっ♪
えりなのように、カサコソとおしゃべりする新聞の音を聞きながら、ねっころがって空を見るのもいいかもしれない。 挿絵はこみねゆらさん。
上橋菜穂子さんや村上春樹さんなど十五人の作家さんによる六月から八月にかけての夏のものがたり集。 夏らしく、不思議というか不条理な話が多いです。 (特に、村上春樹さんのんは、???だった…わから〜ん!笑) 巻末に編者の野上暁さんによる解説があり、 各作品の出所を紹介されています。 ちょっとした読書案内になっていて、 その作家さんのお話をもっと読みたい子の手がかりになると思います。
2008年07月18日(金) |
「宇宙の秘密の鍵」(8/5追記) |
最近のムスメの読了本、その2 大変おもしろかったらしいです^-^
(8月5日 追記) ムスメが夏休みの貸し出して借りて来た「宇宙への秘密の鍵」を ようやく私も読み終えました。 スティーヴン・ホーキング博士と 娘さんのルーシー・ホーキングさんによる共作。
物語として読むには、多少、ん?思うところもありますが、 今時のファンタジーという手法で 子ども達を理論物理学へ導くというのは、 成功したのではないでしょうか。 でも小学生には核融合反応の話は、 まだむずかしいかもしれませんね。 (私もわからんかったので、小さい粒子とはなんぞや、 大きい原子とはどれのことやと、パパに質問しました。(^^; ) ムスメはどうやらそのあたりのむずかしい話は スルーして読んでたみたいです、笑。
その昔、ブルーバックスのブラックホールの話を読んで わかったようなわからんかったような記憶があるのですが、 (私がブラックホールを知った頃には 「ホーキングの放射」理論はまだなかった!) この本に出て来るメモは大変わかりやすかったです、(^^; ホーキング博士の理論が小学生にもわかるように説明してあります。 (それにしてもこのメモだけ横書きで、 一瞬読む順序がわからなくなります。 いっそのこと、最初から全部横書きにすればよかったのでは?…と、 思うのは私だけ?)
さて、続刊では、どの理論を優しく説明してくださるのでしょう♪
この本を読んで、ジョージのように 理論物理学に少しでも興味を持ってくれる小学生が出て、 その道にすすむ子がいたらいいですね、ね、パパ♪
2008年07月17日(木) |
「チビ竜と魔法の実」 |
ムスメの最近の読了本、その1 一気読みした後、2度読みしてました、笑。
最近の読了本。 近頃、ムスメの年頃の子どもが主人公になっている作品を 読むことが多いです。
当時中学一年生の私(朋子)と、 小学校6年生のミーナの芦屋の家で過ごした1年の物語。
このお話は、自分の子どもの頃とオーバーラップします。 私も小学生の時に、神戸に住む、母のいとこのお宅に 自分だけで泊りに行ったことがあります。 (祖母の法事の帰りに私だけ連れて行った貰った。) どこか異国の香りがして、 滋賀県の田舎育ちには、とても刺激的でした。 (大学生のお嬢さんが居て、彼女のグランドピアノが輝いて見えました。) だから、朋子の気持ちがとてもよくわかるんです。 私はたった1泊だったけれど、 今でも神戸に憧れを抱いているのは、 あの時のことが端を発しているのだろうなぁ…。
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