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2006年12月06日(水)


■年の瀬です
駆け込みで映画とか絵画とかがんがん観るつもり。がんばる。

■蜷川実花「永遠の花2」小山登美夫ギャラリー
http://www.tomiokoyamagallery.com/
造花だけを写した展示会でした。倉庫の上にあるギャラリーは真っ白で気持ちがよかったです。正方形の部屋があると落ち着くなー(笑)

蜷川さんが雑誌でアイドルとかを撮り下ろしているのを時々見ていて、ギャラリーでいっぱい見たら気分が悪くなるかと思っていたんですが、白い壁に原色(今回はメキシコで撮って来たみたいです)、空間も広々としていてなんだか気持ちがよかったです。蜷川さんの色合いは、ときどき思い出す昔の風景みたいです。置いてきた場所から、別の方向に続いてしまったパラレルワールドみたいだと思いました。

蜷川さんがこの人を撮りたい!と思って撮っている写真はやっぱり苦手なのですけど(ちょっと気持ちが悪くなります…)、それ以外は結構好きかも。

■大竹伸朗全景 東京都現代美術館
http://shinroohtake.jp/
やっぱり広いなあ。広いのはいいなあ。あと吹き抜けで上や横や下から見られるのが好き。

この人のことはまったく知らなかったのですが、すごく面白かったです。昔で言うと北斎みたいに、漫画から肉筆がまで、という感じで、ありとあらゆるものに手を出している。すごく巧い上に、いろいろなことを試しているので、ひとつひとつの絵を見るのにずいぶん時間を掛けたような気がします。いつもはマッハなのに(笑)。丁寧に観たら一日じゃ足りないかも。

今回の目玉のスクラップブックは、皆が真似したいというのもよくわかる気がする。でもわたしは逆に、自分にはムリ…と速攻で思いました(笑)

この人の動物の絵が好きだな。特に単色や、ほぼ単色で描いている絵の、その色合いの深さにしびれました。大竹さんの色の感覚はかなり好きでした。