■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
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2007年12月31日(月) 今年を振り返って一言感想その2/2007年2月に観た映画

引き続き観たのに感想書いてなかった作品2007年2月分です。とりあえず年内はここまで。(12月まで終わるのか不安ですが)
ここ見てくれてる皆様ありがとう今年もお世話になりました!良いお年を!

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■マリー・アントワネット
女の子の女の子による女の子のためのガーリー・ムービー。ほんといろんな意味でオンナノコ視点の映画だと思いました。王子は絶対浮気しないし(笑)。没落描写より豪華で優雅なお姫様生活の方に断然チカラ入ってるし。
でも綺麗なドレスや贅沢なスイーツは見てて純粋に楽しかった。ダンストちゃんもすごく美しかったです。全然衣装に負けてない!


■百万長者の初恋
これ!これめちゃめちゃツボだったの!私こういうの好きよ!!!
韓国映画なんですけど、ワガママな金持ちのボンボンが遺産相続の条件にド田舎高校生活を強制されて、そこで出会った同級生の女の子と恋に落ちるという。そして彼女は実は不治の病におかされていて余命いくばくもないという。…もうコッテコテの韓国映画!(笑)
二人が親しくなる過程がすごくみずみずしいです。ほんと純愛なんだよ。すごくキレイ。最後までキレイ。少女マンガみたい。お金のために嫌々始めた田舎暮らしなのにいつの間にか全財産を捨ててでも彼女を助けたいと思っている主人公の心の動き、そして彼が決めた選択と明かされた真実に感動します。ハッピーエンド…だと思っていいのかなこれは。切ないけどね…
音楽も感動的だし、あと主役のヒョンビン君がまた私好みでカッコイイんだよ〜!美形!
公式サイトまだ残ってるみたいなのでよろしければ。雰囲気わかると思います。

http://1000000.jp/


■カンバセーションズ
アーロン・エッカートとヘレナ・ボナム=カーター共演、大人のラブロマンスです。とある結婚式で再会したかつての恋人同士による一夜の駆け引き。登場するのはほぼ二人だけ。とにかく腹のさぐり合いというか(笑)、二人の会話が延々続く映画。
男と女の違いっていうのかな、頭(身体?)のどこかで常に夢を見ている男の人のロマンチストぶりと、夢を見たいけど(意識的にせよ無意識的にせよ)セーブをかけてしまう女性のリアリストぶり、それがよく表れてた。公開時のコピーが「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」だったんだけど、ほんとその通りだと思いました。
画面分割が多用されていた映像はちょっと見づらかった。二人の心の動きをそれぞれ別々に捉えるような趣向?だったのかな?


■ドリームガールズ
いやもうジェニファー・ハドソンすごいな!っていう。歌唱力とかもすごいんだけど、それよりもこう、なんつーか勢いが。圧倒されたよ…
あとエディ・マーフィってこんなに歌って踊れるんだ!と驚いた。映画館で観て正解な作品。


■守護神
意外と普通に感動してしまったぜ…。ケビン・コスナーってあまり好きではないんですが、これはなかなか良かったです。見終わるとタイトルの「守護神」の意味がよくわかる。
海猿みたいな話かと思っていたら違ったね(笑)。伊藤英明がメインかと思いきや蓋を開けたら主役は仲村トオルだった!みたいな。そんな映画。


■世界最速のインディアン
実話だというところがスゴイ。
老人力に乾杯(むしろ完敗)。


■ボビー
J.F.ケネディの弟、“ボビー”の愛称で親しまれたR.F.ケネディ上院議員が暗殺された一夜の物語。といっても事件そのものがメインではなく、事件が起きたホテルに居合わせた人々を描く群像劇になってます。すごく面白かった(「面白い」という表現はあまり適切ではないけれども)。様々な階層・年齢の人々が集うアンバサダーホテルがそのまま当時のアメリカの縮図になっている点が見事で、ひとつのホテルの一夜を追ってるだけなのにきちんと1968年のアメリカが見えてくる。
キャストがすごい豪華でした。デミ・ムーアとシャロン・ストーンの共演なんて滅多に見られるものではないんじゃないかと(笑)。しかもデミ・ムーアはエミリオ・エステベスと夫婦役です(っていうかエミリオ・エステベスは監督です)。かと思うとアシュトン・カッチャー君も出ていたり(共演シーンはなかったけど)。他にイライジャ・ウッドとかリンジー・ローハンとかクリスチャン・スレーターとか。ローレンス・フィッシュバーンもアンソニー・ホプキンスも出てた。今をときめくシャイア・ラブーフ君もなにげに出演してますよ。





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マリー・アントワネット
【MARIE ANTOINETTE】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ソフィア・コッポラ
出演:キルステン・ダンスト 、ジェイソン・シュワルツマン、
ジュディ・デイヴィス
(劇場鑑賞)


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百万長者の初恋
【FIRST LOVE OF MILLIONAIRE】

2006年 韓国 / 日本公開 2006年
監督:キム・テギュン
出演:ヒョンビン 、ヨンヒ
(劇場鑑賞)


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カンバセーションズ
【CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN】

2005年 アメリカ・イギリス / 日本公開 2007年
監督:ハンス・カノーザ
出演:ヘレナ・ボナム=カーター、アーロン・エッカート
(劇場鑑賞)


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ドリームガールズ
【DREAMGIRLS】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ビル・コンドン
出演:ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、
ジェニファー・ハドソン、エディ・マーフィ
(劇場鑑賞)


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守護神 【THE GUARDIAN】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー
(劇場鑑賞)


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世界最速のインディアン
【THE WORLD'S FASTEST INDIAN】

2005年 ニュージーランド・アメリカ / 日本公開 2007年
監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ
(劇場鑑賞)


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ボビー 【BOBBY】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:エミリオ・エステヴェス
出演:アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン
(劇場鑑賞)






2007年12月30日(日) 今年を振り返って一言感想その1/2007年1月に観た映画

いよいよ2007年も終わりということで。今年を振り返る意味で観たのに感想書いてなかった作品を一気に振り返ろー!と思ったら意外に多く…(っていうか感想書いた作品の方が少ないんだわ…サボりすぎ…)
あまりに多いので月ごとに分割して一言感想。まずは2007年1月分ですよ。

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■ラッキーナンバー7
これ面白かったです。私の好きなテイスト。どんでん返し系のストーリーなんだけどあんまり嫌味がないっていうか。スタイリッシュでライトなノリの割によくよく考えると結構シリアスなお話でした。
ジョシュが意外とカッコ良かった。悔しいけど(笑)。意外とアイビー・リーグファッションが似合うんだなと思った。悔しいけど。
ルーシー・リューも可愛かったです。


■リトル・ミス・サンシャイン
負け組一家のロードムービー。すごく良かった。時折プッと笑わされつつも、この家族を見てると愛おしくて切なくて胸の奥で泣きたくなる感じ。大袈裟な涙は出ないけど代わりにもっと深いところがうずく。ニーチェに傾倒して沈黙を守っている長男が特に印象的でした。ティーンエイジャー特有の持て余した憤りと哀しみ、と同時に確かに存在する家族への愛、それらがごちゃまぜになって収拾がつかない苛立たしさが絶妙に表現できてたと思う。ひしひしと伝わってきた。
一家が乗ってる黄色いバス、最初からガタガタだったけど時間が経つにつれどんどんあちこち壊れていって、しまいに「せーの!」ってみんなで押して走らせる、これ自体が家族の象徴なんですね。


■不都合な真実
巧みな話術とパフォーマンス、素人にもわかりやすい説明で、さすがアメリカのプレゼンだなと思いました(そんな感想…)。いやでも本気で怖くなったよ温暖化。地球の歴史的スパンで考えると現代ってものすごい勢いで環境破壊が進んでいるということがわかりました。
カエルをいきなり熱湯に入れれば驚いて飛び出るが、しかし水に入れた状態からじわじわ熱すると手遅れになるまで気づかない…というたとえが印象的でした。我々は既に結構な高温の湯に浸かっているのでは。気づいて飛び出る猶予はあるのか?…というか、温度を下げる努力をしなければならないのだ。その余裕が残されているのなら。


■劇場版 どうぶつの森
小栗くんが声で出てるので観に行ったという…どんだけー。<己に向かって
でも出演シーンは思いのほか少なかったです!ほんの一瞬だったよ!ミュージシャンの役だからもしや歌ってくれるのかと思いきや、歌のシーンだけDS(ゲーム)と同じ合成音でその点も残念!でした(笑)。
話は完全に子供向け。大人が観る映画ではないです。<己に向かって


■ディパーテッド
オリジナルに比べるとかなり大味でしたよね。緊張感もあまり感じられないし…。そこそこ面白くはあったんだけど、アカデミー賞を総なめにするほどの作品かなーというのが正直な感想。脇役のマーク・ウォールバーグが唯一いい感じだった。
悪ノリしていたジャック・ニコルソンが笑えました。ギャングのボスっていうより単なるエロオヤジだったよ!(笑)



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ラッキーナンバー7
【LUCKY NUMBER SLEVIN】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ポール・マクギガン
出演:ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、
ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン
(劇場鑑賞)


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リトル・ミス・サンシャイン
【LITTLE MISS SUNSHINE】

2006年 アメリカ / 日本公開 2006年
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニア 、トニ・コレット 、アラン・アーキン、
アビゲイル・ブレスリン、スティーヴ・カレル
(劇場鑑賞)


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不都合な真実
【AN INCONVENIENT TRUTH】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:デイヴィス・グッゲンハイム
出演:アル・ゴア
(劇場鑑賞)


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劇場版 どうぶつの森 ※アニメ

2006年 日本
監督:志村錠児
声の出演:堀江由衣、折笠富美子
(劇場鑑賞)


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ディパーテッド
【THE DEPARTED】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、
ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ
(劇場鑑賞)






2007年12月29日(土) 「劇場版BLEACH/The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸」

意外に楽しめたよ!しかも感動した!私このシリーズあまり詳しくないので話についていけるか不安だったんだけど、とりあえず主要キャラクターと基本的な世界観さえ知っていれば大丈夫な仕上がり。予告で強調されてた通り十番隊の日番谷隊長メインなので日番谷ファンなら間違いなく楽しめる。ていうか日番谷だけじゃなく護廷十三隊総出演、それぞれに見せ場があるので死神ファンも必見です。それと今回事件を起こす映画オリキャラの声が石田彰さんなので石田ボイス好きも見て損はありませんぜ。そらもうたっぷり堪能できますぜ奥さん。

十番隊が警護にあたっていた「王印」が輸送中に襲撃され、犯人と一瞬刀を交えた日番谷が何故かそのまま姿を消してしまう。現世で一護と出会っても何も語らず行方をくらまし、さらにその後ソウルソサエティで起きた襲撃事件現場に日番谷の斬魄刀・氷輪丸の痕跡があったりして、ついに日番谷冬獅郎処刑命令が下されることになる…というお話。
全てを一人で背負い込み黙って耐えてる日番谷クンの痛ましさが前半の見どころ。で、そんな日番谷を信じてみんなが集結・協力するとともに日番谷自身も心を開いてゆく過程がとても感動的でした。特に副隊長の乱菊さんとの信頼関係が、いいですねこういうの!「松本、後ろを頼む」って。じんときた…!
日番谷隊長の嫌疑が晴れても簡単に一件落着とはならずむしろそこからが本番。王印を手にしてしまった敵はすさまじい変化を何度も繰り返すので(笑)、ソウルソサエティを丸ごと巻き込んでの大バトル開始です。すごいよほんと。護廷十三隊(しかも隊長クラス)揃い踏み。山本元柳斎の戦う姿など滅多に見られるものではないとブリーチマニアの妹は申しておりました。私は個人的に、敵が強く変身したとたんにものすごい勢いで飛んできた剣八隊長がツボでしたが(笑)。いかにもこの人らしい…だってほんとにピューって飛んでくるんだよ!それまで影も形もなかったのに!ピューって!笑ったよ!
終盤はみんな卍解しまくりで息つく間もない展開、っていうかド派手っぷりでした。さすが劇場版って感じ。大サービスだね!恋次くんの蛇尾丸がやっぱり見ていて楽しかったです(派手で)。一護もちゃんとかっこよかったよー。
ひとつ残念だったのは、自分も色々調べておくから、と言ったきりその後まったく出番がなかった喜助さんです(笑)。ほんとに調べてたの?!もっと出てきて欲しかったのに!

あ、それとエンドロールの後にちょっとだけオマケがあるので最後まで席を立たないように!ほんと今回日番谷ファンの方にはいろいろ美味しい作品だと思いますよ〜。



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劇場版 BLEACH
The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸

2007年 日本
監督:阿部記之
声の出演:森田成一、朴路美、石田彰
(劇場鑑賞)




2007年12月26日(水) 「サーフズ・アップ」

近頃CGアニメ界はペンギンブームなのかしら。いやでも普通に面白かったです。期待はずれだった「ハッ○ーフィー○」に比べたら私は断然こっちが好きヨ!

伝説のサーファー・ビッグZに憧れるコディ少年の成長物語。というよりコディとビッグZの友情物語と言うべきかな。単純で負けん気が強くて波乗りが好きだけど勝利や名声への憧れも捨てきれないコディに力を抜くことを教え、「“好き”ということだけで十分じゃないか」と道を示すビッグZ。一方で隠遁し変わり果てたビッグZの姿にも何ら偏見を抱くことなく、大喜びで懐いて彼を引っ張ってゆくコディ。この相互補完というのかな、コディ一人が成長するのではなく二人が互いに影響し合ってそれぞれ新たな一歩を踏み出す…ってところが非常に良いと思うのです。ただそのぶん周りの登場人物(登場ペンギン)の印象が薄いんだけどね(笑)…ヒロインにもあまり見せ場がなかったし、悪役(ライバル)ペンギンも仲間のチキンも文字通り脇役程度の存在感。
映像は美麗で迫力満点です。特に水の描写(波や水しぶきなど)、それから波に乗ってる時のスピード感がすごい。あと細かい話だけど、ペンギンの身体が水に濡れたときの、こう、背中の毛がぺちゃっとしてる感じ、それが超リアルだったよ。濡れた背中はほとんど実写クオリティ。

映画の中でコディの映画が撮影されているという設定で、常時そのカメラを通して話が進むんだけど、この演出はちょっとわかりづらかったような気がします。いやわかるんですが、話にのめり込んでる時に唐突にスタッフの声が乱入してきたりするので「えっ、今喋ったの誰?!」とか思っちゃうのよ(笑)。子供は見ていてついていくのが大変じゃなかろうか。インタビューとかも頻繁に挿入されるし、なんかアメリカのTV番組っぽい…あ、だからいいのかこれで。アメリカの子供たちには別に違和感ないのかこれで。

それでコディの声は小栗くんなんですけど!はっきり言ってすごい良かったです。もう最初から最後まで喋りまくりなのでファンには至福の85分。小栗旬を耳で味わう悦楽のひとときをお約束します。ほんといい声してるわあ。顔も好きだけど声も好きよ。コディは今風の若者だから「すっげーすっげー」とか「マジマジマジ?」みたいなセリフばっかりで、テンション上げて頑張ってる感じがひしひしと伝わってきました(笑)。個人的には「起きるのヤダ〜」って寝ぼけてるシーンがお気に入り。すごいかわいかった…すごいかわいかった!(二回言った)
ちなみにオリジナルのコディ役はシャイア・ラブーフ君だそうで。なるほど納得!イメージ的にぴったりだよ。字幕版も見てみたいなあ。なぜ日比谷でしかやってないのだ。(基本的には字幕が好き)


そして見終わったらなんとなく山本周五郎の「鼓くらべ」を思い出してしまいました。…テイストも内容も全く違うんですが!(笑) でもちょっと似てない?




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サーフズ・アップ 【SURF'S UP】
※日本語吹替版

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:アッシュ・ブラノン、クリス・バック
声の出演:小栗旬、マイク眞木、山田優、清水ミチ子
(劇場鑑賞)


2007年12月12日(水) 「ダーウィン・アワード」

レイフの弟ジョセフ・ファインズ主演。あんま似てない兄弟ですよね(笑)。

最も愚かな死に方をした人を称える「ダーウィン・アワード」という賞があるそうで(実際に!)。なぜダーウィンの名がついているのかというと、自らの死をもって愚かな遺伝子を減らしたことで進化論に貢献したから…って、なんかいかにもアメリカっぽい発想ですが(笑)。いいのかそんなの。
このダーウィン・アワードに夢中になってしまった主人公マイケルが、こういう人々こそが保険会社に損害を与えているのだ、自分のプロファイリング能力ならそのリスクを回避できる、と保険会社に自分を売り込みに行く。それなら証明してみせろ、ということで全米各地に再調査に行くお話です。いやもういろんな人が出てくるよ。あんなところでダイナマイト使ったり、自販機の下敷きもすごかった…あと車にロケットエンジン積んじゃうとか!ありえないから!(笑)
マイケルは元警官でプロファイラーだったんだけど、血が苦手な体質が災いしてクビになってしまったのね。ただしプロファイリングの腕は本当に一流なので、一見疑う余地のないように見える事例の真相を次々と解明していきます。行動を共にするのはウィノナ・ライダー演ずるベテラン保険調査員と、あと卒業制作ドキュメンタリーのためにマイケルを撮影し続けている大学生。この人がまたとぼけたキャラでなかなかいい味出していた。
マイケル本人もあれだけ素晴らしいプロファイリング能力を持ってるくせに自分の行動はやることなすこと裏目に出てしまう不器用なタイプで、見てると思わず笑ってしまう。一歩間違えたら自分がダーウィン・アワードなんだよ!いろいろ可哀想だったけど個人的には携帯電話が一番笑えました(笑)。
ただまあ笑えると言っても健全な笑いではなく(そもそも人の死を題材にしたものだし)、映画としてはブラック・コメディという感じ。とりたててオススメ!ってほどではないけどちょっと風変わりな印象の作品でありました。

ウィノナ・ライダーやジュリエット・ルイスって久々に見たなあ。クリス・ペンとかも出てます。メタリカも出演。なにげに豪華ですね。





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ダーウィン・アワード
【THE DARWIN AWARDS】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:フィン・タイラー
出演:ジョセフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー
(劇場鑑賞)




2007年12月05日(水) 「ボビーZ」

ポール・ウォーカーって、なによこんな外見だけのチャラチャラした男!と思いながらも出演作は必ず観に行ってしまうという。私にとってそういう人です。まあ結局は好きなんだろうな…(笑)。チャラチャラしててもカッコイイものはカッコイイのだ。イケメンに弱くてすいません。
でもこれ結構面白かったですよ!難しいこと考えずに楽しめる痛快なB級って感じ。向こう見ずな性格と運の悪さで罪が重なり目下服役中の主人公ティムが、伝説のサーファーにして麻薬王・ボビーZの替え玉になるお話です。ボビーに顔が似ている彼はある日刑務所内の一室に呼び出され、死んだボビーになりすましてメキシコの麻薬王との取引に応じ、向こうに捕らえられているFBI捜査官の救助に成功すれば罪を帳消しにしてやる、と言われるわけです。ティムはもちろんこの話に乗って取引の現場に向かうんだけどそこで予期せぬアクシデント発生。実はこの話自体が陰謀であり、ティムはボビーとして、またティム自身としてあちこちから命を狙われる身になってしまう。

誰が味方で誰が敵?!というサスペンス要素も多少ありますが基本的には難しい話じゃなく(っていうかストーリーを真剣に追ったらツッコミどころ満載だ・笑)、サクサク進むテンポの良さと適度なアクション、そしてご都合展開のエンディング(笑)。いやー私こういうB級って好きだわー。ティムのお人好しっぷりは見ていて微笑ましいしコミカルな部分もあるし、よくよく考えると人が相当死んでいるのに(笑)なぜかさっぱりとした明るい後味の映画でした。
あとねーやっぱりポール・ウォーカーがカッコイイんだよ!悔しいけど! 細身の長身だからジーンズがサマになる〜。黒いシャツも似合ってた〜。長髪も短髪も楽しめてアクションシーンもきまってる。とにかくもう始めから終わりまでとことんポール・ウォーカー尽くしなので、ファンの方にはおすすめでございます。
ちなみに少しだけ出てくる本物のボビーZもなかなかイケメンでございます。ジェイソン・ルイスという俳優さん。初めて見たなあ。覚えておこう。
それからメキシコの麻薬王ワテロ役ヨアキム・デ・アルメイダは、ドラマ「24」3rdシーズンでラモン・サラザールを演じていた人。ちょうど同じような役どころなのでなんだか既視感というか(笑)、私の中ではすっかり悪の親玉inメキシコとしてのイメージが定着してしまいましたよ。

ところで監督のジョン・ハーツフェルドはジェームス・スペイダー主演の「2days」(1998)を撮った人だそうで!なるほど。あれもサスペンスなのに緊迫感がなくて(笑)不思議なB級だったもんな〜。なんとなく納得。




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ボビーZ
【THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ジョン・ハーツフェルド
出演:ポール・ウォーカー、 ローレンス・フィッシュバーン 、
オリヴィア・ワイルド、ジェイソン・フレミング
(劇場鑑賞)


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