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2006年09月02日(土) 「イルマーレ」

H a p p y B i r t h d a y キ ア ヌ !
本日9月2日はキアヌ・リーブス42回目のお誕生日であります!おめでとー!確か今日からイルマーレのプロモで来日する予定だったはず。今年は日本でお祝いですな!なんかちょっと嬉しいぞエヘヘ。もう着いてるのかなあ〜。

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ということで「イルマーレ」観てきました!一足お先に試写会で!
オリジナル(韓国版)がものすごく評判いいしキアヌのラブストーリーっていつもちょっとアレだし(笑)不安要素はいろいろあったんですが、でもでも、決して悪くなかったと思う!韓国版とはまた違った印象で、それでいてオリジナルのイメージを傷つけない切なくやさしい純愛モノでした。私は満足だよキアヌ…!
湖の上の一軒家にある不思議なポストを媒介に、時を隔てて愛を育む男女のお話。おおまかな流れや設定はだいたいオリジナル版を引き継いでます。が、こっちのハリウッド版の方が全体的に大人のラブストーリーに仕上がってる感じでした。主人公のアレックスとケイトは既にそこそこの年齢で、家族のことや仕事のこと、孤独や戸惑いなどの微妙な感情が描かれる。韓国版はもう本当に恋だけがメインで二人の初々しさが魅力だったけど、キアヌとサンドラで初々しいピュアなラブストーリーはさすがに無理があると思うし(笑)、この方向性はたいへん効果的で大正解だったと思います。そしてこのことを象徴するかのように出てくるアイテムが、ジェーン・オースティンの『説得』。個人的には『説得』というより『説きふせられて』の方が馴染みのあるタイトルですが、これは既に若くはない二人が再会してかつて諦めた恋と向き合う小説であることが映画の中でも説明されています。

キアヌとサンドラは「スピード」以来12年ぶりの共演。息の合った自然な演技という感じで安心して見てられました。私は「スピード」よりもこっちの方が好きだなあ。中でも一番のお気に入りはダンスのシーンです。いや、あったんですよダンスのシーンが!(笑) キアヌはいつも無意味に踊ったり歌ったりして失笑を買うことが多いので我々ファンは新作公開のたびにハラハラしているのですけれども、今回のダンスシーンは自信を持って皆様におすすめしたい。それくらいロマンチックで素敵でした。この話ね、アレックス(キアヌ)が2004年でケイト(サンドラ)が2006年だから、2004年の時点ではアレックスだけが一方的にケイトを知ってるわけですよ。そこがいい。すごくいいと思う。伝えたいけど伝えられない、こんなに愛してるのに、全てを話したいのに言えない、そういう想いが込められたキアヌの演技がものすごく切ないんです。こういう熱っぽい、恋する瞳のキアヌって久々に見た気がするなあ。かなりグッときたよ。この切ない雰囲気は(ダンスの場面のみならず)全編通して保たれていて、そんでラストがまたいい!またキアヌが恋する瞳!(もうわかった) タイムパラドックスとか細かいことは気にするな!いいんだよファンタジーなんだから!
あとはなんだろう、舞台がシカゴなんだけど、風景とかとてもキレイでそこらへんも見どころだと思います。それから犬も可愛かった。外見はだいぶ違うけど韓国版ハリウッド版どちらの犬もかしこくて演技力抜群ですっごく可愛い!あ、でも肝心の湖の家(イルマーレ)は韓国版の方が幻想的で素敵だった気がする。デザイン的に。家だけじゃなくポスト自体もね。しかしあんな摩訶不思議ポスト、実際にあったらたいへんだよ。本当の郵便物がみんな時空を超えてどこかに行ってしまうんじゃ…。(いいんだよファンタジーなんだから!)

あー色々書いてたらもう一回観たくなってきたなあ〜。なんか我ながら褒めすぎという感じですが、結局は久しぶりにスクリーンでラブストーリー・キアヌを見られたことが嬉しくて舞い上がってるだけなのかもしれません(笑)。「コンスタンティン」は恋愛物じゃなかったし、そうすると「恋愛適齢期」以来?でもあれは厳密にいうと主演じゃなかったもんね。うん。公開されたらまたじっくり見に行こうと思います!



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イルマーレ
【THE LAKE HOUSE 】

2006年 アメリカ / 日本公開 2006年
監督: アレハンドロ・アグレスティ
出演:キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック
(試写会鑑賞)



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