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2005年12月02日(金) 「青い棘」(+私信のような雑記)

呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん。
ということでkaiさんの叫びに私信返し。はーいkaiさん知ってます!知ってますよ!>映画版『偶然の音楽』
ただし邦題は「偶然の音楽」ではなくて、原題をそのままカタカナにした「ミュージック・オブ・チャンス」だったと思います。確か劇場未公開→そのままビデオ化という、ジェームズ・スペイダー主演作に実によくあるパターン(笑)の作品だったかと。見たのはもう随分前なので詳しい内容は忘却の彼方なんですが、役柄があのポッツィですから、スペイダーさんにはちょっと珍しいタイプのキャラだなあ〜と思ったことを憶えています。あ、それとオースター氏が出てきたシーンは今でもはっきりと憶えてますよ!ほんの一瞬だけどとても印象に残るのよ!
しかしこれ本国でも入手困難なんですか…。私はレンタル屋さんで普通に借りて見たんですが。といってもおそらくもう10年近く前の話なので、やはり今では探すの難しいのかなあ。大きいところならありそうですが…うーん、どうだろう。
(結局役に立たない私信ですみません…)

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スペイダーさんの話で思い出したんですが、

渋谷でやってる「青い棘」。観たのはもう一ヶ月くらい前なんですけど、これにギュンター役で出ていたアウグスト・ディール君という俳優さんがちょっと若い頃のジェームズ・スペイダーに似て……え?いや、わかってますよ!体型とかは全然違うんだけど!アウグスト君の方が断然スタイル抜群だけど!(笑) そうじゃなくて、目が。目つきがね、若かりし頃のジェームズ・スペイダーを思わせる美しさで、めちゃめちゃ私好みだったんです。なんていうか、ジェームズ・スペイダーじゃなければアレですよ、「デッドゾーン」の頃のクリストファー・ウォーケン。どこ見てるのかわからないような、諦観と悲哀が見え隠れする温度の低い眼差し。こういう目はグッとくるなあ。大好きだ。目だけじゃなくて、細身なところも鎖骨が綺麗なところも全て私のタイプでしたアウグスト君。Myフェイバリット美青年ドイツ人部門代表に決定。(今度「TATOO」借りてみますM.さん!>私信)

主演は「グッバイ・レーニン」「ベルリン・僕らの革命」等で大ブレイク中のダニエル・ブリュール君。この二人の意味ありげなツーショットに「ぼくらは一番美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?」などという耽美なコピーを重ねられて私はもう観る前からクラクラきてしまったんだけども、実際は予期していたほどお耽美な演出ではなく、割と淡々と話が進んでゆく映画でした。それでも若さゆえの激しさと儚さというか、全ては白か黒かでグレーゾーンは許せない、みたいな若者特有の極端な純真さが十分伝わってきてとても興味深かった。予想とは多少違ったけどこういう映画も嫌いではないです。
主演の二人が同性愛的関係なのかと勝手に思いこんでいたらそうではなくて、事態はなかなか複雑。1927年に実際に起きた事件なのだそうです。青春の悲劇。「若さとはワインを飲まずして酔っている状態なのだ」とはゲーテの言葉だそうですが、さすが大詩人、この物語の本質を表現するのにこれ以上の言葉は思いつきません。
 ※公式サイトは→こちら!



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青い棘
【WAS NUTZT DIE LIEBE IN GEDANKEN(LOVE IN THOUGHTS)】

2004年 ドイツ / 日本公開 2005年
監督:アヒム・フォン・ボリエス
出演:ダニエル・ブリュール、アウグスト・ディール、アンナ・マリア・ミューエ、
トゥーレ・リントハート、ヤナ・パラスケ
(劇場鑑賞)


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