ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2006年11月30日(木) 疎水のもみじ

なんだか今週は「紅葉狩り」づいていますが(^^;
今日は哲学の道へ。

去年のこの時期、
外を出歩くのがこわい…と思っていたのに、
何と元気になったことでしょう。

相変わらず、頭痛には悩まされていますが、
外を歩いていたら視神経がおかしくなる…という症状がおさまって、
こうして普通に出歩けることに、とても幸せを感じています。




今日の疎水はいつもに比べて
とても透明感があって、きれいに思えました。
その透明な水面を、モミジが流れて行きます。

霜月最終日は、錦色で締めくくり。



2006年11月29日(水) 謎の歯痛

娘がここ数日、夜になると
歯が痛い…といって、泣いていました。

授業に集中出来なくても困るので、
朝一番に歯医者さんへ。

歯医者さんに見ていただいたところ、
これといって腫れてもいないし、
異常はないとのこと。
強いて言えば、生えてきた歯が
上の歯とあたりはじめて、違和感があるのかもしれない…との
説明を受けました。
一応、痛み止めをもらって様子を見ることに。

…そうして、今夜。
歯医者さんに見ていただいた安心感からなのか、
歯は痛くないとのこと。
精神的なものがかなり左右しているのでは…と
思った出来事でした。

____☆__☆_____

歯医者さんの後、娘を学校に連れて行ったら、
いきなり学校の門がオートロックになっていてビックリ。
何の前触れもなかったので、あわてました。
(案内出してから、閉めるようにしてよ〜)
ついこの間まで、門が開け放され、
解放されたる学校だったところが
ここ数ヶ月で急激に変わって行きました。
こうなると、まるで要塞ですね。。。
そうしなければならない世の中に、
なんだか哀しさを感じます。
地域の方々も大勢出入りしている学校だったので、
みなさんとまどっていらっしゃるかもしれません。



2006年11月28日(火) 東福寺 〜通天もみじ〜



東福寺へ紅葉狩りに行きました。
臥雲橋から通天橋を望むながめ。
紅葉が燃えるよう…



モミジの絨毯。
散ったモミジも
苔の上では絵になります。



通天もみじ
(トウカエデ)
ふつうのモミジは五つ葉ですが、
この葉は、三つ葉です。
宋の国から持ち帰ったものと言われています。
通天橋の名の由来は、
この「通天もみじ」にあるとか。
一緒に行った方に教えていただきました。





特別拝観の「龍吟庵」のお庭。
石は竜がとぐろを巻いているところ、
白と黒の砂は雲を表現しているらしいです。
方丈建築の最古の建物の軒上には、
足利義満の筆になる「龍吟庵」と記した額が
飾ってありました。
そうしたものが今も残っていることがすごい…です。

東福寺をあとにし、
「光明院」に立ち寄り
落ち着いたお庭をながめてから
帰ってきました。



2006年11月26日(日) 10歳になりました

今日は朝から、新体操の発表会リハーサルで
いつも学校へ行く時間と同じ時間に
娘は出かけて行きました。

3時間のリハーサルの後、
発表会用のレオタードにつける飾りを買いに
久しぶりに「ラ・ドログリー」へ。
しばらく行っていなかったら、
1階にあったキャトルヴァンがなくなって、
どちらの階もドログリーになっていました。
(どうやら、キャトルヴァンは宇治に移転したらしい。
あのいっぱいのリボン、好きだったのになぁ。。。)

きのう、先日行われていた新体操ワールドカップの録画をみて、
選手たちの衣装をチェック。
ラインストーンが結構使われていたので、
今日はそれを見せていただき、
光を当てると虹色に光るラインストーンを40個仕入れてきました。
(でも家で置いてみると、40個じゃ足りない…また買い足さなきゃ。)
これが結構、高くつくのです。
ふぅ…、来年もこのレオタード着てよ。。。と思うハハであります。

お会計を待つ間、
ガラス越しに見える北山通の街路樹から
いっせいに葉が落ち始め、
まるで雪が舞っているようでした。

____☆_☆_☆_____

さて、今日は娘の誕生日。
娘はずっと自分の誕生日には
自分でレアチーズケーキを作ると
決めているらしく。
今日も夕方からつくりはじめました。

自作のケーキで、Happy Birthday♪
今日から10歳。
二桁になりました!

夕ご飯は、娘のリクエストで手巻き寿司。
以前は酢飯が苦手で、お寿司はだめだったのですが、
ようやく味覚が大人になってきたのか、
今日は喜んで巻き巻きしていました。(^-^)

プレゼントはずっと欲しがっていたウエストポーチ♪

この1年も健やかに過ごせますように。



2006年11月25日(土) 90周年 〜風土記〜

今日は娘の通う小学校の
創立90周年の記念式典でした。

式典は2・3時間目にあり、
1・4時間目は授業と言う段取り。
(なんか…カリキュラムに余裕がないわ。)

記念に、小学校の航空写真の下敷きと
この地域の「風土記」の冊子を
いただいて帰ってきました。

「風土記」を読むと、
今、この住んでいる場所に流れていた
歴史の重みを感じます。

その流れの中に今いる娘。
ちゃんとその源流をたどって
心の中のどこかに刻んでおいてほしいなと
思うのでした。

午後からは、新体操。
「ハードだぁ」という娘に
「昔は、ずっとこんなふうに土曜日授業があったんだよ」と言うと、
「へぇ!」と驚いてましたが…(^^;
最初からそんなものだと思っていたら
どぉってことないことでも、
なれていないものにとっては、
土曜日も授業って、大変なのかもしれませんね。



2006年11月23日(木) 紅葉狩り 砂防ダム〜狸谷

今ひとつ、はっきりしないお天気でしたが、
おにぎり持って、紅葉狩りへと出かけました。




家から10分も歩くと、こんな風景が広がっています。(^^;
(田舎です…)



急な階段を上り、砂防ダムの上にあがると、
そこは、モミジの名勝地。
でもまだ完全には色付いていませんでした。
(見頃はあと1週間というところかしら。)

ここでおにぎりをいただいている間、
山の中はし〜んとして、小鳥の声もしません。
とても静かでしたが、しばらくすると、
どこからか小鳥のさえずりが聞こえてくるようになりました。
小鳥さんもランチタイムだったのしょうか?

これより奥、さらに上にすすむと、
昭和初期に造られた石積みの堰堤があります。



風景にとけ込み、モミジとの相性もよろし。

この堰堤の上で、道らしきものはとだえました。
う〜ん、ここから瓜生山へアプローチ出来るかと思っていたのですが。
あともう少しで稜線に手が届きそうなのに、残念。
きらら坂からのアプローチはかなり遠回りになるため、
いったん下って、曼殊院までもどることにしました。

曼殊院のモミジは本当に見事でした。
観光客の数も尋常じゃなかったけれど。。。

さて、地図によると、
曼殊院の横あたりから山へ入れるルートありとのこと。
なんとかその道を探し当てたものの、
山道の入り口に頑丈な柵がめぐらしてあります。

「イノシシ侵入よけ 入られる方はもとにもどしてください。」

う〜ん、山を歩いていて、
イノシシに突進してこられたらいやだしな…
というわけで、
ここから登ることは断念。

結局、観光客の列にまじって、
圓光寺、詩仙堂の横を通りすぎ、
狸谷不動尊へと向かいました。

さすがに狸谷不動尊までは
何らかの目的がある人でないと
登っていらっしゃいません。
時折、参拝の人とすれ違う程度。



上まで登ると、たぬきがお出迎え。
「家守綺譚」のたぬきの寄り合いは
この辺りであったのかしらん。。。



宮本武蔵が修行した滝のすぐ横で、
たった今、生まれて来た水の赤ちゃん。
ここからしみ出した水が、
やがて海へと到達する長い川の旅へと
出発します。

さて、こんどこそ、瓜生山の尾根へとアプローチ。。。
…と、今度は「スズメバチ注意」の立て札。

ふぅ、、、今日はどうやら行くなということのようです。。。



さあ、250段の階段を下りて、
もどりましょう。。。

帰りは、お団子をお土産に。

今日は、登ったり下ったり、
ほんとよく歩きました。







2006年11月22日(水) 研究発表

今日は娘たちの学校の
研究発表会の日。

数日前から、ひとりでぶつぶつぶつぶつ
練習していました。

娘たちの学年は環境に対する取組。
その中で、娘たちのグループは
山の自然と砂防ダムについて
調べたことを発表していました。

比叡山はその昔、
薪などの確保のため、木が伐採され、
禿げ山になっていたとか。
それを植林して現在のように緑の山にかえていったそうな。

砂防ダムのこと、土石流のおこる様子、
そして山が水を濾過する仕組みなど、
自分たちが実際にシミュレーションした実験の結果を報告して
なかなかしっかりとした内容でした。

それにしても、今時の小学校は
子どもたちがパワーポイントを使って発表するので
びっくりです。。。

そうそう、これを機に
富山和子さんの三部作を読むのも
いいかもしれません。

    

そういえば、福岡のおうち(オットの実家)には
富山和子さんのお米カレンダーがありました。










2006年11月20日(月) ターシャのカレンダー

そろそろ来年のカレンダーを考える時期になりました。
きのう新聞の広告で、ターシャのカレンダーがあるのを発見。

来年のリビング用はこれにしようかしらん♪



2006年11月19日(日) ラフマニノフ

ドラマの影響力、おそるべし。
ラフマニノフをちゃんと聴きたくて、
CDを取り寄せました。
どの方のがいいのか皆目分からなかったのですが、
amazonで評判のよかった
ツィマーマンの演奏のものを。
指揮は小澤征爾氏、ボストン交響楽団です。

2番をちゃんと最初から最後まで聴けて嬉しい。



ライナーノーツを読んでいたら、
ラフマニノフ自身の演奏が残されているとのこと。
調べてみたら、ありました。
一度、聴いてみたいものです。




そして夜、
なんとなくN響アワーにチャンネルを合わせたら、
なんと、ラフマニノフの3番をちょうどやっていました。
(ラフマニノフづいている一日)
演奏は中国人ピアニストのラン・ラン。
いやはや、とてもインパクトの強い方でした。
(お顔の表情が七変化するんです。。。)

  

左が今日聴いたのと同じ3番のもの、右は2番。
ツィマーマンのものと聴き比べると、
おもしろいかもしれませんね…。

ところで、娘は私が聴いているラフマニノフの間を縫って、
ラプソディ・イン・ブルー(ピアニカバージョン)を
聴いています、笑。



2006年11月18日(土) ジョウビタキ

なにげなく外をながめていたら、
前の桜の木に、小鳥の気配。

双眼鏡を取り出して、
久しぶりにバードウォッチング。

見るとおなかがオレンジ色で
ちょっとふっくらと丸みをおびたジョウビタキちゃん。

娘はスマートな小鳥より
このちょっと丸っこい小鳥の方が
好きなんだそうです。

ふふっ、このオレンジちゃんは
ほんと、ふっくらとしてかわいいよね♪


__☆ ☆ ☆__

我が家に新しい機械が導入されました。
HDD&DVDレコーダーVHSビデオ一体型なるもの。
さて、私はこの新しい機械を使いこなすことが出来るのでしょうか…!?



2006年11月16日(木) 夕暮れのひとコマ



美しい夕日に会えた日には、
宝物をひとつ見つけた気分。

刻々とかわる空。
この一瞬をとっておきたくて、
シャッターをカシャリ。



2006年11月13日(月) どんぐりころころ♪

昨日、娘が拾って来たどんぐり。

一日フリーザーに閉じ込めて、
どんぐり虫封じの後、
種類別に箱に入れていました。



左上から シリブカガシ  スダジイ   ツクバネガシ
左下から アラカシ    ツブラジイ  マテバシイ

さすがは御所。
なんだか聞き慣れない名前のどんぐりもあります。

どんぐりがどれもツルツルピカピカに光っているのは、
娘がひとつずつ、Gパンにこすりつけて磨いたからです、笑。

一番左手前のどんぐりは穴があいているでしょう?!
あれが「どんぐり笛」なんですよ。(^-^) ピィ〜♪



2006年11月12日(日) 「家守綺譚」ゆかりの地

ぐっと冷え込んだお休みでした。
娘は森の子で御所での活動でしたが
さぞかし寒かったことでしょう。

でも、こちらの心配はなんのその、
いろんな種類のどんぐりを拾って、
どんぐり笛を吹きながら
ご機嫌な足取りで帰ってきました。


さて、「家守綺譚」を読了しました。
各章が植物の名をもとに成り立ち、
ほんの百年前には、こうして自然と異界の生き物が
人のすぐそばに、ごくあたりまえのように存在していたのだろう…と
そう思えてきます。

それにもまして、読んでいくうちに
なじみのある地名がたくさん出て来たので、
それでいっそうこの物語に親しみを覚えたのです。

(注:これより先は、未読の方は読まれてからの方が
いいかもしれません…m(__)m)



まずは朽木村。
自然が豊かで大好きな場所です。
鯖街道もなじみのある道。
(余談ですが、娘の学校では6年生になると、
夏休みに鯖街道を歩いて、小浜まで行きます。
途中、朽木村の小学校を借りて宿泊するのです。)

一乗寺の狸谷不動山のくだりでは、
あそこでたぬきがよりあっている図を想像して、
思わず吹き出してしまいました。


 ↑
我が家から見える狸谷山。
その背後の瓜生山の尾根伝いに
叡山から南下して天女を乗せるサルが
通って行ったのでしょう。


あと、牛尾山から石山寺に至るルート。
小学生の頃、瀬田川のすぐ近く、
石山寺まで歩いて行ける距離に住んでいた私は
よく遠足やハイキングで、牛尾山に登っていました。

 やがて山頂とおぼしき野原に出る

たぶん牛尾観音のある、あそこのことだな…と
古い古い記憶をたどります。
あそこで琵琶湖をながめながらお弁当をいただいたなぁと
懐かしく思い出しました。

遠い昔、小学生の私の山道をのぼっていた時の息遣い、
でこぼことした山道の感触、山の匂いと風の音…、
本を読みながら、よみがえってくるようです。

そして、石山寺の上で
綿貫征四郎が展望のよい場所で月を眺めるところ。
 
 左手に湖、前方にその湖から流れ出る唯一の川、

この場所は、たぶん私が通っていた小学校の少し上のあたり。
男女の一群が登って来た道は、
おそらく螢谷から国分へとぬける道だったのでしょう。

今はそのすぐ下を新幹線と高速道路が走り、
その陸橋からのながめは、
まさしく主人公がながめたものと同じ月が
見られるのではないかと思うのでした。


ところで、主人公の友人の高堂は
萩の浜から出発して、行方不明になったとあります。
これも旧四高のボート部の遭難を思い出させるところです。
(時代設定は物語の方が古いですが…)
そして、あのあたりで行方不明になると
死体は見つからない…という話も、
滋賀県民にはなじみのある話。
(私はえせ京都人。根っこはやっぱり滋賀県人だと思う。)


また、この綿貫征四郎が家守する高堂の屋敷が
いったいどこにあったのか…それを推理していくのが
この本を読んで行く上での楽しみのひとつでした。

 山一つ越えたところにある湖
 家の北側は山になっていて、
 山の裾には疎水が走っている。


…というこのお屋敷の設定。
湖から山をひとつ越え、
疎水の北に山があるところとなると、
たぶん、山科の疎水端なのでしょう。

その後も安寧寺川はたぶん安祥寺川のことだろう…とか、
地図をにらめっこしながら、
お屋敷のあっただろう場所を探しました。(^^;


今度、近いうちに「家守綺譚」ゆかりの地
小関越え〜山科疎水のルートを
何十年かぶりに歩いてみたいなと思っています。









2006年11月10日(金) 渋柿

11月の半ばにさしかかったというのに、
このところ、また暖かい日が続いています。

今日は特に。
雨の前の生暖かい、ちょっと扱いにくいお天気。
こんな時、着る服に悩んでしまいます…。
(着込むと汗をかき、それが原因でまた冷えてゾクっとする。)

朝から図書館主催の読み聞かせの交流会に出かけたり、
友人の要請で靴屋さんへご一緒したり、
娘をスイミングに連れて行ったりと、
なんだかんだと忙しい一日でした。

途中、立ち寄った本屋さんで、
梨木さんの「家守綺譚」が文庫になっているのを見つけ、
即座にレジへ♪
大切にゆっくりと読んでいこうと思います。



前のおうちのお庭にあった柿の木。
きのうショベルカーが根こそぎ倒してしまいました。
バキバキバキ!と木が倒されていくのは見るに忍びない…。(泣)
渋柿だったけれど、
あの木は小鳥たちのレストランでした。
もう、小鳥たちが集う姿を見られないのは
寂しいです。。。



2006年11月08日(水) つきぬける青い空/「のだめオーケストラ」

昨日の寒さはどこへやら。
朝は寒かったものの、
昼間は一転して暖かくおだやかな一日となりました。

まだ黄色くもなっていなかった銀杏並木、
今年は早々に剪定されてしまったので、
もう裸んぼうです。
その裸んぼうの木々の上を
今日はつきぬけるような青い空が広がっています。

前のお宅がなくなり、
見通しはよくなったものの、
アンテナを止まり木代わりに使っていた
小鳥たちに出会えないのは、
ちょっぴり寂しい…。
借景にしている(^^:もみじと桜の木は
残してあるのが、せめてもの救い。
新しく家が建つのかどうかは不明です。
土地の持ち主が変わるのか知らん…。
お金があったら、私が買いたいぐらい。。。


 ___☆___

「のだめ」効果で、娘がピアノの練習を
結構まじめにやっています。。。(ありがたや)

この間の4話、Sオケの定期公演会のシーン、
曲を作り上げる一体感が伝わってきて
ちょっと感動しながら見てしまいました。

そして、のだめちゃんのように耳で聴いた曲を
自由自在に楽しげに弾けたらいいでしょうねぇ。。。

そういえば、「のだめオーケストラ」が結成されて、
こんなアルバムが出るのですね。↓



「ラプソディ・イン・ブルー」のピアニカバージョンと
ベトベン(←のだめ風に)交響曲第7番のピアノバージョンが
聴けるのが嬉しいかも。。。(^-^)
(あと、ラフマニノフのピアノ協奏曲の2台のピアノ版とか…)

曲目にオーボエ協奏曲も入っているから、
ドラマにも「くろきん」登場あいなるのでしょうか?
(期待♪ ←実は黒木ファン、(^^;)

それにしても、マルレオケの音楽監督の
ジェイムズ・デプリースト氏って、実在の人物だったのですねぇ!
びっくりしました。→「都響」のページへ♪
いやはやとても存在感のある方です。



2006年11月07日(火) 木枯らし

立冬のこの日、
急に寒くなりました。

木枯らし一号、
風が吹荒れた一日。


前のおうちが取り壊されました。
ずっと目の前にあったものがなくなるのは、
自分の家でもないのに、
喪失感があります。


 ___☆___

娘がチェンバロを習い始めて3週間目。
様子を見に先生のお宅へ伺うと、
今日は曲の途中で上の鍵盤を使っていました。
チェンバロは上の鍵盤と下の鍵盤では音色が違うので、
それによって変化のある音をだすようです。



2006年11月06日(月) 月夜

山の上にのぼって来た今日のお月様は
たなびく雲を照らしながら
金色の光を放っています。

今夜は美しい月夜。
月の光が音を奏でる。
冬への前奏曲。




2006年11月05日(日) オルセー美術館展

さて、芸術の連休第二弾。
神戸市立博物館で開催されている
オルセー美術館展」を観に行きました。

混雑を覚悟していましたが、
入場制限がおこるほどではなかったので、ほっ。
(前日、前々日はもっと混み合っていたらしいです。)

小学生には「こどものための鑑賞ガイド」をいただけます。
これには主な絵の写真とやさしい解説がのせてあり、
巻末にはオルセー美術館の説明があって、
ちょっとした資料として重宝しました。
(これをいただいて喜んだのは、娘より親の方だったりして…(^^;)

娘は音声ガイドを借り、
大人は100円にてガイドブックを買って、
その解説を読みながら、すすみました。
(このガイドブックもよかったです。
神戸市立博物館、なかなか配慮が行き届いていますね。)

マネ、モネ、ルノワール、モリゾ、ゴッホ、スーラ、セザンヌ、ゴーガン…
19世紀印象派の画家たちの絵に触れてきました。(^-^)

写真の展示もありましたが、
娘が「私は絵を見に来たんだ。だから写真はパス」と言って、
スルーしてしまいました…。
でも、そのくらいの見方で、
ちょうどの疲れ具合だったかもしれません。

私はスーラの点描が見られて、満足。
娘はルノアールの作品が一番気に入ったようでした。
(猫ちゃんのお顔が気持ち良さそうだものね。)
パパはセザンヌの描いた「サント=ヴィクトワール山」を
去年、実際の目で見て来たらしく、
エクス=アン=プロヴァンスには、
確かにこんな風景が広がっていたと言っていました。
(そういえば、仕事で南仏に行ってたな…)


オルセー美術館展を後にして、
南京町でお昼を食べ、
今日はそのままてくてく歩いて、
北野町まで行きました。
果てしなく続く坂道。
よくまぁ、こんな坂の上に家を建てたこと!

風見鶏の館、うろこの家、ラインの館と見学。

洋館の窓辺から海をのぞみ、
このながめのために
この坂の上に建てたのだと実感。

夕暮れが迫る頃、神戸を後にして
帰途につきました。

それにしても、この連休は
よく歩きました…。
お天気のおかげかもしれません♪








2006年11月03日(金) コンサート / 「後の月」をながめつつ

さて、芸術の連休(と、我が家では呼んでいる、笑)
第一弾。

今日は京響の「こどものためのコンサート」を
聴きに行きました。
今年の日程のうち、我が家が行けるのはこの日だけ。
通年の通し券は買えなかったのですが、
秋に1回券が発売になったので、行くことにしたのです。

今回のテーマは
「ドイツ・オーストリア〜心躍る音楽形式〜」

ブルックナー、モーツァルト、Jシュトラウス2世、
シェーンベルク、ベートーヴェン、ブラームスの曲を
聴いてきました。

ベートーヴェンはピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」作品73より
第3楽章 ロンド、アレグロ
ピアノ独奏は、伊藤恵さん。

伊藤恵さんのピアノ、わぁ〜すごいなぁ。
体全体を使って弾いている感じ。

席が右側のバルコニー席だったものだから、
手の動きが見られなくて残念だったけれど。
でも、娘はいい刺激をいただいたのではないかな…。

娘とパパは双眼鏡で、
いろんな奏者の方を観察していたようです。
私はいつもより大友さんの指揮の様子を
じっと見ていました。
それに、ティンパニー奏者の方に目がいったり…。
(真澄ちゃん効果ですね…笑)

今回はお友だちと一緒だったので、
娘は前回来たときより、よりいっそう楽しめた様子。
好きなお友達と音空間を共有することによって、
娘も今日一日が思い出に残るものとなったことでしょう。
(同じクラスの一番仲良しさんにもばったり出会ったし…♪)

コンサートが終わった後、
娘がパイプオルガンを見たいというので、
帰りの流れに逆行しながら、
舞台の背後席に回りました。
私もパイプオルガンをしげしげと間近にみたのははじめて。
いつか、このパイプオルガンの演奏も聴いてみたいものです。

帰りはバスの時間が中途半端だったので、
結局、歩いて帰ることにしました。
ちょうど、白いお月さまが出ています。
ところどころ畑が残る北山通。
「あれは大根、あれは人参、あれはネギ」などと
しゃべりながら通りすぎます。
途中、白い小菊が懐かしい匂いを漂わせていました。

家が近づく頃には、
お月様が輝きをましてきました。
そういえば、今宵は「後の月」。

お月見をしながらのそぞろ歩き。
なんだかよい帰り道でした。



2006年11月01日(水) 復旧しました。

今朝になり、トップページは復旧したようで、
とりあえずほっとしました。

こんなサーバー障害ははじめてだったので、
不安でいっぱいでしたが、
もとに戻ってほっとしています。


中国文学者の白川静氏がお亡くなりになりました。
学生時代、この方の著書には少なからずお世話になった身。
氏のお名前を拝見すると、懐かしい思いにかられます。

本棚におさめている「詩経」を久しぶりに取り出してみると、
何カ所か線を引いて勉強した後が。
(線をひいた当の本人は、すっかり忘れておりますが…)

娘に「その本は何?」ときかれ、
「中国の昔の詩のことについて書かれた本だよ。」と…。
娘もそのうち氏の著書を手に取るようになる日が来るのでしょうか。
まずは「常用字解」を紐解いてみるのも
いいかもしれません。

ご冥福をお祈りいたします。

  


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